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朝 の交差点

出会い 触れ合い. 朝 の交差点. この小冊子は、発寒十三条四丁目(大黒天側)の交 差点 での朝そして 午後のスクールガード 体験を綴らせ ていただいた 。 四季の移ろい の なか で、 子供達・通行する人たちと の沢山の出会い触れ合いは宝物となりました。  出会った皆様に心から感謝!                交通安全指導員                スクールガード 下   公 司 平成二十四年三月.  ランドセルに「交通安全」の黄緑色のカバーがまぶしい。子供の安全を  願い市が貸与したものだ。“おはよう”と声を かける と“大きな声で”

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  1. 出会い触れ合い 朝の交差点

  2. この小冊子は、発寒十三条四丁目(大黒天側)の交この小冊子は、発寒十三条四丁目(大黒天側)の交 差点での朝そして午後のスクールガード体験を綴らせ ていただいた。 四季の移ろいのなかで、子供達・通行する人たちと の沢山の出会い触れ合いは宝物となりました。  出会った皆様に心から感謝!                交通安全指導員                スクールガード 下   公 司 平成二十四年三月

  3.  ランドセルに「交通安全」の黄緑色のカバーがまぶしい。子供の安全を ランドセルに「交通安全」の黄緑色のカバーがまぶしい。子供の安全を  願い市が貸与したものだ。“おはよう”と声をかけると“大きな声で” おはようございます“と返ってきた。とてもうれしい。  交差点で待つ大人たちも目を細めて見守っている。 一年生のAちゃんは何時もお母さんと一緒に登校する。そのうち一人で 登校出来るだろう。  運動会が近づくと交差点は、格好のスタートラインに変身する。青信号 に変るのを今やおそしとダッシュの構え。全員競争だ!こける者が必ず出 る。メンコイものだ。この現象は運動会が終わっても余韻を残す。  スキー学習が始まるとスキー一式を持って登校する。学習が終わると一 式持って下校する。体力のない子は大変だ。悪戦苦闘で引きずっている。 スキーとバックが歩いている姿は気の毒に思う。親の手助けはあまり見な い。スキー、バック等を個別にし、日にちを変えて運んでいる子もいる。  自己解決、自立への試練か!  “無視された”と無念そうに訴えてきた。仲良し三人組みの一人だ。“ 大丈夫だよ、たぶん、聞こえなかったのでないかと思う“。”無視は嫌 な事だから無視をしない人になろうね“と言うと元気よく信号を渡って 行った。翌日、三人組が仲良く登校する姿を見た。 一、交差点編 子供たち(一) ・今年からカバーの  改善があり。一年  は持ちそうだ。今  までのものは、数  ヵ月でボロボロに なった。 ・手を挙げて、右を  見て左を見て安全 確認で横断する。 この動作がまだで きていない。 ・交差点のダッシュ は厳禁だ。 ・風の強い日、横断 中に傘を飛ばす。 ・自分の命は自分で 守ることを教えた い。 1

