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メディアリテラシー ~テレビ番組におけるやらせ問題~. 1 DS05202E 波呂隆行 1 DS05207P 村川哲也 1 DS05210E 吉開崇人 担当教員 金大雄. 調査概要. 私たちは今回テレビにおけるメディアリテラシーをメインテーマにあげて調査しました その中で特にテレビ番組におけるやらせ問題をバラエティ・ドキュメント・報道の3つにわけて詳しく調べていきました. もくじ. 1. 概要 2. やらせの経緯 3. バラエティ (波呂) 4. ドキュメント (吉開) 5. 報道 (村川) 6. 現在の対策 7. まとめ. メディアリテラシーとは.
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メディアリテラシー~テレビ番組におけるやらせ問題~メディアリテラシー~テレビ番組におけるやらせ問題~ 1DS05202E 波呂隆行 1DS05207P 村川哲也 1DS05210E 吉開崇人 担当教員 金大雄
調査概要 • 私たちは今回テレビにおけるメディアリテラシーをメインテーマにあげて調査しました • その中で特にテレビ番組におけるやらせ問題をバラエティ・ドキュメント・報道の3つにわけて詳しく調べていきました
もくじ 1.概要 2.やらせの経緯 3.バラエティ (波呂) 4.ドキュメント (吉開) 5.報道 (村川) 6.現在の対策 7.まとめ
メディアリテラシーとは ・情報メディアを批判的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。
やらせ ・ 事実関係に作為・捏造をしておきながらそれを隠匿し、作為等を行っていない事実そのままであると見せる・称すること
なぜやらせはおきるのか • 視聴率をとらなければならない • 偶然に大きく左右される撮影現場 • 制作期間や予算の関係 • 下請け会社の人間の過酷な待遇と上からの重圧
やらせの経緯 • 日本で「やらせ」が知られるきっかけとなった番組は、全国朝日放送「アフタヌーンショー」(1985年10月8日放送) • 「やらせ」という言葉が一般化されたのは、NHKスペシャルで放送された「奥ヒマラヤ禁断の王国・ムスタン」
バラエティ番組でもたくさんのやらせが話題になっているバラエティ番組でもたくさんのやらせが話題になっている • しかしバラエティ番組は、おもしろくするための演出とやらせの境界が曖昧である バラエティ番組におけるやらせ
事例(1) • ガチンコ(TBS系列 1999年~2003年放送) やらせ番組として有名 取材先の責任者の腰に“台本らしきもの”が挟まれていた 写真週刊誌FLASHにこの番組で使われていた“台本”がそっくりそのまま掲載 ファイトクラブ出演者が後に傷害事件を起こし、そのニュースで出演者が芸能プロダクション所属だったことが発覚 各コーナーで一般公募の出演者が他のバラエティ番組にも出演
事例(2) • 電波少年(日テレ系列 1992年~2003年放送) タレントやお笑い芸人がアポなしの突撃取材をしたり海外を旅する等の内容で、ドキュメントバラエティとして一時代を築いた。 河童伝説がある岩手県遠野市でお笑い芸人にカッパの変装をさせて山で潜伏生活をさせた。目撃情報が地元のケーブルテレビで紹介されたり、投稿写真が東京スポーツの一面を飾ったが、その写真を投稿したのは番組のスタッフだった。 このことが番組打ち切りへ拍車をかけた。
その他 • アンケート調査の映像に違う番組であるにもかかわらず同一人物が何度も出てくる • ハガキの投稿コーナーのハガキはスタッフやエキストラが出している • やらせで使われたエキストラが自分のブログでその事実を暴露している
傾向と対策 • ドキュメント的な企画でやらせがおこる • おもしろい映像を撮らなくてはならないというプレッシャー その後の措置 • 番組の打ち切りや問題になったコーナーの中止等 • また番組内で謝罪・弁解が行われることはほとんど無い
思ったこと • 面白くするための演出というのであれば仕方がない • やらせもそれはそれでおもしろい場合もある しかし • やらせの横行はテレビの信憑性を失う • バラエティ番組は基本的に大人の冷めた視点ではなく子供の視点から見るべきだと思う • 結局あまりバラエティ番組でやらせを議論するべきではないと思った
ドキュメンタリーとは? 「虚構によらず事実の記録に基づく作品。記録映画・記録文学など。」 (参考:goo辞書)
ドキュメンタリーにおける“やらせ” • “やらせ”という言葉、自体に違和感を感じる。 • ドキュメンタリーでの“やらせ”とは、“過剰演出”“捏造”のこと。 ・過剰演出 事実をそのまま放送しても面白くない ↓ 制作者側がストーリーに手を加える ・捏造 もう、ドキュメンタリーとなるネタが無い ↓ 制作者側がストーリーを勝手に作り上げる
