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2010年5月作成 (社)宮崎県薬剤師会 健康推進教育委員会

スポーツファーマシストとは・・・. 2010年5月作成 (社)宮崎県薬剤師会 健康推進教育委員会. スポーツファマシストの定義. 公認スポーツファーマシストは、最新のドーピング防止規則に関する正確な情報・知識を持ち、 競技者を含めたスポーツ愛好家などに対し、薬の正しい使い方の指導、薬に関する健康教育などの 普及・啓発を行い、スポーツにおけるドーピングを防止することを主な活動とします。 薬剤師の資格を有し、所定の課程を修めた方が日本アンチ・ドーピング機構より認定される資格制度です。. 目標及び方策. 薬剤師会とJADAとの協調により、現在の薬剤師会の活動の更なる充実

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2010年5月作成 (社)宮崎県薬剤師会 健康推進教育委員会

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  1. スポーツファーマシストとは・・・ 2010年5月作成 (社)宮崎県薬剤師会 健康推進教育委員会

  2. スポーツファマシストの定義 • 公認スポーツファーマシストは、最新のドーピング防止規則に関する正確な情報・知識を持ち、 競技者を含めたスポーツ愛好家などに対し、薬の正しい使い方の指導、薬に関する健康教育などの 普及・啓発を行い、スポーツにおけるドーピングを防止することを主な活動とします。 • 薬剤師の資格を有し、所定の課程を修めた方が日本アンチ・ドーピング機構より認定される資格制度です。

  3. 目標及び方策 • 薬剤師会とJADAとの協調により、現在の薬剤師会の活動の更なる充実 • 薬剤師会とJADAとの協調により、学校薬剤師による認定資格取得を推進 • 総合型地域スポーツクラブへの配置を働きかける • フイットネスクラブ、スポーツジムへの配置を働きかける (社)宮崎県薬剤師会

  4. 活動領域

  5. 2010年禁止表国際基準 財団法人 日本アンチ・ドーピング機構

  6. 薬剤師の認知度高める スポーツファーマシスト活動 • 将来的には、アンチ・ドーピング活動に加えて、アスリートの治療にあたってエビデンスに基づき、 パフォーマンスに影響を与えない薬物治療についてのアドバイスを、薬剤師ができるようになるかもしれません。 • このように夢が広がる“スポーツファーマシスト”制度のスタートに大きな期待を寄せているところです。

  7. アスリートから松田丈志氏 • 選手としては、“うっかりドーピング”などで、日々自分が努力してきた事が水の泡になるのが一番残念な事です。 薬剤師には、若い選手、地方にいる選手の身近な相談相手になって頂けたらと思います。 • 地元の薬局で「この薬はいい、これはダメ」とはっきり教えてもらえれば、体調を崩した時も安心して薬が飲めるようになります。 • “うっかりドーピング”を犯さずにすむよう、ぜひ選手を守ってほしいと思います。

  8. インスリン 小青竜湯 PL顆粒 コデインリン酸塩 β2作動薬 β遮断薬 利尿薬 鉄剤 抗菌薬・抗生物質 抗うつ薬 催眠・鎮痛・抗不安薬 ドーピング禁止薬と理由 (社)宮崎県薬剤師会

  9. A) インスリン • △ • インスリンは、筋肉においてグルコースの利用とアミノ酸の貯蔵を促進し、蛋白の合成を刺激し分解を抑制するため禁止されています。 • 治療目的に使用する場合は、事前にTUE申請が必要です。 ※TUE:治療目的使用に係る除外措置 (社)宮崎県薬剤師会

  10. B) 小青竜湯 • × • 競技会時禁止物質であるヱフェドリン(麻黄)を含むため注意が必要です。 (社)宮崎県薬剤師会

  11. C)PL顆粒 • ○ • カフェインを含みますが、カフェインは2010年度では禁止物質ではなくモニタリング物質となっているので、使用可能です。 • ですが、カフェインが禁止物質になると使用できないので、最新の正確な情報が必要です。 (社)宮崎県薬剤師会

  12. D) コデインリン酸塩 • ○ • 使用可能ですが、モルヒネ/コデイン比が監視プログラムとなっており、検査結果は報告されることがあります。 (社)宮崎県薬剤師会

  13. E)β2-作動薬 • △ • 交感神経興奮作用、蛋白同化作用による筋組織量増加が期待されるので、基本的に禁止物質です。 • ただし、サルブタモール(最大1日用量1600μg)とサルメテロールの吸入使用は可能ですが、吸入使用する場合は使用の申告が必要です。 (社)宮崎県薬剤師会