  4. 後ろから“おはようございます”の声がする。清々しく、幸せを感ずる後ろから“おはようございます”の声がする。清々しく、幸せを感ずる 一瞬だ。“おはよう”と言って、元気な挨拶が返ってくるのは半分か!後 は小さくこもった声はするが?しかし、年々挨拶は向上している。ただし、 中学に入ると挨拶が遠慮がちになる。 七時四十五分ごろ交差点を通過する子がいる。いつも一番だ。一年生か らそれは変わらない。遅刻するよりいいのかな?この子は一年生の頃、偶 然にも校区外で九時ごろ保護をした。同じクラスの子がもう一人いた。暑 い朝だ。“のどが渇いた!ジュースが飲みたい”という。コンビニへ飛び 込み調達した。彼らは満足そうだ。連絡したので先生が迎えにきた。  交差点で八時二十分を指す。学校まで十分、八時二十五分の登校時間に は間に合わない。Bさんは何時も遅刻。似たような生徒が数人いる。何時 も明るいのでほっとする。Bさんは何回も時刻を聞く。交差点通過最終者 を確認し、校門まで歩く。一目散に走る子、ゆったり、のんびり、焦る素 振りのない子供達を見守る。それぞれ学校の中へ消えた。ほっとする!  口元に白いひげの付いた子が来た。舌で“なめろと”言うと素直に“な めた”朝の牛乳の跡だった。  学校の昼食が美味しいという。百パーセントそう言う。どのような昼食 か?食べてみたいものだ。自分の家の料理に手抜きがあるのではないかと 勘繰りたくなるが? ・信号待ちではしゃ ぐ。 ・電柱の陰から横断 歩道に出る。 ・左右確認なく横断 する。 ・交差点寄りの歩道 から斜めに横断歩 道へ飛び出す。 ・ふざけながら横断 する。 ・横断の途中から踵 を返す。 2

  5.  突然、脚を蹴飛ばされた。振り向くと、何時もこちらから声を掛ける子 突然、脚を蹴飛ばされた。振り向くと、何時もこちらから声を掛ける子 だ。たまたまその子に目が行っていなかったのだ。挨拶の催促だ。ごめん ごめんと言って“おはよう”と言った。何時も無表情だが満足そうな目を 向けた。  毎朝、誘導棒が皆の遊び道具になる。赤信号の間、誘導棒は車道と平行 に持っている。誘導棒は子供達のはみ出しを守る意味もあるが、ほぼ自由 の状態にある。これを、さわる・へこます・手提げ袋を掛ける・指を輪に して通す・自分の頭をたたく・挙句の果てにはもぎ取ろうとする。問題が 無い限りは自由にさせる。楽しみは奪えない。  何人かは、必ず時刻を聞く。誘導中に聞かれるのには困る。しかし、来 る時間がほぼ予測できているので、時々時間を確認しておく。即答するが 数十秒の違いだ。消エネの時計は文字盤が消えるのでとっさの要求には対 応できない。従って、消エネの時計は使わない。  とにかく、子供たちのあの“はつらつ姿”にパワーをもらう至福の毎日 に感謝あるのみ。雨も、吹雪も気持ちがいい。 3

  6.  今日は私の誕生日と教えてくれる子がいる。交差点での待ち時間にハッ 今日は私の誕生日と教えてくれる子がいる。交差点での待ち時間にハッ ピーバースデーの歌でお祝いをする。仲良しグループで合唱だ。朝からホ ットな気持ちになる。クリスマスもお雛さまの歌も出る。(信号の待ち時 間は一分三十秒、結構まとまった話などができる)  一年生の女の子が、妹が生まれたと教えてくれた。まだ名前がないとも 言った。数日たつと、赤ちゃんの名前を教えてくれた。とても可愛いと付 け加えた。何時もお母さんと一緒の子だった。  夏休み冬休みが近づくといろいろな子が、函館の爺ちゃんの家へ行く今 金の婆ちゃんが遊びに来いと言ってくれた等と教えてくれる。そこに幸せ な顔があった。休みが終わると、海で遊んだ、犬とかけっこしたと知らせ てくれる。  何処にも行かない子もいた。チョッピリ寂しそうだが、たくましく見え た。  夜、布団をかぶりゲーム機遊びをしていてママに見つかり取り上げられ た。いつ返してくれるのだろうと落ち込む三年生。謝ったのだから大丈夫 と激励する。翌日、ニコニコ顔になっていた。  クリスマス、妹にはゲーム機がきた。私にはこなかった。ゲーム機が欲 しい。残念無念の表情があった。正月のお小遣いで買うことを提案した。 残念そうな顔が少しほころんだ。 子供たち(二) 4

