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3 ・猫食と異文化理解 - PowerPoint PPT Presentation


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3 ・猫食と異文化理解. 2012.05.11. 青山 ・文化人類学 / 文化人類学 A. 映像資料:広州市場. 市場ではねこが食用として売られてい た ということは、 必然的に「ねこを食べるという〈異文化 〉 」がそこに存在することになるが、それについてどう思うか 自分 のスタンスについて また、この講義を受けている他の人々はどう考えていると思うか 他人 の スタンスに ついて. 自分 は「猫食文化」をどう思うか. 否定派・中間派・肯定派. ほかの人はどう思っ た と思うか (1). 自分を多数派と思うか、少数派と思うか?. ほかの人はどう思ったと思うか (2).

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Presentation Transcript

3・猫食と異文化理解

2012.05.11.青山・文化人類学/文化人類学A


3・猫食と異文化理解

映像資料:広州市場

  • 市場ではねこが食用として売られていた

  • ということは、必然的に「ねこを食べるという〈異文化〉」がそこに存在することになるが、それについてどう思うか

    • 自分のスタンスについて

  • また、この講義を受けている他の人々はどう考えていると思うか

    • 他人のスタンスについて


3・猫食と異文化理解

自分は「猫食文化」をどう思うか


3・猫食と異文化理解

否定派・中間派・肯定派


3・猫食と異文化理解

ほかの人はどう思ったと思うか(1)


3・猫食と異文化理解

自分を多数派と思うか、少数派と思うか?


3・猫食と異文化理解

ほかの人はどう思ったと思うか(2)


3・猫食と異文化理解

異文化理解の問題

  • 自分たちとかなり・全く異なる文化と接した場合、

    • 「わたしたちとは違うけれども、それをとやかくいうことはできない」「あれはあれでありだろう」は、果たして異文化理解のスタンスとして適当なのか?

    • それは「わかったふり」をしているだけで、実はそれ以上の理解を拒絶・否定している可能性はないか?

    • あるいは、すべて受け入れて、自分たちも同じようにふるまえば理解したといえるのだろうか?

  • 「自分たちの文化とは違う」という文化の差異に対して、どのようなスタンスで臨むのか?

  • 日本人だけでなく、世界のひとびとに共通する普遍的な考え方=自文化中心主義 ethno-centrism

  • 「異文化理解」においては自文化中心主義はとても厄介


3・猫食と異文化理解

異文化へのスタンス

  • 「自分たちの文化とは違う」という文化の差異に対して、どのようなスタンスで臨むのか?

    • とりあえず「自文化中心主義」には注意が必要であるが……

    • 「ふーん、そうなんだ、ま、それもありじゃん?」……それは実はそれ以上の理解をやめてしまっている思考停止では?

    • 「わかりました、あなたのやりかたを100%受け入れ、実行します」……それは「自文化否定主義」みたいなもので、長くは続かないのでは?

    • 「よーし、食べてみたぞ、これでおれはお前のことがよくわかった!」……そんなに話は単純ではないだろう(じゃあ、ピザを食べたらイタリア人のことがわかるのか??)

    • 「わたしはわたし、あなたはあなた、お互いとやかく言われたくないでしょう? だから、黙ってて」……それを突き詰めると多様性過多になって共同体は崩壊するのでは?


3・猫食と異文化理解

猫食をめぐって(1)

  • まず大事な点は、1から6までのスタンスに、善悪が存在するわけでは「ない」、という点(真剣に考えて出た答えであるかぎり、どれも正当である)

  • 次に重要なのは、「1 絶対に許せない」から「6 自分も食べた」へと順々に進みさえすれば、他者理解が実現するわけでも「ない」という点(「食べたらわかる」などということはない)


3・猫食と異文化理解

猫食をめぐって(2)

  • ねこが広州市場で食用として売られているのをみて、中国の文化への不信感を抱くのは短絡的である

    • ねこを食べるのが中国国内のどのような人々であるのかわかっているだろうか? (部分→全体への安易な拡大)

    • ねこを食べるという行為が、中国文化(あるいは、中国のある一部の地域・一部の階層の文化)全体のなかに位置づけられる、ある一つの小さな要素であるということをわかっているだろうか? (文化の総体性の無視)

    • ねこを食べる理由が、たとえば非常に人道的な目的であったりする可能性を考慮しただろうか? (行為の背景にある文脈の無視)


3・猫食と異文化理解

「文化の翻訳」という問題(1)

  • たとえば、日本人―鯨の関係と、中国人-ねこの関係を等値と見ること、はよく試みられる

    • それはショックを緩和する意味で、大切なはじめの一歩

    • ただし、それは「翻訳」であって「理解」ではないのに、「理解した気になる」のが問題

  • cf. むずかしい英語の(あるいは独語/仏語の)哲学書を、がんばって日本語に翻訳したとする

    • それはその哲学書の「内容」を理解したことになるか? というと、ならないはず

    • 鯨への置換は「文化の翻訳」にすぎない


3・猫食と異文化理解

「文化の翻訳」という問題(2)

  • 古池や 蛙飛び込む 水の音 と、Old pond---frogs jumped in---sound of water(ラフカディオ・ハーンの英訳)

  • 両者を、完全にイコールで結ぶことは、むり

  • だからといって、両者がまったく違う、ということでもない

  • 両者の相互理解について語るには、何万の言葉を費やさなければいけないだろう →文化の問題も同じでは?


3・猫食と異文化理解

異文化理解とはどういうことか?-中括

  • 中国における猫食の背景

    • まず、全員が食べるわけではもちろんない

    • 全ての中国国民に「ペット」という感覚が欠如しているわけでもない

    • 猫<虎(あるいは蛇<龍)という比喩的関係

  • 同様の事例は、他にもないだろうか?

    • 韓国における犬食

    • 日本におけるうなぎ食・まむし食

  • 猫食の背景を知っての「翻訳」と知らないでの「翻訳」は意味が違うし、当然「理解」にも差がでる

  • 異文化理解とは、そうした「文化の背景・理由・詳細について知る(知ろうとする)こと」である


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