  14. F)β遮断薬 • △ • 筋力には影響を及ぼしませんが、抗不安作用やふるえを抑える作用などのより、ライフル競技などの特定の競技で禁止されています。 (社)宮崎県薬剤師会

  15. G) 利尿薬 • × • 水分を排泄する事で、体重別種目での急激な減量目的で使用されるので禁止されています。 • 禁止物質を検出されにくくするため、利尿によって尿中薬物濃度を下げるための隠蔽薬として使用されるので禁止されています。 • ※使用可能な降圧薬はCa拮抗薬、ACE阻害薬、ARB、一部のα遮断薬です。 (社)宮崎県薬剤師会

  16. H) 鉄剤 • △ • 経口薬は使用可能ですが、医療機関の受診過程、または臨床的検査において正当に受ける以外の静脈内注入は禁止です。 × (社)宮崎県薬剤師会

  17. I) 抗菌剤・抗生物質 • ○ • ほとんどの抗菌薬、抗生物質が使用可能です。 (社)宮崎県薬剤師会

  18. J) 抗うつ薬 • ○ • 2010年の段階では使用禁止ではありませんが、服薬による競技能力低下が考えられるので、パフォーマンスの低下と、競技中の事故に注意が必要です。 (社)宮崎県薬剤師会

  19. K) 催眠・鎮痛・抗不安薬 • △ • 2010年の段階では使用自体は禁止ではありません。 • 国境を越えて移動する場合に、厳重な規制がある場合があるので注意が必要です。 • 各国大使館に問い合わせる必要があります。 • 米国はフルニトラゼパム製剤(サイレース・ロヒプノールなど)の持込が禁止されています。 (社)宮崎県薬剤師会

  20. 次の1~5の中で服用するとドーピング違反となるものはどれでしょう?次の1~5の中で服用するとドーピング違反となるものはどれでしょう? • プレミネント(降圧剤) • トラベルミン錠(乗り物酔い治療薬) • ロキソニン(消炎鎮痛剤) • セレスタミン(抗アレルギー薬) • デパス(抗不安薬) (社)宮崎県薬剤師会

  21. 解 答 1.使用× 理由:プレミネントは禁止薬物である利尿薬ヒドロクロロチアジドを含むため使用不可。利尿薬は体重別種目で、水分を排泄することで体重の急激な減量を達成して有利に導き、また、禁止薬物を検出されにくいようにするため、利尿によって尿中薬物濃度を下げるため禁止薬物となっています。 2.使用○ ただし、眠気などの副作用により注意力が低下するおそれがありますので注意が必要です。 3.使用○ ただし、競技者は運動強度や時間、距離、プレッシャーに応じて胃腸障害を起こすことがあり、少量でも重症潰瘍の原因となるので注意が必要です。 4.使用× 理由:セレスタミンは禁止薬物である合成糖質コルチコイド・ベタメタゾンを含むため使用不可。糖質コルチコイドは、強力な抗炎症作用によりケガをしていても競技を継続できてしまう事があり、また、精神系に作用して高揚感・陶酔感等をもたらすことが報告されており、この作用を期待して用いられる可能性があるため使用不可。 5.使用○ ただし、眠気・ふらつきなどによりパフォーマンス低下や競技中の自己など  に注意が必要です。 (社)宮崎県薬剤師会

  22. 次の分類の薬で、ドーピング検査に使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。次の分類の薬で、ドーピング検査に使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 使用可・不可の一般用医薬品(OTC)の違い *総合感冒薬   ・(佐藤製薬)ストナアイビー  ・ストナアイビー顆粒   ・(武田薬品)ベンザブロックL (社)宮崎県薬剤師会