  7. お願い事を、サンタさんへ書かなかったので、プレゼントが届かないとお願い事を、サンタさんへ書かなかったので、プレゼントが届かないと 残念そうに私に言う。書かなかった自分が悪いとその子は言った。来年、 お願いすると君の願いは届くと無責任に私は表現した。ほろ苦いものが残 った。  プレゼントの届かない子が何人もいた。良かれと思った声掛けも、気配 りしながら、空気を読みながらの言動をと深く心に誓った。 このことは、正月のお小遣いにも当てはまった。  携帯を買ってもらったと、目を輝かして教えてくれた。通話料金を考え て使うことをアドバイスする。母にも言われていると言葉が返ってきた。 約束が守られることを祈る。  ライラックの季節。満面笑顔の子が両手に溢れんばかりのライラックを 抱えている。朝、お母さんに頼まれたと言う。母の頼みを果たした達成感 があの満面の笑みとなっているのだ。“道端のライラックを勝手に折り、 採ってはいけない“との注意の言葉を飲み込んだ。あの満足な笑みに水を 差したくはなかった。(スクールガード、放課後)  昨日、お爺ちゃんの葬式に行った。沢山の人がいて、お花が沢山あった と教えてくれた。優しい爺ちゃんだったのと聞くと、よくわからないとの 返答だった。遠くの爺ちゃんなら仕方がないか? 5

  8. 多感な中学生、軽快な挨拶が少なくなる。こちらから声を掛けると反応多感な中学生、軽快な挨拶が少なくなる。こちらから声を掛けると反応 はあるが大儀そうだ。特に男の子にその傾向がみられる。反抗期なのか! 交差点のマナーはあまりよろしくない。  車道を歩いているので注意する。この道路は歩道が狭く、生徒たちには 気の毒な環境といえる。しかし、注意した生徒の反応がすごい。“注意を するなら市役所に言え“と。”狭い歩道だから、車道を歩いてどこが悪い “とのセリフが返ってきた。放課後、男子生徒の3人だけ。そう怒るなと 言いその場を収めた。市も町内会も過去からの課題であるが、改善ができ ないでいる。歩道からのはみ出しは危険だ。安全のために皆さの理解と協 力が必要と諭した。いろいろあるなあ~。 (スクールガード、放課後) 子供たち(三) ・躊躇なく赤信号を 渡る。 ・横断歩道を渡らず 横断歩道の交差点 側を渡る。 ・渡るときダラダラ と渡る子もいる。 ・横断歩道の手前か ら渡る。 ・電柱の陰から横断 を開始する。  しかも突然走り出 す。 ・手押し信号で、皆 が待っているが悠 然と赤信号を渡る 。 6

  9.  “おはよう”と声を掛けると、爽やかに“おはようございます”と声が “おはよう”と声を掛けると、爽やかに“おはようございます”と声が 返ってくる。“いってらっしゃい”と言うと“いってまいります”と恥ず かしそうだがうれしそうだ。そのような高校生が何人かいる。  手をつないだカップルが毎日後ろを通る。ほほえましい光景だ。女性徒 の方は挨拶するが、男性徒の方は笑わぬ目で通り過ぎる。カップル解消か との日が数日続くと、同じ時間帯に前後する小母さん達が騒ぎ出す。どう なっているのかと私に聞く。どうでもいい話だが、とりあえず女生徒に聞 く事にした。“大丈夫よ”とにこやかに話してくれた。翌日、小母さん達 に報告する。納得顔で歩き去る。数日後、手をつないだカップルが来る。 女生徒はにっこり笑い通り過ぎた。数年たち、男性徒は大学受験、女生徒 は就職と言った。しばらくして就職が決まったとの報告。今まで見守って くれてありがとう!もう会えないがお元気でと言うではないか。二月初め のことだった。  “おはよう”と言うと、たどたどしい日本語が返ってきた。国はどこと 尋ねる前に、“台湾から来た”と言った。セーラー服に真っ赤な靴が印象 的だ。何時も挨拶してくれた。  信号待ちで必ず教科書をだし、目を通す生徒がいる。赤信号の待ち時間 は一分三十秒。頭が下がる。来年受験と言う。志望校に入れるといいが。 子供たち(四) ・高校生は自転車と 徒歩通学だ。 ・自転車マナーは今 一つ。 ・イヤホーンの装着 走行が多く、気に なるところだ。 7

