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福祉住環境コーディネーター勉強会

福祉住環境コーディネーター勉強会. 第 5 章 福祉住環境整備の基本技術と実践に伴う知識 . 内容とプレゼンの進め方. 第 5 章 1 節 福祉住環境整備の共通基本技術 (住環境整備を効果的に行うための      基本的考えと対応方法を理解する) 2 節 生活行為別福祉住環境整備の手法 (部屋や場所ごとの整理ができるように、      具体的な手法を理解する). 総論. 各論. 傾向と対策. 傾向と対策(つづき). ・ 建築の専門的用語 を覚え、意味を理解する ・ 太さ や 高さ などの 数値 を覚える. 第1節

marie
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Presentation Transcript


  1. 福祉住環境コーディネーター勉強会 第5章 福祉住環境整備の基本技術と実践に伴う知識 

  2. 内容とプレゼンの進め方 • 第5章 • 1節 福祉住環境整備の共通基本技術 (住環境整備を効果的に行うための      基本的考えと対応方法を理解する) • 2節 生活行為別福祉住環境整備の手法 (部屋や場所ごとの整理ができるように、      具体的な手法を理解する) 総論 各論

  3. 傾向と対策

  4. 傾向と対策(つづき) ・建築の専門的用語を覚え、意味を理解する ・太さや高さなどの数値を覚える 第1節 ・「段差の解消」「手すりの取り付け」については、  屋内外での相違点について。 ・手すりは、場所ごとの取り付け位置や太さに注意する 第2章 ・「外出」「屋内移動」の応用力を試す問題 ・「排泄」の細かい知識として、トイレ内のスペース、   手すり、出入り口についての理解

  5. もんだい 1 • 「福祉住環境整備として設置する手すりのうち、からだの位置を移動させるときに手を滑らせながら使用する手すりのことを【】という。     ①ハンドレール     ②サイドレール     ③グラブバー     ④サポートバー

  6. もんだい 2 ①畳床とフローリング床との厚さが異なるために生じる10~40mm程度の   段差を解消する場合に、最も簡便な方法はすりつけ板を設置する方法  である。ただし、新築の場合には床束の長さを調整して、あらかじめ  段差を解消することも可能である。 ②「住宅の品質確保の促進などに関する法律」(品確法)による日本住  宅性能表示基準では、等級2以上は原則的にすべての床面について   「段差なし」としているが、ここでいう「段差なし」の場合であって  も5mm以下の段差は許容している。 ③通常、G.L.から1F.L.までの450mmの高低差をスロープで上がろうとす  ると、1/12の勾配のスロープで水平距離5.4m、1/15の勾配のスロープ  で水平距離6.75mを必要とする。 ④アプローチにスロープを設ける場合には、道路境界線から直接スロー  プの傾斜面を設けると、車いすが傾斜面で停止できず道路に飛び出す  危険性があるので、道路から1.5m四方以上の水平面を設けてからス  ロープを設置する。 ⑤アプローチに階段を設ける際には、スムーズな動作で昇降できるよう  に、蹴上げ160~200mm、踏面250~300mmが望ましい。 • 住宅内の段差に関する記述の中で、  最も不適切なものを一つだけ選びなさい。

  7.  ⑤アプローチに階段を設ける際には、スムーズな動作で昇降できる  ⑤アプローチに階段を設ける際には、スムーズな動作で昇降できる    ように、蹴上げ160~200mm、踏面250~300mmが望ましい。 正解は 蹴上げ110~160mm、踏面300~330mmが望ましい

  8. ❶ 段差をなくす • 種類と特徴  我が国の住宅内の段差・・・   門扉周辺から玄関までのアプローチ、      玄関ポーチ、玄関戸の下枠(くつず    り)、上がりかまち、敷居、浴室など   さまざまな場所に存在する。