  23. ストナアイビー 6錠中 イブプロフェン450mg、リン酸ジヒドロコデイン12mg、グアヤコールスルホン酸カリウム250mg、 塩酸ジフェニルピラリン4mg、無水カフェイン75mg ストナアイビー顆粒 3包中(1包1.56g) イブプロフェン450mg、リン酸ジヒドロコデイン24mg、dl-塩酸メチルエフェドリン60mg、 グアヤコールスルホン酸カリウム250mg、塩酸ジフェニルピラリン4mg、ビタミンB1硝酸塩25mg、 ビタミンB212mg、ビタミンC500mg、無水カフェイン75mg ベンザブロックL 9錠中 イブプロフェン450mg、塩酸プソイドエフェドリン135mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩7.5mg、 ジヒドロコデインリン酸塩24mg、無水カフェイン75mg 商品名だけで判断できないときは、以下の含有成分なども参考にして考えてみてください。 (社)宮崎県薬剤師会

  24.   ・ストナアイビー=○  ・ストナアイビー顆粒=×  ・ストナアイビー=○  ・ストナアイビー顆粒=× ストナアイビーが含むカフェインは監視プログラムのカフェインを含みま すが、2010年は使用可能です。 ストナアイビー顆粒は禁止物質のメチルエフェドリンが含まれているので 使用不可です。   ・ベンザブロックL=× ベンザブロックLは禁止物質のプソイドエフェドリンが含まれているので 使用不可です。 解 答*総合感冒薬 (社)宮崎県薬剤師会

  25. 使用可・不可の一般用医薬品(OTC)の違い *鎮咳去痰薬  ・(武田薬品)ベンザブロックトローチ ・ベンザブロックせき止め錠  ・(エスエス製薬)エスエスブロン錠  ・エスエスブロン「カリュー」 • 次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 (社)宮崎県薬剤師会

  26. ベンザブロックトローチ 6錠中 デキストロメトルファンフェノールフタリン塩60mg、グアヤコールスルホン酸カリウム140mg、 セチルピリジニウム塩化物水和物6mg ベンザブロックせき止め錠 9錠中 ジヒドロコデインリン酸塩30mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩75mg、ノスカピン60mg、 ブロムヘキシン塩酸塩12mg、トラネキサム酸420mg エスエスブロン錠 12錠中 ジヒドロコデインリン酸塩30mg、dl - メチルエフェドリン塩酸塩50mg、 クロルフェニラミンマレイン酸塩8mg、無水カフェイン90mg エスエスブロン「カリュー」1g(1包)中 ジヒドロコデインリン酸塩10mg、リゾチーム塩酸塩10mg(力価)、 クロルフェニラミンマレイン酸塩2.5mg 商品名だけで判断できないときは、以下の含有成分なども参考にして考えてみてください。 (社)宮崎県薬剤師会

  27.   ・ベンザブロックトローチ=○ ・ベンザブロック咳止め錠=×  ・ベンザブロックトローチ=○ ・ベンザブロック咳止め錠=× 同様に、禁止物質のメチルエフェドリンを含む咳止め錠は使用不可です。 トローチはメチルエフェドリンを含まないので使用可能です。   ・エスエスブロン錠=×  ・エスエスブロン「カリュー」=○  禁止物質のメチルエフェドリンを錠は使用不可です。「カリュー」はメチル エフェドリンを含まないので使用可能です。ジヒドロコデインは禁止物質 ではありません。(2010年) 解 答*鎮咳去痰薬 (社)宮崎県薬剤師会

  28. 使用可・不可の一般用医薬品(OTC)の違い • 次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 *胃腸薬  ・(湧永製薬)ワクナガ胃腸薬U  ・ワクナガ胃腸薬G (社)宮崎県薬剤師会

  29. ワクナガ胃腸薬U 3包(4500mg)中 水溶性アズレン6mg、アルジオキサ300mg、 合成ヒドロタルサイト1,200mg、ロートエキス散150mg、 沈降炭酸カルシウム900mg ワクナガ胃腸薬G15錠中 胆汁エキス末450mg、パンクレアチン375mg、 ロートエキス30mg、ホミカエキス30mg、ケイヒ末60mg 商品名だけで判断できないときは、以下の含有成分なども参考にして考えてみてください。 (社)宮崎県薬剤師会

  30.  ・ワクナガ胃腸薬U=○  ・ワクナガ胃腸薬G=× ・ワクナガ胃腸薬U=○  ・ワクナガ胃腸薬G=× Gには禁止物質のホミカエキス(ストリキニーネ)が含まれて いるので使用不可です。 解 答*胃腸薬 マチン(馬銭、学名:Strychnos nux-vomica L.)は、マチン科マチン属の常緑高木。アルカロイドのストリキニーネを含む有毒植物及び薬用植物として知られる。種子がホミカです。 (社)宮崎県薬剤師会