  10.  老若男女、いろいろな人が通る。朝の挨拶が気持ちいい。パワーの交換 老若男女、いろいろな人が通る。朝の挨拶が気持ちいい。パワーの交換 を感ずる。沢山の人と挨拶を交わすが私的な話は少ない。  近くの会社に通うCさんとは3年越しの交差点付き合いだ。管理者との 事、それなりに苦労しているようだ。酒が好きと見える。時々二日酔いか ?コンビニの袋の中身がそれを証明する。 奥様の受けがよろしくないと自虐気味だ。昨日、久しぶりに早く帰宅し た。奥様が美味しいザンギを揚げてくれたとのこと。機嫌よく一杯飲みな がら、近くに寝そべる愛犬にザンギを放ると、何かのはずみでそのザンギ が奥様に向かって飛んで行った。朝まで口を聞いてくれなかったと頭を掻 いていた。当たり前だ!しかし、爽やかな御仁ではある。春、転勤とのこ と。単身赴任と言っていた。自分も2年間過ごした所懐かしい。  交差点付き合いがもう一人いる。名前は知らない。年のころは三十前後 か?四十代か女性の年齢は分からない。出勤が遅くなったのを冷やかすと 会社の都合で勤務時間の短縮を命じられたとのことだった。厳しい世を感 ずる。新聞・TV等の現実がそこにあった。毎朝挨拶を交わしながら“今 日一日気合を入れて仕事を!”とジョークの檄を飛ばし見送る。 当然、交通安全のための動作は怠りない。目と身体は前後左右を注視し ている。気合は入っている。しかし、動体視力がだいぶ落ちた感がする。 通 勤 者 ・親しく挨拶をする 方は大変マナーが いい。 ・何人かは信号無視 横断歩道を通らず 車道を胸を張って  渡る。 ・自転車が危ない。 歩道から一旦停止 をせず、横断歩道 へ進入する。 ・子供が見ているよ  大人が見本をと言 っても、一べつも せず通り過ぎる。 8

  11.  病院へ通う人、散歩の人、犬の運動、ノルデックウオークの人等朝の行 病院へ通う人、散歩の人、犬の運動、ノルデックウオークの人等朝の行 動は区々だ。  顔見知りが通ると挨拶が弾む。近況交換があり、体調の話が出る。時候 の挨拶など楽しい。  交通安全週間があると、交差点で交通安全旗を掲げ旗波作戦が行われる。 そして沢山の熟年者が集う。盛り上がる一時だ。  道路端のゴミを時々拾いに来るご仁がいる。信号が変り車が動き出して も拾っているので、とても危ないが、頭が下がる。  犬を連れて横断歩道をしかも自転車で。子供たちは気になり犬とじゃれ まわる。きわめて危険。協力を願い、散歩ルートを変えていただいた。  思いがけなく、バレンタインデーでチョコをいただく。直接いただいた わけではないが、心遣いに感謝あるのみ。(交差点のはす向かいで毎日子 供達の安全を見守るE氏からもらったものだ。それは何時も通る近所の夫 人から皆さんへとの贈り物だった。ホワイトデーがあるな~)                 熟 年 者 ・車道の斜め横断が  多い。 しかも堂々と。 ・手押信号の無視も 多い。 ・信号を待つという  気が最初からない 熟年者がいる。 ・旗波や安全大会の 終了後も気になる 。安全啓蒙活動の 後なのに! 9

