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跡見学園女子大学 公開講座 教養コース 世界経済の激変にどう対応するか-日本と世界の動き-. フランスと日本 -第 6 位と第 2 位の先進国の違い-. 跡見学園女子大学マネジメント学部 丹野忠晋 2009 年 6 月 6 日. フランスのイメージ. 日本人フランスのイメージ エッフェル塔 凱旋門 ワイン ベルサイユ宮殿 美術館 以下,ナポレオン,ファッション,フランス料理 ,フランス革 命,フランスパン 日本人はフランスによいイメージを持っている 経済や歴史から日本と比較したフランスを理解, 日本の強みと弱み,今後の行方を考察.

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跡見学園女子大学 公開講座 教養コース

世界経済の激変にどう対応するか-日本と世界の動き-

フランスと日本-第6位と第2位の先進国の違い-

跡見学園女子大学マネジメント学部

丹野忠晋

2009年6月6日


フランスのイメージ

  • 日本人フランスのイメージ

    • エッフェル塔

    • 凱旋門

    • ワイン

    • ベルサイユ宮殿

    • 美術館

      以下,ナポレオン,ファッション,フランス料理 ,フランス革 命,フランスパン

  • 日本人はフランスによいイメージを持っている

  • 経済や歴史から日本と比較したフランスを理解,

  • 日本の強みと弱み,今後の行方を考察

跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


各国の影響度調査

  • 各国のフランスと日本のイメージ

  • BBCと読売新聞の調査

  • 日本とフランスはドイツと英国に次いで3位と4位を占める

  • 両国は諸外国からの良いイメージ

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各国の影響度調査/2

跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


各国の影響度調査/3

  • フランス人の評価

    • ドイツをかなり評価.米国が低い

      ドイツ 75 ,フランス 59,EU 54,イギリス 36,

      日本 12,ブラジル 9,南アフリカ 3,米国 -17, インド -21,ロシア -48,中国 -48,北朝鮮 -61 

  • 日本人はヨーロッパに甘い

    • ドイツ 38,EU 36,イギリス 36,フランス 33, 日本 30,ブラジル 28,インド 19,南アフリカ 10, 米国 -1,ロシア -29,中国 -51,北朝鮮 -92 

  • フランスから見た日本≒日本から見たインド・南ア  

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隣国との関係

  • フランスの隣国の大部分がフランスは良い影響

    • スペイン (74%),イタリア(72%)

  • 他のヨーロッパ諸国はより控えめな評価

    • ロシア (56%), ドイツ (55%), 英国(55%)

  • フランスは隣国を高く評価,

    隣国からも尊重されている

  • 日本の隣国:  米国 -1,ロシア -29,中国 -51,

    北朝鮮 -92 

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フランスの実態

  • いつも遅れて当てにならない交通機関

  • 度重なるスト

  • かなり不潔な道路:犬のフン

  • 2005年のパリ暴動

  • 毎年,新年のクルマの放火

    • 2009年大晦日から新年にかけての車炎上(放火)は1147台,

    • 減少した2008年と比較すると30%増し

  • 閉鎖されるソニー工場の社長を労働側が軟禁

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フランスと日本との比較

  • 遠いフランス,学べる点

    • 共通点と異質な点

    • 自分たちの有利な点と不利な点

    • 環境か特徴か

    • 政府の統制と自由経済

  • 地理的特徴 

    • 札幌:

      緯度43度4分7, 経度 141度21分

    • トゥールーズ:

      緯度 43度36分, 経度 1度26分

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意外と北にあるヨーロッパ 『フランスと日本』

ポロナイスク

パリ

札幌

トゥールーズ

東京

チュニス

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バラ色の町トゥールーズ 『フランスと日本』

  • 赤い煉瓦でできた町

  • 南フランスのハイテク都市,エアバス

  • サッカー日本代表の合宿地

2009/6/6

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気温:パリの夏は日本の春 『フランスと日本』

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降水量 『フランスと日本』(mm),東京の冬の降水量

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降水量 『フランスと日本』(1mm以上の雨の降る日数)