ドキュメンタリーにおける“やらせ”の例 NHK ・「NHK スペシャル『禁断の王国・ムスタン』」(1992年9月30日、10月1日) ・「プロジェクトX~挑戦者たち~」 (2000年3月28日~2005年12月28日) テレビ朝日系列 ・「素敵にドキュメント」 (1987年10月23日~1992年9月25日) など
3か月間、雨が一滴も降らない→降った 国境警備兵 →警察官 少年僧の馬が死んだ→死んでいない 高山病に苦しむスタッフ →演技 岩石の崩落、流砂現象 →スタッフが故意に引き起こしたもの 到着時 に撮影→帰りに撮影 など ■ムスタンの真実 小松 健一 著NHKやらせ事件で有名になった奥ヒマラヤ・ムスタン。取材班に同行した著者が、やらせ取材の舞台裏を写真とルポで明かす。「告発のように見えていて、この本はムスタンに対する愛を謳った本である」(産経新聞、高橋克彦氏評)。 NHK スペシャル『禁断の王国・ムスタン』
2005年5月10日放送「ファイト!町工場に捧げる日本一の歌」2005年5月10日放送「ファイト!町工場に捧げる日本一の歌」 淀川高校荒れていた→荒れていない 周囲の反対→無かった 会場にパトカー→来ていない 等ドラマ的に作り変え プロジェクトX~挑戦者たち~
これらに対する私の考え 問題点 • ドラマ的な作り変え • 過剰演出と演出との境界の難しさ • 視聴者からみると、ドキュメンタリーは真実を描いたものだととらえてしまう点について 私の考える対策 • ドキュメンタリーのモデルとなった人物本人に確認してもらうまた、過剰演出があると思われる場合は訂正を加える。 • 捏造はしない。捏造をするとただのドラマとなってしまう。
概要 • 報道番組でもやらせは多数行われている。 • 実例をいくつか取り上げ考察。
実際にやらせが発覚した番組 • TBS サンデーモーニング(1987~)、サンデージャポン(2001~) • 日本テレビ ズームインスーパー(2001~)、 ニュースプラス1(1996~2000) • テレビ朝日 スーパーモーニング(2000~) • テレビ東京 TXNニュースアイ(1999~2005)
実例1TBS「サンデーモーニング」 • 2003年11月 • 日韓合併に関する石原都知事の発言についての捏造 • TBS側はミスを主張 その後 • 告訴されプローデューサーら4人が書類送検 • 石原都知事 VSTBS • 8千万円を要求する民事訴訟
実例2 日本テレビ「ニュースプラス1」 • イセエビ事件(2003年11月) • 洗濯機爆発事件(2003年11月) • 個人情報の入った名簿の売買 (2005年7月、9月) その後 • ニュースプラス1 • 日本テレビは制作会社と取引を中止 • 社内処分
報道番組における現状 • 色々な局でたくさんある報道番組 • 視聴率をとる必要性 • チェック体制 • 現在の視聴者の受け取り方
取材映像 • NHK福岡放送局 放送部 番組制作 担当部長 行成 卓巳さんにお話を聞いてきました
まとめ • やらせの要因 • やらせ問題への対策 • 行政のメディアへの介入 • 制作者側の「自浄作用」への期待 • 送り手の受け手への配慮 • 制作側のテレビの影響力の理解 • ある程度の第三者の介入
参考 • Goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A5%C9%A5%AD%A5%E5%A5%E1%A5%F3%A5%BF%A5%EA%A1%BC&search_history=&kind=&kwassist=0&mode=0) • フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%84%E3%82%89%E3%81%9B) (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88X%EF%BD%9E%E6%8C%91%E6%88%A6%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%EF%BD%9E) • みんなのテーマ (http://scrapbook.ameba.jp/nhknhk_book/?page=3&goodFlag=false) • Broadband Watch (http://bb.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/52628-15039-1-1.html) • 犯罪報道番外 (http://www2u.biglobe.ne.jp/~akiyama/no45.htm) • NHKオンライン (http://www.nhk.or.jp/wdoc/index.html)