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公衆衛生実習  I 班 “産業保健”

公衆衛生実習  I 班 “産業保健”. 発表の流れ. Introduction Review 実習内容について わが国の産業保健の特徴と現状(問題点) これからの産業保健の方向性. Introduction①. <本実習の目的>  大企業における産業保健と企業外労働衛生機関、あるいは医師会を主体とした中小企業における産業保健活動の実際を見学し、 わが国の産業保健の現状 と 今後の方向性について 考察する。. Introduction②. <Question> わが国の産業保健の現状につい てあなたはどう考えますか?. 労働衛生に関する法律. Review.

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公衆衛生実習  I 班 “産業保健”

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Presentation Transcript


  1. 公衆衛生実習 I班“産業保健”

  2. 発表の流れ • Introduction • Review • 実習内容について • わが国の産業保健の特徴と現状(問題点) • これからの産業保健の方向性

  3. Introduction① <本実習の目的>  大企業における産業保健と企業外労働衛生機関、あるいは医師会を主体とした中小企業における産業保健活動の実際を見学し、わが国の産業保健の現状と今後の方向性について考察する。

  4. Introduction② <Question> わが国の産業保健の現状につい てあなたはどう考えますか?

  5. 労働衛生に関する法律 Review 1947 労働基準法施行 労働省設置、女子年少労働者規則、労働安全衛生規 則等 1960 じん肺法施行 1972 労働安全衛生法施行 1975 作業環境測定法施行 1977 労働基準法改定 化学物質の有害性の制度化 1988 同法改定 健康の保持増進のための措置 1992 同法改定 快適な職場環境形成のための措置 1996 同法改定 健康確保対策の促進 1999 同法改定 深夜業従業者の健康管理 2006 同法改定 メンタルヘルス、過重労働対策、業務の危険性・有害性調査

  6. 産業医とは • 産業医とは科学技術の進歩や産業の発展に伴う環境の変化が人々の健康に与える影響を解明し、働く人々の心身両面に渡る健康の保持増進に取り組む産業医学を実践する医師 昨年度学園祭パンフレット

  7. 産業医の法的根拠 • 「事業者は政令で定める規模の事業所ごとに、厚生労働省で定めるところにより、医師のうちから産業医を選任し、その他に労働者の健康管理その他の労働省令で定める事項を行わせなければならない」 労働安全衛生規則第13条

  8. 産業医の選任 • 選任基準  常時50人以上の労働者を使用する事業所 • 専任の条件  ①常時1000人以上の労働者を使用する    事業所(3000人以上は2人専任)  ②有害業務に常時500人以上の労働者を    使用する事業所 労働安全衛生規則第13条

  9. 産業医の選任 労働安全衛生規則第13条

  10. 産業医の業務(3+2=5管理) • 作業環境管理   職場環境の評価と改善による発生源の制御 • 作業管理   保護具や作業方法による改善 • 健康管理   健康障害の早期発見・対応 • 労働衛生教育   健康教育等 • 総括管理   職場巡視等 3管理 5管理 労働安全衛生規則第14条

  11. 大企業

  12. 実習内容について (事業所①) <大企業> • 日産自動車(株)九州工場 • 三菱化学(株)黒崎事業所 <企業外労働衛生機関、医師会> • 西日本産業衛生会北九州産業衛生診療所 • 九州健康総合センター • 新日鉄健康保険組合八幡支部 健康増進センター • 直方鞍手医師会

  13. 日産 九州工場 • 創業開始 1975年 • 従業員数 約4700人 • 年間900万台生産 • 健康管理センター構成  •   産業医 3人 •   健康管理部門 センター長         1人 •               保健師           2人 •               看護師           5人                             •               医療事務          1人 •               旧現場管理監督だった人1人                        

  14. 日産 九州工場の産業保健活動の特徴 • 自動車組み立て工場のためメンタルヘルス関係の仕事は少なく、筋骨格系の疾患が多い • 女性従業員が少ない • 自前の診療所をもっている

  15. 日産 九州工場の産業保健活動の特徴 4.「危険感受性(KY)」、「SES診断(安全)」など労働災害ゼロや火災ゼロに力をいれている 5.工場長が中心となって工場環境の改善に取り組むなど、企業内での産業保健に対する意識が高い

  16. 工場長の一案 九州工場「オープン・クリーン大作戦」工場長の一案 九州工場「オープン・クリーン大作戦」 オープン :隠れたものがない (内外に開かれた) クリーン :きれいで、すっきりしている(素の美、機能美) 隠れたのがなく、きれいですっきりした状態があたり前になれば 自分自身が良くしよう とする(人が育つ) 周りは指摘し易くなる   (人を育てる)    人財育成 誰もが悪さに気づく 早く異常に気づく 車の質が向上 仕事の質が向上 工場のパフォーマンス が向上 アクション アクション