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日照時間,夏の太陽・冬の曇り空 『フランスと日本』

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西岸海洋性気候 『フランスと日本』

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地中海性気候 『フランスと日本』

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温暖湿潤気候 『フランスと日本』

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亜寒帯湿潤気候 『フランスと日本』

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とても大きな温帯から亜寒帯の領域 『フランスと日本』

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 欧州と日本 『フランスと日本』

  • 日本の人口と経済力はフランスとイギリスを足し合わせたもの

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4 gdp
欧州の人口は 『フランスと日本』4倍,GDPは3倍

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日本は一人あたりの 『フランスと日本』GDPでは上

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フランスと日本の先史時代 『フランスと日本』

  • 農耕・牧畜

  • メソポタミア

    (肥沃三日月地帯)

  • 紀元前8500年

  • 小麦,エンドウ,オリーブ,

    羊,ヤギ

  • 栽培と家畜化可能な植物

    と動物の野生種が豊富に

    存在

  • 気候変動や森林伐採

  • 気候変動に対し

    て脆弱な土地

  • 跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    フランスと日本の先史時代 『フランスと日本』/2

    • フランスへの農耕の伝播は紀元前3500年頃

    • 中国の農耕と牧畜

    • 紀元前7500年

    • 米,粟,コーリャン

    • 豚,蚕

    • 日本の最初の農耕

      イネ,アワ:紀元前3000年 (縄文後期)

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    フランスと日本の先史時代 『フランスと日本』/3

    • 日本の世界初:

    • 磨製石器(石斧)

    • 土器(縄文式)

    • なぜメソポタミアと中国で農耕と牧畜が始まったか

      • 東西に延びる大陸は植物と動物が豊富

      • 多くの栽培植物と家畜の存在

      • 人口が稠密で,定住している人々の階層化された社会

      • 技術の発達,政治機構,大規模な国家,疫病

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    古代から中世 『フランスと日本』

    • ケルト人=ガリア (セルティックFC)

    • フランスはローマ帝国の植民地

      • シーザー「ガリア戦記」,水道橋跡「ポン・デュ・ガール」

    • キリスト教の受容

    • ゲルマン民族の大移動フン族=匈奴

      カタラウムの戦い(北フランス)↑

    • フランク王国の誕生

    東アジア・漢・三国

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    感染症 『フランスと日本』

    • 農耕・牧畜と都市化の負の側面

    • 起源前2000年に疫病の流行の記録

    • ペスト(黒死病),元々クマネズミに流行する.

    • 高い致死性

    • ノミに人が血を吸われると感染.

    • 聖書の「ペリシテ人の疫病」は腺ペスト?

    • 数度の大流行は欧州の中心地を変える

      地中海沿岸(ローマ帝国) 北部諸州

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    感染症,黒死病 『フランスと日本』(ペスト)

    • 中国もペスト,天然痘,はしかが流行

    • 南方の揚子江流域を中国化する障害は病気

    • 1世紀頃,仏教が漢帝国に浸透

    • ムスリムやユダヤ教徒が豚肉を食べない理由

    • インドでカーストの肉体的な接触を避ける理由

    • インドの仏教,中東のキリスト教

    • 2つの宗教は病気による突然死を扱う必要

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    ペスト,天然痘 『フランスと日本』

    • 天然痘の日本上陸:藤原四兄弟の死

      モンゴルの支配で東西が結合

    • ヨーロッパ人口の三分の一から四分の一が死亡

    • 緒方春朔がジェンナーに先立って種痘

    • 近代に北里柴三郎が香港でペスト菌を同時発見

    • 疫病蔓延の原因

      • 家畜を飼う

      • 都市化

    14世紀に全ヨーロッパでペストが大流行

    モンゴルにより中国の人口が半分へ

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    古代のおもな都市のランキング 『フランスと日本』

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    アメリカ大陸とオーストラリア大陸 『フランスと日本』

    • 栽培化と家畜化候補の動植物が異なる

    • ユーラシア大陸は東西に延びる大きな陸塊

    • 稠密な都市は病疫の流行

    • 生き残った者は免疫を有していく

    • ヨーロッパ人の大陸の征服要因は病原菌

    • 天然痘でアステカ人は激減.2000万人→160万人

    • アメリカ先住民も激減.2000万人→100万人

    • アボリジニも同様

    • ヨーロッパの植民地支配は地理的な偶然が大

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    フランスの歴史 『フランスと日本』

    • イスラム化したスペインから南フランスへ攻め込まれる

      トゥール・ポワティエ間の戦い(732年)

