積みつけ作業の人体負荷評価に関する研究

積みつけ作業の人体負荷評価に関する研究 ２００１７３５　田坂　晃一指導教官　鶴田三郎　教授　　　　　　　　黒川久幸　助教授

はじめに • はじめに • 作業改善手順 • 積みつけ作業の人体負荷調査 • 作業負荷評価方法 • 作業評価方法の有効性 • まとめ

新総合物流施策大綱 高齢者や女性にも適した作業環境の整備が必要背景 • 作業者から見た作業負荷に関する評価方法　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　が必要である

作業改善手順 • はじめに • 作業改善手順 • 積みつけ作業の人体負荷調査 • 作業負荷評価方法 • 作業評価方法の有効性 • まとめ

・積みつけ作業分類 ・表面筋電位データ（筋電計）・腰の圧力データ（ＡＰＡＳ）姿勢別評価指標本研究での作業改善の流れ改善案の実行改善案の実行積みつけ作業ＶＴＲ撮影ＶＴＲ積みつけ作業姿勢データ積みつけ作業の評価作業の計画・定量的負荷評価の算出・作業中の姿勢の評価・作業全体の評価・作業動作の改善案・作業設備等の改善案

作業負荷の評価 全身をみた作業負荷の評価　定量的な負荷の評価評価作業全体をみた負荷の評価

積みつけ作業の人体負荷調査 • はじめに • 作業改善手順 • 積みつけ作業の人体負荷調査 • 作業負荷評価方法 • 作業評価方法の有効性 • まとめ

積みつけ作業の人体負荷調査実験の概要 実験目的・姿勢分類・表面筋電位の算出・腰への圧力の算出

作業分類（膝の曲げありなし） 膝を曲げての持ち上げ動作膝を曲げない持ち上げ動作

積みつけ作業の分類 持ち上げ運搬置き

人体負荷の測定 三角筋の表面筋電位測定上腕三等筋の表面筋電位測定実験中の姿勢の一例

全身の負荷調査 三角筋僧帽筋上腕二等筋後背筋上腕三等筋腰の剪断力橈側手根屈筋大腿直筋内側広筋外側広筋ひふく筋大腿二等筋

姿勢別の分類方法 • 物流現場で負荷を簡単にあらわす必要がある • 作業を姿勢別に分類する　　　積みつけ作業は腰と肩の角度で分類できる • 肩と腰の角度は10度ごとに分類する実験結果より

負荷の比較 部位上下注）腰への圧力の単位：N・ｓ　　　　　筋負担の単位：μV・ｓ

作業負荷評価方法 • はじめに • 作業改善手順 • 積みつけ作業の人体負荷調査 • 作業負荷評価方法 • 作業評価方法の有効性 • まとめ

作業全体の負荷評価 最大（μV・s）筋負担合計平均時間（sec）

作業評価方法の有効性 • はじめに • 作業改善手順 • 積みつけ作業の人体負荷調査 • 作業負荷評価方法 • 作業評価方法の有効性 • まとめ

評価方法の有効性の考え方 作業負荷・最大・平均・合計比較比較作業時間アンケート結果有効性のアプローチ方法

棚の高さを変えた積みつけ作業の実験の概要 棚 4ｍ 5ｍ荷物実験内容荷物：１２ｋｇ、１２０サイズ棚の高さ：下段・・・４ｃｍ　　　　　　中段・・・85ｃｍ　　　　　　上段・・・165ｃｍ 5ｍ

荷物の移動 ダンボールダンボールダンボール下段中段上段

比例評価方法の有効性作業時間（sec）腰への負荷の平均（N・ｓ）

まとめ • はじめに • 作業改善手順 • 積みつけ作業の人体負荷調査 • 作業負荷評価方法 • 作業評価方法の有効性 • まとめ

・主に負荷がかかっている部位は足、腰、腕、肩・主に負荷がかかっている部位は足、腰、腕、肩・作業は肩と腰の角度により分類できるまとめ①（人体負荷の定量的算出）・積みつけ作業における人体負荷を調査した・積みつけ作業における姿勢別評価指標を作成

まとめ②(姿勢別評価指標による評価) ・姿勢別評価指標から算出したデータによる　評価方法の提案・作業全体での負荷評価の有効性の検証・作業全体での負荷評価は有効に使用できる

今後の課題 • 筋電計の個人差などによる変化 • 荷物の重さによる負荷の変化 • 全身の負荷を合計した総合評価 • 安全性について負荷基準の作成 • 検品や仕分けなどの作業の負荷の算出

ご清聴ありがとうございました

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