  12.  二人連れの一年生。一人が“俺うんちがしたい”もう一人が“俺、おし 二人連れの一年生。一人が“俺うんちがしたい”もう一人が“俺、おし っこ”と訴える。おしっこならその辺でしては!と言うと。出来ないと言 う。学校まで二百メーターぐらい。学校へ。先生に連絡、トイレへ。“俺 うんち“の子はもう出ないと言う。やれやれ!  一年生の女の子、モジモジしている。おしっこかと聞くと“そう”との 返事がきた。学校までは遠いし、家までも少し遠い。近くの工作事務所で トイレを借りる。ポットントイレだ。一瞬躊躇。抱っこオシッコで用を足 す。孫と思えばいいか!  冬、低学年の男の子。おしっこしたいが何処でしたらいいかとの質問が きた。そこの雪山に向かってしてはどうかとアドバイス。出来ないと言う。 それならその雪山の向こうでしたらどうだと言うと納得。雪山に隠れ、準 備に入った。山の向こうからランドセルが手袋が防寒服が飛んでくる。 状況を見にゆくと、防寒ズボンを脱ぐところだった。寒いから早くした方 がいいと言うと。いきなりこっちに向けて放水開始。オイオイ! 二、スクール・ガード編 10

  13. 道端のアザミをメッタ打ちにしている子がいた。花はじっとしているの道端のアザミをメッタ打ちにしている子がいた。花はじっとしているの に何故いじめるのかと聞くと、あのチクチクが服につくからとの理由。必 要に打ちのめすので、鋭く“よせ”と注意。何か気に食わない事があった のだろう!その子はもう高学年、明るく落ち着いた子に成長していた。  百米先で、何時も見慣れた子が、大人と立ち話をしている。近づくと詰 問されていた。相手はトラックの運転手で、側面のガラスに石が当りヒビ が入ったとのことだ“どう推測してもこの子しかいない”“親の所を教え ろ!“との押し問答の最中だった。子供はかたまり言葉が出ない。運転手 は私が近づいたのと進展しない状況を判断し、その場を去った。改めて本 人から話を聞くと、自分が石を投げたとのことだった。一応、学校へ連絡 した。あれから五年その子はもう中学生。会うと明るく挨拶してくれる。  少し親しくなった低学年。悪さをしたので父ちゃんに殴られ、髪の毛を つかまれ二階から落とされたと言う。怪我はない。本当の話か?いささか 疑問。しかし“パパは死んだ、今のパパは二人目だ“と先に聞いていた。 少々の先入観はあったので虐待が頭をかすめた。一応、学校には連絡をし た。その後数年が経つが、何事も起きていないようだ。  よかった!よかった!  11

  14.  ポロポロと涙を流してる子がいた。一年生だ。太っているのでデブと ポロポロと涙を流してる子がいた。一年生だ。太っているのでデブと 言われお腹を押されていた。いじめっ子は女の子も含め三~四人いた。 子供たちは悪びれた風はなかった。人を泣かせてはいけないよ。同じ一 年生、仲良しになってねと諭した。その後、からかいは見ない。  信号のない道路の横断中、一人の男の子の顔をピチャピチャ叩いて居 る男の子がいた。ケンカしないで早く渡ることを促すと、取り囲んでい る数人の女の子が“遊んでいるの”と言う。叩かれている男の子は迷惑 顔、これは一方的にやられている構図だが?何度も止めろと言っても聞 く耳を持たなかった。様子を見ていると、しばらくして止めた。何とも 不可思議な体験だった!遊びも進化したか? 同じような行動を中学生でも見た。一対一だ。やられている方は抵抗 をしない。だからケンカには見えない。こちらから見るとどうもいじめ だが!自分の子供のころにはこんなのはない。ケンカはあるがいじめは ない。お笑い感覚のボケと突っ込みなのだろうか?  ケンカ、男の子が“やいやい”言われている。やめろと仲に入った。 どうしたと聞くと、言われている子が女の子を先にいじめたと言う。 その仕返しを仲間がしているとのことだった。男の子は泣き叫び、異 常に興奮していた。仲に入ったので落ち着き、その場は収まった。  何かの不満が、爆発したのだろうか? 12

