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薬理学 研究科 のため の 遺伝的多様性

薬理学 研究科 のため の 遺伝的多様性. 11/02/2013 医学研究科　統計遺伝学分野 山田 http:// www.genome.med.kyoto-u.ac.jp/wiki_tokyo ryamada@genome.med.kyoto-u.ac.jp. 今日の内容. 遺伝的個体差の構成要素 薬 理学的フェノタイプ 個別化医療的な薬剤開発のための基礎知識. 講義内アンケートにご協力ください. 薬学部・薬学研究科での講義はまったく初めてなので 何 をどれくらい共有しているのか不明です それ を確かめるために講義内アンケートを実施します ご協力ください.

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薬理学 研究科 のため の 遺伝的多様性

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Presentation Transcript

  1. 薬理学研究科のための遺伝的多様性 11/02/2013 医学研究科　統計遺伝学分野 山田 http://www.genome.med.kyoto-u.ac.jp/wiki_tokyo ryamada@genome.med.kyoto-u.ac.jp

  2. 今日の内容 • 遺伝的個体差の構成要素 • 薬理学的フェノタイプ • 個別化医療的な薬剤開発のための基礎知識

  3. 講義内アンケートにご協力ください 薬学部・薬学研究科での講義はまったく初めてなので 何をどれくらい共有しているのか不明です それを確かめるために講義内アンケートを実施します ご協力ください

  4. 質問１ • 以下の項はカリキュラムにある？自学する場合はどうしている？ • 遺伝学は？ • 分子遺伝学は？ • 統計学は？ • それは生物実験のための統計学？ • それとも臨床試験用の統計学？

  5. 今日の内容 • 遺伝的個体差の構成要素 • 薬理学的フェノタイプ • 個別化医療的な薬剤開発のための基礎知識

  6. Pharmacogenetics • Pharmacogenetics is the study of inherited variation in drug response. Thegoal of pharmacogenetics is to develop novel ways of maximizing drug efficacy and minimizing toxicity for individual patients. Personalized medicine has the potential to allow for a patient’s genetic information to predict optimal dosage for a drug with a narrow therapeutic index, to select the most appropriate pharmacological agent for a given patient and to develop cost-effective treatments.

  7. Pharmacogenetics • Pharmacogenetics is the study of inherited variation in drug response. Thegoal of pharmacogenetics is to develop novel ways of maximizing drug efficacy and minimizing toxicity for individual patients. Personalized medicine has the potential to allow for a patient’s genetic information to predict optimal dosage for a drug with a narrow therapeutic index, to select the most appropriate pharmacological agent for a given patient and to develop cost-effective treatments.

  8. １．個体差 • 集団の時間断面と空間断面

  9. 多型とは。。。

  10. 人類史・集団・亜集団集団階層化・構造化ランダムメイティング人類史・集団・亜集団集団階層化・構造化ランダムメイティング

  11. PhylogetyOut of Africa

  12. 多型の分布の偏り • 放っておくと遺伝子多型は集団内で均一に分布するようになる • 純系マウス • 孤島などの小集団は遺伝的に均質性が高い • 熱力学第２法則・エントロピーのようなもの

  13. 孤立集団内の均質化 • ランダムメイティング

  14. ランダムメイティング • シャッフルする • 何を？ • シャッフルさせない要因は？ • 集団の分離(物理的・文化的) • 分離集団同士はどんどん差が出る(種の分化のようなもの) • シャッフルの程度を定量したい • Hardy-Weinberg 平衡

  15. ランダムメイティングでシャッフルされないものランダムメイティングでシャッフルされないもの • 染色体上の並び • 連鎖・連鎖不平衡 • シャッフルするのはどうやって？ • シャッフルをさせない要因は？

  16. ランダムメイティングでシャッフルされないものランダムメイティングでシャッフルされないもの • 染色体上の並び • 連鎖・連鎖不平衡 • シャッフルするのはどうやって？ • シャッフルをさせない要因は？ • 時間 • 集団の偏り

  17. 遺伝因子のシャッフル • 集団構造化・階層化 • 連鎖不平衡 • シャッフルをさせない要因を整理

  18. 遺伝的多様性の３要素 • 突然変異 • 遺伝的浮動 • 交差・組み換え

  19. 遺伝的な個性 • 全体の中での個性 • 亜集団の中での個性 • 絶対的個性・相対的個性 • すべての個人は遺伝的に「世界に一つだけ」 • 薬物治療に対する遺伝的個別化に関して確たる何かを知るためには、ある程度の亜集団プーリングはいたしかたない…というのが現在の統計解析のレベル • 民族ごとに解析するなど

