Download
1 / 10
110 likes | 280 Views
ビニルラジカルの赤外ダイオードレーザー分光. 量子化学研究室 副島 武夫. 背景. 2 極小ポテンシャル. １ －. ・ 純回転遷移と トンネル回転遷移. 30 cm -1. ΔE 1. １ ＋. h. 1580 cm -1. → ΔE 0 =0.54 cm -1 （測定値）. ０ －. ΔE 0. ０ ＋. 0.54 cm -1. → h =1580 cm -1 （計算）. H. H. H. H. ・ ΔE 1 =30 cm -1 ( 計算）. C. C. プロトントンネリング. C. C. H. H. α.
E N D
ビニルラジカルの赤外ダイオードレーザー分光ビニルラジカルの赤外ダイオードレーザー分光 量子化学研究室 副島 武夫
背景 2極小ポテンシャル １－ ・ 純回転遷移と トンネル回転遷移 30 cm-1 ΔE1 １＋ h 1580 cm-1 →ΔE0=0.54 cm-1（測定値） ０－ ΔE0 ０＋ 0.54 cm-1 →h=1580 cm-1（計算） H H H H ・ ΔE1=30 cm-1(計算） C C プロトントンネリング C C H H α α
目的 ・ CH面内変角振動（ν８） の高分解能測定 １－ ΔE1 １＋ ７６０ ｃｍ－１ h 1580 cm-1 →ΔE1の決定 ０－ ΔE0 ０＋ →遷移周波数を決定する。 H H H H →ポテンシャルを決定する。 C C C C CH面内変角振動（ν８）→ H H ν８
CH2CHBr 193 nm ArF Excimer Laser 赤外レーザー H2 H2 H Br H C C C C H H H H 実験系 P.D Pump S.D Amp. 検出器 Computer 193 nm ArF エキシマレーザー
赤外ダイオードレーザー分光 測定領域・・・・・746.5~768.0 cm-1 (合計10 cm-1) 分解能・・・0.001 cm-1 特性・・・連続での掃引が難しい。 760.0 770.0 750.0 （cm-1）
762~768 cm-1領域で実際に得られたスペクトル ７６２．５ ７６３．０ ７６３．５ ７６４．０ ７６５．０ ７６６．０ ７６５．５ ★：アセチレン （ｃｍ－１） ７６６．５ ７６７．０ ７６７．５ ７６８．０
０－→１＋の遷移のシミュレーション １－ １＋ ０－ ０＋ K=１←０ K=０←１ K=２←１ K=１←２ K=３←２ K=２←３ K=４←３ K=３←４ K=５←４ ０－→１＋ への遷移 K=４←５ K=６←５ ７５０ ８００ （ｃｍ－１）
スペクトルのシミュレーション Q5 Q4 Q3 Q2 Q11 Q0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 ０－→１＋ ７６０ ｃｍ－１ Q5 Q4 Q0 Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 ΔE0＋ΔE１ Q ７９０ ｃｍ－１ ０＋→１ー
シミュレーションの７６２～７６８ ｃｍ－１領域の拡大図シミュレーションの７６２～７６８ ｃｍ－１領域の拡大図 P(4) R(4) P(7) R(7) R(9) P(１０) K=1←０Q ７６２．０ ７６４．０ ７６３．０ P(6) P(3) R(8) P(９) R(10) R(5) P(5) ７６６．０ ７６５．０ R(3) P(８) R(0) R(9) P(2) R(11) ７６８．０ （ｃｍ－１） ７６７．０
現状と展望 ・ ビニルラジカルのCH面内変角振動（ν８）を ７４6~768cm-1の領域で測定した。 ・ ビニルラジカルのシグナルの可能性のある３つの シグナルを見つけた。また、多数の弱いシグナル を観測したが検討中である。 ・ 今後、測定領域を拡大し、最終的にはプロトント ンネリングのポテンシャルを求めることを試みる。
