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■ 一分が分ける運命、脳卒中■

第 1 回 佐賀県脳卒中市民公開講座. ■ 一分が分ける運命、脳卒中■. 日時:平成 19 年 4 月 21 日(土)  14 時~ 16 時 場所:佐賀県立女性センター・佐賀県立生涯学習センター     (通称 アバンセ) 1F ホール. 主催:日本脳卒中協会佐賀県支部 日本脳卒中協会     三菱ウェルファーマ株式会社、協和発酵株式会社 後援:佐賀県医師会、佐賀新聞社、NHK佐賀放送局     STSサガテレビ、エフエムSAGA. - 演目 -. 13 : 30 - 14 : 00  脳卒中協会ビデオ上映

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Presentation Transcript


  1. 第1回 佐賀県脳卒中市民公開講座 ■一分が分ける運命、脳卒中■ 日時:平成19年4月21日(土) 14時~16時 場所:佐賀県立女性センター・佐賀県立生涯学習センター     (通称 アバンセ) 1F ホール 主催:日本脳卒中協会佐賀県支部 日本脳卒中協会     三菱ウェルファーマ株式会社、協和発酵株式会社 後援:佐賀県医師会、佐賀新聞社、NHK佐賀放送局     STSサガテレビ、エフエムSAGA

  2. - 演目- 13:30-14:00 脳卒中協会ビデオ上映 14:00~14:05 代表からのごあいさつ 講演 第一部14:05~14:45 座長 佐賀大学神経内科 黒田康夫 先生 『脳卒中は防げる、治せる』 国立循環器病センター名誉総長・日本脳卒中協会理事長  山口武典 先生 14:50~15:00 休憩 15:00~15:05 脳卒中協会発行する体験記のご紹介 『夫がくれた感謝と勇気』 朗読 司会 長山留美 第二部15:00~15:40 座長 佐賀大学神経内科 黒田康夫 先生 1. 『脳梗塞と生活習慣病』 嬉野医療センター神経内科(現 白十字病院脳血管内科)     入江克実 先生 2. 『脳梗塞と不整脈』 佐賀県立病院好生館神経内科  高島洋 先生 3. 『早めの受診をするには』 佐賀大学医学部 神経内科  薬師寺祐介 先生 15:40~16:00 脳卒中何でも相談コーナー           (参加者とのパネルディスカッション) 

  3. 『脳卒中は防げる,治せる』 日本脳卒中協会山口武典 脳卒中とは「脳が卒然として邪風に中る」という言葉からできた言葉です.つまり,「突然悪い風に当たって倒れる」ことを意味します.昔,脳卒中で麻痺の残った人を「中風病み」といっていたことを覚えている方もあると思います.脳卒中は血管が詰まる「脳梗塞」と破れる「脳出血」,「くも膜下出血」に分けられることはご存知と思います.これらの区別はコンピュータ断層撮影が普及して,大変容易になりました. 高血圧,糖尿病,高コレステロール血症,肥満などのある人,タバコを吸う,大酒を飲む人は,明らかに脳卒中を起こしやすくなります.これらの危険因子が重なると,脳卒中の起こり易さは幾何級数的に増加しますので,すべてを厳重に管理することが大切です.例えば,高血圧を旨くコントロールすることによって,脳卒中は40-50%抑制されます. 一旦起こってしまった脳梗塞でも,発症3時間以内にt-PAという血栓を溶かす薬を静脈注射すると,ほとんど障害が無いまでに回復する人が明らかに多くなります.脳卒中の初期症状を覚えておいて,少しでも当てはまるときは直ぐ救急車で病院に行きましょう. 日本脳卒中協会では,一般市民の方々の啓発活動,患者さんの自立支援など幅広く活動しています.