  31. 使用可・不可の一般用医薬品(OTC)の違い • 次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 *便秘薬  ・コーラック(大正製薬)  ・コッコアポA錠(クラシエ薬品) (社)宮崎県薬剤師会

  32. コーラック 2錠中 ビサコジル10mg コッコアポA12錠(1錠340mg)中 防風通聖散料エキス粉末:2850mg(トウキ・シャクヤク・センキュウ・サンシシ・レンギョウ・ハッカ・ケイガイ・ボウフウ・マオウ各0.6g、ビャクジュツ・キキョウ・オウゴン・カンゾウ・セッコウ各1.0g、乾燥硫酸ナトリウム0.375g、ショウキョウ0.2g、ダイオウ0.75g、カッセキ1.5gより抽出) 商品名だけで判断できないときは、以下の含有成分なども参考にして考えてみてください。 (社)宮崎県薬剤師会

  33. ・コーラック(大正製薬)=○ ・コッコアポA錠(クラシエ薬品)=× コッコアポAはマオウ(エフェドリン)を含むので使用不可です。 解 答*便秘薬 (社)宮崎県薬剤師会

  34. その他(一般用医薬品と医療用医薬品、軟膏と坐薬、静脈注射・点滴)その他(一般用医薬品と医療用医薬品、軟膏と坐薬、静脈注射・点滴) • 次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 *発毛薬  ・ミクロゲン・パスタ(啓芳堂製薬)・フィナステリド(商品名プロペシア) ミクロゲン・パスタ 1g中 メチルテストステロン10mg、プロピオン酸テストステロン5mgを含有 (社)宮崎県薬剤師会

  35.  ・ミクロゲン・パスタ(啓芳堂製薬)=×  ・フィナステリド=商品名プロペシア=○ ミクロゲン・パスタは禁止物質のテストステロン、メチルテス トステロンを含むので使用不可です。 フィナステリドは2008年まで禁止物質でしたが、2009年よ り禁止物質ではなくなったので使用可能です。 解 答*発毛薬 (社)宮崎県薬剤師会

  36. 次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 その他(一般用医薬品と医療用医薬品、軟膏と坐薬、静脈注射・点滴) *ステロイドを含有する皮膚外用薬 ・ステロイド含有の軟膏   ・ステロイド含有の坐薬 (社)宮崎県薬剤師会

  37. ・ステロイド含有の軟膏=○  ・ステロイド含有の坐薬=使用不可の場合あり 一般に皮膚疾患に用いられるステロイドは糖質コルチコイド なので、皮膚外用であれば2010年は使用可能です。 ですが、痔の薬の坐薬の場合、ステロイド軟膏を肛門の周り に使用するのは局所使用とみなされるので問題ないですが 、使用の仕方により「経直腸投与」とみなされる可能性があ る場合は、事前にTEU申請をすることが必要です。 解 答*ステロイドを含有する皮膚外用薬 (社)宮崎県薬剤師会

  38. 次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。次の分類の薬で、使用可能なものとそうでないものはどれでしょうか、また、その理由も考えてみてください。 その他(一般用医薬品と医療用医薬品、軟膏と坐薬、静脈注射・点滴) ・運動後の脱水状態に対しての点滴 (社)宮崎県薬剤師会

  39. ・運動後の脱水状態に対しての点滴=使用不可・運動後の脱水状態に対しての点滴=使用不可 静脈内注入は禁止されます。但し、医療機関の受診課程(救急 搬送中の処置、外来及び入院中の処置を全て含む)、または臨 床的検査において正当に受ける静脈内注入は除かれます。 単なる運動後の脱水状態に対しての点滴は禁止されています。 解 答*静脈注射、点滴 (社)宮崎県薬剤師会

  40. 2008年は点眼薬の中にも、利尿剤を含むとして禁止されていたものがありました。2008年は点眼薬の中にも、利尿剤を含むとして禁止されていたものがありました。 2009年からは使用しても使用しても大丈夫になりました。 2009年から使用可能になった点眼薬はドルゾラミド(商品名トルソプト)と、ブリンゾラミド(商品名エイゾプト)の2種類です。 補足・・利尿剤を含む点眼薬について (社)宮崎県薬剤師会

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