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ERGONOMICS AT WORK Chapter 3 : Body Size and Movement P41 L15 – P44 L14. 電気電子情報工学科 柳瀬友彦. 第 3 章 人体の構造 : 体の大きさと動き. 体の大きさ:人体計測学. 体の大きさとその利用. 昔から体の大きさの知識を利用 「足」や「手」は測定単位として使用. 体の大きさとその利用. 昔から体の大きさの知識を利用 体の物理的な大きさを利用する能力 →この構想は思考や設計で度々無視. 人体計測学の語源. 2 つの ギリシャ語に由来 anthropo (s) → 人間
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ERGONOMICS AT WORKChapter 3: Body Size and MovementP41 L15 – P44 L14 電気電子情報工学科 柳瀬友彦
第3章 人体の構造 : 体の大きさと動き • 体の大きさ:人体計測学
体の大きさとその利用 • 昔から体の大きさの知識を利用 • 「足」や「手」は測定単位として使用
体の大きさとその利用 • 昔から体の大きさの知識を利用 • 体の物理的な大きさを利用する能力 →この構想は思考や設計で度々無視
人体計測学の語源 • 2つのギリシャ語に由来 • anthropo(s) → 人間 • metricos → 測定、適する
人体測定学について • Roebuck, Kroemer, Thomson, (1975) 人間を対象とする • 基本的設計の発展 • 具体的な要求 • 製品図面の評価 • 実物大模型 などの物理的な方法に応用
人体測定学について • Roebuck, Kroemer, Thomson, (1975) 先の例のような物理的な方法に応用 使う人を意図し、適合することを保証 する製品を製造することが可能
人体計測学のデータを適用 • 人間工学ではデータを用いて 機械や環境を人に合わせる • 人と環境とが相互に関与する部分 →人間の身長は重要な決定要因
データが適用できる例 • 部屋の大きさ • ドアの高さ • コックピットの寸法 • ハッチや椅子の限界の大きさ (骨盤やお尻が特に関係) • コントローラーのつまみや支柱 • 腕が届く操作盤の位置 • 可能性のあるリストは実質無限
人体測定学と戦争 • 人体測定学のデータの情報源 →主に軍事的背景から それには2つの理由が存在 • その1 寸法を測定する被験者が豊富
人体測定学と戦争 • その2 兵器の座席など、空間利用の発展 • 一人の操縦士のため • 何人かの乗組員のため • 適切な人体計測学のデータが必要
人体測定学と戦争 • その2 ・加えて… 様々な戦場で使える衣類の設計 • 適切な人体計測学のデータが必要
戦争で得たデータの問題点 • 軍の人々のデータを民間人に適用 →ズレが生じる可能性がある • 例えば… • 十分に食を取らずに計測された • 過酷な環境で働いていた • 超過勤務をしていた • 体の発達に影響を与えた可能性
データ適用の問題点 • 更に後々わかってきた事 • 1つの国家から得られたデータは 他の国には当てはまらない • 例えば… アメリカのデータはイギリスで不適合
データの分類 • 人体計測学のデータは2種類に分類 • 構造的(静的)人体計測学 →変化の無い単純な寸法を扱う • 例えば… 体重、身長、体の長さ・幅・奥行き・ 周囲の長さ など
データの分類 • 人体計測学のデータは2種類に分類 • 機能的(動的)人体計測学 →動きを含む複合的な寸法を扱う • 例えば… 手や腕の届く範囲、関節の曲がる 角度 など
データのまとめ • 2種類のデータの比較もされるように • 比較的簡単に得られるレポートの まとめ テーブル3.1(次のスライド) • Barkala(1961) 椅子の設計と体の寸法の見積もり • Damon,Stoudt,McFarland(1971) 1971年までの結果を照合、まとめ (Stoudt、Mc Farlandは軍のデータ)
テーブル3.1 • 民間人の人体計測学的調査の詳細
機能的人体計測学 • 機能的人体計測学を考慮 • 人体の関節の動く距離が大切 • それを示すデータテーブルが存在 • Dempster(1955) 関節の届く距離についての 決定的な研究を残す
対立する方法 • 正確な寸法が必要な状況が存在 • 実質的な方法で寸法の概算が 求まる方法がある
対立する方法 • 例えば…P43 下から3行目 Diffrient,Tilley, Bardagy (1974) 回転ダイヤルのついたカード 身長からおおよその長さが分かるもの 実際に計測しなくても概算できる!
対立する方法 • 実質的な方法で寸法の概算が 求まる方法がある • 人体計測学の調査に基づいた 完璧なデータに成り代われない
人体の大きさ • 人体の大きさは6セットの寸法 (1)普通の体の長さ (2)普通に座るため (3)テーブルにつくため (4)車椅子利用者 (5)年配者 (6)障害者
筆者らの主張 • 先に上げたカードの例 →設計問題の万能の方策となっては ならない • 物を設計する前に模型や原寸大のモノを製造しているにすぎない • 特にアメリカのデータを見本に すべてが基づいている場合
最後に • 多くの調査員の助けで実態 が規定されてきた (Roebuck, Kroemer, Thomson 1975) (8章を参照のこと) • 図3.3に体の部分間の関係の 簡単な概算を示す
図3.3 身長をHとした時の 体の部分のおおよその長さ