201 ３年 6 月

1. いのち の 言葉 201３年6月

2. 善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。 （ペトロの手紙　－２．２０）

3. 使徒ペトロは、彼の共同体に対して、福音の真の精神を具体的に実行するにはどうしたらよいかを、それぞれのメンバーが属している環境や生活状態に即して、説明しています。使徒ペトロは、彼の共同体に対して、福音の真の精神を具体的に実行するにはどうしたらよいかを、それぞれのメンバーが属している環境や生活状態に即して、説明しています。

4. 今月の言葉は、キリスト教を信じるようになった奴隷たちに向けて語られていますが、当時の社会のすべての奴隷と同様、彼らは周囲から理解されず、不当でむごい扱いを受けていました。今月の言葉は、キリスト教を信じるようになった奴隷たちに向けて語られていますが、当時の社会のすべての奴隷と同様、彼らは周囲から理解されず、不当でむごい扱いを受けていました。

5. このみ言葉は、時代と場所を問わず、目上の人や仲間から理解されず、不当な仕打ちを受ける全ての人々に向けられている、と言えるでしょう。このみ言葉は、時代と場所を問わず、目上の人や仲間から理解されず、不当な仕打ちを受ける全ての人々に向けられている、と言えるでしょう。

6. 善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。 （ペトロの手紙　－２．２０）

7. そうした状況の中では、人は感情的に動いてしまいがちですが、そうした状況の中では、人は感情的に動いてしまいがちですが、 聖ペトロは、イエスが取られた態度に倣うよう勧めています。

8. すなわち、このような困難と無理解の中にも恵みを見出し、キリスト教的な真の証しの機会となるために、神がお許しになって起こったのだと捉え、愛をもって応えるよう教えています。すなわち、このような困難と無理解の中にも恵みを見出し、キリスト教的な真の証しの機会となるために、神がお許しになって起こったのだと捉え、愛をもって応えるよう教えています。

9. 私たちがこうした態度をとるなら、無理解な相手でも、愛によってその人をキリストのもとに連れて行くことができるでしょう。私たちがこうした態度をとるなら、無理解な相手でも、愛によってその人をキリストのもとに連れて行くことができるでしょう。

10. 善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。 （ペトロの手紙　－２．２０）

11. 今月のみ言葉や同じ内容の聖書の言葉に対して、キリスト教は過度の従順を勧めて良心を弱め、不正に対抗する意識を弱める、と批判する人もいるかもしれません。今月のみ言葉や同じ内容の聖書の言葉に対して、キリスト教は過度の従順を勧めて良心を弱め、不正に対抗する意識を弱める、と批判する人もいるかもしれません。

12. しかし、そうではないのです。私たちを理解してくれず、不当に扱う相手をも愛するようにイエスが教えておられるのは、決して不正に対して鈍感になるためではありません。しかし、そうではないのです。私たちを理解してくれず、不当に扱う相手をも愛するようにイエスが教えておられるのは、決して不正に対して鈍感になるためではありません。

13. むしろその逆で、本当に正しい社会を建設するために、どうするべきかを教えたいとイエスは望んでおられます。それは、私たちの方から先に愛し始め、真の愛の精神を広めることによって、可能になります。むしろその逆で、本当に正しい社会を建設するために、どうするべきかを教えたいとイエスは望んでおられます。それは、私たちの方から先に愛し始め、真の愛の精神を広めることによって、可能になります。

14. 善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。 （ペトロの手紙　－２．２０）

15. では今月のみ言葉をどう生きればよいでしょうか。では今月のみ言葉をどう生きればよいでしょうか。

16. 私たちも、まわりから理解されなかったり、不当な扱いを受けたりすることはよくあります。心遣いに欠ける振る舞いや、失礼な態度、悪意ある批判、忘恩、嫌がらせもあれば、重大な不正行為に苦しむ場合もあるでしょう。私たちも、まわりから理解されなかったり、不当な扱いを受けたりすることはよくあります。心遣いに欠ける振る舞いや、失礼な態度、悪意ある批判、忘恩、嫌がらせもあれば、重大な不正行為に苦しむ場合もあるでしょう。

17. こうした状況にあっても、イエスが地上にもたらされた、すべての人（私たちを不当に扱う人も含まれます）への愛を、私たちは証しする必要があります。こうした状況にあっても、イエスが地上にもたらされた、すべての人（私たちを不当に扱う人も含まれます）への愛を、私たちは証しする必要があります。

18. 正義と真理を正当に守るにあたっても、私たちの第一の務めは、キリスト者として相手を愛することだと、今月のみ言葉は伝えています。正義と真理を正当に守るにあたっても、私たちの第一の務めは、キリスト者として相手を愛することだと、今月のみ言葉は伝えています。 イエスが私たちにされるように、相手への理解と包容力、憐れみに満ちた新しい態度を、決して忘れないことです。

19. このような態度を取るなら、私たちは道理に従うにしても、人間関係を損なったり、相手を恨んだり、復讐したくなる誘惑に負けたりしないことでしょう。このような態度を取るなら、私たちは道理に従うにしても、人間関係を損なったり、相手を恨んだり、復讐したくなる誘惑に負けたりしないことでしょう。

20. こうして私たちも、イエスの愛の道具として、こうして私たちも、イエスの愛の道具として、 隣人に神をもたらすことができるでしょう。

21. 善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。 （ペトロの手紙　－２．２０） フォコラーレの創立者キアラ・ルービックが、 2008年3月14日に帰天した後、彼女が過去に残した解説を「いのちの言葉」として取り上げます。 今月の言葉は、1990年5月に発表されたものです。 いのちの言葉は聖書の言葉を黙想し、生活の中で実践するための助けとして、書かれたものです。 Anna Lollo のグラフィックスPlacido d’Omina神父の共同制作(シシリア –イタリア) 連絡先フォコラーレ：03-3707-4018tokyofocfem@ybb.ne.jp 03-5370-6424czmtokyo@focolare.org http://focolare.world.coocan.jp/