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調査の実施. 鳥居稔 行動計量学4回生. データの集め方. 調査は2つに大別できる。. 自記式調査. →非調査者が自分で直接回答を 記入する. 調査. 他記式調査. →調査者が非調査者の回答を 記入する. 郵送調査. 自記式調査. 留置調査. 集合調査. 個別面接調査. 他記式調査. 電話調査. 様々な調査方法があるが. 現在最も頻繁に使用されているのは 郵送調査 と 集合調査 である。. ※経費や日時(つまりは労力)をあまり必要としないから。. ※結果の信頼性や回収率のことを考えると、理想は 個別面接調査 であるのだが。.
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調査の実施 鳥居稔 行動計量学4回生
データの集め方 • 調査は2つに大別できる。 自記式調査 →非調査者が自分で直接回答を 記入する 調査 他記式調査 →調査者が非調査者の回答を 記入する
郵送調査 自記式調査 留置調査 集合調査 個別面接調査 他記式調査 電話調査
様々な調査方法があるが • 現在最も頻繁に使用されているのは郵送調査と集合調査である。 ※経費や日時(つまりは労力)をあまり必要としないから。 ※結果の信頼性や回収率のことを考えると、理想は 個別面接調査であるのだが。
郵送調査について • 住民票などからランダムサンプリングされた調査対象者に調査票を郵送し、一定期間(多くは1~2週間)の間に返送してもらう方法。
長所 • 広範な範囲の対象者を調査できる • 調査員を派遣する費用や、事前の調査員の教育も不要。 • 非調査者の匿名性が守られやすいため、回答することに抵抗が少なく、調査員からの影響もない。
短所 • 記入して欲しい人が記入しているとは限らない。 • 記入漏れや記入ミスを訂正できない。 • 回収率が低い。(他の方法と比べて一番低い) • 回収されたデータにはある種の偏りがある。 • 例えば、調査内容に関心が高い人からの回収率は高い。 • また、回収調査者は教育程度や社会的地位が高いというバイアスも報告されている。
郵送質問紙調査の手順 1.調査の挨拶文、依頼文を同封。 2.調査の目的、有用性、調査結果の使用範囲およびプライバシーの保護などを明記する。 3.調査回答者を指名する。 4.回答期日を明記する。 5.調査者の連絡先を明記(住所、電話番号、責任者氏名)する。
6.調査項目は回答しやすいように順序良く並べる。6.調査項目は回答しやすいように順序良く並べる。 7.調査票そのものへの記入か、回答用紙への記入かをわかりやすく書く。 8.回答の方法などを間違えないように明記する。 9.返信用の切手を貼り、送付先を記述した封筒を同封する。 10.一定期間が経過したら。お願い状(督促状)を送る。
集合調査について • 調査対象者を一同に集め、調査票を配布し一斉に調査を実施する方法。学校や職場あるいは地域活動をしている人々などを対象に、実施する調査の多くはこの方法を用いている。
長所 • 一度に多数の人に調査をすることができる。 • 質問がある場合もその場で対応できる。 • したがって回収率が非常に高い。 • しかし、まあ果たしてどこまで本心を記入しているかという問題点は残る。 短所 詳しくは「調査の意義」を参照。
気をつけなければならないこと • この調査法を実施するときに調査者が誰であるのか、例えば調査対象者が子どもで調査者が担任教師であるとか、職場調査で調査者が職場の上司などの場合、は調査結果に影響が出る場合もある。 • 母集団は何かという問題。 • (例)老人大学受講生が対象の結果を、高齢者一般の特性として一般化してはいけない。
集合質問紙調査の手順 1.前もって調査を実施する集団の責任者の許可を必ず得ること。 2.調査する当日、調査票の配布前に調査対象者に調査の協力依頼をする。その際、調査者の服装や態度などが調査対象者に先入観を与え調査に影響しないようにする。 3.調査票の表紙に記載してある調査の目的、調査主体、結果の利用範囲およびプライバシーの保護などについて説明する。
4.調査時に集団の上司や教師など、調査対象者にとって影響力のある人の同席を避ける。4.調査時に集団の上司や教師など、調査対象者にとって影響力のある人の同席を避ける。 5.回答記入法を説明する。 6.記入時に個人の回答が周囲に見えないような工夫をしておく。 7.質問に対しては回答に影響しないように注意して説明する。 8.配布した質問紙の数と回収された質問紙の数をチェックする。 9.謝辞を述べて退席する。
もっとも大切なことは • 調査票の信頼性を高く保つということを常に心がける。 Fin.