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毎月レポート ビジネスの情報 ( 2009 年 12 月号)

毎月レポート ビジネスの情報 ( 2009 年 12 月号). ビジネスの情報. 2009 年 12 月号. ● インフル対策は、マスクと手洗いと「空気清浄機」。  新型インフルエンザの流行が、「空気清浄機」に商機をもたらしています。各社各様の独自技術を打ち出した新製品を送り出し、熾烈な商戦が繰り広げられていますが、この分野は、 “ 独自の○○技術 ” という謳い文句に偽りなし。開発陣の日々の研究、様々な角度からの実証実験の結果によって、そのメーカーならではのオリジナル技術が生まれたということが、私たちユーザーにもひしひしと伝わってきます。

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  1. 毎月レポートビジネスの情報(2009年12月号)

  2. ビジネスの情報 2009年12月号 ●インフル対策は、マスクと手洗いと「空気清浄機」。  新型インフルエンザの流行が、「空気清浄機」に商機をもたらしています。各社各様の独自技術を打ち出した新製品を送り出し、熾烈な商戦が繰り広げられていますが、この分野は、“独自の○○技術”という謳い文句に偽りなし。開発陣の日々の研究、様々な角度からの実証実験の結果によって、そのメーカーならではのオリジナル技術が生まれたということが、私たちユーザーにもひしひしと伝わってきます。  パナソニックの「うるおいエアーリッチ」に搭載された技術は、「ナノイー除菌」。水に高電圧をかけ、水に含まれた微粒子イオン「ナノイー」を生成・放出。空中に漂う浮遊菌対策が主流の中、この清浄機は床やドアノブなどに付着したウイルスの無力化、除菌に高い抑制効果をもたらすのが特徴です。  シャープの独自技術は、空中除菌「プラズマクラスター」技術。プラズマ放電によって自然界にあるのと同じイオンを生成・放出することで、浮遊ウイルスを抑制、浮遊カビ菌や花粉などのアレル物質を分解・除去するという仕組みです。  ベトナム国立衛生疫学研究所との共同検証により、世界で初めて鳥インフルエンザウイルスを100%分解・除去できる「ストリーマ放電」技術を採用したのが、ダイキン工業の「うるおい光クリエール」です。ストリーマと呼ばれる特殊なプラズマ放電によって大量の高速電子を放射する技術で、その電子が空気中で分解力の非常に高い活性種に変化してウイルスやカビ菌などを分解・除去してしまうという構造です。  三洋電機は、“水の力で、空気を洗う”というキャッチフレーズで「ウイルスウォッシャー」機能を搭載。水を電気分解して、ウイルスを抑制する2種類の活性酸素を生成。高密度で、年中安定してウイルス抑制、除菌効果を発揮します。  ユニークなのは、富士フイルムの空気清浄機に採用された新技術「多機能バイオフィルター」です。抗菌・抗カビに、写真フィルム素材で培ってきたノウハウを応用して有機銀粒子フィルターを新開発。また、抗ウイルスには京都府立大学の研究によってダチョウの卵から生成に成功したインフルエンザウイルスの働きを抑制する抗体フィルターを。この2枚のフィルターを組み合わせて画期的な効果を発揮します。  この冬は、新型インフルを追い風に、ぜひ空気清浄機の販売台数を伸ばしたい!と意気込む売り場の声が聞こえてきそうです。しかし、ユーザーから見ると、商品の性格上、効果が目に見えにくく、購入時に性能比較ができにくいのが難点でもあります。売り手側にしても、販売上に使用できる用語規定が設けられています(全国家庭電気製品公正取引協議会「家庭電気製品小売業における表示に関する公正競争規約」)。いかに素晴らしい実証結果もそのまま宣伝に使うことはできませんし(カタログや取説にはOK)、「●●ウイルスに効果絶大」といった、特定のウイルスや菌の名前を出すことも不可です。 09年度の市場規模は、前年度を大幅に上回る出荷台数となることは明らかです。各社、クリーンテクノロジーでしのぎを削っていますが、空気清浄機に搭載されたどんなに優れた先進技術も、抑制する能力はありますが、予防を100%保証するものではありません。買う方は“過信”せず、売る方は“誇張”に陥らず、じっくり落ち着いて品定めしたいものです。※参考:パナソニック http://panasonic.jp/ シャープ http://www.sharp.co.jp/ ダイキン工業 http://www.daikin.co.jp/ 三洋電機 http://jp.sanyo.com/ 富士フイルム http://fujifilm.jp/ 全国家庭電気製品公正取引協議会 http://www.eftc.or.jp/  日経産業新聞(2009年9月18日付) ●近頃、家電やクルマが、めっきり色めいて。  リビング関連グッズやキッチンツールなどには、カラフルで楽しい色使いのものが多いのに、なぜか家電製品は無彩色かベージュ系が定番で“色気”がなくてつまらない、と思っていました。