1 / 20

神戸空港の財政問題検証

神戸空港の財政問題検証. • 建設費に関する検証 • 財源に関する検証 • 維持管理費に関する検証 • 借入金返済に関する検証 • 神戸市及び第三セクターの財務体質問題 • 問題点の本質とその改善案 2001.2.27 ミナト神戸を守る会 野村知生. Rev.3. 建設費に関する検証. 公称の総工費 3,140億円. 臨海土地造成事業 護岸、埋立、地盤改良、 漁業補償、供給処理施設、 道路、緑地、連絡道路 2,420億円. 空港整備事業 滑走路、 エプロン、 消防設備 594億円. 港湾整備事業 岸壁、物揚場、 緑地、埋立、 地盤改良

Download Presentation

神戸空港の財政問題検証

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 神戸空港の財政問題検証 • 建設費に関する検証 • 財源に関する検証 • 維持管理費に関する検証 • 借入金返済に関する検証 • 神戸市及び第三セクターの財務体質問題 • 問題点の本質とその改善案 2001.2.27 ミナト神戸を守る会 野村知生 Rev.3

  2. 建設費に関する検証 公称の総工費 3,140億円 臨海土地造成事業 護岸、埋立、地盤改良、 漁業補償、供給処理施設、 道路、緑地、連絡道路 2,420億円 空港整備事業 滑走路、 エプロン、 消防設備 594億円 港湾整備事業 岸壁、物揚場、 緑地、埋立、 地盤改良 126億円 注意: 用地費360億円は、臨海土地造成事業及び空港整備事業両方に含まれるため、割愛。

  3. 建設費に関する検証 実際の総工費  約1兆円 • ポートライナーの延伸費用     590億円 • 高度下水処理施設        3,000億円 • ターミナルビル、駐車場 • ヘリポート • 格納庫、貨物ターミナル、総合物流施設 • 小型航空機整備施設、小型固定翼機駐機施設 • 笹山市長、市長選の法定第2号ビラで1兆円と明言 • 平成5年4月6日大阪キャッスルホテルでのミナト参事の発言。「関空は500ヘクタールで1兆4千億円、神戸空港も(ターミナルビルなどの)上ものをいれていけば1兆円」

  4. 財源に関する検証 3,140億円の財源 • 臨海土地造成事業 2,420億円 • 空港整備事業     594億円 • 港湾整備事業     126億円 起債    1,743億円 土地処分 677億円 起債  299億円 国庫補助 250億円 その他 45億円 起債  66億円 国庫補助 52億円 その他 8億円

  5. 財源に関する検証 財源別集計 677億円 • 土地処分   677億円 • 起債     合計 2,108億円 • 国庫補助  合計 302億円 • その他    合計  53億円 1,743億円 299億円 66億円 250億円 52億円 45億円 8億円

  6. 財源に関する検証 土地処分の実情 677億円 平成14年度及び15年度に処分するものを計上。 • 空港施設用地 (100.6ha/138.3ha)   神戸市   100.6ha x @26,000  = 262億円   • 旅客ターミナル           第3セクター    4.5ha x @270,000 = 122億円 • 貨物ターミナル      第3セクター    2.8ha x @270,000 = 76億円 • 駐車場用地        第3セクター    8ha x @270,000 = 216億円

  7. 維持管理費に関する検証 空港の維持管理費 • 年間   約 10.4億円 • 人件費     2.5億円 • 管理経費    7.9億円 • 施設管理委託費、光熱費、使用料、工事請負費 空港の収入 • 着陸料         26.5億円 • 土地使用料      0.6億円 • 合計         27.1億円

  8. 維持管理費に関する検証 着陸料収入 • 札幌  5便 エアバス 167,000 X 5 • 東京  5便 ジャンボ 322,000 X 5 • 福岡  3便 小型ジェット 72,800 X 3 • 長崎  2便 小型ジェット 72,800 X 2 • 熊本  2便 小型ジェット 72,800 X 2 • 大分  2便 小型ジェット 72,800 X 2 • 宮崎  2便 小型ジェット 72,800 X 2 • 鹿児島 3便 中型ジェット 139,800 X 3 • 那覇  5便 エアバス    167,000 X 5 • 但馬  1便 エストール   7,860 X 1 \4,508,060 X 365 = 約16.5億円

