140 likes | 284 Views
海外へ売り込め!地域資源を活用した海外販路開拓 ~農林水産業と地場産品~ 松江 大根 島 牡丹 の輸出について. 平成26年8月 1 日(金) 島根県 しまねブランド推進課 貿易 促進 支援室 主任 福間. 項目. 1 . 地域 資源を見つけよう 2. 島根県の輸出振興施策 3 . 松江 大根 島牡丹の輸出 シベリアの大地を 行く 4 .まとめ. 1. 地域資源 をみつけよう(1) ~出雲国益見立大番附~. 地域資源とは? 特定の地域に内在する自然・歴史・文化・社会 風土を織りなすモノの総称 ⇒「出雲風土記(出雲の風土を記す)」
E N D
海外へ売り込め!地域資源を活用した海外販路開拓 ~農林水産業と地場産品~松江大根島牡丹の輸出について海外へ売り込め!地域資源を活用した海外販路開拓 ~農林水産業と地場産品~松江大根島牡丹の輸出について 平成26年8月1日(金) 島根県 しまねブランド推進課 貿易促進支援室 主任 福間
項目 1.地域資源を見つけよう 2.島根県の輸出振興施策 3.松江大根島牡丹の輸出 シベリアの大地を行く 4.まとめ
1.地域資源をみつけよう(1) ~出雲国益見立大番附~1.地域資源をみつけよう(1) ~出雲国益見立大番附~ 地域資源とは? 特定の地域に内在する自然・歴史・文化・社会 風土を織りなすモノの総称 ⇒「出雲風土記(出雲の風土を記す)」 アプローチはひとそれぞれ 楽しみながら見つけよう たとえば、「○○町史・市史」は絶好の参考書
1.地域資源を見つけよう(2) ~自分版国益図をつくる~1.地域資源を見つけよう(2) ~自分版国益図をつくる~ <自分基準で地域資源を整理> ○人様の評価を気にしない! 贔屓目・偏見どんとこい ○具体的な数値も気にしない! ○自分の地域の好きなもの、誇れるもの、ウリを挙げていく○魅力を感じる物にはストーリーがある
2.島根県の輸出振興施策(1)~その背景~2.島根県の輸出振興施策(1)~その背景~ 日本の多くの地方自治体では 海外への販路開拓活動を積極的に行っています 背景 ①少子化、高齢化による今後の国内市場規模の縮小 ②アニメ・漫画など若者を中心とする日本文化への関心・理解の広まり ③健康志向によるヘルシーで安全・安心な日本食への注目度アップ ④新興国の所得水準向上による海外での需要拡大
2.島根県の輸出振興施策(2) ~ 島根県における今後の貿易振興のあり方に関する検討報告書 ~2.島根県の輸出振興施策(2) ~ 島根県における今後の貿易振興のあり方に関する検討報告書 ~ 趣旨 基本的な考え方 ◇海外取引の拡大に意欲を持つ県内事業者の自立的取組を支援し、 「海外市場で稼ぐ事業者の増加」を通じて、県内産業や地域の 活性化を図る。 ◇島根県における今後の貿易振興のあり方について、関係部局及び 各支援機関により組織横断的に検討。 ◇県内事業者や専門家等からの意見をふまえ、今後の取組方針を策定。 ◇関係機関が一体となった推進体制を構築。 ※概ね3年程度の事業期間を想定。 今後の取組方針 ~「3つの視点」と「5つの柱」に基づく取組~ Ⅱ.成長市場を見据えた戦略的取組 Ⅰ.個社支援の積み重ね 2.海外の成長市場への積極展開と国際競争力の確保 1.意欲ある事業者等に対するきめ細やかな支援 ◇海外市場ニーズの掘り起こし、現地マーケティングの実 施体制の構築 ◇県内ものづくり企業による海外市場・技術動向を視野に 入れた経営・事業戦略の構築支援 等 海外販路開拓支援 ◇海外ビジネス動向などに関する情報発信の強化 ◇県内事業者による海外市場への輸出展開や販路拡大の 取組に対する支援制度の創設 ◇バイヤー招聘、商談会、見本市等の戦略的活用 ◇トライアル事業・アンテナショップの展開 ◇パートナー企業との協業による効果的・特徴ある取組の 推進 ◇しまね食品輸出コンソーシアムによる 各種事業 ◇関係機関の連携による経営支援の強化 等 競争力強化支援 3.