タイにおける GPS 可降水量研究の現状

1. タイにおけるGPS可降水量研究の現状 静岡大学理学部 　里　村　幹　夫

2. バンコクでのGPS可降水量と 降水量 mm mm

3. khon Khon KaenのＧＰＳ可降水量

4. KogMaの降水量・可降水量

5. KogMaとChiang Mai 比較

6. ま　と　め ①　雨季は常に可降水量が高く、変化が非常に小さい。 ②　乾季は、可降水量が1～2週間の周期で大きく変動する。 ③　乾季の初期は可降水量は気圧と負の相関を持つ。これは、コールドサージの通過を見ていると考えられる。 ④　乾季の終わり（プレモンスーン期）は、可降水量は気圧と正の相関を持つ。これは南の高気圧が水蒸気をもたらしていると考えられる。 ⑤　可降水量の日変化はローカルな影響を受け、場所にとって異なるが、タイでは一般に小さい。 ⑥　標高の高いKogMaとふもとのチェンマイとの可降水量の差は両点の可降水量にほぼ比例するが、可降水量が大きいときは、２点の差は頭打ちになる。