  17. 労働衛生対策とは • ①健康管理 • ②作業管理 • ③作業環境管理 • ④労働衛生教育および一般衛生教育・広報活動指導

  18. 健康管理<健康推進センター> • 1.訪問指導の実施 • 疾病管理者への現場訪問指導実施 (対象者:280名) • 2.ウォーキング活動の実施(1日1万歩) • 運動不足、ストレスの蓄積など精神面に起因する疾病防止 • 高血圧、糖尿病など生活習慣病防止 • 3.メンタルヘルス • 一人ひとりが精神的に不健康な状態に陥ることを予防する • 精神的健康を高め、誰もが持てる能力を十分に発揮できる職場づくり • 管理監督者を対象にメンタルヘルス研修を実施 • 06年4月より職場復帰プログラム(一般層)を導入                                  

  19. 作業管理 <従業員による> 危険予知・ヒヤリハット       & <第三者による> KYパトロール <確認・評価> SESパトロール 従業員・第三者より検出された危険要因 リスクアセスメントよる定量的評価 <人の安全化> 標準化 ・指差し呼称の促進 ・作業指導の徹底                 等 <物の安全化> 物的対策 ・環境整備の充実   ・安全装置の見直し                 等

  20. 作業環境管理 • 1.工程の機械化 • 塗装時に発生する有機溶媒の曝露を避けるために       危険な工程を機械化 • 2.溶接工程での防護服 • 溶接工程で発生する火花から身を守るため   に防護服を着用

  21. 実習内容について(事業所②) <大企業> • 日産自動車(株)九州工場 • 三菱化学(株)黒崎事業所 <企業外労働衛生機関、医師会> • 西日本産業衛生会北九州産業衛生診療所 • 九州健康総合センター • 新日鉄健康保険組合八幡支部 健康増進センター • 直方鞍手医師会

  22. 三菱化学 概要 • 操業開始:1935年10月 • 従業員数:1054人         (派遣社員含め3800人) • 敷地面積:工場用地190万m2 全面積340万m2 • 生産品目:40製品グループ(約1,600種類) ex.カーボンブラック、アクリル樹脂 医薬原薬・中間体、炭酸製品

  23. 健康管理室スタッフ構成 • 専属産業医1名:正社員のみの診察 • 嘱託産業医1名 • 保健師3名:全社員を管理

  24. 産業保健活動 • THPに重点をおいているイメージ ex.運動・栄養指導、ウオーキング      万歩計の配布、      ジムを使った健康プログラム • メンタルヘルス・過重労働    →過重労働者への健診、      カウンセラーによる教育、面談

  25. 産業保健活動 • 企業主体の産業保健活動   健康増進プログラムの立案にあたっても   プログラムの実施=企業側の利益   となるような企画の提案

  26. 実習内容 • ビデオによる工場説明 • ウオークラリーの体験 • 大企業における産業保健活動についての質疑応答

  27. ウオークラリー • 目的:社員の健康増進 • 場所:黒崎駅周辺約7km • 所要時間:約2時間 • 内容:地図とクイズ用紙を手にウオークラリー      優勝者には商品も贈呈 • 年に1度社内イベント • 社員の家族も参加

  28. 写真①

  29. ウオークラリーを通して • THPの必要性を体感!!     心身のリフレッシュ、ストレス発散     コミュニケーションの活性化     企業の家族との交流 • 今後の課題として…     社員全員が参加しているわけではない。     本当に健康増進が必要な人たちをどのように     巻き込んでいくか

  30. 中小企業

  31. 実習内容について(事業所③) <大企業> • 日産自動車(株)九州工場 • 三菱化学(株)黒崎事業所 <企業外労働衛生機関、医師会> • 西日本産業衛生会北九州産業衛生診療所 • 九州健康総合センター • 新日鉄健康保険組合八幡支部 健康増進センター • 直方鞍手医師会

  32. 西日本産業衛生会~北九州産業衛生診療所~ スケジュール 午前:講義  昼食懇談会 午後:西日本産業衛生会の施設内見学 PETセンター見学

  33. 業務内容 • 各種健康診断    一般健康診断 13万人      特殊健康診断 2万人 ‐嘱託産業医業務 産業医活動事業所 210事業所 (対象4万人弱)    (50~300名が主体、50~150人の事業所がもっとも多い      専属産業医としての派遣もある) • 嘱託保健師業務 • 労働衛生コンサルティング • 診療(内科・婦人科) • 環境測定(同ビル内 別の会社)

