350 likes | 407 Views
原発こそが人類を飢餓から救う. 平成26年3月19日 情報化研究会 電気技術開発(株) DSM御徒町ビル 4F. 電気電子部門技術士 中島一光 . 真っ暗闇になる 雨が降らない 風も吹かない 波も立たない 潮(海流)も流れない. もしも太陽光が地上に届かなくなったとしたら・・・. 使用出来るのは 地熱と 地熱発電 ○ 潮汐 (月等の引力に拠るため太陽光とは無関係) と 潮汐による海流 (鳴門等) 潮汐発電 ○. 自然エネルギの多くは使用出来ない. 有り得ね~~ と思われるかも知れないが. 太陽光発電 × 水力発電 × 風力発電 ×
E N D
原発こそが人類を飢餓から救う 平成26年3月19日 情報化研究会 電気技術開発(株)DSM御徒町ビル4F 電気電子部門技術士 中島一光
真っ暗闇になる 雨が降らない 風も吹かない 波も立たない 潮(海流)も流れない もしも太陽光が地上に届かなくなったとしたら・・・ 使用出来るのは 地熱と 地熱発電 ○ 潮汐(月等の引力に拠るため太陽光とは無関係)と潮汐による海流(鳴門等) 潮汐発電 ○ 自然エネルギの多くは使用出来ない 有り得ね~~ と思われるかも知れないが 太陽光発電 × 水力発電 × 風力発電 × 波力発電× 潮流発電 △
昔は電力など必要としていなかった 太陽光の途絶で電力が得られぬ問題よりも、 更に更に深刻なこととして、 日射が無いと作物が育たない。 人類だけでなく殆どの生き物は食料が無いため死滅する。 昔も日射が僅か減少しただけで饑饉が起こった。 昔に返れば、なんとかやって行けるのではないか との考えもあるが
太陽そのものが原因となる 黒点の減少→光量は変わらないが磁場は変化する。 宇宙(太陽系外)からの放射線等をブロックする効果が 減少する。 放射線を核として雲が形成される。(ウイルソンの霧箱) 異常に増えた雲が太陽光を遮る。 小天体等の衝突(落下) 落下により巻き上げられた塵埃が上空を漂い光を遮る。 津波や衝撃で影響を受ける範囲は限られるが、他の場所も 長時間漂い続ける塵埃のため、太陽光が遮断される。 火山の噴火 溶岩流や噴石落下、降灰は限られた地域であるが、上空に 巻き上げられた細かい(殆ど落下しない)灰により全世界的 規模による日照低下が起こる。 太陽光が地上に届かなくなるかも知れない事由
産経新聞平成24年6月1日 太陽異変の証拠 一
太陽異変の証拠 二 産経新聞平成24年6月4日
太陽に異変 静穏化で地球は寒冷化するのか 日経サイエンス 平成24年8月号? われわれが地球上で生活できるのも太陽の恵みのおかげ。 その太陽の様子が最近おかしくなっている。 異常と言えるほどその活動が静かになっているのだ。 歴史上、太陽活動が長期間にわたり不活発だった時期があり、 その時の地球の気候は寒冷だった。 太陽はこれからどうなり、地球の気候への影響はあるのか。 太陽の磁気構造が変化。 これまでは太陽の南極(N極)から出た磁力線が北極(S極)に入る2重極の構造。 これが南北ともN極で赤道付近がS極となる4重極構造に変わりつつある =国立天文台提供
太陽活動の活発さの指標となるのが太陽表面に現れる黒点の数の多さ。太陽活動の活発さの指標となるのが太陽表面に現れる黒点の数の多さ。 その数はほぼ11年の周期で増減を繰り返す。 黒点数のピークを極大、底を極小と呼ぶ。 現在は来年春過ぎとみられる極大の時期に向けて太陽活動が上昇しており、ここ数カ月は大規模なフレア(爆発現象)が起きたりもしているものの、全体的に活動度は低い。 極小期前後での累積無黒点日数(黒点が1つも見えない日の 累積)は直近では814日に及び、 これは110~140年ぶりに黒点数が少ないことを意味している。 黒点数だけでなく、活動周期が11年以上に伸びたり、 太陽から吹き出すプラズマの風(太陽風)が弱くなったりしている。
太陽に何が起きているのか。 日本の太陽観測衛星「ひので」(2006年9月打ち上げ) データからわかってきたのは、太陽の磁気構造が異常な形をとりつつあるということだ。 太陽は地球と同じように南北が反対の極性を持つ「2重極」の構造だ。 極大期に南北の極性が入れ替わる。 北極がS極で南極がN極だったものが、今年に入り、 南極がN極を維持したまま、 北極がS極からN極に変わりつつある。 このまま行くと、北と南がN極で、赤道付近がS極という 「4重極」になるとみられる。 こうした変則的な磁場の構造は、最近の研究によると、 マウンダー極小期と呼ばれる17世紀を中心とした近世の 寒冷期にも起きていたらしい。
