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住宅メーカーの経営戦略 ~現代ニーズへの挑戦~. 経営学部4回 10451188 田中 雄大. 日本の住宅事情. 日本は第二次世界大戦で戦地となった 多くの家屋が焼失&供給力不足 住宅数の不足 粗末な建物や仮の住まいに住むことに. 日本初の住宅問題. 日本の住宅事情. しかし・・・ 1980 年代 高度経済成長により経済復興を向かえる ユーザーの所得も上がり着工意欲が盛んに 1991 年 バブル経済の崩壊 住宅着工数は減少したが、円高・内需拡大基調に乗って、経営自体は比較的堅調. 日本の住宅事情. 1997 年
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住宅メーカーの経営戦略~現代ニーズへの挑戦~住宅メーカーの経営戦略~現代ニーズへの挑戦~ 経営学部4回 10451188 田中 雄大
日本の住宅事情 日本は第二次世界大戦で戦地となった 多くの家屋が焼失&供給力不足 住宅数の不足 粗末な建物や仮の住まいに住むことに 日本初の住宅問題
日本の住宅事情 しかし・・・ 1980年代 高度経済成長により経済復興を向かえる ユーザーの所得も上がり着工意欲が盛んに 1991年 バブル経済の崩壊 住宅着工数は減少したが、円高・内需拡大基調に乗って、経営自体は比較的堅調
日本の住宅事情 1997年 消費税5%に値上げ バブルの影響もあり着工数大幅減 1980年代と比べると50万戸減 (年間約100万戸) しかし 実はこの数字が日本の着工数の適正値であるという意見が その根拠は
日本の住宅事情 住宅のストックフローという数値 ストック 現時点で地域に存在する住戸数総計 フロー 日本の年間着工数
日本の住宅事情 住宅のストック・フローという数値 フロー/ストックの値が高ければ 新たな家が頻繁に建てられている 日本は約2パーセント しかしこれに対して諸外国は
日本の住宅事情 これにより日本の住宅寿命は諸外国と比べて非常に短いといえる
住宅業界の歴史 住宅業界とは?
住宅業界の特徴 • 裾野が広い • 内需型産業 • 生活大国の柱となっている つまり 家が建つと景気が良くなる
旭化成ホームズ㈱ 特徴 • 1972年にドイツのへーベル社と技術提携し日本に始めてALCコンクリートを導入 • 「へーベルハウス」のブランドでプレハブ住宅メーカーとしてリード役を担う
旭化成ホームズ㈱ 主力製品 • ALC版を使用したへーベルハウス マーケティング • 施工性の良い材料を使用するにより都市部の販売を強化 • 都市住宅を建築とライフスタイルの面から研究する
旭化成ホームズ㈱ 経営戦略 • 「ロングライフ住宅の実現」という事業戦略を提案 • 60年たっても快適に過ごせる住宅を機能面・強度面・サービス面の3つからサポートしていく
住友林業㈱ 特徴 • 山林経営から施工までの工程を一貫して行う • 大手住宅メーカーの中で唯一の木造住宅メーカーである
住友林業㈱ 主力製品 • 良質の木材・加工技術の信頼性を徹底的にアピールした木造住宅 マーケティング • 木を使った和風住宅のモデルハウスを都市部中心に出展
住友林業㈱ 経営戦略 • 24時間365日体制のコールセンターの設立でユーザーの問題に迅速に対応 • 新しい主力製品の本格木造注文住宅「GODAI」を展開。自然界の5大要素(木・土・水・光・風)を見直し、更に日本の気候・風土に合った住宅を造るという考えである
ユーザーの意識 問題 木造の住宅はどれか
ユーザーの意識 木造とは • 天然素材の木を使用し柱や梁など軸組みで構造体を形成 メリット • 日本人の肌合いによい • 通気性がよい • 外観や間取りの自由度が大きい デメリット • 機密性・耐震性に問題
ユーザーの意識 プレハブとは • 工場で壁パネルを生産し現場で接着剤などを使用し組み立てる メリット • 防火・耐震・遮音性に優れている • 機密性に優れている デメリット • 外観やプランの制約が大きい
プレハブvs木造 現代ニーズ (サンプル) • 耐震性・耐火性に優れている • 設計時に間取りの自由がきく • 会社のアフターケアが充実している • リフォームがしやすい • 防犯性に優れている
プレハブvs木造① 耐震と耐火能力 木造 太い木などを使用したり補強部品を多数使用 防火構造の外壁を使用し耐火対策 プレハブ 制震技術の導入 耐震技術と免震技術の融合 ALCコンクリートによる十分な耐火性能
プレハブvs木造② 間取りの自由 木造 木造の材質はプレハブよりも施工の力が非常に高い プレハブ ALC版の使用 (コンクリート) 軽量鉄骨なので施工性の向上 間取りが自由に
プレハブvs木造③ リフォーム 木造 ビッグフレーム構造で外部をより強化 同時に内部を可変可能に プレハブ システム間仕切り 外殻と内部を完全に切り離し手軽なリフォームが可能に
プレハブvs木造④ 防犯 木造 窓ガラスの二重化 エントランスにダブルロックシステム プレハブ 玄関以外の1階の窓を全て地上1.5m以上に 2階の窓は光が差し込むように設置
プレハブvs木造⑤ アフターケア 木造 24時間365日体制のアフターサービスセンターの導入 プレハブ 耐震機能等が衰えないように着工と同じ営業マンが担当
結果 機能面での差異性はほとんど皆無 それぞれのメリット・デメリットはあるが、プレハブも木造も特に違った点は無い 大きな違いは工法と素材の質
結果 総務省統計局による住宅数 ユーザーの決め手は何か?
結果 ユーザーの決め手 • 営業マンの魅力 • ユーザーの好み 営業は家を築くだけでなく、ユーザーとの信頼関係をも築いていかなければならない
今後の住宅業界の課題 長寿命住宅へ
今後の住宅業界の課題 構造の長寿命 • 長期間にわたり衰えない建物 • 耐震、耐火、免震性能の長期継続 住人の長寿命 • ユーザーの長期健康保障 • シックハウス病・ホルムアルデヒド対策 • 充実したセキュリティシステムの導入
今後の住宅業界の課題 ライフステージの長寿命 • 住宅がライフステージに速やかに対応 • SI(Skeleton Infill)住宅に注目
今後の住宅業界の課題 経済性の長寿命 • 資産価値の下がらない住宅造り • ユーザーの理想と資産の葛藤 信頼性の長寿命 • 契約した会社の充実したアフターケア • 営業マンとの関係の重要性
住宅業界の今後 何故住宅業界の中小企業は大手企業に吸収・買収されないのか? 住宅は小売のように地元のユーザーが買いに来る商品である 住宅展示場を開いたとしても収益が見込めない
住宅業界の今後 大手8社の勢力図はどうなるか? • 大和ハウス工業 • 積水ハウス • 積水化学工業 • ミサワホーム • パナホーム • 三井ホーム
住宅業界の今後 • 住宅展示場からの逸脱 • 優秀な営業マンの育成 • 都市部以外での活動 住宅業界は長寿命商品よりも‥‥
参考文献・URL <参考文献> 池上博史 「よくわかる住宅業界」日本実業出版社2005年 三島俊介 「比較日本の会社 住宅」実務教育出版2005年 嶋津孝之/福原安洋/在永末徳/松尾彰/中山昭夫/蓼原真一 共著 「建築材料」 森北出版 2001年 <参考URL> 旭化成ホームズ㈱HPhttp://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html 住友林業㈱HPhttp://sfc.jp/