  9. 段差には理由がある • 門扉周辺から玄関床周辺までの段差は  「建築基準法」の制約がある。 • 和洋室間床段差・・たたみの厚さと洋室の床仕上げ             材の厚さが異なるため生じる • 建具下枠段差・・・床仕上げ材の違いを納める (見切る)すきま風を防ぐため • 浴室出入りの段差・・湯水が洗面・浴室に流れ出な             いようにするため

  10. 建築基準法では・・ • 地面からの湿気を床下の通気を図って防ぐために、1階居室の木造床面は原則として直下の地面から450mm以上高くするように定められている。 • 段差はそれぞれの意味を持つが、高齢者の身体機能の低下を考慮すると解消すべきである。 • 近年の住宅部品の性能向上により段差の解消は可能になりつつある。

  11. 和洋室の床段差解消方法 • 和室の床面は洋室の床面より10~40mm程度高くなっている • すりつけ板の設置

  12. 洋室床を合板でかさ上げする

  13. 根太(ねだ)で高さを調整する

  14. 床束(ゆかつか)で高さを調整する 新築時などに採用される

  15. 屋外との段差解消方法 • スロープで対応する場合 • 勾配は1/12~1/15程度を目安に設置    図挿入 P266テ  留意点   上下端には車いすでの安全な停止や、        玄関ドア開閉のためのスペースとして、 1.5m四方以上の水平面を設ける。

  16. 階段を残す場合の対応 • アプローチ部分に設ける • 踏面(ふみづら)300~330mm程度 • 蹴上げ(けあげ)110~160mm程度 段差解消機で対応

  17. 床高さを下げる • 1階の床高さそのものを下げてしまう • 床下部分に湿気を遮断するための防湿土間コンクリートを敷設する  給排水配管などの床下でのメンテナンス上の問題が生じやすいので、配管経路や方法などについて十分な事前検討が必要である

  18. 建具の敷居段差 • 住宅の品質確保の促進などに関する法律 (住宅品確法)「日本住宅性能表示基準」 5mm以下の段差は許容している。この寸法は段差がないとみなしてよい範囲である。 V溝レール・・V溝レールを引き戸の下枠に埋め込み、下枠上端と床面を同じにし、引き戸の敷居段差を解消する

  19. その他の用語 • エアタイト・・敷居の段差を解消すると建具下部と床面の隙間から、光やすきま風などが漏れやすくなる場合に取り付ける

  20. スキップフロア・・上下空間を分割または結合するために設けられ、半階ずらした床。敷地が傾斜している場合や、建物の一部に車庫がくみこまれているばあいに多くみられる。スキップフロア・・上下空間を分割または結合するために設けられ、半階ずらした床。敷地が傾斜している場合や、建物の一部に車庫がくみこまれているばあいに多くみられる。 • 留意点→移動では段差が多くなる

  21. 手すりを付ける • ハンドレール・・階段や廊下などを移動する際に 手を滑らせながら使用する。直径は32~36mm程度           図テp272 • グラブバー・・浴室やトイレなどで体の上下移動を行う際に、しっかり握って使用する。 直径は28~32mm程度

  22. 取り付け位置 • 横手すり・・高さは対象者の大腿骨大転子の高さに           合わせることを基本とするが、一般的                に床面から750~800mm程度となる。 • しっかり握れない場合は、ひじから先の前腕を乗せて使用するため、床面から1000mm程度になる。 • 縦手すり・・上端を対象者の肩より100mm程度上方で          下端は床面から750~800mm程度とする。

  23. 取り付け • 壁下地の補強は広範囲に・・

  24. 間柱(まばしら)には取りつけない 壁下地が石膏ボードの場合

  25. 床材の選択 • 滑りにくさと強さ・・乾いた状態では滑らなくても、水に濡れると滑りやすくなる材質もあるので注意する。 • 車いす使用の場合・・フローリング仕上げの場合には、無垢材を使用するか、合板の上に木目の仕上げ板が張り付いてある床材の場合には、張り付けた仕上げ板の厚さが1mm以上あるものを選択する。 • 重歩行用の床材・・電動車いすを使用する場合には、重歩行用(車両・台車など)の床材を使用する方法もある。