    • バイキング=ノルマン人,百年戦争

    • ノルマンディー地方,ブルターニュ地方

    • 十字軍

    • アルビジョア十字軍

      • 南フランスのキリスト教徒=アルビ派迫害

      • トゥールーズ大学創立(1229年),神学(カトリック)の布教

    • フランス語の成立は11世紀頃

    • フランス人・カルヴァンはスイスへ

    • ユグノー戦争,サン・バルテルミの虐殺

      カトリックがプロテスタントと虐殺(1572年)

      農業を中心とした社会から商工業金融を中心とした社会へ

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    南フランスはフランス王国・カトリックへ 『フランスと日本』

    • 南フランスは

      違った文化圏だった

    • オック語

    • フランス政府

      1881年にオック

      語の学校教育を

      禁止

    オック語が話されていた地域

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    フランス革命と明治維新 『フランスと日本』

    • フランス革命

      • 貴族=武士

      • ブルジョワジー=町人

      • 市民革命としての評価 

        権力の担い手が土地を基盤にする者から

        商工業や金融業を基盤にする者へ移行

      • 農民も革命に加わる

      • テロリズム,クーデター,共産主義思想

    • 明治維新

      • 尊皇攘夷

      • 一部の下級武士

      • 結局,開国し近代化

    • 市民革命

      イギリス名誉革命,オランダ独立,アメリカ独立戦争,ドイツ統一

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    Coup d etat
    クー・デター 『フランスと日本』, coup d’Etat

    • ロベスピエールの処刑,ナポレオン政府樹立

    • 25年間(1789~1814)でフランス人だけで200万人死亡

    • 農民の反乱,独裁政治

    • 政教分離-最高存在の祭典の失敗

      →結局カトリックが主要な宗教

      ダライラマ等の東洋思想に憧れる

    • 「自由,平等,博愛」は一種の建前

      「原理は学校のためにある.権益は国家のためにある」

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    テロリズム 『フランスと日本』

    • テロリズム:「社会への何らかの訴えかけが意図された、物理的被害よりも心理的衝撃を重視する暴力行為」

    • 定義されたのはフランス革命において行われた9月虐殺(1792年)

    • 革命派は反革命派1万6千人を殺害

    • 恐怖政治

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    奴隷制度 『フランスと日本』

    • ローマ帝国の植民地

    • 奴隷 slave ← スラブ人 Slav

    • 9~10世紀-西欧州の奴隷がマルセイユ港からイスラム国家へ売られる.

    • 三角貿易

    • フランス革命時に廃止された奴隷制度をナポレオンが復活

    • 第2共和制が発足した1848年に最終的に廃止

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    日本との比較 『フランスと日本』

    • 宗教改革~鎌倉新仏教

    • 一向一揆,加賀の国「百姓の持ちたる国」

    • 政教分離-信長の仏教徒攻撃,寺請制度

    • 魏志倭人伝に生口(奴隷)の記述

    • 秀吉のバテレン追放令

      火薬と交換,天正少年使節団の観察

    • 太閤検地-耕作者=年貢納入者

      下人(名主の隷属民)の消滅.

    • 欧州と比べより平等

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    王権を支えるモニュメント・絵画 『フランスと日本』

    • 文化芸術のローマからの模倣・洗練

    • 王権を確立するための政治利用

    • 歴史画-聖書やギリシャ神話の話

      ルイ14世(太陽王)=アポロン(太陽神)

    • ナポレオンのイメージ=アレキサンダー大王,シーザー

    • ルーブル美術館の整備

    • 凱旋門-古代ローマ時代に軍事勝利を讃え将軍が凱旋式を行う記念

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    ローマのコンスタンティヌスの凱旋門 『フランスと日本』(4世紀)

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    江戸とパリ 『フランスと日本』

    • 循環都市江戸と糞尿都市パリ

      • 江戸では人間の排泄物は立派な商品

      • 夜パリを歩いていると降ってくるモノ

      • あらゆるモノが捨てられるセーヌ川

      • 香水,日傘の起源

      • 伝染病

    • 不潔なフランス

      • フランス人の生活,入浴頻度

    • 江戸の弱点

      • 寄生虫感染率の高さ

      • 地震,火事,洪水

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    フランス人の今の生活 『フランスと日本』

    フランス人の71%が毎日シャワーを浴びる

    20世紀初頭,身体を清潔に保つことは関心事でなかった

    1951年には三分の一のフランス女性が週に1回しか全身を洗っていなかった.

