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翻訳のメカニズム. リボソーム上で塩基配列がアミノ酸配列に換えられている(翻訳). 翻訳の規則性. mRNAは5‘から 3’ 方向へ読まれる 蛋白はN末からC末へ合成される. 翻 訳 (第 1 段階 開始). メチオニルtRNAがリボソーム小サブユニットのペプチジル部位( P 部位)に結合 この反応には開始因子(IF,GTPアーゼ)とGTPが必要 最初のtRNAとリボソームの結合にはmRNAを必要としない. 翻訳(第 2 段階 延長). 結合 新しいtRNAがリボソームに結合(アミノアシル部位,A部位).翻訳最初のtRNAはP部位に結合
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翻訳のメカニズム リボソーム上で塩基配列がアミノ酸配列に換えられている(翻訳)
翻訳の規則性 • mRNAは5‘から3’方向へ読まれる • 蛋白はN末からC末へ合成される
翻 訳 (第1段階 開始)翻 訳 (第1段階 開始) • メチオニルtRNAがリボソーム小サブユニットのペプチジル部位(P部位)に結合 • この反応には開始因子(IF,GTPアーゼ)とGTPが必要 • 最初のtRNAとリボソームの結合にはmRNAを必要としない
結合 • 新しいtRNAがリボソームに結合(アミノアシル部位,A部位).翻訳最初のtRNAはP部位に結合 • ペプチド転位 • P部位に結合しているtRNAからペプチド鎖がA部位のtRNAに結合しているアミノ酸と結合 • トランスロケーション • P部位に結合しているtRNAがリボソームから離れA部位のtRNAがP部位に移動
EF-Tu(延長因子) • tRNAとリボソームの結合を促進する • EF-TuにはGTPアーゼ活性がある • 校正機能 GTPが分解されている間に結合した tRNAが正しいかをチェックする • リボソームの立体構造を変化させ反応が戻らないようにする
EF-G(トランスロカーゼ) • GTPアーゼ • tRNAのA部位からP部位への移動を促進する • tRNAをA部位からP部位への移動にはGTPの分解が必要
翻訳(第3段階 終結) • リボソームが終止コドンへ 来るとA部位に解放因子 (RF)が結合 • ペプチドのC末が水分子と反応してCOOHとなる • ペプチドがtRNAから遊離 • tRNAがリボソームから遊離
翻訳後プロセッシング • シグナルペプチドの切断 翻訳で合成されたたんぱくのN末に存在する数~数十残基アミノ酸はたんぱく質の行き先を示すタグ(荷札)の役割を果たしており行き先が決まれば切断される • シャペロンによる立体構造の構築 たんぱく質の立体構造はシャペロン分子により形ずくられる
翻訳の制御 インターフェロンによる ウイルス増殖の抑制 インターフェロンは開始因子(IF)を不活性化 ウイルス蛋白の合成阻害
リボソームでのタンパク合成 • リボソームとmRNAが結合することでタンパクの合成が開始する • 分泌タンパクにはシグナルペプチドがN末にあり,これがSRP(Signal Recognition Particles)に認識されることで,合成されたタンパクは小胞体腔へ移動する
SRP SRP 受容体