  20. １．個体差 • 集団の時間断面と空間断面 • 個人の時間断面と空間断面

  21. １．個体差 • 集団の時間断面と空間断面 • 個人の時間断面と空間断面 • 個人のすべての細胞のDNAは同一・・・とは限らない

  22. 質問２ • 「１．遺伝的個体差の構成要素」はここまでです。 • 遺伝的な「個性」と言ってもいろいろです。それについて、かいつまんで記述しなさい。

  23. ２．薬理学的フェノタイプ

  24. 遺伝的「個性」と言ってもいろいろ • 薬理学的に「遺伝的個性」がどう影響するかを考えるには • 「薬理学的な何」～フェノタイプ • に影響するかが問題

  25. ジェノタイプとフェノタイプ • (原則)不変のジェノタイプ • 可変なものはすべてフェノタイプ

  26. ２．薬理学的フェノタイプ • 最終フェノタイプ・中間フェノタイプ • ＡＤＭＥ等の薬物動態パラメタとフェノタイプ • 薬効フェノタイプ・副作用フェノタイプ

  27. 最終フェノタイプ中間フェノタイプ • 病気の背景の色々：中間フェノタイプ • 検査値は中間フェノタイプ • 新型バイオマーカーも中間フェノタイプ • 病気である、病気でない：最終フェノタイプ

  28. Genotype Phenotype Intermediate phenotype 個体に現れるフェノタイプ Terminal phenotype

  29. ジェノタイプ Genotype Phenotype 個体の一部として現れるフェノタイプ バイオマーカー 臨床検査を含む Intermediate phenotype 個体に現れるフェノタイプ Terminal phenotype

  30. ADMEで分けると個人はどうなる？

  31. 薬物動態を表現するパラメタを列挙する • パラメタ • 検査・バイオマーカーのように、『最終フェノタイプ』の構成要素

  32. 動態パラメタのすべて • 影響する因子がある • 影響する因子には遺伝因子もある

  33. 動態パラメタのすべて • 影響する遺伝因子のジェノタイプ • 影響を受けるパラメタはフェノタイプ • 中間フェノタイプ

  34. 動態パラメタのすべて • 影響する遺伝因子のジェノタイプ • 影響を受けるパラメタはフェノタイプ • 中間フェノタイプ • 最終フェノタイプは • 「効く」「効かない」、「効いた」「効かなかった」

  35. 中間フェノタイプとしての薬物動態効く・効かないという最終フェノタイプ中間フェノタイプとしての薬物動態効く・効かないという最終フェノタイプ • 濃度は途中

  36. 薬物動態への遺伝子影響がわかったとしてそれで説明がつかない部分は何か？薬物動態への遺伝子影響がわかったとしてそれで説明がつかない部分は何か？

  37. 薬物動態への遺伝子影響がわかったとしてそれで説明がつかない部分は何か？薬物動態への遺伝子影響がわかったとしてそれで説明がつかない部分は何か？ 「環境要因」？ 「環境要因」と呼ばれるブラックボックス？

  38. 薬剤標的その有無標的自体の変化(癌・ウイルス・耐性菌)循環は臓器レベルのそれ組織局所(癌血流、膿瘍化など)身体の外側・マイクロビオーム薬剤標的その有無標的自体の変化(癌・ウイルス・耐性菌)循環は臓器レベルのそれ組織局所(癌血流、膿瘍化など)身体の外側・マイクロビオーム

  39. 実際にどうする？ • 要因がわかってもきれいに２分されるわけではない • どうやって情報を活用する？

  40. 質問３ • 「２．薬理学的フェノタイプ」はここまでです。 • 「薬学的フェノタイプ」についてかいつまんで説明しなさい

  41. ３．個別化医療的な薬剤開発のための基礎知識３．個別化医療的な薬剤開発のための基礎知識 • 多型、薬剤代謝多型遺伝子 • CYPデータベースを読むための基礎知識 • 薬物開発プロトコルを読むための基礎知識

  42. 多型とは。。。CYPアレルは？

  43. CYP alleleshttp://www.cypalleles.ki.se/criteria.htmガイドラインでわからない単語があるだろうか？

  44. 薬剤開発のための基礎知識 • ガイドラインを拾おう→「薬剤開発テーブル.pdf」

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