  4. 『夫がくれた感謝と勇気』 日本脳卒中協会発行 体験記「脳卒中後の私の人生」から出典、一部改変  平成3年7月、突然夫が倒れました。場所は炎天下の家庭菜園でした。 二時間余りも発見がおくれ、救急車で病院へ運ばれた時には、脳梗塞が 左脳の大部分に広がっていました。 何日も意識は戻らず、生きているのか 死んでいるのか、私自身が思考能力を失って、只付き添っていました。    その時夫は六十五才、私が六十四才で、若い時からの共働きは、それぞれ 無事に定年を迎えていました。そして生活の設計通りに豊かな老後が始まったば   かりだったのです。  救急車で運ばれた病院で三ヶ月が経ち、リハビリテーション病院に転院しました。   そこの病院のスローガンは“きき手変換、左手でも出来る”で、日常の動作一つひと  つに、甘えを受け入れないで自力でやり抜けることでした。何もかもしてあげる介護  ではなく、忍耐強くやさしく見守りながら、重度障害者の本人に自力でやってもらう、 むづかしい介護に徹し切りました。一つの動作が出来た時、単語が選び出せた折 は、大きな拍手で一緒に喜んだものでした。  ・・・・以来、丸13年の歳月がたちました。 お互いに障害と介護に慣れ、一見平和  な老々介護の生活を送っていましたが、今秋は強い台風に見舞われました。  激しい暴 風雨の夜「こわいなあ」と思わず、もらした私の言葉に、夫は頑張って  ジェスチャーを添えながら 「ボ・ボクが、エート、エート、まもってあげる」 と言ってくれました。このときは嬉しくて、今まで の苦難もいっぺんにふっ飛んで涙が溢れました。 そして深い感謝の念として大きな勇気をもらった のです。 この盤石の夫の愛に裏付けされていたからこそ、 続いてきた介護の日々だったと、今更に心に深く しみわたる思いです。

  5. 嬉野医療センター(現 白十字病院脳血管内科) 入江克実 嬉野医療センター(現 白十字病院脳血管内科) 入江克実  『脳梗塞と生活習慣病』 その他のリスクファクター 喫煙 大量飲酒 太りすぎ

  6. 『脳梗塞と不整脈』 佐賀県立病院好生館                        高島 洋  心房細動という不整脈で脳梗塞を起こすことがあります。心臓の一部 に小刻みなふるえが生じ、血流がよどみ、血のかたまり(血栓)ができ やすくなり、はがれた血栓が血液の流れに乗って脳の血管につまること により脳梗塞をおこすのです。元読売巨人軍監督長嶋茂雄氏が、この タイプの脳梗塞で倒れたのはあまりにも有名です。  心房細動があると、脳梗塞のリスクが5倍になります。 また高齢になればなるほど心房細動を持っている人が 増え、脳梗塞をおこしやすくなるといわれています。 よって心房細動がある患者さんは、かかりつけの先生 とよく相談して脳梗塞の予防が必要です。  もし脳卒中症状が起こった場合、救急車でかけつける 専門病院をあらかじめ決めておくことも重要です。

  7. 佐賀大学医学部附属病院                     薬師寺祐介    佐賀大学医学部附属病院                     薬師寺祐介      脳梗塞の急性期治療としてt-PA(血栓溶解薬)がわが国で使われ始めて 1年半がたちました。t-PA投与により後遺症なく退院できることも決してまれではありません。  しかし、t-PAは副作用予防(主に脳出血)のために発症から3時間以内までに投与しなければならず、現時的には脳梗塞患者さんの10%くらいしか対象になりません。  治療を受けれる割合の低さの原因のひとつに、 受診の遅れがあります。 3時間以内に治療を 受けるには、2時間以内に受診をしていただく 必要があります。本日ご説明する症状(急に体 の片側に異常が起こるなど)が起こった際には、 早めに専門機関を受診しましょう。 『早めの受診をするには』 -脳梗塞を疑わせる症状- 急に片方の顔や手足が しびれる、力が入らなくなる 急に口がもつれて ろれつが回らなくなる、 急に言葉が出なくなる 急に片方の目が 見えにくくなる 急に歩けなくなる、 足が思うように動か なくなる めまいがしたり、 バランスが とれなくなる 意識がなくなる 寝ぼけたように、 意識がもうろうとする

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