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製紙業界の課題と 今 後 ~環境経営の観点からの考察~. 10851298 松村 直哉. 製紙 業界の現状. 紙・板紙(ダンボール)の生産量は世界3位 国内の需要は飽和状態 原材料(パルプ)の高騰 震災の影響で、工場が被災し特別損失を計上. 製紙業界の対策. 海外への生産拠点の拡大 → 主に東南アジアへの工場新設 紙(古紙)の再生利用の促進 → 原材料の価格高騰の影響から. 環境経営(マネジメント). 環境経営(考え方). ポーター仮説 「厳格(適切)な環境規制はイノベーションの誘因となり、 結果として、自国産業の競争力を増強しうる」
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製紙業界の課題と今後~環境経営の観点からの考察~製紙業界の課題と今後~環境経営の観点からの考察~ 10851298 松村直哉
製紙業界の現状 • 紙・板紙(ダンボール)の生産量は世界3位 • 国内の需要は飽和状態 • 原材料(パルプ)の高騰 • 震災の影響で、工場が被災し特別損失を計上
製紙業界の対策 • 海外への生産拠点の拡大 →主に東南アジアへの工場新設 • 紙(古紙)の再生利用の促進 →原材料の価格高騰の影響から
環境経営(考え方) • ポーター仮説 「厳格(適切)な環境規制はイノベーションの誘因となり、 結果として、自国産業の競争力を増強しうる」 • K.ピーティ 「グリーンマーケティングは顧客や社会の要求を、利益を上げると同時に接続可能な方法で、予測し、満足させることに責任を持つマネジメントのプロセスである」 ※グリーンマーケティング 通常のマーケティング要素を拡張して、環境問題を内包したマーケティングの考え方
環境経営(考え方) しかし、両者の意見には、環境規制を課しすぎると企業のコスト増加をもたらし、企業競争力低下するのではないかという意見も・・・ 製品の品質向上を もたらすような イノベーションが発生 近年はポーター仮説の問題点を 踏まえつつ、環境経営を成功へ導く 研究が進められる
環境経営(製紙業界との関連性) • 紙のグリーン購入 古紙を利用した紙を選ぶことで、社会全体の古紙利用が進み環境への負荷を減らすことができる。 • 紙をリサイクルすることで循環型社会を推進 環境経営の面を考慮しても、 古紙の再生利用は重要
古紙利用(日本企業の事例) • 植林活動の実施 • グリーン購入への積極的参加 • 古紙利用の推進
古紙利用(ヨーロッパの事例) • 古紙回収は民間企業(DSD)が主体となって、EU全体の古紙回収システムを確立し、運営に取り組んでいる。 • また、包装容器業者もEU内各国で独自に活動しており、DSDと連携して、業務を遂行している。 • 古紙回収は民間企業が主体となって行なっている。 • この運営方法により、イギリスがリサイクル先進国で • あるドイツの古紙輸出量を上回ったという実績もある。
古紙利用(ヨーロッパの事例) 古紙回収システムの改善の影響と中国の古紙輸入量の増加が後押しして、イギリスの古紙輸出量が急増。
古紙利用(中国の事例) 古紙回収率は30%に留まっているが、古紙を利用した板紙生産量は年々上昇している。
まとめ • 日本製紙メーカー各社は、植林活動など目に見える活動は十分に環境経営に匹敵する活動を行なっている。 しかし、古紙回収に関しては自治体及び古紙回収機関に頼りすぎている面も・・・ そこで、製紙メーカーの新たなる古紙回収システムを 提案する
提言① デパート、スーパー 印刷・製本工場 出版社、新聞社 ダンボール工場 紙器工場 デパート、スーパー 印刷・製本工場 出版社、新聞社 ダンボール工場 紙器工場 家庭 家庭 商店街 オフィス街 駅 商店街 オフィス街 駅 町内会・学校 地方自治体 新聞販売店 町内会・学校 地方自治体 新聞販売店 古紙問屋 古紙問屋 製紙メーカー
提言② • 古紙を利用することでコストの削減。 • 新興国への古紙輸出をビジネス化。 • 海外に進出する際環境への配慮は強みになる。 • 今後は機能紙などの特殊な紙が増えてくるため、 メーカーの回収が重要事項となる。
コメットサークル(リコーの例) 製品 メーカー 部品 メーカー 材料 メーカー 販売者 保守業者 自家再生機 製品再生センター 部品再生センター 材料再生 業者 ユーザー シュレッダー業者 回収 センター リサイクル センター
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