    また31%が月に一回しか髪を洗っていなかった.

    2009/6/6

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    フランス経済の特徴:19世紀まで 『フランスと日本』

    後進性

    常にイギリス優位を前提.対応に腐心

    国家主導の経済

    重商主義~コルベール財務総監 (ルイ14世の時代)

    ナポレオン1世~フランス銀行設立,産業振興,大陸体制

    ナポレオン3世の産業政策~経済膨脹政策,パリ改造

    零細企業の割合が大

    政府が援助した少数の巨大企業,実際は中小企業が多い

    日本と同様に上からの産業革命

    2009/6/6

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    アダムスミスと日本 『フランスと日本』

    アダム・スミス:経済学の創始者

    重商主義批判

    輸出が超過している分だけその国は富める

    輸出奨励と輸入制限

    自由な取引であれば両国が利益を得る.Win-winの関係

    国富の増進は国内の生産に求められるべき

    企業は関税アップ,輸出奨励を求める

    神の見えざる手

    関税自主権がなかった日本の幸福

    熾烈な経済競争に巻き込まれる

    比較優位のある産業に特化できた

    2009/6/6

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    近代的成長をもたらした要因 『フランスと日本』

    私有財産権の確立

    財産のみならず,知的財産や自分の身体も.市民的な自由

    中世の農奴は人格も所有物も領主の物

    領主への義務を超えて耕すことはしない.創意工夫がない

    科学的な合理主義

    世界を精査・解釈する手段

    教会は地動説を弾圧.ガリレオ「それでも地球は動いている」

    宗教は救済と引き替えに人々から財産を搾取

    資本市場の成立

    新しい商品開発・生産には元手が必要

    前近代で債務不履行になれば厳罰に処せられた → 有限責任会社

    オランダの東方航海で株主を募る

    通信手段と輸送手段

    新しい商品を宣伝し輸送する必要

    2009/6/6

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』

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    フランスの後進性の理由 『フランスと日本』

    創意工夫と勤勉ではなしに特権を手に入れることで富裕になる体制

    新興の金持ちの夢は息子を王の官吏か徴税請負人にすること

    貴族階級と残余の国民との間に一つの障壁

    イギリスでは貴族のブルジョワ化

    産業革命期の発明は職人層が主.それをサポートするフランスの科学者との壁

    フランスは統一が取れていないからこそ中央集権化を好む

    道路網と運河建設v.s.内国関税制度の非効率性

    蓄えはマットレスの下へ.資金は起業家へは渡らない

    フランス革命で小作農は農地を所有.しかし零細化

    保護主義に守られた農業から工業へ人手が流れない

    2009/6/6

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    フランスと中国 『フランスと日本』

    • 中国とフランスの共通点

    • 第二次世界大戦の被害の大きい戦勝国.核の保有

    • プライドが異常に高く,他国に行っても自国の流儀を

    • 最も歓迎されない観光客はフランス人と中国人.

  • 中国趣味(シノワズリ)

    • 百科全書派は中国磁器を愛好

    • 華夷思想=中華思想の輸入

    • 欧州では18世紀フランスで最初に「自国が文明の中心」という意識が生まれる

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    印象派と日本文化 『フランスと日本』

    国立美術学校

    コンクール・ローマ賞,4年のローマ留学が許される

    印象派は普通の風景画 (1874年)

    サロンの批評家

    ギリシャ・ローマに基づく古典的な絵画を推奨

    「この絵には印象しかないではないか」

    ジャポニズム(日本の影響),浮世絵

    因習的でアカデミックな作画技法の規範を破る契機

    俯瞰構図,平面的な色彩,軽妙な形態描写,風俗画(歌麿の美人画)

    既に日本では大衆が牽引する美術が開花していた

    政治のための絵画から自分自身・民衆のための絵へ

    2009/6/6

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』

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    日本の高度成長をもたらしたもの 『フランスと日本』

    • 風土が重要

    • 夏の高温多湿が水田を可能.人口の増加.

