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 “子どもの命をまもるために”  放射線内部被曝 のお話

 “子どもの命をまもるために”  放射線内部被曝 のお話. 仙台赤十字病院呼吸器科   東北大学臨床教授      岡山 博     杜の都政経塾 2011年6月25日. 放射線被曝についてお話します。 細かいことは、理解しなくても大丈夫。 放射線被曝をさけるために必要なことは、専門的知識ではありません。 それでは何が必要か。最後にお話しします。 一緒に考えましょう。判断は自分でしましょう 講演途中でも、質問や意見、歓迎します。                       岡山 博. 放射線とは. 紫外線に似ている。 放射性物質からでる。

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 “子どもの命をまもるために”  放射線内部被曝 のお話

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Presentation Transcript


  1.  “子どもの命をまもるために” 放射線内部被曝のお話 “子どもの命をまもるために” 放射線内部被曝のお話 仙台赤十字病院呼吸器科   東北大学臨床教授      岡山 博     杜の都政経塾 2011年6月25日

  2. 放射線被曝についてお話します。 • 細かいことは、理解しなくても大丈夫。 • 放射線被曝をさけるために必要なことは、専門的知識ではありません。 • それでは何が必要か。最後にお話しします。 • 一緒に考えましょう。判断は自分でしましょう • 講演途中でも、質問や意見、歓迎します。                       岡山 博

  3. 放射線とは 紫外線に似ている。 放射性物質からでる。 いろいろな物質を変性する。例えば、太陽光で • 印刷されたインクの色があせる • プラスチックなどぼろぼろになる • 蛋白や遺伝子やいろいろな物質を変性させる。 • 細胞障害ややけど • 老化、癌、生殖機能、先天異常を増やす

  4. 原発の核分裂反応・核分裂で約100種の放射性物質が作られる。・1億倍の放射線と熱が出る。・放射性物質の種類で、アルファ、ベータ、ガンマ線を、いつまで出し続けるかが 決まっている。原発の核分裂反応・核分裂で約100種の放射性物質が作られる。・1億倍の放射線と熱が出る。・放射性物質の種類で、アルファ、ベータ、ガンマ線を、いつまで出し続けるかが 決まっている。

  5. 内部被曝の危険性 • 距離が短い • 体内に、長期残る • 蛋白や遺伝子変異、炎症起こす   老化、骨髄機能抑制(感染、出血、貧血)   癌、先天異常、遺伝的障害

  6. 内部被曝の経路 • 呼吸: 放射性の微粒子や気体を吸い込む • 飲食物: 放射性物質が付着した飲食物を摂取する • 皮膚や傷口から吸収

  7.      放射線 核種のちがい • ヨウ素      甲状腺に集まる          半減期 8日 • セシウム       細胞内に溶けて分布      半減期 30年、 生物学的半減期 1~2ヶ月 • ストロンチウム      カルシウムに似てる。骨に分布      半減期 29年 Cs137あれば、Sr90存在

  8. 爆発後初期~2週間 • 爆発で舞い上がった放射能ほこりは風に乗って散らばった。 • 1/100 mm より大きなほこりはゆっくり地面に落ちた。 • 小さなほこりはいつまでも空中に浮遊、世界に拡散。 • 雨や雪が降ると、放射能ほこりはまとまって落下した。 • 寿命の短い放射能がたくさん出たが4~5日でほぼ消えた。寿命が中くらいのヨウ素、セシウムがその後の主役

  9. 半減期が短い放射能(ヨウ素など)はなくなった。半減期が短い放射能(ヨウ素など)はなくなった。 最も残っているのはセシウム 空気中の放射能 空中の大きなほこりは地面に落ちた。小さなほこりは風に乗って世界中に拡散した。 地面のほこりの一部は風で舞い上がるが少ない。 今も原発から放射能物質は大気に放出されているが、3月爆発よりははるかに少ない。 空気中の放射能は少ない 現在事故3ヶ月の汚染状況(推測)

