1 / 15

第7課 つきあたり (第二冊)

第7課 つきあたり (第二冊). Ⅰ .読む前に ❶ 次の言葉は、これから読む文章の中に出てくる言葉です。 (1) 下の枠の中から、適当な言葉を選び、 に書き入れること。. ど忘れ 根強さ 時おり しばしば あげく そっけなさ 突きあたり どきどきする 素直に ちょいちょい いまさら しめくくり なつかしい しみこんでいる どうにもならない. 素直に. しばしば. ① 幸い私は父の幼い日の想い出を うけとめ ることができて嬉しい。 ② 父の 語る話を通して、子供のときから 上野は私にもなじみ深いのである。

adonia
Download Presentation

第7課 つきあたり (第二冊)

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 第7課 つきあたり (第二冊) Ⅰ.読む前に ❶ 次の言葉は、これから読む文章の中に出てくる言葉です。 (1) 下の枠の中から、適当な言葉を選び、に書き入れること。 ど忘れ 根強さ 時おり しばしば あげく そっけなさ 突きあたり どきどきする 素直に ちょいちょい いまさら しめくくり なつかしい しみこんでいる どうにもならない

  2. 素直に しばしば ① 幸い私は父の幼い日の想い出をうけとめ ることができて嬉しい。 ② 父の語る話を通して、子供のときから 上野は私にもなじみ深いのである。 ③ 私はこのごろ動物園へ行く用がある ので、不忍を通るのだ。 ④ われわれの生活のなかへ何代にもわたっ て、飴という菓子のを思うとき、すなわち繁昌の手応えを感じたのだ。あめや横町とは強い名である。 ちょいちょい しみこんでいる 根強さ

  3. いまさら • ⑤ ながら私は毎日歩く人の足の早さを、       十分に知らされた思いだった。 • ⑥ このごろ私も老いたことを痛感するのである。 ラジオやテレビによばれるが、あそこは    万事時計が王様の仕事である。あと三十秒などとい    う告知が出ると、私は癖がついた。    最後の大事なの言葉をして、    かわりにあの犬のときの切迫した、駅の時間観念を    思いだしたりする。困った回想だが、上    野駅である。 時おり どきどきする しめくくり ど忘れ なつかしい

  4. 「家出人の所持品の特徴といえば、きまって    東京地図を持っていることです。地図を頼りに  歩いてみてもし、うらぶれ  果てたはまた駅に戻って来るんです     なあ。駅にはなんにもないんだけど、目に見 えない牽引力があるんですねえ。」―そうだろ うと思う、あそこはすくなくもの手 応えを持っている。マンモス東京都は、家出 人にとって手応えさえ与えないだ。 どうにもならない あげく つきあたり そっけなさ

  5. ❷ 使い分けなんと~だろう(か)・どんなに~だろう(か)❷ 使い分けなんと~だろう(か)・どんなに~だろう(か) なんと美しい人なのでしょう。 軽装で雪山に登るとは、なんと無謀な若者たちなのだろう。 彼女の気持ちが理解できなかったなんて、俺はなんと馬鹿 だったのだろう。  希望校に合格できたらどんなにいいだろうか。 父が生きていたら、どんなに喜んでくれたことだろう。  息子の戦死を知ったら両親はどんなに悲しむことでしょう。

  6. Ⅱ.読む まず、次の質問を考えながら、前文を読みなさい。 ❶ 筆者は、この文章で何を言いたいのでしょうか。 筆者の体験「=エピソード」が書いてあると思われる 段落を指摘しなさい。(一つとは限りません。) ❷ この文章の構成上の特徴を述べてみなさい。

  7. こうだ あや(1904-1990)東京生れ。 幸田露伴次女。娘に青木玉。1928年 (昭和3年),清酒問屋に嫁ぐも,十年後に 離婚し,娘を連れて晩年の父のもとに帰る。 露伴没後,父を追憶する文章を続けて発表, たちまち注目されるところとなり,1954年の『黒い裾』に より読売文学賞を受賞。 1956年の「流れる」は新潮社文学賞・日本芸術院賞の両賞を 得た。 他の作品に「闘」「崩れ」「包む」』など。1990年没。 作者Profile随筆家幸田 文

  8. 上野駅つきあたり

  9. Ⅲ.読んだあと質問と解説 1.この文章の内容として次のどれに当てはまるか、正し     いものを一つ選びなさい。 [A] ある知識や情報についての具体的で詳しい説明 [B] ある話題、事柄についての筆者の意見・主張 [C] 実際に体験した事実等についての著者の感想や        意見 [D] いろいろな物語 C

  10. 2.このような文章の特色として次のどれに当てはまる    か、正しいものを一つ選びなさい。[A]  構成がわかりにくい。事実と筆者の感想や意見が入り交 じっている。 「話題」は筆者が関心あることや、読者に伝えたいことな ど広範囲。 名称・数値・具体例が多く使われている。 出だしは様々だが、「まとめ」は文章末にあることが多い。[B]  時間の流れがある。物語の事柄が時間と共に進行する。    登場人物、人間関係等が様々で、会話文や心情を表す 文が多く出てくる。    段落が多い。文章末に特に「まとめ」はない。

  11. [C] 構成がわかりやすい。意見・主張が順序立てて述べられてい る。   キーワードがある。重要語句の繰り返しがある。   話題の提示は文章の初めに、筆者の意見は文章末にあるこ とが多い。   「~だ、~である」体の文が多い。[D] 構成がわかりやすい。説明が具体例と共に順序立てて述べ られている。   キーワードがある。重要語句の繰り返しがある。 名称・数値・具体例が多く使われている。 話題の提示は文章の初めに、筆者の意見は文章末にあるこ とが多い。 A

  12. 3.「茂っていた上野の山」をなつかしむ心を持ったので ある。とあるが、誰がなつかしむ心をったのか一語で 答えなさい。 筆者 4.文中に蓮の花についてのエピソードには、A「~眼を 開けて見れば、朝日がぐっと突きささるのだそうな。」 とB「眼を開いて見ると、はっと紅白の蓮の花が見え て、かなしさ極まりなかったというのである。」とがあ るが、どっちが関係者一同の期待した結果なのか。 記号で答えなさい。 B

  13. D F 5.次の文を読んで、本文の内容と合っているものを番号で選び   なさい。[A] 筆者は父親から、筆者の幼い日の話を聴いたせいで、素     直に心にしみたのだ。[B] 筆者は読者に「お山のほうへあがって行くと、大きな椎の     木が何本もあってね、……」と語っている。[C] 筆者は今でも、蓮の花を見るたびに父の少年時代を想う       のである。 [D] 筆者は、40歳前後に見たあめや横町の感銘は忘れられ      ない。[E] 筆者は時々、ラジオやテレビに呼ばれて、時間観念につ いての話をする。[F] 筆者は、家出人について上野駅勤務のお巡りさんにイン タビューした。[G] 「駅にはなんにもないんだけど、眼に見えない牽引力があ るんですねえ。」と筆者は言っている。

  14. 6.ラジオやテレビの仕事と、駅の仕事とで、同じ 性格を持っているのは何だと筆者が言ってい るのか、それを20字前後にまとめて見なさい。 7.「眼に見えない牽引力がある」とあるが、これと同じ意味合いで使われている言葉を文中から探し出し、書きなさい。 どちらも万事時計が大様の仕事だということ。 突き当りの手応え

  15. 8.文章の最後に「あそこは東京と東京人が テストされているところだ。」とあるが、東 京と東京人の何がテストされると思われ るかを、書いてみなさい。 思いやりや心遣いといった人間性がテストされる。

More Related