    • 豊富な水 v.s. 水が悪く高温乾燥

    • 山と森林.灌漑農業が可能.平野の存在

    • 植民地の解放

    • 資源の発見.中東の石油は第二次大戦後

    • 大型タンカーが入港できる港湾

    • 資源輸出国の負の側面.オランダ病.

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    フランスと旧植民地 『フランスと日本』

    • イタリアとアルジェリア

      • 19世紀までイタリアの文化を模倣

      • 旧植民地からの移民,マグレブ

      • ニュース「仏大統領,植民地時代の謝罪せず アルジェリア」

        2007/12/5

      • アルジェリア戦争でのフランスの敗北

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     フランスは住みやすいか 『フランスと日本』

    • 人間開発指数~人間が生きていく上で自分の能力を十全に発揮できか

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     フランスは住みやすいか 『フランスと日本』

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    少子化に取り組むフランス 『フランスと日本』

    • フランスの高い合計特殊出生率2.002 (2006年)

    • 日本は2007年に1.34と回復した

    • 厚い家族手当,安い教育費

    • ユニオン・リーブル,パクスという新しい結婚

    • 婚外子が半分以上

    • 煩雑な法的な結婚

    • 第一次大戦後の低い出生率に取り組んできた

    • 国の力は人口.同時に移民を受け入れ

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    日仏のトップ企業 『フランスと日本』(百万ドル)

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    フランス企業の性質 『フランスと日本』

    • エネルギーと金融の比重が大きい

    • 元公企業が上位にランク

      Electricit de France (フランス電力),

      France Telecom (フランス電話),

    • 23位にはフランス国鉄( SNCF)

    • 24位にはフランス郵便( La Poste)

    • 東京電力が15位,JR東日本が45位

    • フランス経済のイメージ=旧国鉄が存在,宅急便事業が存在しない

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    就職と学歴 『フランスと日本』

    • フランスの大学は最高学府ではない

    • グランゼコール(Grandes Ecole)

    • 一般の大学は無試験・授業料無料

    • 大卒者は直ぐに正規職員として採用されることは希

    • Stage(スタージュ,職業見習い制度)やformation(フォルマシオン,就職につながる研修制度)でキャリアを積む

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    フランスの天下り 『フランスと日本』

    • カルロス・ゴーンはパリ国立鉱山学校出身.7年で社長

  • 大企業の集中と高級官僚の天下り

  • グランゼコール出身,会計検査院

  • フランス企業上位100社のうち

    • 経営者の12%が財務監査院・会計検査院出身

    • 43%が何らかの形で行政分野に所属

  • 銀行とマスコミ(新聞,テレビ,ラジオ)

    • マスコミ重役:重役65名中,16名が高級官僚,13名がグランゼコール出身

  • 国民をコントロールする重要性,文化的支配権

  • 跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    フランスは終身雇用の国 『フランスと日本』

    • 失業率8%.若年者の失業率は20%を超える

  • 正規社員の権利はCDIと呼ばれる無期限労働契約で守られている

  • 会社にいったん雇用されると特別の事情がない限り65歳の定年まで解雇されることはない

  • 1ヶ月近い長期のバカンス休暇を取る

  • しかし,実際に長期のバカンスを取るのは半数

  • 多くの人々じっと空きが出るまで辛抱強く待つ

  • 跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    デモの主体 『フランスと日本』

    • 調査でフランス国民の72%が、公務員によい印象を持っていると回答

    • 72%の回答者が近親者に公務員に就職することを勧める

    • 公務員は全労働者を代表して待遇改善や賃上げ社会保障制度の改革阻止のために頑張る

    • 「公務員」といえば市役所職員,公共交通機関職員,学校教師,公立病院職員,航空管制官

    • 加えて学生がデモの主体

    • 公務員人件費のGDP比:フランス14%,日本6%

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    15-24 『フランスと日本』歳の年代の失業率

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    賃金以外の労働コスト 『フランスと日本』

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    解雇に伴うコスト 『フランスと日本』

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    失敗した労働改革 『フランスと日本』

    • フランスは雇用に対する費用がとても高いので若者を雇いたがらない

    • CPE(初期雇用契約, Contrat Première Embauche)~若年層の雇用促進のために提案した法律.雇われてから2年以内は雇用者側に自由な解雇権限を与える

