680 likes | 1.4k Views
日本文化概論. 2010-11 第 2 学期. 担当:小川寛大. 日本史の流れ 1. 日本史の流れ 2. 日本史の歴史区分. 古代日本の行政区画. 五畿七道:東山道、北陸道、東海道、畿内、山陰道、山陽道、南海道、西海道. 畿内. 昔の畿内. 現在の関西地方. 都の位置. 東海道. 東山道 (とうせんどう・とうさんどう). 北陸道. 山陰道・山陽道. 南海道. 西海道. 縄文人から現代人まで. 縄文人. 弥生人. 古墳時代人. 江戸時代人. 現代人. 1 旧石器・縄文・弥生. 約 1 万 2000 年前から、 3 世紀まで
E N D
日本文化概論 • 2010-11 第2学期 担当:小川寛大
古代日本の行政区画 五畿七道:東山道、北陸道、東海道、畿内、山陰道、山陽道、南海道、西海道
畿内 昔の畿内 現在の関西地方 都の位置
縄文人から現代人まで 縄文人 弥生人 古墳時代人 江戸時代人 現代人
1 旧石器・縄文・弥生 • 約1万2000年前から、3世紀まで • 日本列島に人が住み始めてから、稲作が始まるまで • 中国では太古から三国時代まで
2 古墳・飛鳥・奈良時代 • 3世紀から8世紀 • 小国家から大和朝廷の成立まで • 中国では、西晋・五胡十六国・南北朝・隋・唐時代 前方後円墳 法隆寺
3 平安時代 • 平安京遷都(794)から、鎌倉幕府の成立(1185)まで • 今の京都を中心に展開した貴族文化 • 中国では唐・五代十国・北宋 源氏物語絵巻
4 鎌倉時代 • 鎌倉幕府の成立(1185年)から、滅亡(1333年)まで • 幕府は東国(今の神奈川県鎌倉市)に開かれた • 武家(軍人)政権による統治。 • 中国では南宋・元 源頼朝 鎌倉大仏
5 南北朝時代・室町時代 • 南北朝時代は、皇室が北朝・南朝に分裂した時代(1336年から1392年の約60年 • 室町時代は、室町幕府が開かれた1336年から滅亡する1573年まで 足利尊氏 金閣
6 戦国時代・安土桃山時代 • 1467年の応仁の乱から江戸幕府が開かれた1603年まで • 日本統一を推進した織田信長・豊臣秀吉・徳川家康は、3人とも愛知県出身 織田信長 豊臣秀吉
7 江戸時代 • 徳川家康が1603年に徳川幕府を開いてから、15代将軍慶喜が大政奉還し明治政府が開かれる1868年まで • 寛永文化(17世紀前半、江戸初期) • 元禄文化(17世紀末から18世紀初頭) • 化政文化(18世紀中頃まで)
8 明治・大正・昭和時代 • 明治時代(1886-1912) • 大正時代(1912-1926) • 昭和時代(1926-1989) 鹿鳴館 樋口一葉 谷崎潤一郎 宮沢賢治
旧石器時代 1 • 考古学では、人類が使用した道具によって石器時代・青銅器時代・鉄器時代に区分する。 • 日本列島では、縄文時代までが石器時代、弥生時代からは鉄器時代となり、青銅器時代は存在しない。(中国では春秋時代までが青銅器時代) • 発見された石器から、日本列島に人が住み始めたのは今から4〜3万年前と考えられている。
旧石器時代 2 • 人々は狩猟、採取の生活をおくり、定住していなかった • 旧石器時代は打製石器のみを用いた時代、新石器時代は磨製石器が出現した時代 オオツノジカ ナウマンゾウ
縄文時代 1 • 完新世となり、地球の気候が温暖化した。海面が上昇し、日本列島が大陸から切り離され、現在に近い自然環境になった。 • 植物は、亜寒帯性の針葉樹林から、東日本には落葉広葉樹林、西日本には照葉樹林が広がった • 大型動物は絶滅した。
縄文時代 2 • 約1万3000年前から紀元前4世紀まで • 小型化した動物を射とめるための弓矢 • 植物性の食物を煮るための土器 • 磨製石器 縄文土器
