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インターネットとデジタル教材

インターネットとデジタル教材. 情報科教育法 @鳴門教育大学  森山 潤. インターネットとデジタル教材.   教育の情報化が進む中,全ての学校がインターネットに接続できるよう,情報インフラの整備が急速に進展している。子ども達が「学習の道具」としてインターネットを自由に利用できるようになる中,効果的に「子どもの学び」を支援できるデジタル教材や教育情報のコンテンツの充実が求められている。. 主なデジタル教材のタイプ. デジタル教材には, 教材として利用できる Web ページ 子ども達が主体的にアクセスして情報を収集したり,課題を解決することできる探索空間

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インターネットとデジタル教材

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Presentation Transcript


  1. インターネットとデジタル教材 情報科教育法 @鳴門教育大学  森山 潤

  2. インターネットとデジタル教材   教育の情報化が進む中,全ての学校がインターネットに接続できるよう,情報インフラの整備が急速に進展している。子ども達が「学習の道具」としてインターネットを自由に利用できるようになる中,効果的に「子どもの学び」を支援できるデジタル教材や教育情報のコンテンツの充実が求められている。

  3. 主なデジタル教材のタイプ デジタル教材には, • 教材として利用できるWebページ • 子ども達が主体的にアクセスして情報を収集したり,課題を解決することできる探索空間 • 自ら学習を進めることのできる教材システム • 課題解決に利用できる様々なツール • 授業計画の立案,カリキュラム編成,学校経営などに利用できる教育情報のデータベース などが考えられる。

  4. WWWの教材利用 (村瀬2001) • 学校に居ながらにして学校外の資源を積極的に活用できる。 • 主体的な情報収集の機会を飛躍的に拡大できる。 • 情報の収集・判断・処理活動を通して情報活用の実践力形成が図れる。 • インターネットの教育利用として最も基本的かつ,簡単な方法

  5. 教材としてのデジタルコンテンツ • テキスト,静止画,イラスト,動画,音声など,マルチメディアによる表現技術を活用し,学習指導に利用するもの。大規模なプログラムやシステムは原則として利用しない。プラットフォームとしてHTML(Webページ)を活用することで,簡便な学習環境で利用できる。 • 広い意味での「ハイパーメディア教材」

  6. デジタルコンテンツに対するニーズと意識 中学校技術科担当教員N=65   市原・森山・松浦(2003)

  7. デジタルコンテンツに対するニーズと意識 中学校技術科担当教員N=65 市原・森山・松浦(2003)

  8. 基礎的な技術 • HTML関連技術 • 静止画の画像処理 • アニメーション作成 • 動画の画像処理 • Java等を活用したスクリプティング  等

  9. 特徴 • ハイパー空間において順次ノードを探求しながら主体的に学習を進めることができる。(Purposeful) • 本のような強固な系列性を持たず,探求しようとするノードを学習者自身が決め,リンクを辿りながら知識や概念を構成的に学ぶことができる。(Self-direction)

  10. 課題 • ハイパー空間における「迷子の問題」 1.次に訪れたいノードの場所がわからない    → ノード探索の難しさ 2.次に訪れるべきノード自体がわからない    → 知識の積み上げの難しさ 教材開発には,学習を支援する工夫が必要

  11. ハイパー空間における学習支援 • ノード探索支援  ・・・教材内の検索システム  ・・・経路地図 • ナビゲーション支援  ・・・概念地図  ・・・ノード・リンクの推薦  ・・・注釈(学習のガイド)

  12. 設計技法 デザイン3要素 • ビジュアルデザイン  ・・・形状や色彩など,基調となる視覚的なデ   ザインの工夫。 • インターフェイスデザイン  ・・・複数のページに渡って展開されているコ   ンテンツを閲覧しやすく構成する工夫。 • 情報構造デザイン  ・・・教材情報の構造と学習者の既有スキーマ  とを整合させる工夫。

  13. しかし・・・ • Webベースのハイパー空間では,その柔軟性に特徴があるゆえに,タスク / 動線設計が難しい • 学習の場面,学習者の状況を明確に想定することが大切。「こんな場面で,こんな生徒にこんな形態で活用してもらう教材」

  14. 設計の手順 • テーマの選択 • 教材,学習内容,目標の分析 • 学習者の状況の検討 • 場面,活用方法の想定 • 教材の情報構造のデザイン • インターフェイスのデザイン • ビジュアルのデザイン

  15. 教材評価  Webユーザビリティ • ユーザビリティ・・・教材の使いやすさ 1.有効性(Effectiveness) 目標を達成する上での正確さ,完全性(網羅) 2.効率(Efficiency) 上記の有効性を達成する上で費やした資源 3.満足度(Satisfaction) 不快感のなさ,肯定的な印象,態度 4.利用状況(Context of use)     教材が使用される物理的・社会的環境

  16. ユーザビリティの評価 • 定量的評価     ・・・ アンケート調査 • 定性的評価     ・・・ ユーザーテスト

  17. WUS : Webユーザビリティ評価スケール(Web Usability Scale) • 富士通とイードが共同で開発したwebユーザビリティを定量的に評価するための尺度 • WUS評価因子 1.操作のわかりやすさ   5.好感度 2.構成のわかりやすさ   6.内容の信頼性 3.見易さ            7.役立ち感 4.反応のよさ

  18. ドキュメンテーションの有効性評価 • Guillemette, R.A. (1989)  信頼できる   -----  信頼できない  詳しい      -----  おおまか  重要       -----  重要でない  面白い      -----  退屈  まとまっている -----  まとまっていない  役立つ      -----  役立たない  理解できる   -----  理解しにくい                      等

  19. Web教材評価尺度の構成(森山・市原ら) • 中学生を対象に,web教材を閲覧させる • 良い点,改善してほしい点を自由記述で回答 • 回答を分類して,尺度項目を作成 • 同様にweb教材を閲覧させて尺度項目に回答させる。 • 因子分析を用いて因子構造を同定。 • 尺度項目の再編成 • ドキュメンテーションの有効性尺度との関連性を検討

  20. 因子分析の結果

  21. 因子の解釈 • F1「コンテンツの構成」因子  ・・・ 学習内容の構成,段階性,構造     ナビゲーションのわかりやすさ • F2「説明の表現」因子  ・・・ 言葉遣い,要点の整理,文字装飾 • F3「マルチメディアの表現」因子  ・・・ 動画,アニメ,画像,双方向性 等

  22. 有効性尺度との関連性 • 「コンテンツの構成」因子    ⇒ 「理解しやすさ」,「重要さ」 • 「説明の表現」因子    ⇒ 「信頼できる」,「詳細さ」,「まとまり」 • 「マルチメディアの表現」因子    ⇒ 「役立つ」,「面白い」 ※これらの結果から,効果的な教材設計方略を検討することが重要。

  23. 進化するネットワーク教材 • CGIやASP等,サーバー側のプログラムを活用したインタラクティブな教材システム • ネットワークによるコミュニケーションを重視し,サイバー空間での共同学習を実現するCSCLシステム (Computer Supported Collaborative Learning) • e-Learning,WBT 等 

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