    • 2006年,法案に対する抗議デモ.撤回へ

    • 26歳以下の若い人に雇用の機会を与える

    • 労働者側は「雇用の不安定」,「解雇権の濫用」

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    人種問題 『フランスと日本』

    • 2005年パリ郊外暴動事件~北アフリカ出身の三人の若者が警察に追われ逃死亡したことをきっかけに暴動が全国で発生

    • フランス国民3分の1にあたる2千万人の少なくとも祖父一人が外国人

  • 平等のタテマエ.人種別の失業率統計は存在しない

  • マグレブ出身の国会議員がいない

  • フランスにおける移民の分離は西欧諸国の中で最もひどい

  • ドイツにも多くのトルコ人.イギリスにもインド人.

  • フランスに抗議を暴力に転化するという長い伝統がある

  • 移民はフランスの農民や組合員がやってきたことに倣っているに過ぎない

  • 職業に貴賎あり.いわゆる3K職場.

  • アルジェリア系のジダンは国民的英雄~移民統合の象徴

  • 米国は二重のアイデンティティーを持つことを認める

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    差別を測る 『フランスと日本』/1

    • 米国では履歴書に年齢,性別,国籍,写真を載せてはいけない.

    • 人種によって名前の傾向が違う

    • ある求人に対して人種や民族が異なる以外内容は同じ2通の履歴書を企業に送付

    • フランス系(白人)とアフリカ系(アラブ人・黒人)の2人の若者.異なる点は名前と顔写真

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    差別を測る 『フランスと日本』/2

    • 白人を優遇したケースは70%.逆にマグレブ13%

    • 応募の段階で差別的な扱いが見られたケースは59%

    • 白人には応募の段階で次の面接の連絡をするが,アラブ人には即不採用の通知を出す

    • 残りの450件(40.9%)は応募の時点でフランス系及びアフリカ系のいずれも同じ扱い

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    差別を測る 『フランスと日本』/3

    • 同等の扱いを受けたうちの212件は次回の面接実施を決定.残り238件は即答を避けた.

    • この238件のうち後日フランス系が有利な扱いを受けたのは167件,アフリカ系に有利な決定がなされたのは51件

    • 同様にカテゴリー別258人の履歴書送付の研究

      • 75/258 白人男性,フランス名,パリ在住

      • 69/258 白人男性,フランス名,パリ近郊在住

      • 45/258 白人男性,フランス名,「ゲットー化した」郊外在住

      • 33/258 白人男性,フランス名,パリ在住,乱れた身なりの写真

      • 20/258 白人男性,フランス名,パリ在住,50代

      • 14/258 アラブ系男性,アラブ系の名,パリ在住

      • 5/258 白人男性,フランス名,パリ近郊在住,障害者

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


     公務員になりたいフランス人 『フランスと日本』

    • 個人主義と企業・政府に依存

      • 各種のデモの要求

    • 自前の宗教を持てなかったフランス

      • カトリック,最高存在の祭典

      • 精神的な拠り所を求める,仏人の四人に一人が向精神薬を服用,英国などの2倍.

    • 中央集権的な政府・産業と実は多様な地方文化

    • 平等のタテマエと移民統合への願望

    • 自分たちの要求を暴力で表現する

      • DVで3日に1人の女性が前夫に殺されている

    • 公務員になりたいフランス人

      • 安定的な身分,バカンス,デモ

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


    おわりに 『フランスと日本』

    • 欧州の勃興や日本の発展を地理的な要因や人口などで考えてきた

    • 少子化問題に長期的に取り組む必要性

    • 失業や非正規労働の問題の反面教師としてのフランス

    • 移民や外国人労働の問題が日本にも起こるか?

    • 日本の優位な点は欧州と同様に地理的な要因に依存している

    跡見学園女子大学 公開講座 『フランスと日本』


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