  26. 建具への配慮 • 建具の種類

  27. 握手の種類 • ドアクローザー・・開き戸にドアクローザーを用いると、戸の閉まる速さをゆるやかに調整できる

  28. 建具の構造 • かまち戸・・重厚で反りにくい建具になる • フラッシュ戸・・芯材の強度や表裏に張り付ける面積の種類によっては、反ってしまう可能性がある。    図P276

  29. 建具の幅員 • 扉部分の有効幅員・・建具幅は枠の内法で700~720mm程度になる。建具の厚み、丁番の出っ張りを考慮すると有効幅員は700mm以下になる。 有効幅員を確保する手段として、建具を取り外す。 その時は丁番も合わせて取り外す配慮が必要である。

  30. 建具回りのスペース • 袖壁・・ • 開き戸の把手側に300mm以上の袖壁を設けると開閉時に体をよけるスペースがとれる。 • 車いす使用時は450mm以上の袖壁が必要。

  31. スペースの配慮 • 標準モジュール・・建築設計の基準となる寸法を指し、日本では柱芯-芯を910mm(3尺)とするのが標準的となっている。設計の効率化、施工の単純化により工期の短縮や工費の軽減につながる。 • モジュールをずらす・・910mmを1000mmにするなど、一部を広げて廊下などの有効幅員を確保する方法。 • 壁・柱を取り外す・・トイレと洗面など間仕切りしている壁を撤去することで広いスペースを確保できる。 留意点→構造的に取り外せない壁・柱・筋かいが入った耐力壁があるので設計者、施工者に確認が必要である。加えて、プライバシーなど生活者の視点に立った総合判断に基づく計画が必要になる。

  32. 家具への配慮 • 立ち座りのしやすさ・・椅子の選択では、第一に立ち上がりのしやすさに配慮する。ひじ掛けに手が掛けやすいか検討する。 • 生活動作のしやすさ・・机や椅子などは食事、読書など目的を考慮する。円形テーブルは体の右、左に隙間ができ物が落ちやすい。 • メンテナンスのしやすさ・・座面が汚れた場合などのメンテナンス性も考慮する。 • ユニバーサルデザインの視点

  33. 冷暖房への配慮 • 対流暖房・・温風により室内を暖める(エアコン、ファンヒーター) 特徴・・短時間で室内が暖まりやすい。天井と床面での温度差が大きい。 • 輻射暖房・・床や天井を加熱し、そこから周りへ放射することによって熱を伝える(床暖房、パネルヒーター) 特徴・・温まるのに時間がかかる。空気の対流を起こさないのでほこりも立たず、天井付近と床面での温度差も小さく快適である。

  34. 経費への配慮 • 介護保険制度による住宅改修費の支給、自治体や公共団体による住宅改修費への助成や融資制度もあるのであわせて検討する。 • 介護保険制度では、「住宅改修費」として20万円を限度として支給される(自己負担は経費の1割) • また、福祉用具は貸与または購入の支給がなされる。

  35. 維持管理(メンテナンス)への配慮 • 住宅改造がうまく身体機能に適応していても、維持管理費が高かったり、維持方法が面倒であれば、適切な住宅改修とはいえない。 • イニシャルコスト・・機器を設置するための機器本体の費用や必要な工事費用をいう • ランニングコスト・・電気代など実際の利用に必要となる費用をいう。

  36. 第2節:生活行為別福祉住環境整備の手法

  37. 【外出】: 1.外出における住環境整備への配慮  ・高齢者や障害者を閉じこもりにしないためにも、気軽に   外出できる環境整備は大切。  課題となるのは・・・  ・住宅から道路までの段差 である。  ・寒冷地では、雪・路面の凍結等も障害となりうる。