  10. 現在の大気の汚染状況(推測) • 3月爆発後拡散した放射能粒子は地面に降下するか世界中に拡散した。 • 2週間と比べ、ずっと少なくなった。 • 今も原子炉と原子炉周囲ほこりから拡散している。 • 地面に落ちた放射能ほこりが乾いて風で舞うこともある。 • 普通の状態であればマスクの価値は下がった。

  11. 地表に落ちた放射能 雨水で流れ、乾いたところに残る。 水がたまって乾いた所のごみや枯れ草に吸着している。雨が降るたびに少しずつ解けて流れ、地面にしみこんでいる。 土にしみこんだセシウムの一部を植物は吸い上げる。葉についた、ほこりや雨の中のセシウムの一部は直接吸収される。 水道水の汚染はおそらく少ない 現在の地表の汚染状況(推測)

  12. 現在の海の汚染状況 海の汚染 • 汚染水を大量に海に放出している • 海水・海底・ヘドロと、海草・魚が汚染され続けている。 • 時間とともに全国に拡散拡大する。

  13. 現在の地表汚染状況と食物 • ヨウ素:大量に放出されたが、放射能はなくなっている • セシウム:大気中セシウムは葉からも吸収された。土やホットスポットのごみ、枯れ草に付着。土中セシウムは植物に吸収される。何十年も続く。海や沼のセシウムは植物や虫、魚に吸収される。 • ストロンチウム:骨に吸収され放射線出し続ける。小魚など骨に注意

  14. 現在の汚染状況まとめ • 空中に浮遊している放射能:    少ないが、原発からの放出と風邪で舞い上がることは注意に注意 • 地面やホットスポット:   放射能が吸着して溜まっている。ガンマ線の外部被曝、アルファ線吸引、経口摂取による内部被曝注意 • 水道水:あまり高くなさそうだが今後注意。 • 汚染地域で取れた農作物、海産物:避ける   事故後3週間は、大気中と降下した放射能ほこり多かった。   地域農作物は控え、マスク着用、雨にあたらない、入浴かシャワー、窓閉鎖、家にほこり持ち込まないことが大切だった。できれば避難望ましかった。

  15.   食物や環境放射能の基準許容量:法律で決まっている  食物や環境放射能の基準許容量:法律で決まっている • それ以下は浴びて良い量ではなく、「それ以下はやむを得ず受け入れても良いが、それ以上被曝してはいけない」と安全のために、便宜上決めた量。 • 世界各国も国際機関も、日本の法律も、基準を定める目的は; 被曝を少なくするため。 • 食物中の、鉛や水銀などの有毒物規制や、環境中の有毒ガス基準も、同じく、毒を摂取させないための基準。明らかな有害量より低く摂取量を決める

  16.   食物や環境放射能の基準を変えた • 福島原発事故後、     ・放射能を避けるためではなく、放射能をもっと採らせるために、国は暫定基準を発表した。     ・放射能を避ける説明と逆の、放射能をもっと浴びてよいという説明に変わった。     ・法律も、医学的事実も変わっていないのに。

  17. 国は食物や環境放射能の基準を変えた 福島原発事故後 • 「これまでの基準の30倍の放射能食物を食べても安全だ。食べないのは知識不足だ」と専門化が解説し報道している。 • 放射線の影響について、新しい事実が解かったわけではない。 • なのに、基準が変わった。 • だから基準を決めるのは医学的事実や知識ではありません!

  18. 放射能許容量を考える基準 • 被曝を避けたいか、それとももっと被曝させたいか • 何のために • どの程度まで被曝受け入れると判断するか これが放射能被曝、どこまで受け入れるか考え方の基準。 だから、知識は聞くが、評価や結論は専門家の言う通りではなく自分で判断する必要。 放射能だけではなく、全てのことは、自分で判断、吟味する。

  19.      私の話はおわりお疲れ様でした   それでは、議論しましょう      岡山 博     私の話はおわりお疲れ様でした   それでは、議論しましょう      岡山 博

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