1 / 16

大質量星形成領域 G9.62+0.20 でのサイズ決定

大質量星形成領域 G9.62+0.20 でのサイズ決定. ~. ~. 6.7GHz メタノールメーザは アストロメトリに最適か?. 岸本 淳宏 (山口大学 理学部  B4 ). 発表の流れ. 研究背景 メタノールメーザのサイズ コア / ハロー構造 サイズ決定の意義 観測天体について 観測 結果 VLBI マップ uv- 距離 vs. ビジビリティ振幅 ガウシアンフィッテイング 考察. メタノールメーザのサイズ. 一般的に信じられているメタノールメーザのサイズ (6.7GHz) . ⇒ 約 3AU (Menten et al. 1992)

Download Presentation

大質量星形成領域 G9.62+0.20 でのサイズ決定

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 大質量星形成領域G9.62+0.20でのサイズ決定 ~ ~ 6.7GHzメタノールメーザは アストロメトリに最適か? 岸本 淳宏 (山口大学 理学部 B4)

  2. 発表の流れ • 研究背景 • メタノールメーザのサイズ • コア/ハロー構造 • サイズ決定の意義 • 観測天体について • 観測 • 結果 • VLBIマップ • uv-距離 vs. ビジビリティ振幅 • ガウシアンフィッテイング • 考察

  3. メタノールメーザのサイズ • 一般的に信じられているメタノールメーザのサイズ(6.7GHz) . ⇒ 約3AU(Menten et al. 1992) 問題点:Menten et al.はW3(OH)の6.7GHzでの観測結果だけで述べ  ている. • Menten et al.で用いられたサイズ決定の方法 ⇒一つのガウシアンを用いたフィッティング. • Minier et al. (2002)は12.2GHzのメタノールメーザで二つのガウシアンを用いたフィッティングを採用(3天体). • スポットをコア/ハロー構造として説明. • コア: 2-20 AU • ハロー: 12-290 AU

  4. コア/ハロー構造 • メーザ放射領域は右図のような二つの構造で構成される コア構造とハロー構造で独立にガウシアンフィッティングを行う. サイズ

  5. サイズ決定の意義 • 6.7GHzメーザスポットのサイズの研究 • まだあまり行われていない • アストロメトリーへの影響 • サイズが大きいと・・・ • 強度の強い天体でないと観測できない. • 高精度観測が困難(?)

  6. 今回の研究対象天体 G9.62+0.20について • 5.7kpcの距離にある大質量星形成領域. • 領域D,E,F(Norris et al. (1993))でメタノールメーザが発見されている. ⇒今回の観測中心は領域E • 領域D,F(Hofner et al. 1996)では水メーザも発見されている. De Buizer et al. (2003) • Minier et al. (2002)で既に12.2GHzのVLBI観測が行われ,サイズ決定済み. 12.2 vs 6.7 GHzの サイズ比較

  7. 諸元 観測網 : JVN 5局 • 石垣,入来,山口,水沢,臼田 • 基線長 : 6.5~50.1 Mλ • 観測天体 : G9.62+0.20 • 観測日 : 2007年 7月 29日 (通算日210) • 周波数帯:6.664-6.680GHz • 帯域幅 : 4MHz (6665-6669MHz), • 分光点数 : 1024点 ⇒速度分解能: 0.175km/s • ビームサイズ:0.023″×0.0021″

  8. 領域E 200AU 領域D 10000AU Minier et al. (2000) VLBIマップ D 領域Eのコンポーネントは二つの直線構造上に分布

  9. 12.2GHz 成分C uv-距離 vs. ビジビリティ振幅 Minier et al. (2002) 6.7GHz単一鏡フラックス 5630 (Jy) 20Mλでフラックスが一度極小. その後,別の成分がなだらかに減少.

  10. 6.7GHz uv-距離 vs. ビジビリティ振幅 12.2GHz Minier et al. (2002) 成分F1 6.7GHz単一鏡フラックス 718.5 (Jy) • 最短基線で急激に低下. • その後なだらかに減少.

  11. C C成分 ハロー構造 コア構造 F1 F成分 ハロー構造 コア構造 ガウシアンフィッティング ハロー構造は2点でフィッティング. ハローのサイズの下限を与える.

  12. 6.7GHz Halo Core (mas) (AU) (mas) (AU) C 12 68 1.4 8.0 F1 >15 >86 1.8 10 12.2GHz C 11 62.7 2.8 16 F1 >30 >171 1.0 5.7 ガウシアンフィッティングの結果 • 構造サイズは3AU よりも大きい値となった.

  13. 考察とまとめ 今回 二つのガウシアンを用いたサイズ決定を行えた. 結果 • コア構造だけでもサイズは3AUを超えていた. • ハロー構造のサイズは68AUを超えていた. • 全てのスポットがコンパクトであるわけではない. • アストロメトリーへの利用はコア構造を観測する必要がある. Menten et al.の述べる3AUを超えるサイズのコンポーネントもあり,アストロメトリへの利用は気をつける必要がある.

  14. 今後の展望 • メーザの寿命 • 連続波のマップとの重ね合わせ • D領域に出たコンポーネントと水メーザとの位置関係

  15. 水とメタノール

More Related