1 / 30

デジタル式運行記録計を用いた エコドライブ推進に関する事例研究

デジタル式運行記録計を用いた エコドライブ推進に関する事例研究. 流通情報工学課程 2003734  野尻春喜 指導教官 鶴田三郎        黒川久幸. エコドライブの必要性. エコドライブへの期待 □  環境負荷削減効果 □  省エネ効果. 地球温暖化問題. 京都議定書. エコドライブ普及委員会 の発足. 改正省エネ法. エコドライブ普及・促進 アクションプランの作成. エコドライブの具体的手法・効果. 出所)(財)省エネルギーセンター資料を一部改変. デジタル式運行記録計を用いた EMS とは. エコドライブの更なる 普及・促進が必要.

amena
Download Presentation

デジタル式運行記録計を用いた エコドライブ推進に関する事例研究

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. デジタル式運行記録計を用いたエコドライブ推進に関する事例研究デジタル式運行記録計を用いたエコドライブ推進に関する事例研究 流通情報工学課程 2003734 野尻春喜 指導教官 鶴田三郎        黒川久幸

  2. エコドライブの必要性 エコドライブへの期待 □ 環境負荷削減効果 □ 省エネ効果 地球温暖化問題 京都議定書 エコドライブ普及委員会 の発足 改正省エネ法 エコドライブ普及・促進 アクションプランの作成

  3. エコドライブの具体的手法・効果 出所)(財)省エネルギーセンター資料を一部改変

  4. デジタル式運行記録計を用いたEMSとは エコドライブの更なる 普及・促進が必要 デジタコを用いたEMSの導入 (エコドライブ管理システム) 出典)国土交通省

  5. デジタコの今後の市場予測 約8倍! 出典)高度技術集約型産業等平成17年度開発調査報告書

  6. デジタコの問題点 デジタコを用いた エコドライブの評価基準が明確でない デジタコによって記録できる 項目が異なる エコドライブが行われているか どうかが分からない 使用するデジタコによって エコドライブの評価の方法が異なる ドライバーに対する 適切な運転評価・指導が行えない 使用するデジタコによって エコドライブ推進方法が異なる

  7. 研究目的 検討① デジタコを用いたエコドライブの視点から視た 運転評価の妥当性に関する検討・考察 目的① デジタコを用いた エコドライブの視点から視た運転評価基準 に関する提言を行う 検討② デジタコを用いた エコドライブに影響を与えている項目 に関する検討・考察 目的② デジタコを用いた エコドライブ推進における提言を行う

  8. 本研究で使用する乗務日報について • 物流企業A社から提供していただいたB社製デジタコの乗務日報 • トラック53台(4t冷凍車、共同配送便) • 各1か月分(2006年7月1日~7月31日) • トラックに乗車するドライバーは同一 • 東京17台、北海道9台、九州7台、大坂20台

  9. 検討手順 • 乗務日報から得られた各記録項目の値の抽出 • 乗務日報から得られた各記録項目の値の集計 乗務日報の 数値集計 (データ作成) • 各記録項目間の相関関係の確認 • 無相関検定による相関係数の有意性の確認 相関分析 • 回帰式の算出 • 回帰直線・回帰係数の有意性の確認 • 相関関係の確認 • 考察 単回帰分析

  10. 乗務日報から抽出した記録項目 地域(東京、北海道、九州、大阪) 車番 走行距離 [単位:km] 燃料消費量 [単位:l] 燃費 [単位:km/l] 配送数量 [単位:c/s] 一般道走行時間 [単位:分] 高速道走行時間 [単位:分] 積み込み時間 [単位:分] 荷卸し時間 [単位:分] 停車時間 [単位:分] アイドリング時間 [単位:分] 納品件数 [単位:件] 急発進回数 [単位:回] 急加速回数 [単位:回] 急減速回数 [単位:回] エンジン回転オーバー [単位:回] 日報評価点 [単位:点] 抽出した記録項目より算出した項目 総走行時間 [単位:分] 高速道利用割合 [単位:%] 待機・休憩時間 [単位:分] エンジンOFF時間 [単位:分] 1kmあたりのアイドリング時間 [単位:分/km] 納品先1件あたりの走行距離 [単位:km/件] 危険運転回数 [単位:回] 平均速度 [単位:km/h] 各記録項目の抽出 アイドリング時間 1kmあたりのアイドリング時間 急発進回数 走行距離 エコドライブの評価を行うのに 適した項目が少ない 急加速回数 燃料消費量 急減速回数 各種作業時間 危険運転回数 ドライバーの努力によって値が増減する エコドライブの評価を行える 項目の追加の検討が必要 エンジン回転オーバー

