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資料組織概説 第 13 回 オンライン目録と書誌ユーティリティ 

資料組織概説 第 13 回 オンライン目録と書誌ユーティリティ . 2011 年 12 月 20 日(火) 第4時限 R101 教室. 復習小テスト. 日本の公共図書館が分類表を選択するとしたら何が適当か? その理由は何か? 資料の内容を把握するには、何を手掛かりに考えるといいか? 図書館資料の配架場所を示す記号を何と言うか? 図書記号と著者記号はどう違うか?. 書誌レコードと所蔵レコード. 目録データベースでは、書誌情報と所蔵情報を別のレコードとして持つことが多い レコード データベースにおいて、規定の形式のデータ項目の集まりで、一つの単位として扱われるもの

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資料組織概説 第 13 回 オンライン目録と書誌ユーティリティ 

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Presentation Transcript


  1. 資料組織概説 第13回オンライン目録と書誌ユーティリティ 資料組織概説 第13回オンライン目録と書誌ユーティリティ  2011年12月20日(火) 第4時限 R101教室

  2. 復習小テスト • 日本の公共図書館が分類表を選択するとしたら何が適当か? • その理由は何か? • 資料の内容を把握するには、何を手掛かりに考えるといいか? • 図書館資料の配架場所を示す記号を何と言うか? • 図書記号と著者記号はどう違うか?

  3. 書誌レコードと所蔵レコード • 目録データベースでは、書誌情報と所蔵情報を別のレコードとして持つことが多い • レコード • データベースにおいて、規定の形式のデータ項目の集まりで、一つの単位として扱われるもの • 書誌レコード • 個々の資料に対する書誌的事項のレコード • 書名、著者名、出版に関する事項など • 所蔵レコード • 個々の資料の所蔵にかかわる事項のレコード • 所蔵館、登録番号、排架場所、請求記号など

  4. オンライン目録の作業過程(1) • 作業用ファイルへ目録データ作成 • 目録データベースの重複チェックから始まる • 完全な複本の場合→所蔵レコードの追加のみ • 流用入力(既存書誌データの利用) • 目録データベース中の書誌レコードを利用 • 外部データベース(JAPAN/MARC等)の利用

  5. オンライン目録の作業過程(2) • オリジナル入力 • 利用できる書誌データがない場合、カタロガーが一からデータを入力 • 入力データの点検(機械的なチェック、人の目によるチェック) • 作業用ファイルから公開用ファイルへのデータ移動 • 夜間処理などで自動的に行われる

  6. オンライン目録作業の流れ 所蔵あり 所蔵データ追加 所蔵なし 新規目録データ作成 既存の目録データの利用が可能か? 重複チェック YES 流用入力 NO オリジナル入力

  7. 所蔵データ追加 <BB00108632>ハリー・ポッターと賢者の石 / J. K. ローリング作 ; 松岡佑子訳||ハリー ポッター ト ケンジャ ノ イシ東京 : 静山社 , 1999.12462p ; 22cmISBN:4915512371  高校 図書室    900311697933.7/R/1 本館 図書館地階 002649481J/R/1 本館 図書館地階 002649482J/R/1

  8. 流用入力(1) • 目録データベース中の既存の書誌の利用 • 図書館概論 / 塩見昇編著. -- 三訂版.東京 : 日本図書館協会 , 2001.4284p ; 26cmISBN:4820401009   図書館概論 / 塩見昇編著. -- 三訂版.東京 : 日本図書館協会 , 2001.4284p ; 26cmISBN:4820401009 図書館概論 / 塩見昇編著. – 四訂版.東京 : 日本図書館協会 , 2004.4284p ; 26cmISBN:4820404008 • 書誌データ作成後、所蔵データ作成

  9. 流用入力(2) • 外部データベース(JAPAN/MARC等)のデータを利用 251 $A史記 $F司馬遷270 $A東京 $B徳間書店 $C2005.11275 $A8巻 $B19cm MARC形式レコード MARCファイル ダウンロード フォーマット変換 TITL: 史記 / 司馬遷PUB: 東京 : 徳間書店 , 2005.11PHYS: 8巻 , 19cm 目録システムの形式のレコード 書誌データの検索 • 書誌データ作成後、所蔵データ作成

  10. オリジナル入力 書名 史記 責任表示 司馬遷  版 改訂版 出版事項 東京:○○書店, 2005 形態 8巻 ; 19cm 全項目を一から入力 • 書誌データ作成後、所蔵データ作成

  11. MARCmachine readable catalog[ing] • 書誌記述、標目、所在記号などの目録記入に記載される情報を、一定のフォーマットにより、コンピュータで処理できるような媒体に記録すること、または記録したもの 『日本目録規則1987年版改定2版』用語解説 • もともとは米国議会図書館(LC)で開発されたフォーマットのことで、磁気テープにデータを収録して提供。世界中で利用されている • LC-MARCからUS MARCに名称変更