縄文時代 3 人々の生活 • 栗、胡桃、ドングリなどを採取 • 本格的な農耕は行われていなかった • 狩猟の対象はニホンシカやイノシシ • 漁労も盛んで、各地に貝塚が残る
縄文時代 4 人々の生活II • 黒曜石(石器の材料)やひすい(硬玉)の分布により、広範囲の交易が確かめられる • すべての自然物に霊がいると考えた。これをアニミズム(animism)と呼ぶ。 • 土偶は女性を形どったもので、呪術に用いられたと考えられる 黒曜石で作った 尖頭器 翡翠 遮光器土偶
縄文時代 5 人口の推移 • 縄文早期 2万人 • 縄文中期(最盛期)26万1千人 • 縄文後期 16万人 • 縄文晩期 7万6千人 • (遺跡数などから推定) 鬼頭宏によるグラフ
弥生時代 1 • 縄文時代が1万年近く続いている間に、中国大陸では紀元前6500~5500年ころ、黄河中流域でアワやキビなどの農耕がおこり、長江下流域では稲作がはじまった。日本列島では、およそ2700年前に九州北部で水田による米作りがはじまった。 • 紀元前4世紀はじめには、水稲耕作を基礎とする弥生文化が西日本で成立した。 アワ(粟) イネ(稲)
弥生時代 2 稲作の伝播 • 弥生文化は、金属器を使った農耕社会がすでに形成されていた朝鮮半島から、その文化とともに移住してきた渡来人によってもたらされた • この時代に新しく日本列島にやってきた人々を弥生人と呼ぶ。
縄文人と弥生人 • 縄文人の顔の特徴: • 幅が広く上下に短い顔面、出っぱった眉間、 • 隆起した高い鼻など、彫りが深く四角い顔立ち • 弥生人の顔の特徴: • 面長でのっぺりとした顔立ち • まぶたは一重で、目は細く、くちびるも薄く、 • ヒゲなども少なかった 縄文人の男性 弥生人の男性
弥生時代 2 弥生文化の特徴 • 朝鮮半島南部からもたらされた水稲耕作 • 鉄、青銅などを用いた金属器 • 石包丁などの磨製石器 • 機織り技術 • 弥生土器 石包丁 弥生土器
青銅製祭器 • 集落では、豊かな収穫を祈願し、収穫を感謝する神祭りが行われた。 • 祭りでは、銅鐸、銅剣・銅矛(どうほこ)・銅戈(どうか)などの青銅製祭器が用いられた。
3世紀の朝鮮半島 • 前漢の武帝が紀元前107, 108年に設置。 • 313年に高句麗によって滅ぼされれた。 • 卑弥呼は238年に帯方郡に使者(難升米)を送った。
「魏志」倭人伝による邪馬台国 • 倭国では、2世紀の終わりころに大きな争乱が起こった。 • 争乱を収めるために、諸国は共同して邪馬台国の女王卑弥呼(ひみこ)を立て、30国あまりの小国連合を作った。 • 卑弥呼は239年に魏の皇帝に使者を送り、「親魏倭王」の称号と多数の道鏡を送られた。 • 卑弥呼が死んだあと、男の王が立ったが再び戦争が起き、卑弥呼の一族の女性壱与(いよ)が王となった。
邪馬台国論争 • 邪馬台国がどこにあったのかについて、畿内説(奈良県)と九州説がある。 • 中国の歴史書では、倭の女王(壱与?)が266年に普に使者を送って以降150年間、倭についての記載がない。 畿内説 九州説
古墳時代のはじまり • 古墳は、3世紀後半から7世紀前半までにかけて作られた。 • 大規模な古墳は「前方後円墳」である。 奈良・箸墓古墳
日本の神話 1 • 古事記(712)・日本書紀(720)では日本のはじまりが神話として語られている
日本の神話 2 • 天地開闢(かいびゃく):世界の最初に「高天原」に3人の神(天之御中主神アメノミナカヌシ・高御産巣日神タカミムスビ・神産巣日神カミムスビ)が生まれた。 • 国産み:続いて生まれたイザナギ・イザナミの二人の神が結婚し、日本の「大八洲」という八つの島(淡路島・四国・隠岐・九州・壱岐・対馬・佐渡・本州)を生む。 • イザナミは続いて何人もの神を生むが、火の神カグツチを産んだあとに死ぬ。