  11. 各記録項目の数値集計 • 集計上の留意点 • 給油が不定期に行われている • 燃料を使用した分だけ給油しているかどうか分からない • 燃費並びに燃料消費量の短期的な変動を視ることができない • 各記録項目の数値集計は1ヶ月単位で行う

  12. 検討結果1-1 積み込み時間 荷卸し時間 待機・休憩時間 日報評価点 アイドリング時間 危険運転回数 燃費 1kmあたりのアイドリング時間 日報評価点 燃料消費量 エンジンOFF時間 燃費 平均速度 総走行時間 高速道利用割合 納品先1件あたりの走行距離 走行距離 配送数量 納品件数

  13. 検討結果1-2 相関関係なし

  14. 検討結果1-3 負の相関関係

  15. 検討結果2-1 積み込み時間 荷卸し時間 待機・休憩時間 アイドリング時間 1kmあたりのアイドリング時間 危険運転回数 燃費 1kmあたりのアイドリング時間 日報評価点 燃料消費量 エンジンOFF時間 燃費 平均速度 納品先1件あたりの走行距離 走行距離 総走行時間 高速道利用割合 納品先1件あたりの走行距離 走行距離 配送数量 納品件数

  16. 検討結果2-2 負の相関関係

  17. 検討結果2-3 正の相関関係

  18. 検討結果① デジタコはエコドライブという視点からの運転評価は適切に行われていないことが分かった デジタコは安全運転という視点からの運転評価が行われていることが分かった 目的①に対する結論 エコドライブの評価を行うためには、新たにエコドライブを評価する項目の追加の検討を行うべきである 検討結果② 燃費に影響を与えている項目はアイドリング時間、納品先1件あたりの走行距離、走行距離であった 目的②に対する結論 エコドライブを推進するためには、アイドリング時間の削減、納品先1件あたりの走行距離の増加による加減速の回数の削減をするべきである 結論

  19. ご清聴ありがとうございました

  20. 検討結果2-2(補足) 出典)(財)省エネルギーセンター

  21. 検討結果2-3(補足) 出典)(財)省エネルギーセンター

  22. 検討結果2-4(補足) • 走行距離が最も燃料消費量に影響を与えていることが分かった。したがって、走行距離が多くなるとその分無駄な燃料を使用することになる。 • 無駄な燃料を使用しないためにも、配送ルートの最適化を行い、最短ルートで納品先に着くよう、ドライバーと管理者の協力が必要であると考えられる。 • 走行距離だけでなく、走行時間や速度にも配慮し、荷主の都合やドライバーの安全を考慮して配送を行うべきである。

  23. 今後の課題 • エコドライブの評価を行う項目の追加の検討 • 燃費並びに燃料消費量の短期的な変動を視た場合の運転評価基準についての検討 • 他社のデジタコを用いた場合の比較検討

  24. デジタコの技術基準の見直し① • 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年7月15日国土交通省告示第619号)の別添89「運行記録計の技術基準」の一部を汎用メモリカードや無線LAN等の最新の通信システムの利用が可能となるよう改正し、平成17年10月1日より施行することとします

  25. デジタコの技術基準の見直し② • ディジタル式運行記録計は、アナログ式運行記録計に比べ、データの集計や分析がしやすく、トラック事業者の運行管理業務の負担を軽減するとともに、運行管理の高度化を可能とするポテンシャルを有しています。 また、近年では、平成10年(当該基準制定時)では規定されていなかった汎用メモリカードや無線LAN等の通信システムが広く普及しています。 このため、データ伝達の正確性やデータの改ざん防止対策等の必要な機能を確保しつつ、最新の通信システムの利用などが可能となるよう、新規格のディジタル式運行記録計の技術基準を定めることとしました。 これにより、伝達方法の自由度拡大、利便性の向上及びコストダウンが図られ、同記録計の利用の拡大により、トラック事業者等の運行の安全性向上に資することが期待されます

  26. アナタコについて

  27. デジタコについて① 出典)DTG2YAZAKI

  28. デジタコについて②

  29. デジタコ導入の効果 出典)国土交通省

  30. デジタコの技術的要件 • 車載機(デジタコ) • 時計が取り付けられており、時間情報を取得できること • 瞬間速度及び走行距離についての情報を取得できること • 適切なタイミングで警告音等により運転者のエコドライブが支援することができること • 以下の情報について、車載機を介して運行診断結果を出力できること • 運行の中での急発進・急加速に関する情報 • 運行の中での一定時間以上アイドリングの継続に関する情報 • 運行の中でのあらかじめ設定した経済速度を越えた走行に関する情報

More Related