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浦安市の社会資源を知ろう ～住み慣れた街で暮らし続けるために～. 浦安市介護保険課 浦安市猫実地域包括支援センター 主任保健師 鈴木 敏子 主任保健師 森林 友佳子. 浦安市の高齢化率. < 参 考 > 千葉県・近隣市区町村の高齢化率 千葉県 20.5 ％（平成 21 年 4 月１日現在） 市川市 16.0 ％（第４期福祉事業計画数値） 船橋市 18.3 ％（第４期福祉事業計画数値） 江戸川区 17.0 ％（第４期福祉事業計画数値） 浦安市の高齢化率は、千葉県内で 一番低く、全国的に見ても非常に
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浦安市の社会資源を知ろう～住み慣れた街で暮らし続けるために～浦安市の社会資源を知ろう～住み慣れた街で暮らし続けるために～ 浦安市介護保険課 浦安市猫実地域包括支援センター 主任保健師 鈴木 敏子 主任保健師 森林 友佳子
浦安市の高齢化率 <参 考> 千葉県・近隣市区町村の高齢化率 千葉県 20.5％（平成21年4月１日現在） 市川市 16.0％（第４期福祉事業計画数値） 船橋市 18.3％（第４期福祉事業計画数値） 江戸川区 17.0％（第４期福祉事業計画数値） 浦安市の高齢化率は、千葉県内で 一番低く、全国的に見ても非常に 低い値となっている。 総人口 総数 １６４，６０１人 男 ８２，１２９人 女 ８２，４７２人 ６５歳以上人口 総数 １９，３９４人 男 ９，０４２人 女 １０，３５２人 • 高齢化率 １１．７８％ （平成２３年１月１日現在）
日常生活圏域ごとの高齢化率（１） 浦安市の日常生活圏域 元町地区 歴史ある街並みとともに東西線の開通に伴い、 急速に市街化が図られ、人口が増加した地域。 【当代島・北栄・猫実・堀江・富士見】 中町地区 第一期埋立て事業により整備され、住宅開発に より急激な人口増加をした地域。 【海楽・東野・美浜・入船・富岡・今川・弁天・舞浜】 新町地区 第二期埋立て事業により整備され、臨海部として 現在は高層マンションの建設により今後も人口増加が続く地域。 【日の出・明海・高洲】
日常生活圏域ごとの高齢化率（２） （平成２３年１月１日現在） 中町地区は第一期埋立て事業による急激な住宅開発に伴い、開発当初に住宅購入をされた方々が６５歳を迎え、高齢化率が高くなっていることが考えられる。 元町地区においては、東西線浦安駅があることもあり、ワンルームアパート等の賃貸物件が多いことから、高齢化率が上がらない状態にあると考えられる。
≪丁目別にみた高齢化率≫ 高齢化率が 「２１％」以上を 超高齢社会 「１４％」以上を 高齢社会 「７％」以上を 高齢化社会 浦安は本当に「若いまち」か？ 超高齢社会地区（１３地域） 高齢社会地区（１３地域） 高齢化社会地区（２８地域） 最も高齢化率の高い丁目は、弁天３丁目「２９．４０％」となっており、ついで、美浜３丁目「２９．１７％」、弁天２丁目「２７．７４％」と、高齢化が深刻な問題となっている地域がある。 美浜・弁天・富岡・入船地区については、特に高齢化率の高い地域となっている。また、市平均の高齢化率を超える地域は、７１地域中４１地域と半数を超えている。高齢化率の最も高い地域は「２９％」を超え、最も低い地域は「３％」程度と、浦安市は埋立て事業による住宅開発の影響により、高齢化の地域格差が激しいまちと言える。
さて、みなさんは、地域包括支援センターをご存知でしょうか？さて、みなさんは、地域包括支援センターをご存知でしょうか？ 地域包括支援センターは 平成１８年の介護保険法改正により 創設されました。
予防重視型システム 高 齢 者 要支援・要介護者 と思われる者 介護予防のための スクリーニング 〈要介護認定〉 介護の手間に係る審査 ＋ 状態の維持または改善可能性の審査 非該当者 要支援・要介護となるおそれのある者 要支援者 要介護者 居宅介護支援事業所 （ケアマネジメント） 居宅介護支援事業所 （ケアマネジメント） 地域包括支援センター （介護予防ケアマネジメント） 介護給付 地域支援事業 （二次予防事業） 予防給付 地域包括支援センター （ケアマネジャー支援） × × 非該当者 要支援者 要介護者 重度化防止 要支援・要介護状態になることの防止 重度化防止