  15.  低学年はとにかくよく走る。転倒、そしてすり傷。仲間がいるのでワイ 低学年はとにかくよく走る。転倒、そしてすり傷。仲間がいるのでワイ ワイやっている。近づくと、カットバンを要求される。携帯しているので 応急措置をする。家についたらすぐはがし水で洗うことを約束させる。 とにかく些細な傷でも、その傷を見て泣く。カットバンでふさぎ傷が見 えないと安心するのか、泣き止む。 傷が深い場合は学校の養護室へ連れて行く。近くの自動車修理工場に飛 び込んだこともあった。  パトロール中に不審者が出た。私のパトロールは放課後が主体。金曜日 の午後何時ものルートを折り返している時。前方に見える交差点の信号を 無理に渡る数人の女の子を目撃した。こちらに向かっているので注意をし ようと思っていると“バイクに乗った男に、いいものを上げるからバイク に乗れと言われた“と血相変えて走ってきたところだった。 学校へ連絡。スクールガードのメンンバーに一報し、パトロールをお願 いした。当校区にも何回か、不審者情報が入った! パトロールの重要さを切に感じた事件だった。  放課後、近くの公園に行く。子供たちがぶらんこで遊んでいる。高学年 の女の子がぶらんこの鎖を巻き上げ短くして乗っている。鎖の輪に無理な 力が掛かっているのが見えた。注意をすると、素直に聞いてくれた。 何気ない子供の遊びの中に、思いがけない危険が潜んでいるので要注意 だ。 13

  16. (うれしい話) ・じゃんけんの挑戦を毎日受ける。 ・こんにちは!お帰り!さようなら!に返事を してくれる。 ・“スクールガードさん”と呼んでくれる。 ・卒業する6年生一同から、手作りクッキーを  いただいた。とてもうれしい。 (楽しい行動) ・路上ではい回る虫を観察する、好奇な眼。 ・何やら楽しそうに話をしている、愉快な 声。 ・ジャンケンに負け、ランドセルを担ぐ子。 ・雑草をつみながら歩く、楽しげな仕草。 ・雑草を刀に、チャンバラごっこ。 ・四葉のクローバーを見つけ、得意げな子。 ・アザミを服に付け合う、いたずらごっこ。 ・草原のしげみでかくれんぼ。 ・雪玉を投げ合う活発行動。 ・雪面で遊び遊び帰るにこにこ顔。 ・なぞなぞを仕掛けてくる、愉快な子。 (危ない話) ・車道へ石などを投げる。(冬は雪玉) ・車道内を歩く。 ・車道内を行ったり来たりする。 ・自転車で車道を逆走する。 ・自転車で走行する車の後ろにいて、前方 を未確認のまま、右対向車線に飛び出す。 ・自転車で、歩道を全力疾走する。 ・自転車で、左右未確認のまま飛び出す。 ・自転車でのヘルメットの着用が非常に少 ない。 ・無灯火で自転車に乗っている。 ・手押し信号を無視する。 ・決められた通学ルートを通らない。 (危険回避減少策が報われない) ・立ち入り禁止区域で遊ぶ。 ・元気行動だが、柵に登り落ちる。 ・雪山から車道へ滑り降りる。 ・手袋をせずポケットに手を入れて歩く。 ・凍結上の路面を滑り込み状態で横断する。    (すり鉢状になった路面)                   完 14

  17. ・・・心掛けたこと・・・ 交通安全指導員手帳から ・指導は思いやりを持って、親切・ていねいな  言葉遣いでおこなうこと。・・・難しい! スクール・ガード行動 ・子供たちを見守る。   (パトロール、交差点、庭、ゴミ出し、散    歩、買い物等手段は区々、なんでもあり) ・気楽に、気長に、危険なく。 15

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