太陽活動の低下は、マウンダー極小期と同じように、太陽活動の低下は、マウンダー極小期と同じように、 地球の気候を寒冷化させるのだろうか。 太陽活動と気候変動をつなぐものとしてカギを握るのが、 宇宙のはるかかなたからやってくる銀河宇宙線だ。 マウンダー極小期のような寒冷な時期には、大量の宇宙線が地球に入り込んでいた。 科学者が有力視しているのは、宇宙線が増えると雲ができやすくなり、気温が下がるのではないかという仮説だ。 想定されている宇宙線の作用としては、 荷電粒子である宇宙線が生み出すイオンの効果によって雲の核が形成されやすくなることや、 雲にたまる電荷が増えることで雲の成長が促進されることなどがある。 これを実験室で確かめる試みも動き出している。
太陽活動の低下がもたらす影響 太陽活動の活動期と低下期はおよそ11年の周期で訪れ、 それを表しているのが黒点の大きさと個数である。 しかし、地球に及ぼす光の量には活動期と低下期の間にわずか0.15%ほどしか差がない。 つまり、太陽の活動度は地球に及ぼす光のエネルギーそのものの量にはほとんど影響を及ぼしていないようなのである。 それでは、地球の気象や寒暖に太陽の影響はないではないかと思ってしまうが、最近の研究から実はそうした考えは誤りであることが分かって来たのである。 その決め手となったのが、黒点の発生は実は太陽内部で起きている磁力の働き (ダイナモ現象)によるもので、 太陽の内側で強い磁力が発生した時 、つまり 太陽の内部活動が活発化した時に黒点が多く発生することが判明したことであった。
このダイナモ現象の活発化によって、黒点が出来ると同時に磁力線が大量に発生し太陽の外に飛び出す。このダイナモ現象の活発化によって、黒点が出来ると同時に磁力線が大量に発生し太陽の外に飛び出す。 これが我々が太陽フレアーとよぶ地球の何百個分に も達する巨大な炎である。 この飛び出した磁力線は太陽系の外周部にまで及び、それによって太陽系全体にバリアが張られ、宇宙から飛来してくる宇宙線が太陽系内に入ってくるのが保護されているのである。 従ってもし太陽内部のダイナモ現象が弱まると 単に黒点の発生が減少するだけでなく、 磁力線によるバリアの力が弱体化し宇宙線が大量に地球に注がれることになる 。 その結果、大気中には多くの微粒子が生成されて蒸発した 水蒸気と一緒になって大量の雲が形成される。 宇宙線が飛来しなくても、地上の水蒸気が蒸発して雲は形成されるが、 単に水蒸気が冷却されて出来た雲と違って、宇宙線によって出来た雲は核となる微粒子が多いため、 一つ一つの粒子に付着する水蒸気の量は少な くなる。
それゆえ、通常の雲と違って宇宙線が多い時に出来る雲は、雨となって地上へ降り注いで消えてしまうことが少ないのである。それゆえ、通常の雲と違って宇宙線が多い時に出来る雲は、雨となって地上へ降り注いで消えてしまうことが少ないのである。 つまり、微粒子によって発生した雲は雨が降っても消えずにそのまま残る確率が高く、地球は厚い雲に覆われた状態が長く続くことになり、寒冷化をもたらすことになる というわけである。 確かに過去の歴史を調べてみると、11年のサイクルが狂い 始めたその後には、 70年近い太陽活動の停滞期が続き、異常な冷夏の発生で作物の不作による大飢饉が発生している。 その代表例が1600年代の終わりから1700年代にかけて発生した「マウンダー極小期」と呼ばれる活動の停滞期で、 この時、ロンドンのテムズ川が凍結したり、京都の桜の開花期が極端に遅くなったりして 、 世界中で作物の不作による大飢饉が発生している。
産経新聞平成25年12月2日 天体衝突について
