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07-B4-3. 携帯電話機ボディとそのダイカストのモデリングとNC加工. K04037 高橋 良介 K04046 根本 晃裕. 研究の目的. CAD/CAM による製品開発プロセスを理解することを目的として、携帯電話機ボディとそのダイカストの 3 次元モデリングを行い、 NC プログラムを作成し、加工シミュレーションおよびマシニングセンタでの試作を行う。. ダイカスト法 とは.
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07-B4-3 携帯電話機ボディとそのダイカストのモデリングとNC加工 K04037 高橋 良介 K04046 根本 晃裕
研究の目的 CAD/CAMによる製品開発プロセスを理解することを目的として、携帯電話機ボディとそのダイカストの3次元モデリングを行い、NCプログラムを作成し、加工シミュレーションおよびマシニングセンタでの試作を行う。
ダイカスト法 とは ダイカスト法は、金属鋳造法の一つで、金属製の鋳型に溶湯を高温・高圧力によって流し込み、極めて鋳肌のよい鋳物を、短時間で大量に作る方法である。ダイカスト法は、ほかの砂型鋳造や金型鋳造法に比べ、次のような特徴がある。
ダイカスト金型の特徴 ①寸法精度や鋳肌が非常に優れている。 ②製品の肉厚を3~1㎜まで薄くでき、コーナR の小さい形状や複雑な形状の製品を作成でき、 軽量化が図れる。 ③製品の強度が高いので、設計の自由度が保 たれる。
HyperCADによる携帯電話機モデリングについて 携帯電話機の正面の写真および実物をもとに、HyperCADを使用して携帯電話機ボディのモデリングを作成する。
HyperCAD とは? 米国のthink3社が開発した3次元CADソフトで,さまざまな機能を持ったツールとして,ソリッド機能と超強力なサーフェイス機能を兼ね備えたハイブリッドモデラーの特徴を最大限に生かし,設計の大幅効率化を実現する.ワイヤーフレーム,サーフェイス,ソリッドの統合により複雑な3次元曲面を持つ意匠設計や製品設計をはじめ,金型設計,設備設計など,幅広い分野に適応できる.
★ ソリッドの集合演算: (a)集合和 (b)集合差 (c)集合積 基本ソリッド
モデリングプロセス 携帯電話機のデジタルの写真をHyperCADに読み込んだ。 正面の写真をもとに、携帯電話下部のボディの正面の外枠作成 携帯電話機ボディ下部の正面写真および境界線
下部のソリッドモデルを作成 直線ソリッド → 押し出し → フィレットエッジ → 丸みをつける
バッテリー部分のソリッドの作成と集合演算の差バッテリー部分のソリッドの作成と集合演算の差 • バッテリーの輪郭線を描く → 直線ソリッド → 押し出し → 集合演算の差 バッテリー部分の作成 バッテリーの輪郭線の作成
裏側の作成 • 四角形 → 平面 → 挿入 → 曲線 → 面上オフセット → 外枠の曲線に平行な線を描く → 直線ソリッド → 押し出し → 携帯電話の本体を非表示 →フィレットした物体だけを表示 → フィレットエッジ → 差の集合演算 差の集合演算 外枠の曲線に平行な線を描く フィレットエッジ
HyperCADによる金型モデリング HyperCADで凹凸型入れ子の3次元モデリングを 作成する。 湯口、湯道、湯たまり、ガス抜きを作成する。
次に、湯口、湯道、湯たまり、ガス抜きを作成次に、湯口、湯道、湯たまり、ガス抜きを作成
MasterCAMによる加工プログラムの作成 MasterCAMとは • MasterCAMとは1984年アメリカのCNC Software社の開発した製品であり、CADからNC加工プログラム作成までができるソフトである。 MasterCAMを使用して加工シミュレーションを行った。まず、Hyper CADのe3のデータをIGESのデータに変換し、MasterCAMで使用できるようした。
MasterCAMにデータを読み込ませると削る面が上面にきていない場合があるので、その場合は回転する必要がある。MasterCAMにデータを読み込ませると削る面が上面にきていない場合があるので、その場合は回転する必要がある。 CADデータの読み込み
ワークの設定 金型の凹型の加工を設定し、FaceおよびSurfaceの加 工方法により、ワークを使い凹型の切削する範囲の設定を行った。ワークの大きさを変更することによって、切削工具がワークをはみ出す事がなくなり、正しく物の形を削りだすことができるようになった。
工具の設定 工具設定は、加工形状にあった工具の設定
凹型の加工のシミュレーション ③ ① ② ④
凸型の加工過程のシミュレーション ③ ① ② ④ ⑤
NCプログラムの編集および分割 出力されたNCファイルのNCプログラムをセミコロンとス ペース付けツールソフトを使用して編集 分割NCプログラムツールソフトを使用し、NCプログラム を分割
結 果 CAD/CAMによる製品開発プロセスを理解する ことができた。 携帯電話機ボディとそのダイカストの3次元モデ リング方法も理解した。 NCプログラムを作成でき、加工シミュレーション およびマシニングセンタでの試作を行うことがで きた。
考 察 写真をもとに携帯電話機のボディのモデリングを行ったが,写真の撮る位置や角度がずれたので,正確な携帯電話機のボディを作成するのに,ずれがでたと思われる.このように写真をもとに輪郭または境界の2次元の投影線より,3次元のモデルを作成する方法は,意匠デザインを参考として適用できるが,詳細設計にデータや精度が足りない.加工のシミュレーションを作り出すためにMasterCAMを使うことでパソコンの画面上で,数分間の加工の工程をアニメーションで確認することができた. .
今後の課題 金型の作成では、湯道、湯たまり、ガス抜きの配置 を効率のよい配置に考えて作成したほうが良いと考え られる。 MasterCAMの機能や使い方、言語の意味などを 理解する必要がある。