  34. 清潔で明るい感じの館内

  35. 主な医療機器 X線一般撮影装置  X線テレビ装置コンピュータ断層撮影装置(ヘリカルCT)脳波計電子内視鏡装置(胃・十二指腸、大腸)骨密度測定装置 心電図 血圧測定

  36. 超音波診断装置胸部健診車(5台)胸部・胃部健診車(2台)胃部健診車(3台)生活習慣病健診車(2台)循環器健診車(3台)婦人科健診車(1台)超音波診断装置胸部健診車(5台)胸部・胃部健診車(2台)胃部健診車(3台)生活習慣病健診車(2台)循環器健診車(3台)婦人科健診車(1台)

  37. PET画像  →   PET-CT画像 ← CT画像 PETセンター見学 料金は84,000~120,750円 ! 癌であると確定診断されている場合のみ保険適用

  38. 特徴 • スタッフ:産業医、保健師(保健師中心で動く、産業医は年3~4回) • 対象:50~300人程度の事業所(50~150人が多い) • 活動形態:嘱託産業医としての職場巡視、衛生委員会出席

  39. 問題点 ・産業医の訪問回数が少ない ・まだ産業保健に対して消極的な事業所もあり、衛生委員会も実施されていないところもある。 ・嘱託産業医を受け持つ企業の場所がさまざまで、移動に時間がかかりその分の産業保健活動が制限される。ex甘木市など

  40. 実習内容について(事業所④) <大企業> • 日産自動車(株)九州工場 • 三菱化学(株)黒崎事業所 <企業外労働衛生機関、医師会> • 西日本産業衛生会北九州産業衛生診療所 • 九州健康総合センター • 新日鉄健康保険組合八幡支部 健康増進センター • 直方鞍手医師会

  41. 九州健康総合センター

  42. 九州健康総合センター施設の概要 前身は新日鐵株式会社八幡製鐵所内の健康管理部門。 昭和54年以降企業外健診機関としての役割増加。 現在は企業外健診機関(地域住民・他企業・学校等)と新日鐵の労働衛生部門として機能している。 • *スタッフ •   ・医師 11名(常勤6名+非常勤5名)←このうち2名は •                            新日鐵の産業医 •   ・看護師 約35名 •   ・臨床検査技師 20名 •   ・栄養士2名 •   ・事務 約30名 •  と、約100人体制で運営。

  43. 業務内容 ・ 各種健康診断・・・定期健康診断・特殊健康診断・              精密健康診断・疾病管理健康診断             →健診結果は約2週間で返却 ・ 半日人間ドック ・ THP・・・運動指導・保健指導・栄養指導・心理相談 ・ 出張検診 ・ 健康支援システム ・ 産業医業務・産業保健士業務

  44. 特色 ・健診機関+労働衛生機関        →医師11名中、2名は新日鐵の産業医 ・自前でラボを持っている       →所見をコード化してコンピューターで        徹底的に情報管理。       →コスト的にキツイので自前で持ってる機関は        珍しいらしい。       →外注はほとんどなく、外注する場合も        情報管理を徹底。 ・企業との契約をとる=ビジネス 

  45. 実習内容 • 事業所と労働衛生機関との関係・保健師や管理栄養士と産業医との関わり等について。  →3人の医師・保健師・管理栄養士からのお話。 • 保健指導を実際に体験してみるため、ロールプレイ実習。  →健診で異常があった人と医師に分かれて健康相談の場面を演じる。 • 運動機能検査の体験。  →平衡感覚・柔軟性・機敏性・筋力・持久力などの測定を体験。

  46. 実習内容について(事業所⑤) <大企業> • 日産自動車(株)九州工場 • 三菱化学(株)黒崎事業所 <企業外労働衛生機関、医師会> • 西日本産業衛生会北九州産業衛生診療所 • 九州健康総合センター • 新日鉄健康保険組合八幡支部 健康増進センター • 直方鞍手医師会

  47. 発表の流れ • 八幡健康増進センターとは・・ • 施設概要 • 事業内容について   新総合健康管理システム   教室(ヘルスアップカリキュラム) • 八幡健康増進センターでの産業保健の特徴と現状

  48. 八幡健康増進センター① • 八幡健康増進センターは新日鉄で働く皆さんのための“健康作りステーション”として、S55年にオープン。 • 現在、従業員3000人とその家族並びに新日鉄を退職された方々が利用(ピーク時、約3万人) • H13年から、施設利用者が一割を切る

  49. 八幡健康増進センター②新日鉄マンの健康状況八幡健康増進センター②新日鉄マンの健康状況 N群の急激な減少が見られる(8%) A群が約50%にも達している <健康管理区分> N群:健康者群 A群:日常生活指導者群A B群:日常生活指導者群B C群:医学的管理指導者群

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