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横磁場イジング模型におけるゲージ理論. 東工大理 森田 悟史,西森 秀稔. 横磁場イジング模型 平衡状態での相関関数の評価 量子力学における時間発展とゲージ理論 まとめと今後の課題. 横磁場イジング模型. ハミルトニアン. 相互作用の確率分布. ( 型). (ガウシアン型). 量子アニーリングとの関連. シミュレーテッド・アニーリング( SA )と 量子アニーリング( QA ). 温度. Classical. SA. QA. 横磁場. Quantum. トンネル効果によりポテンシャルの壁をすり抜けられる. QA は SA より有効か ?.
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横磁場イジング模型におけるゲージ理論 東工大理 森田 悟史,西森 秀稔 • 横磁場イジング模型 • 平衡状態での相関関数の評価 • 量子力学における時間発展とゲージ理論 • まとめと今後の課題
横磁場イジング模型 • ハミルトニアン • 相互作用の確率分布 ( 型) (ガウシアン型)
量子アニーリングとの関連 • シミュレーテッド・アニーリング(SA)と 量子アニーリング(QA) 温度 Classical SA QA 横磁場 Quantum • トンネル効果によりポテンシャルの壁をすり抜けられる QAはSAより有効か? • 磁場を変化させたときの動的性質を調べたい
量子スピンのゲージ変換 • 全方向を同時に反転できない • 方向のみを反転させる • スピン に対するゲージ変換演算子 : ゲージ変数
ゲージ不変性 • 全スピンに対するゲージ変換演算子 • 相互作用のゲージ変換 • ハミルトニアンのゲージ不変性
平衡状態のゲージ理論 • 密度行列 ゲージ不変 • 相関関数 横磁場なしイジング模型(古典系)での熱平均値 のとき,任意の温度,横磁場の大きさで相関関数はゼロ
非平衡状態のゲージ理論 • 時間発展演算子 • ゲージ不変 • 時刻 での物理量 の期待値 : 初期状態
磁化の期待値 • 初期状態が 方向上向きのとき (強磁場極限) • 方向の磁化
ゲージ不変量の期待値 • 方向上向きの状態 (完全強磁性状態) • 横磁場のないイジング模型の密度行列 • ゲージ不変な物理量 : 自己相関関数 : 目的関数
結論と展望 • まとめ • のとき,任意の温度,横磁場で 方向の磁化,相関関数はゼロ. • 初期状態が のとき,任意の時刻で 方向の磁化,相関関数は西森ライン上での値で抑えられる. • 方向上向きと西森ライン上の平衡状態では,ゲージ不変量の期待値は常に等しい. • 今後の課題 • ゲージ対称性を持つ他の量子系では,成立するか? • 有限温度での時間発展
計算過程 • ゲージ不変量の期待値