  9. 維持管理費に関する検証 空港の収支 • 収入   着陸料    16.5億円 •      土地使用料   0.6億円 • 合計     17.1億円 • 支出   人件費     2.5億円 •      管理経費   7.9億円 • 合計     10.4億円 粗利は、6.7億円

  10. 借入金返済に関する検証 起債の償還方法 • 臨海土地造成事業 2,420億円 • 土地売却 • 空港整備事業     594億円 • 空港収入より • 港湾整備事業     126億円 • 港湾収入より 起債    1,743億円 起債  299億円 起債  66億円

  11. 借入金返済に関する検証 土地売却による 1,743億円の償還 • 小型航空機機能用地(固定翼)365億円 •  79機を神戸空港に誘致 1機あたり4.6億円 • 小型航空機機能用地(回転翼)346億円 • 航空機サービス機能用地(格納庫)311億円 • 羽田、伊丹(ANA,JASの小型)、関空(ANAのみ)、 • 成田(JALのみ)

  12. 借入金返済に関する検証 土地売却による(2)1,743億円の償還 • 輸送用機械器具製造業用地394億円 • ボーイングが神戸でエンジンを作る! • 鉄軌道車庫用地      211億円 • 阪急西宮北口車庫より立派な車庫 • 総合物流施設用地     227億円 • 航空機関連機能用地    192億円 • 緑地(利便施設用地)   119億円

  13. 借入金返済に関する検証 空港島は売却してよいのか? 236ha 全体(272ha)の87%を売却 • 空港用地は売却できるか? 関西国際空港(株)及び新東京国際空港公団共に、空 港用地は民間はおろか国や市町村にも一切売却してい ない! • 第三セクターへの売却 2000年5月に第3セクターを発足、410億円分の土地 を売却  この財源は何処にも説明されていない

  14. 借入金返済に関する検証 空港収入より • 空港収入より299億円を18年間で返済 年間16.6億円の返済 しかし… • 収入   合計     17.1億円 • 支出   合計     10.4億円 • 粗利           6.7億円

  15. 借入金返済に関する検証 港湾収入より • 港湾収入より66億円を返済。 • 年間5億円の返済。 • 港湾には、収入源は無い。

  16. 借入金返済に関する検証 ポートライナーの延伸費用 • 総工費590億円 10年で返済 59億円/年 • 現在年間運賃収入30億円 183億円の累積赤字 • 1日あたり利用客を 43,000 → 100,000 に! • 無料のムーヴィングウォークの上に建設 • 運賃収入 30億円 → 70億円に!

  17. 神戸市の使命の取り違い • 公共団体が、儲かる事業を行うべきか? • もし、儲かるのなら、株式会社にしてはどうか? 福祉、ごみ処理、過疎地の公共交通など、儲からない事業を行うのが、公共団体の使命ではないか?

  18. 神戸市及び第三セクターの財務体質問題 • 予算審議はあるが、決算審議は無い。 • 事業の成否について、責任の所在が無い。 • 単年度予算ゆえ、累積欠損が見えない。 • 事業方針の転換が行われない。 • 連結決算でないため、いわゆる飛ばしが行われている。 • 国際会計基準の適用を受けない。 • 株主がいないため、会計監査が十分でない。 • 住民監査請求をもっと行う必要がある。

  19. 問題の本質 • 過去30年にわたって行われてきた、埋立事業の終焉。 • 上記粉飾決算の隠蔽。 • 巨大化した市役所ファミリーの利権。 • マーケットメカニズムから隔離された世界。 空港問題は、氷山の一角。 根本的に、体質改善が必要。

  20. 問題の改善にあたって •  大統領制 •  業界の経営者の抜擢 •  議会のテレビ中継 •  地下鉄、K-CAT、会館 •  所有株式、不動産 •  郵便局、コンビニへの委託 •  ニーズのリサーチ • トップの交代 • 民間人の登用 • 情報の開示 • 徹底した民営化 • 資産の処分 • 窓口多機能化 • マーケティング

More Related