地域包括支援センターは高齢者のみなさんの生活をサポートしています地域包括支援センターは高齢者のみなさんの生活をサポートしています • みなさんが安心して、その人らしい生活を住み慣れた場所で続けられるように、介護・福祉・保健（介護予防）・医療など、さまざまな面で支援を行なうための総合相談機関です。 • 市が主体となり、いつでも支援ができるように、身近な場所に設置されています。
地域包括支援センターでは、 • 介護や介護予防のほか、認知症や成年後見制度の相談、虐待の防止など、高齢者に関する総合的な相談に対応しています。 • 高齢者のみなさんの心身の状態に合わせて介護予防の支援をしています。 • それぞれの方に合った適切なサービスの提供や住みやすい地域づくりのため多方面から支援しています。 総合相談・支援事業 虐待防止・早期発見、権利擁護 介護予防マネジメント事業 予防給付・介護予防事業 包括的・継続的マネジメント事業 多面的な支援
地域包括支援センターのイメージ 被保険者（65歳以上の方） 多面的な支援 総合相談・支援事業 行政機関、保健所、医療機関など必要なサービスにつなぐ 虐待防止・早期発見、権利擁護 介護予防マネジメント事業 包括的・継続的マネジメント事業 予防給付・介護予防事業 社会福祉士 支援 主任 ケアマネジャー 保健師等 チームアプローチ 在宅介護支援センターと連携
地域包括支援センター在宅介護支援センター 相談実績地域包括支援センター在宅介護支援センター 相談実績
こんな相談にのっています • 久しぶりに近所の高齢者を訪ねたら、具合が悪くて寝込んでいました。一人暮らしのようですし、どうしたらいいでしょうか。 ↓ 地域包括支援センターでは、高齢者の安心を支えるための総合的な相談窓口としての役割を担っています。近所に困っている高齢者がいるか、どうしてよいかわからないなど 住民の方からの情報提供を受け 適切なサービスにつなぐことも行ないます。
このような場合、 ・同じ世帯に他の方が同居していないか。 ・地域包括支援センターまたは、在宅介護支援センターに相談対応履歴がないか。 ・高齢者福祉サービス（配食サービスや緊急通報電話等）を利用しているか。 ・要介護認定を受けているか、受けているとしたら介護保険サービスを利用しているか。 ・障がい者手帳を持っている方か。 ・地区の民生委員が把握している方か。 等を調べた上で、様子確認のために 家庭訪問をします。
訪問後の対応例 ・ 親族の方への連絡 ・介護保険申請のお手伝いやサービス利用までのつなぎ ・高齢者福祉サービスの手続きの代行 ・病院への受診同行やかかりつけ医に対応を相談 ・社会福祉協議会の権利擁護事業へのつなぎ ・生活保護担当者への相談 ・民生委員に見守りをお願いする ・成年後見制度の市長申し立て 等
地域包括ケアシステムの構築 • 医療と介護の連携の強化 • 介護サービスの充実強化 • 生活支援サービスの確保や権利擁護 • 認知症対策の推進 • 高齢者住宅の整備 など
浦安市地域包括ケア評価会議 第１回 平成２２年９月 「アンケート結果より浦安市地域ケアシステムの課題を明確化する」 第２回 平成２２年１２月 「地域包括支援ネットワークの意義について ネットワークはなぜ必要か」 第３回 平成２３年２月 「高齢者のつながりの再確認」 第４回 平成２３年５月 「震災を機に見えてきた地域の課題」「震災時に自分たちができること、包括支援センターへの期待・行政の役割～それぞれの立場で～」 第５回 平成２３年６月「包括支援センターへの期待」 第６回 平成２３年８月 「第５期介護保険事業計画及び介護保険法の一部改正について」 「地域の高齢者を支えるサービスの現状について」 「地域の高齢者の生活を支えるサービスについて～不足しているサービス、あったらいいと思うサービスについて～」 第７回 平成２３年１０月 「日常生活圏域ニーズ調査からみた地域の課題について」「地域の課題を探ろう」「みえてきた地域の課題を踏まえた計画について」