  38. 段差については・・・ ・ 道路から玄関までの段差は、スロープまたは緩やかな階段を設置する。 ・ 外出に最も影響があるものとして、地面から床までの高さは、 「建築基準法」で450mm以上と決められている。 ☆覚え方:「よっこらしょと床に上がる」450mm

  39. 寒冷地対策としては・・・ 【建設計画による工夫】 「無落雪屋根」:屋根を水平、又は内側に流れる勾配にし、雪が建物        外側に落ちるのを防止。 「玄関風除湿」:玄関入り口に設けた小部屋。戸を二重にし、外気を        内部に直接入れない。 「雁木(がんぎ)やフードによるカバード空間の設置」:   多雪地の家の軒下に設けた連続庇。  【設備的対応】  融雪→「ロードヒーティング」「融雪槽」がある。  

  40. 2.アプローチ・外構の住環境整備の留意点 道路から敷地内の出入りについて・・・ 道路境界線と敷地の境界線に設けられたL字溝の立ち上がり部分に段差があり、車椅子での通行が妨げられやすい。

  41. 3.玄関へのアプローチ  ・道路面から玄関ポーチまでに高低差がある場合、スロープの設置か緩やかな階段での対応が必要。  ・どちらを採用するかは、現状及び対象者の将来の身体状況を含め、慎重な判断が必要。  ・スロープの設置が難しい場合には、段差昇降機の設置を検討する。

  42. 玄関までの通路について ・通路は、雨などで濡れていても滑りにくい素材・仕上げを選ぶ。   石貼りのときは、ジェットバーナー仕上げやサンドブラスト仕上げなど粗い仕上げとする。

  43. 玄関へのアプローチ階段、スロープの設置について玄関へのアプローチ階段、スロープの設置について ※スロープ距離が長くなり、折り返しの水平面(踊り場)が必要な場合は、 1.5m四方の大きさが標準とされる。

  44. 4.玄関の住環境整備 ・玄関ドアは引き戸が望ましい。 ・玄関ポーチ(外部)、玄関有効幅員は広めにとる。 ・開き戸の場合はレバーハンドルまたはプッシュ・プル式の取っ手にすると開閉がスムーズになる。

  45. 玄関戸下枠とポーチ ・玄関戸下枠の段差は、すきま風やほこり、雨水の浸入を防ぐためのもの。 ・玄関戸下枠とポーチの段差は20mm以下、下枠と玄関土間との 段差は5mm以下が望ましい。

  46. 玄関土間について  ・自立歩行の場合:玄関戸の有効寸法750mm程度、 間口有効寸法1200mm程度。  ・車椅子の場合:

  47. 上がり框(かまち)について 比較的新しい住宅:上がり框の段差は180mm以下が多い。        古い住宅:300mm程度の段差があることも多い。 ・式台設置は、上がり框段差が180mm以上の場合。

  48. 上がり框(かまち)について  ・スロープの設置、玄関土間のかさ上げ、段差解消機設置も場合により検討。

  49. 【屋内移動】: 1.廊下移動のための住環境整備 ・日本の住宅に多く見られる3尺(910mm)モジュールの場合、廊下の有効幅員は、最大で780mmになる。  ・移動方法を考慮して、廊下や開口部の有効幅員を広げる工夫が必要。  ・JISの照度を基準に、75ルクス以上の明るさを確保する。   居室への段差は解消し、出入り口の幅員は十分に広くとる。

  50. ・伝い歩き・介助歩行では、廊下の有効幅員が750~780mm程度で通行可能。介助歩行の場合、介助者が前方確認しやすいよう、・伝い歩き・介助歩行では、廊下の有効幅員が750~780mm程度で通行可能。介助歩行の場合、介助者が前方確認しやすいよう、   より広いことが望ましい。 ・手すりは床から750~800mmの高さが基本(太さ32~36mm)。   手すりを不連続で設置する場合には手すり間の端部距離を900mm以内にする。  ・床は弾力性があり、滑りにくい仕上げとし(例えばタイルカーペット)、毛足の長いカーペット等は使用しない。 歩行する場合

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