  12. JAPAN/MARC(ジャパン・マーク) • 国立国会図書館に納本された資料の書誌(日本全国書誌)の機械可読データ • 米国議会図書館(LC)等のMARCが手本 • 日本語処理で独自の拡張 • 日本の刊行物の約90%を網羅(?) • UNIMARCフォーマットに変換し、国際的な書誌情報交換にも利用される

  13. JAPAN/MARCフォーマット(1) • ある資料の書誌的記録がレコード、各書誌的事項や標目(アクセスポイント)がフィールドに相当 • フィールドの識別子としていわゆるタグ番号を規定 • 001:レコード識別番号 • 251~259:書名と著者に関する事項 • 270:出版に関する事項 など

  14. JAPAN/MARCフォーマット(2) • 各書誌的事項のなかの項目をサブフィールドし、サブフィールド識別文字で区切る (例)270のAは出版地、Bは出版者、Dは出版年月270 $A東京$B山川出版社$D1972.9 • JAPAN/MARCフォーマット仕様書 • JAPAN/MARC UNIMARC版フォーマット仕様書

  15. JAPAN/MARCと日本全国書誌 • 国立国会図書館の書誌データの基本方針と書誌調整 • OPACで書誌情報を公開→NDL-OPAC • 標準的なフォーマットによる電子ファイル提供 • JAPAN/MARCフォーマット、UNIMARCフォーマット、汎用出力フォーマットの3種類 • 『日本全国書誌』をWebで提供

  16. TRC MARC • (株)図書館流通センターが販売しているMARC • JAPAN/MARCより新刊のデータが早く作成される • 本とMARCデータをセットで図書館に納入するサービスを行っている

  17. 共同目録作業cooperative cataloging • 複数の図書館が共同で全体の目録(総合目録)を作ると同時に個々の目録も作成 • 市販のMARCを導入し、共同で利用 • どこか一つの図書館がオリジナル入力した書誌データは共有財産となり、以後、他の図書館が利用できる • 作業を分担するという意味で分担目録作業(shared cataloging)とも言われる • 書誌ユーティリティを利用して行われる

  18. 書誌ユーティリティとは • Bibliographic utilityの訳語 • 「国または地方レベルの総合目録の作成、維持、提供、利用を中心とした情報システムのサービス、またはその提供機関」 宮澤彰『図書館ネットワーク:書誌ユーティリティの世界』国立情報学研究所, 2002. pp.3-4 • 参加館によるオンライン共同目録構築が活動の中心

  19. 書誌ユーティリティと共同目録 書誌ユーティリティ 総合目録データベース MARC ローカル目録 ローカル目録 ローカル目録 図書館A 図書館B 図書館C

  20. OCLC (Online Computer Library Center) • 世界で最初の、そして最大の書誌ユーティリティ • 1967年Ohio College Library Centerとして発足 • 1971年オンライン共同目録システム開発 • 当初の参加館は49だったが、5年後には850に急増 • 現在では世界中から多くの図書館が参加 • WorldCat(共同目録の検索サイト)を提供 • 会員制の非営利団体だが、さまざまなサービスを有料で提供 • 研究開発、実験プロジェクトも積極的に推進

  21. 世界各国の書誌ユーティリティ • ABES(フランス) • GBV,HBZ,HEBIS,BSZ 等(ドイツ) • LIBRIS(スウェーデン) • Libraries Australia(オーストラリア) • 前はKinetica • CALIS(中国) • KERIS(韓国)

  22. 日本の書誌ユーティリティ:国立情報学研究所(NII)日本の書誌ユーティリティ:国立情報学研究所(NII) • 目録所在情報サービス (NACSIS-CAT/ILL) • NACSIS-CAT(目録システム) • 全国の大学図書館、県立図書館等が参加 • US MARC, JAPAN/MARCなどを導入 • 独自のデータ構造、プロトコル(CATP)、目録情報の基準を策定 • 目録データはWebcat PlusやCiNiiで公開 • NACSIS-ILL(ILLシステム) • NACSIS-CATで作成した目録データを利用し、ILL メッセージのやりとりを電子化したシステム

  23. 遡及入力(変換)retrospective conversion • カード目録時代のデータを遡ってコンピュータに入力する作業 • 利用者にとってはカード目録を検索せずに済むことになり便利 • 遡及入力が完了したカード目録は廃棄が可能 • カードから入力する場合と現物から入力し直す場合がある • 費用がかかる

  24. 第13回のまとめ • オンライン目録の作業過程では、既存の書誌データやMARCを利用して目録作業の効率化が図られている • US MARC、JAPAN/MARC、TRC MARC • 書誌ユーティリティとはオンライン共同目録の作成を中心とした情報システム提供機関 • 国立情報学研究所(NII)、OCLC • カード目録データをコンピュータ化する遡及入力

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