迫りくる天体衝突 http://www.hi-ho.ne.jp/tomiyo-de/new/collision_of_small_planets.htmから抜粋 2011年7月19日に、NHK-BSプレミアムが「コズミック・フロント」シリーズの一編として 放映した「IMPACT 迫りくる天体衝突」から抜粋したもの(写真多数)の抜粋です。 シベリア・ツングース、巨大な爆発 被害の範囲は東京都と同じおよそ2000平方キロメートル 小惑星の衝突だと推定 小惑星の破片は見つからず。 物理学者のマーク・ボスロウ スーパーコンピューターを使って、実際の爆発現象の規模から小惑星の大きさを逆算直径50メートルの小惑星と結論づけた。 火星と木星の軌道の間小惑星帯(メインベルト)と呼ばれてる。 漂う小惑星の数は、数十万個から数百万個あると考えられる。 その多くは、地球の外側の軌道にあり、地球に近づくことはない。 中には木星や火星等の重力の影響で、軌道が変わり、太陽系の内側に向かっていくものがある。 地球に接近する軌道をとる小惑星こそが衝突する可能性の高い危険な天体である。 かって小惑星が地球に衝突した痕跡が地表に刻まれている。
6550万年前白亜紀、直径およそ10km の小惑星が地球に衝突し、巨大な爆発、巻き上げられ塵により太陽の光が遮られ寒冷化、恐竜は絶滅した。 地球規模の生物の大絶滅を引き起こす10kmサイズの天体の衝突は1億年に一度あると見積もられている。 その十分の1の直径1kmの天体が衝突すれば、全面核戦争に匹敵する被害をもたらし、その頻度は数十万年に一度と言われてる。 さらに小さな100メートル程の天体の衝突でも大都市が消滅する程の大惨事を引き起こす。その頻度は数百年に一度と科学者は推測している。 2004年 NASA アメリカ航空宇宙局は12月23日 直径およそ400メートルの小惑星が25年後の2029年に地球と衝突する確率が300分の1と発表。 落ちたら直径4km のクレーターが出来、さらに衝撃により数千 km の範囲が壊滅状態になる。
地球に衝突すれば、最大で30億トンの塵が成層圏まで舞い上げられ、その一部は3ヶ月間大気中を漂い、太陽光を遮り地球を寒冷化させる。地球に衝突すれば、最大で30億トンの塵が成層圏まで舞い上げられ、その一部は3ヶ月間大気中を漂い、太陽光を遮り地球を寒冷化させる。 実際成層圏に塵が舞上がり気温が下がったことがある。1991年に起こったピナツボ火山の噴火では、およそ3億トンの塵が成層圏に巻き上げられた。 その結果、地表に達する太陽光は5%減少し、北半球の平均気温は0.6度下がった。 もしこの小惑星(アポシス)が衝突すれば、 ピナツボ火山の時の20倍以上の塵が成層圏にまで舞上がり、 その被害は計り知れない。 各国の天文学者たちの観測データをもとに、正確な軌道計算が行われた。 その結果はアポシスは地球の3万2500km 上空をかすめて通過することがわかり、間一髪地球は天体衝突の危機を免れたが、これは静止衛星より地球に近い軌道である。
地球に迫り来る小惑星はアポシスだけではない、小惑星の軌道を研究している吉川真氏は「小惑星は遠からず地球に脅威をもたらす」と警鐘を鳴らしている。吉川氏が軌道を正確に計算の結果、地球の周囲を巡る小惑星は次の様なものである。地球に迫り来る小惑星はアポシスだけではない、小惑星の軌道を研究している吉川真氏は「小惑星は遠からず地球に脅威をもたらす」と警鐘を鳴らしている。吉川氏が軌道を正確に計算の結果、地球の周囲を巡る小惑星は次の様なものである。 地球に接近する小惑星のうち、衝突する可能性のあるものは、わかっているだけで205個、未知の小惑星を考えれば、いつ衝突してもおかしくない。 地球に衝突する可能性のある小惑星を発見するため国際機関スペースガード財団が設立された。日本を初め、米・英・豪等世界7か国の天文台が参加。 日本で観測しているのが美星スペース・ガードセンターで2台の望遠鏡を使って地球に迫ってくる小惑星を探索しその姿を撮影し、1,000個以上を発見。 国連が天体衝突への対策についてまとめた報告書は日本をはじめ世界の科学者が賛同し作成したもの。 問題は次の世代の事をどれほど心配するかであり、 孫の世代を守るためには今すぐアクションを起こすべきとした。
太陽光が途絶した場合どうするか 電力が潤沢にあれば、LED等で藻類を育て必要な栄養を得ることが可能であり、人類は生き残ることが出来る。 大部分の自然エネルギは使えない。(前出) 化石燃料は今でも限界に近く、食料を得るための使用は無理。 遮蔽する雲や塵より上空の宇宙空間で太陽光発電を行い、その電力を雲や塵を透過する(低い周波数の)マイクロ波等で 地上に送り、これを巨大アンテナで受け「電力」に変換する。 (安全な)原発による発電 継続的に燃料を得るため増殖炉を活用 将来は核融合発電
