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韓国のモバイルペイメント市場 多様化する市場で成功するための必要条件. 2013 年 3 月 12 日. KyongSun Kong アジア金融サービスグループ アナリスト kkong@celent.com. セレント会員様は、ウェビナー終了後、弊社ウェブサイト ( http://reports.celent.com/login.asp) にて、 本日のプレゼンテーションをダウンロードしていただけます。. 目次. モバイルペイメントを取り巻く環境 3 多様化するモバイルペイメント市場 7 電子ウォレットの台頭 17 成功に導くための必要条件 20 結論 22.
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韓国のモバイルペイメント市場多様化する市場で成功するための必要条件韓国のモバイルペイメント市場多様化する市場で成功するための必要条件 2013年3月12日 KyongSun Kongアジア金融サービスグループ アナリスト kkong@celent.com セレント会員様は、ウェビナー終了後、弊社ウェブサイト(http://reports.celent.com/login.asp)にて、 本日のプレゼンテーションをダウンロードしていただけます。
目次 • モバイルペイメントを取り巻く環境 3 • 多様化するモバイルペイメント市場 7 • 電子ウォレットの台頭 17 • 成功に導くための必要条件 20 • 結論 22
モバイルペイメントを取り巻く環境 Section 1
利用可能携帯電話の普及状況 • 2012年8月にはスマートフォンの加入者数は3,000万人に達し、そのうちNFC搭載のスマートフォンの割合が約50%、1,500万台にのぼった。2013年8月には人口5,000万人の韓国で、スマートフォン加入者が4,000万人に達するとの試算もある。またNFC搭載スマートフォンの割合も今後、増加し続けていくであろう。 韓国におけるスマートフォン加入者数推移 出典:韓国放送通信委員会
決済端末機 出典:セレント
多様化するモバイルペイメント市場 Section 2
オンライン決済 出典:セレント
Mコマース • Mコマースとは携帯電話を利用した電子商取引のことを指す。Hana SK Cardでは、このMコマースによる決済の割合が70%も占めている。 Hana SK Cardにおけるモバイルカードによる決済金額決済元別内訳(2012年合計(予測):5,355万米ドル) 出典:Hana SK Card
モバイルプリペイドカード • 2011年5月のサービス開始後、2011年12月に100万枚、2012年3月に200万枚、2012年6月に300万枚、そして2012年11月には400万枚と、わずか1年6ヶ月の間に400万枚を発行した。 モバイルCashbee発行枚数推移 出典: EB Card
モバイルクレジットカード • Hana SK Cardによる2010年の決済金額合計は92.3万米ドルだったが、2011年には1,015.6米ドルにまで跳ね上がった。そして、2012年の決済金額合計は5,355万米ドルになるものと予測される。CAGRで見た場合、なんと661.7%の成長となる。この成長は2013年にも維持され、2010年~2013年のCAGRは569.5%と予測しており、決済金額は約2.8億米ドルに達する見込みである。 Hana SK Cardにおけるモバイルカードによる決済金額推移 出典:Hana SK Card
モバイル電子マネー • ZooMoneyの中で興味深い機能として、割り勘機能がある。割り勘に参加する人数を選択し、総額を入力する。すると、一人当たりの金額が計算され、割り勘に参加する人の携帯電話番号と名前を入力し、送信ボタンを押すと、各自のZooMoney内のメッセージボックスを通じて入金して欲しい金額のお知らせメールが届くのである。 出典:ZooMoney
モバイル電子マネー • Cashnutの機能には、ゲーム感覚で楽しめる割り勘機能がある。「福不福」と呼ばれ、ルーレットゲームのようなものである。割り勘に参加する人を入力し、画面を振る。すると、ルーレットが回り出し、ストップする。そこで割り勘参加者のうち、何人かだけが支払い、それ以外の物は支払いを免れることができるというゲーム機能である。このように人々が楽しめる機能を搭載する事で、消費者の関心をひきつけようとする狙いがあるのだろう。 出典:Hana N Wallet
モバイルデビットサービス • Moca Payでは大きく4つの決済方法が利用できる。バーコード決済、コード決済、決済、そしてスマートオーダーである。スマートオーダーは新概念の決済方式で、店を訪れる前に注文・決済を完了させるため、店内で注文のために並ぶ必要がない。コーヒーショップなどでの利用を想定して開発されたサービスである。 出典: KT
バーコード決済 • Hana SK Cardは2012年2月にバーコード式プリペイドカードサービスを開始し、毎月約1万枚発行している。 • しかし、利用率は約3%と低水準である。このプリペイドカードの利用可能箇所がHome plusという大型スーパーチェーンに限られているのが原因と考えられる。2013年には汎用バーコードカードのサービスを開始する予定で、今後の成長が注目される。 出典: Hana SK Card, Hana Bank
QRコード決済/ タグ決済 • QRコード決済 • NFCが搭載されていないスマートフォンはあっても、カメラが付いていないスマートフォンはない。また、店舗側はQRコードを準備するだけで、決済端末機の役割は顧客が持つスマートフォンが担ってくれる。もちろん、QRコードが生成できるPOSシステムを導入しなければならないため、導入コストはかかるが、QRコード生成可能なPOSシステムが急速に普及しているため、モバイルペイメントの新しい手段として、注目を集めている。 • タグ決済 • これはNFC決済のひとつであるが、NFC決済端末機ではなく、ステッカー状のNFCタグにNFCを近づけることで決済する。このタグ決済は従来の決済端末機にかかるコストを大幅に下げるだけでなく、導入にかかる時間・労力も大幅に軽減できるところにメリットがある。
電子ウォレットの台頭 Section 3
成功に導くための必要条件 Section 4
成功に導くための必要条件 • プラスティックカードとの差別化 • 利用可能場所の拡大 • 消費者による利用の促進 • 複合的サービスの提供 • モバイルペイメントの国際化
結論 Section 5
結論 • 今後、モバイルペイメントの導入を検討している企業に、以下のように提案したい。 • モバイルペイメントには様々な決済方法が存在する。ひとつの方法にこだわるのではなく、多様な方法を採用する事で、消費者の利便性向上に努めたい。特にオフライン決済において、NFC決済だけでなく、その他の手段も幅広く取り入れる事で、消費者による利用が促進されるだろう。 • モバイルペイメントがもはやペイメント機能を果たすだけでは消費者の関心を引く事は難しい。世界中にも広がりつつある電子ウォレットの導入を検討し、クーポンやメンバーシップカードサービスを併せて提供する事が必要であろう。また、割り勘機能のようなモバイル特有のユニークな機能を付随させる事で、消費者ニーズを満足させていく必要があるであろう。 • 国際化が進む中で、決済の国際化も同様に発展していくべきである。携帯電話も海外ローミングする事で自由に使える時代だ。現在も海外でのクレジットカード利用などが可能であるが、今後はスマートフォンで通話するだけでなく、決済も可能になるよう、インフラを整えていく事でさらに、利便性を高めていきたい。
ありがとうございました プレゼンテーション内容についてのお問い合わせ レポート購読・コンサルティング契約についてのお問い合わせ 孔 慶順(こん・きょんすん)kkong@celent.com Marie Aquino maquino@celent.com セレント会員様は、後日、弊社ウェブサイト(http://reports.celent.com/login.asp)にて、 本日のプレゼンテーションをダウンロードしていただけます。