品目毎、国(地域)毎の対応方針の明確化 ◇対象市場に関する集中的なマーケティング活動 の実施 ◇専門人材の育成・配置 等 海外市場で稼ぐ 県内事業者の増加 Ⅲ.貿易を支えるインフラ(体制)面の強化 5.関係機関による一体的取組の推進 4.県内港湾の利活用促進 ◇支援体制の見直し ◇市町村、商工団体等との連携事業の実施 等 ◇浜田港臨港道路や倉庫の整備、輸出入バランスの改善、保税指定の 見直し等によるトータルコストの削減や利便性の向上 ◇「浜田港ロシア貿易拡大プロジェクト」などの貿易振興策を通じた新たな ビジネス需要の創出 ◇ポートセールス実施計画の策定、港湾の運営管理の見直し等 を通じた、効果的なポートセールス推進体制の構築 等 海外需要の獲得 県内事業者 海外市場 ネットワーク構築 情報交換 連携事業等 島根県 商工・生産者団体 案件発掘 情報提供 連携事業等 輸出商社 現地事業者等 ジェトロ松江 輸出推進団体 しまね産業振興財団 6 国、市町村等 浜田港振興会
品目毎の取組 1.しまねの豊かな自然環境から生まれた 「安心・安全」な農林水産物・食品群 • ①米、米加工品、日本酒 • 台湾、香港、中国、その他アジア、ロシア、米国等 • 高級小売店等を中心に、減農薬、減化学肥料栽培等を売りとする付加価値販売や贈答用としての他食品とのセット販売等 • ②青果物(ぶどう、西条柿・ • あんぽ柿、メロン等) • 台湾、ロシア • 現地富裕層への高級果実としての販売 • ③水産物 • 中国、その他アジア、米国等 • 商社等への出荷を通じた輸出 • ⑤食肉 • 香港、その他アジア • 諸課題をふまえつつ、市場の一つとしての海外市場の可能性を模索 • ⑥花卉(牡丹等) • 台湾、ロシア、欧州 • 現地富裕層への牡丹苗としての販売 • より利益が確保しやすい直接輸出、あるいは貿易商社を通じた間接輸出 • ④加工食品(健康食品含む) • 米国、欧州、中東、ロシア等 • しまね食品輸出コンソーシアムを中心とした展開 3.県内企業の高度な技術力 を活かしたものづくり産業群 2.しまねの歴史・伝統文化 を背景とした「匠」の商品群 • ⑦石州瓦 • 台湾、フィリピン、ロシア、中国、シンガポール • 高品質(高付加価値商品)として、富裕層に向けた高価格帯での販売 • ⑩環境・リサイクル関連、 • 水ビジネス、太陽光パネル等 • 各国 • オンリーワン商品や同類商品の中でも技術的に秀でている商品の展開 等 • ⑧木材製品 • ロシア、韓国 • 日本(和風)住宅、和室建築向け部材としての販売 • ⑨工芸品 • 欧州、米国 • 上流層、日本文化愛好家等への販売 • ⑪機械・部品・装置等 • ASEANを中心とするアジア各国 • 技術的優位性、特色があり、海外市場での需要が見込める製品の現地販売代理店等を通じた販売 注:これまでの実績やニーズ調査結果等をもとに、現時点で想定しているものを整理。ここに記載されていないものについても、個別のニーズに応じて支援。