宇宙での太陽光発電への疑問 静止軌道に乗せない限り、位置が変化し超巨大受信アンテナでの追尾は困難である。また低い軌道の衛星はアンテナ上空からすぐに外れてしまう。 マイクロ波では巨大な送信アンテナを用いてもビームの拡がり角が大きくなり、静止軌道からの電波は地上では広範囲に拡がる。 波長10cm(3GHz) 口径1kmの送信アンテナで 0.127mrad(全角)の拡がり(回折限界) 1000kmで127m 40000kmで5km以上となる。 マイクロ波への変換素子、マイクロ波からの変換素子の効率と 放熱等々全く解っていない。 何らかの原因で少しでもビームがズレれば、当たったところは 電子レンジ状態となり、原発被害の比ではない。 ロケットでの打ち上げ経費、静止軌道での太陽電池パネルやアンテナの展開等々の問題。
原発が飢餓から人類を救う根拠 【全く太陽光が届かなかった場合、人類はどれだけ生きられるか】 食べられるものは何でも(蛇・鼠・ゴキブリ等も貴重な食料)食べ尽くす。 最終的に、亡くなった方には「お腹の中で成仏して戴く」ことになる。 一人の人が身を捨てた場合、他の人を何日生かすことが出来るか。 人が必要とするカロリー 1600キロカロリー/日 1グラムの「捨身」は平均して 4キロカロリーとすると 1日に400グラム必要となる。 水分や骨を除外して40キログラムの「捨身」は100日で 食べ尽くされる。 100日で2人が1人になる計算なので「半減期」は100日 この何倍の日時で60億人が1人になるかを計算すると
当初60億人が 100日で30億人、200日で15億人、300日で7.5億人、400日で3.75億人・・・と減っていく。 この計算を続けてゆくと大変なので対数を使用した計算をしてみる。 最後の一人になるのが、100×Z日として 2Z=6000000000=6×109 両辺の(常用)対数をとると log2Z=log(6×109) Zlog2=log6+ log109=log6+9=9.78 Z=9.78÷log2=9.78÷0.3=32.6 半減期100日の32.6倍の3260日を超えると 1人以下になる。 すなわち10年を待たずに人類は全滅することになる。 ※実際には人口が一桁減った状態になれば現有のインフラを利用して化石燃料での発電をもとに食料生産は出来るが、メンテナンスや燃料の採掘等を考えると何れ行き詰まるので、多少の延命が計られるにすぎない。
【どれだけの原発が有れば最低限の食料が得られるか】【どれだけの原発が有れば最低限の食料が得られるか】 一番の問題は「電力がどの程度の割合で食料のカロリーに変換出来るか」であり、この仮定条件の違いで結果は大きく変わるが取りあえず10%すなわち0.1とする。(人工光合成の目標値であり現在はほど遠いようであるが、藻類等を有効に活用することとLEDで必要な波長の光のみ発光すれば、この程度の効率は達成できると信じている) 1人が必要とするカロリー 1600キロカロリー/日 1カロリー=4.2ジュールなので 1600×1000×4.2=6.7×106ジュール/日 が(人が生きるうえで)必要となる。 6.7×106ジュール/(3600×24)秒=77.5ジュール/秒=77.5ワット 効率10%の場合、一人あたりの食料を生産するため775ワット=0.775キロワットの電力が必要となる。
従って出力100万キロワットの原発1基で 100万キロワツト÷0.775キロワツト/人 =129万人の食料の生産が可能となる 従って出力100万キロワットの原発1基で 100万キロワツト÷0.775キロワツト/人 =129万人の食料の生産が可能となる 日本だけで考えると100基の原発が有れば最小限の食料は得られる可能性がある。(世界では約5000基) 但し効率よく変換できる藻類・ミドリムシ等を生産した場合であり「牛や豚に食わせてその肉を利用」などの贅沢?を考慮すると 数倍の余力は欲しい。(これは太陽光の途絶によって得られなくなった食料を確保するためのものであり、この他に従来の使用目的のための電力を得るためにも別の原発等は必要となる) 効率が10%は困難で5%が限界ならば、原発は上記試算の2倍が必要となる。 1%が限界と見るならば、原発が10倍必要となり上記試算は「机上の空論」となるが、全く太陽光が到達しない場合の試算であるので、実際はそこまで行かず、上記試算程度の量であっても、 原発が人類を飢餓から救うための強力な手段であることは間違いないものと信じている。