地域包括ケア評価会議参加者 「ケアマネジャー」 「医師会医師」 「看護学部実習生」 「病院看護師、相談員」 「地域中核生活支援センター」 「老人福祉センター」 「在宅介護支援センター」 「社会福祉協議会」 「ボランティアセンター」 「訪問看護ステーション」 「特別養護老人ホーム」 「老人保健施設」 ７０名の参加がありました。 庁内では、 「健康増進課」「高齢者支援課」「社会福祉課」 「障がい福祉課」「介護保険課」 そして「市川健康福祉センター（保健所）」
行政・公的機関 ・地域包括支援センター ・在宅介護支援センター ・社会福祉協議会 ・女性プラザ ・保健所 （健康福祉センター） ・警察 ・徘徊ネットワーク ・消防（救急車） ・介護保険課 （おむつ支給等） ・高齢者支援課 バス券、緊急通報装置貸出火災報知機設置助成等 ・健康増進課 ・社会福祉課 ・障がい福祉課 ・公聴広報課 ・国民健康保険課
保健・医療・福祉 ・介護タクシー ・福祉用具レンタルや購入 ・配食サービス ・シルバー人材センター ・有料老人ホーム ・ケアハウス ・高齢者専用賃貸住宅 ・老人保健施設 ・特別養護老人ホーム ・グループホーム ・小規模多機能型 居宅介護 ・民生委員 ・病院・診療所・接骨院 ・歯科医院 ・薬局 ・病院の地域連携室 （ソーシャルワーカー） ・訪問医師 ・訪問マッサージ師 ・訪問看護師 ・栄養士 ・ケアマネージャー ・デイサービス ・デイケア ・訪問入浴 ・ヘルパー
生活 ・コンビニエンスストアー ・生協 ・家政婦 ・民間配食サービス ・公共交通手段 ・・・おさんぽバス、 バス会社、 東京メトロ等電車 タクシー ・弁護士、司法書士 ・銀行 ・郵便局 ・電気・水道・ガス・電話等公共料金の測定員 ・牛乳配達員 ・新聞配達員 ・ヤクルト販売員 ・理容、美容院 ・出張理美容 ・商店街 ・スーパー
活動・娯楽 ・公民館（市内７ヶ所） ・図書館 ・老人クラブ （市内４４ヶ所） ・自治会（市内８０ヶ所） ・さまざまなサークル ・宗教 ・老人福祉センター （Ｕセンター） ・浦安市民大学 ・総合福祉センター ・障がい者福祉センター ・スポーツ施設 （武道館、総合体育館）
そして・・・ ・家族、親戚 ・友人、隣人 地域の中での支えあい ・ボランティア ・アカデミア（介護予防サポーター）
ニーズ調査からみた浦安市の課題 １．認知症リスク保有者が多い ２．介護予防の必要性の高い高齢者が多い ３．日常生活の支援では、介護保険以外のサービスを必要としている ４．情報が周知されていない ５．身近に相談できる窓口がない ６．地域活動に参加していない方の割合が高い ７．住宅の問題（介護を要する方の施設入所や賃貸住宅の住み替えなど） ８．経済的な問題
地域包括支援センターで感じていること １．高齢者虐待に関しての通報件数が年々増えている。 ２．認知症に関しての相談も年々増えている。 ３．身寄りがない高齢者が増えている。 ４．家族機能の崩壊。それまでの家族関係や家族の健康状態が介護力に影響している。 ５．ぎりぎりまで相談に来ない高齢者もいる。 ６．医療依存度が高くても、病院に長くいられない。 ７．賃貸住宅が保証人がいないと借りられない。 ８．年金を受給しており、生活保護を受けるまでではないが、生活が困窮している。 ９・施設入所を希望しても、介護保険施設は すぐに入れない。 １０．高齢者と同居していても、日中は同居家族が 不在の家庭も多い。 等々
こんな意見がありました・・・ • これからますます増えると思われる１人暮らしの高齢者を、 • 地域住民同士で支える仕組みがもっと充実するといい。 • 外出の援助や話し相手など、ちょっと寄り添うといった程度なら、 • 誰でもボランティアとしてできるのではないかと思う。 平成２２年３月 浦安市地域福祉計画 アンケート調査報告書より
ご清聴ありがとうございました。 猫実地域包括支援センター 鈴木・森林