3.松江大根島牡丹の輸出 ~ シベリアの大地を行く ~3.松江大根島牡丹の輸出 ~ シベリアの大地を行く ~ ○信頼できるパートナーとの直接取引により、農家所得および生産意欲の向上を図り、産地の活性化を目指す 歩み 2008/10 ロシア向け輸出の検討開始 通関・検疫条件の情報収集、研究 市場性の調査 バイヤー発掘 2009/ 4 日本旅行中のAN-2社エレーナ社長に面会 2009/ 9 苗200本、切り花50本を試験輸出 ウラジオストク日本センターで初の展示会開催 2010/ 4 産地視察 栽培技術指導 2010/ 8 苗700本 商売ベースで初輸出 2010/ 9 ウラジオストクで展示販売会開催 2011/ 5 放射能問題の影響を把握するため苗200本を試験輸出 問題ないことを確認 2011/ 8 苗1,080本を輸出 ウラジオストクで展示販売会開催 2012/ 4 ロシア人牡丹愛好家の産地ツアーを実施 2012/ 5APEC関連イベントの会場を装飾 2012/ 9 苗1,500本を輸出 ウラジオストク・ハバロフスクで展示販売会極東美術館に記念植樹 牡丹絵コンテスト 2013/ 3ロシア科学アカデミーサンクトペテルブルク植物園 視察受け入れ 2013/ 4 ロシア人牡丹愛好家・牡丹絵コンテスト優秀者の産地ツアー 2013/ 6 サンクトペテルブルク植物園で牡丹シンポジウム開催 展示会 バイヤー商談 2013/9 苗2,280本を輸出ウラジオストク・ハバロフスクで展示販売会 日本人墓地 大学敷地に記念植樹 2014/ 4 牡丹愛好家・サンクトバイヤーの産地ツアー実施 2014/ 9 FLOWER EXPO 2014(モスクワ)に出展予定 ○輸出者 くにびき農業協同組合○輸入者 AN-2社(ウラジオストク) ○形 態 商社を通さない直接貿易 ドル建て(前払い) ○輸 送 境港DBSクルーズフェリーを利用したコンテナ輸送 ○実 績 2010年:700本 2011年:10,80本 2012年:1,500本 2013年2,280本 ○市 場 ロシア極東部(ウラジオストク・ハバロフスク) 2013年からはロシア欧州部に拡大 今後の輸出増に期待 • 概要
3.松江大根島牡丹の輸出 ~シベリアの大地を行く~3.松江大根島牡丹の輸出 ~シベリアの大地を行く~ 2013.2.5 山陰経済ウィークリー
3.松江大根島牡丹の輸出~シベリアの大地を行く~3.松江大根島牡丹の輸出~シベリアの大地を行く~ 和菓子
3.松江大根島牡丹の輸出~シベリアの大地を行く~3.松江大根島牡丹の輸出~シベリアの大地を行く~ 輸出用苗 出荷を待つ 各地で記念植樹 即売会の様子 大輪ぶりをご覧あれ ダーチャで牡丹栽培
3.松江大根島牡丹の輸出~シベリアの大地を行く~3.松江大根島牡丹の輸出~シベリアの大地を行く~ <日本とロシアを結ぶ牡丹ロード実現に向けて>
4.まとめ~地域資源を活用した輸出~ ○地域資源を整理して、色々な組み合わせの可能性を考える 特産品(牡丹)+インフラ(境港 浜田港)+観光(由志園) ○対象国・地域を考える ハードルの高低 他地域の進出状況 地理的条件(ロジ・アクセス) 競合商品の有無 等 ○主役は生産者・事業者 行政には価格決定権も販売決定権もない 想いを共有できる仲間・同志をつくる ○一度決めたら足しげく通う 単発のイベントに終わらないように 行商のススメ ○想うこと 想いつづけること 考えること 考え続けること 動くこと 動き続けること 最後に 近江商人の言葉 他国へ持下り商いに出かけた場合は、持参した商品に自信を持って、その国のすべての人々 に気持ちよく使ってもらえるように心がけ、その取引が人々の役に立つことをひたすら願い、 損得はその結果次第であると思い定めて、自分の利益だけを考えて一挙に高利を望むことはせ ず、なによりも行商先の人々の立場を尊重することを第一に心掛けるべきである。