安全な小型原子炉の紹介 制御棒ではなく、炉の冷却材の温度が核分裂反応の量を調整 核分裂反応をする燃料の置かれた炉心 周囲に冷却材(ナトリウム) 炉心の温度上昇が起こると、燃料も含め炉心内の全ての物質の密度が下がる 原子と原子の間隔が広くなるので、勢いよく跳びまわっている中性子はぶつかる相手(原子)が少なくなり、 より多くの中性子が炉心外に漏れ、 燃料のウラン235原子に飛び込むことができず、 時間の経過とともに核物質の連鎖反応は続かなくなって炉の温度は下がる
http://agora-web.jp/archives/1494566.htmlから抜粋 GEPR 超小型原子炉への期待-事故可能性が極小の原子力利用法の提案 元電力中央研究所理事 工学博士服部禎男 小型化になぜ魅力があるのか 構想する小型原子炉を「4S」と名付けた。 「スーパーセーフ、スモール、アンドシンプル」の頭文字。 これまでの原子炉では、核燃料のある炉心に、中性子を吸収する制御棒を出し入れして、核分裂反応の量を増減させて出力をコントロール。 「4S」原子炉では制御棒ではなく、炉の冷却材の温度が核分裂反応の量を調整。 原子炉には、核分裂反応をする燃料の置かれた炉心がある。 その周囲に冷却材がある。 冷却材としてナトリウムが使われ、原子炉から熱を運び出す。 炉心の温度上昇が起こると、燃料も含め炉心内の全ての物質の密度が下がる。 そうすると原子と原子の間隔が広くなるので、勢いよく跳びまわっている中性子は ぶつかる相手(原子)が少なくなる。 より多くの中性子が炉心外に漏れ、前述のウラン235原子に飛び込むことができず、時間の経過とともに核物質の連鎖反応は続かなくなって炉の温度は下がる。 冷却材の温度を下げれば、冷却材の密度が増して中性子の周囲への漏洩が少なくなり、核分裂反応が増加して、原子炉の発熱は増加。冷却材の温度が上がれば、冷却材の密度が下がり、中性子の周囲の漏洩が増えて、核分裂反応が減って、原子炉の発熱は減る。 この現象は超小型炉だからこそ発生する。
小型ゆえ安全性が高まり、どこにでも置ける 原発は大型化が進み、機械の数、動く装置の数が多すぎ、故障と事故の可能性が増える。 巨大な原子炉では核分裂反応を続ける力が大きすぎ、温度をコントロールできなければ炉そのものが損壊する危険がある。 小型原子炉の主な特徴 1・超小型化:出力は1万キロワットから数万キロワット。 炉心の直径はわずか90センチ、高さは約4メートル。 小型炉のため、部品数は原子炉部分で50個以下。 直径1メートル程度の細身炉心では、事故で冷却材温度が上がると密度が下がるので、 中性子が炉心から逃げ出しやすくなり、原子炉は自分から核分裂連鎖反応が継続できなくなるという本質的な安全性がある。 2・自律的な原子炉の冷却:こうした構造の結果、興味深い状況が生まれる。 発電の状況に応じて、自律的に原子炉の冷却が行われる。 発電機の出力が大きくなると、そちらにエネルギーを持って行かれるので、原子炉冷却材の温度が下がる。 温度が下がると冷却材密度が上がり、中性子が漏れにくくなり原子炉の熱出力が増加する。 逆に発電機出力が下がると、原子炉の冷却材温度が上がり、原子炉の出力が下がる。 完全な自動負荷追従特性が出現して制御棒無し、運転員不要という世界に例のない原子炉構想が生まれた。