ところが最近、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電子レンジといった、登場当時にそのほとんどが白色だったなごりで、いまだ“白物家電”と呼ばれているものが、めっきりカラフルになってきました。これまでは考えられなかったような鮮やかなカラーリングです。例えば、ピンクやオレンジの冷蔵庫、赤い炊飯器や電子レンジ、などなど。その波は白物家電だけにとどまらず、電気製品全般に及びます。これまで、シルバーが主流だったデジタルカメラに、ゴールドやピンクが登場して売れ筋の中心になるほどの人気です。また、ウォークマンなどの携帯音楽プレーヤーやイヤホン型ヘッドホンのカラフルさは言うに及ばず、グリーンやオレンジのCDラジオ、これまでタブーだった寒色のブルーを使ったファンヒーター、そしてピンクやグリーンなどポップなカラーバリエーションを揃えた電動歯ブラシまで、まさに色とりどり。  女性をメインターゲットにしている点で共通するのか、軽自動車のボディカラーも最近ますます豊富になっています。化粧品で流行している色を採用するなど、女性のオシャレごころに訴えます。日産の「マーチ」が12色、スズキの「アルトラパン」が10色、ダイハツの「ミラココア」が9色と、カラー選びの楽しさが、クルマ選びの楽しさにもつながっているようです。  家電製品をはじめ、機能的には似たりよったりの生活関連グッズの数々。売り場で埋没せず少しでも自己主張するために、せめて“色”で勝負しようとしているのでしょうか、それとも、低迷する経済状況からの脱出を願う消費者の思いが、パッと明るくカラフルな方向に向かわせるのでしょうか。カラーマインドが、いまの市場の様相を表しているようで興味深いものがあります。  ちなみに、「流行色情報センター」による2010年春夏のプロダクツカラーの注目色は、希望の光のイエロー、元気の出るオレンジ、水や空を思わせるブルー、とか。 ※参考:(財)日本ファッション協会 流行色情報センター http://www.jafca.org/ 日経産業新聞(2009年9月4日付) 朝日新聞(2009年9月5日付 ●「ミニ耕運機」が、家庭菜園需要を掘り起こす!  団塊の世代が定年を機に趣味として始めたり、食の安全を意識して我が家の野菜は自給自足でと精を出したり、花を育てるのと同じガーデニング感覚で野菜の成育を愛でたり、と動機は様々でしょうが、いま増えてます、「家庭菜園」。また、地方公共団体などが開設している「市民農園」は全国で3,273カ所(2008年現在)、総面積はこの10年で倍増しています(農水省調べ)。  そんな盛り上がりを背景に、にわかに活況を帯びてきたのが、家庭向けの「小型耕運機」市場。トレンドは、農機や自動車メーカーが開発した電池やガスボンベを動力源としたタイプで、初心者でもカンタンに操作できる使い勝手の良さ、クルマのトランクに楽に積み込め、価格(7万~10万円前後)も手頃とあって、メーカーの予想を上回る好調な売れ行きを見せています。今年の春に、カセットガスボンベ式のミニ耕運機が登場して話題となり、家庭菜園ブームに火を点けました。   三菱農機の「エコ・ラテ」(2月発売)、ホンダの「ピアンタ FV200」(3月発売)で、カセットコンロ感覚で燃料補充ができるという、従来のガソリンエンジンタイプと較べると、この手軽さはまさに画期的なものでした。ちなみに「ピアンタ」は、カセット1本で約1時間駆動し、約100㎡耕すことができます。年間販売目標の6,000台を早々と8月末で突破したほどの勢いです。  ニッケル水素電池を動力源としたのは、ヤンマーの「QT10e」。家庭のコンセントから充電可能で、フルで約30分間作業できます。女性社員が中心となって開発されただけあって、赤いボディで掃除機のようなデザインも特徴です。   井関農機の「KDC20」の動力源には、蓄電性能の高いリチウムイオン電池を採用。耕運力の高さが自慢です。  コンパクト性や扱いやすさの他にも、作業中にうるさい機械音を発しない、排ガスを出さずニオイもない、めんどうなオイル交換も必要ない、そして農機具の泥臭いイメージを一新した家電製品のようなボディデザイン、といったところが、これまでのユーザーだった50~60歳代に限らず、20~40代のファミリーにもウケている要因です。農家数の減少などで、いわゆる農機のプロユース市場が縮むなか、ミニ耕運機が新たな市場を掘り起こしていくことができるか注目です。 ※参考:朝日新聞(2009年9月3日付) 農林水産省 http://www.maff.go.jp/ 三菱農機 http://www.mam.co.jp ホンダ http://www.honda.co.jp/ ヤンマー http://www.yanmar.co.jp/ 井関農機 http://www.iseki.co.jp/ 日経産業新聞(2009年9月8日付)

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