120 likes | 883 Views
環境問題と市場メカニズム. 社会的問題のひとつである環境問題について、経済学の立場からアプローチする。 環境問題は、私たちの暮らしている経済とどのような関係にあるかという点についての理解が重要。 環境を守るために、私たちの生活をどれだけコントロールできるかが問題になる 。. 市場の機能. 資源配分の決定--誰が何をどれだけ生産するのか? 市場とは何か 需要と供給 価格メカニズムの重要性 効率的な資源配分 社会主義(計画経済)か自由主義(市場経済)か. 外部性の経済学. 市場の失敗 なぜ市場経済ではうまくいかないのか? インセンティヴの問題
E N D
環境問題と市場メカニズム • 社会的問題のひとつである環境問題について、経済学の立場からアプローチする。 • 環境問題は、私たちの暮らしている経済とどのような関係にあるかという点についての理解が重要。 • 環境を守るために、私たちの生活をどれだけコントロールできるかが問題になる。
市場の機能 • 資源配分の決定--誰が何をどれだけ生産するのか? • 市場とは何か 需要と供給 • 価格メカニズムの重要性 効率的な資源配分 • 社会主義(計画経済)か自由主義(市場経済)か
外部性の経済学 • 市場の失敗 • なぜ市場経済ではうまくいかないのか? • インセンティヴの問題 • 私たち一人一人が環境汚染の加害者であり、同時に被害者である
環境制御の手段と効果 • ピグー税による解決 • コースによる解決―コースの定理
外部性とピグー税 社会的限界費用 価格 S’ 供給曲線(私的限界費用) S P1 E1 T E0 P0 R 需要曲線 S’ Q0 Q* 需給量 S
誰が負担するのか? • 経済活動に対して課徴金をかけ、その生産物の価格が高くなることは、公害を排出する工場だけの問題ではない • 最終的には、消費者が負担する。 • Polluters Pay Principle (PPP)
コースによる解決 • ピグー税に対する批判 政府による解決 賢明な政府? 情報の問題 • より分権的な方法で解決する方法はないか? • 事前に誰が環境についての権利を持っているかについて、明らかにしておいて、それを自由な交渉によって取引することによって問題は解決する 。
環境権による解決 C A 限界被害額 限界利益 F P0 B O Q* Q 生産量
―コースの定理― • 権利設定の問題 • 環境権 • 排出権 • 排出権市場 • 司法の重要性
結論 • 環境の最終的な汚染者は消費者である • 環境問題を解決するためには、消費者がこれまでよりも高いコストを負担する必要がある • 環境問題対策は、これまで価格を支払っていなかった環境という資源に価格をつけることを意味する。 • 価格の上昇によって、資源を節約することが必要である。
補足:所得分配の重要性 • 環境税を付加するだけでは、かえって分配の不公平が生じてしまう。 • 環境保護のための価格上昇は逆進的で、貧しい人々が相対的に重い負担を受けることになる。 • 裕福な人々から所得税や相続税をとって、貧しい人々に再分配すべき