3・燃料の長期使用と安全性:米国のアルゴンヌ原子力研究所との交流によって原子炉の燃料に使われる「金属燃料」が工夫次第で長期に使える素晴らしいものがつくれることを知る。3・燃料の長期使用と安全性:米国のアルゴンヌ原子力研究所との交流によって原子炉の燃料に使われる「金属燃料」が工夫次第で長期に使える素晴らしいものがつくれることを知る。 燃料棒の本体は特殊な合金を使い、約40年の使用が可能と想定されている。 細身の炉心にして中性子の漏洩を抑える環状の反射体を設けて、それを超低速度で30年かけて上端まで移動させるという方法で、30年間燃料無交換の原子炉の構想が生まれた。ついでながら事故で燃料の温度が上がると、金属燃料は泡になってしまい、核分裂連鎖反応は全く不可能になる。 4・場所はどこにでも:これまでの原発では電源喪失時に水は蒸発して炉心が露出してしまう。 この小型炉は冷却に水を使わない。 川や海の傍らに置く必要がなくなり、またその小ささと超安全性からどこにでも設置できるため、送電線網が不要となる。 この小型炉について、理論的検証はほぼ終わる。 日本国内ばかりでなく、1997年に米国原子力開発の指導者エドワード・テラー博士の指示により、米国カリフォルニア大学とローレンスリバモア研究所によるチームでこの4S構想について、1年間成立性評価が実施され、その結果充分成立するとの評価報告が米国エネルギー省になされた。 IAEA(国際原子力機関)は海水脱塩で、途上国などにおける飲料水作りでこのコンセプトに関心を示す。 また北アフリカや中東、最近はアジア圏諸国も注目している。 「4S」原子炉があれば、海水脱塩で飲料水を作るのに、巨大な送配電網無しで電気が作れる。
安い大量のエネルギーが貧困問題を解決 原子力研究の50年の教訓として、複雑な機器系統、多くの機器が使われるほど 故障と事故の確率が高くなる。 スリーマイル島事故は人間の運転ミス、 チェルノブイリ事故では原子炉緊急停止装置の不備と故障が事故の主原因となった。 福島の原発事故では、冷却装置の不作動で炉が高温になり部分損壊、さらに高温になった燃料被覆管の酸化などで発生した水素が爆発して放射性物質を拡散させた。 これらの事故を起こした諸問題は、「4S」原子炉では発生しない。 実際の設計製造実用化には時間がかかり、乗り越えなければならない問題も多くあるが「4S」原子炉の実現によって、原発の安全性は非常に高まるはずだ。 さらに量産化に適した設計を追求すれば、特に低コストの超小型電源が普及する。 安全な原子炉を作ることは充分可能。 超小型独立電源の実現によって、送電線のない僻地や島をはじめ、水や食糧がなくて困っている全世界の人々に、安全で低コストのエネルギーを充分に提供できる。 服部禎男(はっとりさだお)昭和8年生まれ。名古屋大学工学部卒業後、中部電力入社。東京工業大学大学院、米国オークリッジ国立原子力研究所で学ぶ。工学博士(東京大学)。 動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力開発機構)などを経て電力中央研究所理事などを歴任。
産経新聞平成26年2月23日 別の小型原発紹介記事
原発は(経済的には利点もあるものの、子孫のためには何ら良いことのない)悪魔の技術原発は(経済的には利点もあるものの、子孫のためには何ら良いことのない)悪魔の技術 ではなく 万万が一にでも太陽光途絶があった場合には、人類を地獄絵図から救う 菩薩の慈悲となる技術である。 増殖の実験炉に「もんじゅ」と命名した先人の慧眼に敬意を表したいと思う。 「原発イコール悪」との前提で、かつての「魔女狩り」のように推進論者を憎悪糾弾している人も多いが、個人の心情は兎も角として「子孫の幸せ(不幸からの脱却)」を考えるならば、万万が一のことかも知れないが、原発の果たす役割にも目を向けて戴きたいものである。 結 言
小論の立ち位置 今の経済を優先する 政府公式見解 政府の本音? 経済性を強調するあまり 一部の人からの反発がある。 聞く耳を持たない人も出る 原発ゼロ 原発を多く 即時停止 今は稼働させるが ゆくゆくはゼロに 現状維持 更に増やす 実際は安全性も経済的にも 問題ないと考えるが、 仮に問題が有っても 高価でも絶対に維持し 続けねばならぬ技術 本音は反政府? 小論 反原発派 建前 今の生活よりも子孫の安全を第一に考える
万万が一の場合に原発が必要と思われることは縷々述べてきたが、万万が一の場合に原発が必要と思われることは縷々述べてきたが、 「異常事態が起きてから行動すればよい」 「技術資料さえ残しておけば普段の運用は不要」等々の意見もあり「出来れば原発を止めたい」との風潮は今後も続くであろう。 しかし、技術に空白は許されない。 運用しつつ後継者を育てない限り、現役技術者が停年退職した後には「ノウハウは失われ」資料を参考にして再立ち上げをしても、かえって安全面での不安が残るであろう。 注意している積もりでも生じる「細かいミス」を教訓に、技術者は成長するものであり、頭で考えただけでは不十分で、無意識のうちに安全を考える「癖(くせ)」を付け「この程度なら大丈夫」という安易な思考を排さねばならない。 「想定外」という言葉が横行しているが、一般人が「外」と思うようなことでも「想定」するのが技術者であり、不断の努力によってのみ資質が磨かれるのであり、絶対に中断してはならない。 何としても原発を残したい
食品等の安全基準等を決める際に年間許容量を365で割ったものを一日の許容量とするという考え方があり、それなりに理解できるが、食品等の安全基準等を決める際に年間許容量を365で割ったものを一日の許容量とするという考え方があり、それなりに理解できるが、 「ある日その値を少し超えただけなのに、その食品だけでなく同じ産地のもの全てが廃棄される」ことに関して異議がある。 この基準に関しては各人それぞれの見解があり、ここで論ずる気はないが、一日か二日超えたからといって直ちに問題を起こす量ではないのに 「基準を超えた!」として廃棄することは無駄ではなかろうか。年間許容量の数分の一を超えるようになってから規制しても何ら問題ないと考える。 経緯を知らない一般人が怖れるのは仕方がないが、理屈が解る我々技術者が説明して過度の恐れを取り除く必要があろう。 水道水の放射能を怖れ「ミネラルウオーターを使用してミルクを溶いた」人が硬水のミネラルウオーターを使用したためかえって乳児が腹をこわしたとの笑い話?を聞いたことがあるが、真偽は兎も角、誤解が更なる危険を招くことの無いように正しく説明する義務が我々にはあると考える。 閑話休題(それはさておき)
参考にしたホームページ等について 太陽異変 http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/18/sunspot_n_4294096.html「太陽に元気がない」 地球寒冷化の予兆? 太陽の磁場に異変 http://www.y-asakawa.com/Message2012-1/12-message38.htm太陽の異変4極化する太陽磁場 http://www.y-asakawa.com/Message2012-1/12-message39.htm太陽の異変がもたらす気象変動 天体衝突 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/147643.html くらし☆解説 「天体衝突の衝撃」 http://www.ne.jp/asahi/21st/web/crisis21.htm究極の危機は天体衝突 http://www.astroarts.co.jp/news/2012/06/18pha/index-j.shtml小惑星の観測と進路予測で地球衝突の可能性を小さく http://www.astroarts.com/news/2008/10/07asteroid_2008tc3/index-j.shtml衝突天体パトロール、落下目前の小惑星を発見 http://www.spaceguard.or.jp/asute/a22/Asher22H/Asher22.html人類の歴史における天体衝突現象の変遷 http://ichiranya.com/technology/316-near_earth_asteroids.php地球に衝突・接近・ニアミスする星・天体・小惑星の一覧の概要 http://www.spaceguard.or.jp/asute/a23/Yoshikawa23H/Yoshikawa23.html天体の地球衝突シミュレーション核による防衛を考えるべきか? http://www.hi-ho.ne.jp/tomiyo-de/new/collision_of_small_planets.html迫りくる天体衝突 http://www.spaceguard.or.jp/BSGC/美星スペースガードセンター(宇宙デブリ及び地球近傍小惑星観測施設) ホームページ 噴火 http://www.y-asakawa.com/Message2013-1/13-message31.htm富士山噴火情報