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日本の金融グループの戦略

日本の金融グループの戦略. 10551360 古川亜沙子. はじめに. 日本の銀行業界は金融の自由化、バブルの崩壊など様々な経済情勢に対応して業界全体で再編を繰り返してきた。現在、不良債権処理を終え、公的資金も完済した。また度重なる合併に伴うシステムの統合なども落ち着きをみせ、世界の銀行に対抗するため規制緩和もすすんでいる。こうした状況もあり、どの銀行も攻めの経営に転じている。そこで、これまでの規制に縛られた経営から解放 された銀行はそれぞれに特色 がでてくるのではないかと思い論文のテーマとすることにした。. 目次. 第1章 まえがき 第2章 銀行業界の歴史と現状

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日本の金融グループの戦略

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  1. 日本の金融グループの戦略 10551360 古川亜沙子

  2. はじめに 日本の銀行業界は金融の自由化、バブルの崩壊など様々な経済情勢に対応して業界全体で再編を繰り返してきた。現在、不良債権処理を終え、公的資金も完済した。また度重なる合併に伴うシステムの統合なども落ち着きをみせ、世界の銀行に対抗するため規制緩和もすすんでいる。こうした状況もあり、どの銀行も攻めの経営に転じている。そこで、これまでの規制に縛られた経営から解放された銀行はそれぞれに特色がでてくるのではないかと思い論文のテーマとすることにした。

  3. 目次 第1章 まえがき 第2章 銀行業界の歴史と現状 第3章 3大メガバンクの戦略 第5章 日本の金融グループの今後 第6章 あとがき      参考文献 第4章 サブプライムローンの影響から見る各銀行の戦略

  4. 歴史 • 江戸時代 両替商 • 明治時代 株式会社化…財閥形成 • 1872年 国立銀行条例…銀行券の発券特権 • 1878年 153の国立銀行に免許 • 1882年 日本銀行条例…発券特権を日本銀行に集中 • 1927年 昭和の金融恐慌…合併の動き • 1948年 証券取引法65条…銀・証分離 • 1952年 長期信用銀行法…長短分離 • 1979年 自由化スタート • 1997年~98年 バブル崩壊…金融危機 • 1998年 初めての公的資金投入 • 1999年 3月 2回目の公的資金投入 メガバンクの集約化が進む

  5. 現状      メガバンクは3行に集約     不良債権処理が進み公的資金を完済         攻めの経営  海外

  6. 時価総額・総資産ランキング

  7. みずほFG • 2000年9月 第一勧業銀行・富士銀行・日本興行銀行を中核とする持ち株会社として発足 特徴  • 総合デパート  • 提携戦略

  8. 三菱UFJ FG • 2005年10月三菱東京フィナンシャルグループ・UFJホールディングスおよび傘下子会社の合併により発足 特徴 • 「銀・信・証」による一体的アプローチ • 地域軸・顧客軸・機能軸 • 海外ネットワーク

  9. 三井住友FG • 2001年4月 さくら銀行・住友銀行が合併して誕生した三井住友銀行を中核とする金融グループ 特徴 • バランスのとれた営業力 • 金融機能の相対的欠如      ・・・信託銀行を持たない

  10. サブプライムローン • 主に米国で貸し付けられた住宅ローンのうち、信用力の低い個人向け住宅融資のことである。つまり、信用力が低いため主要金融機関の融資基準を満たさず、プライム・レート(優遇貸出金利)を受けられない人たちが主な借り手である。 • 2007年夏ごろから主に住宅ローン返済の延滞率が上昇し、住宅バブルがはじけ、これを組み入れた金融商品の劣化をきっかけとした世界的金融不安におちいっている。

  11. なぜ所得の低い人がローンをくめたのか? 証券化の技術が発達           ↓    利益をあげれる仕組みができあがった このためにローンを借りる人が増えていった

  12. 証券化  住宅ローン担保証券(RMBS)に証券化           ↓ 債務担保証券(CDO)に再証券化され             投資家に販売される 銀行側のメリット ↓ 貸し倒れリスクがなくなる      サブプライム債権の広がり

  13. では投資家にとってのメリットは? • 高い金利 • スタンダード・アンド・プアーズ、ムーディーズといった米国の格付け機関が安全性を高く評価 安心感

  14. なぜ金融危機に? • 住宅価格が下落に転じたから • 住宅価格が上昇→担保価格上昇→所有者の信用力上昇→融資借り換え返済期間を短縮      これがすべてできなくなり           ↓   サブプライム証券の不良債権化が膨らむ           ↓      金融機関の信用収縮 

  15. 影響・損失

  16. なぜここまで差があるのか • みずほFG  世界的な規模で投資銀行業務を強化する方針  →傘下のみずほ証券を通じて証券化商品を組成 •  三菱UFJフィナンシャル・グループ   欧米金融機関から購入 • 三井住友フィナンシャルグループ   欧米金融機関から購入  →間一髪でサブプライムローン関連商品を売り抜け、巨額  損失を免れた

  17. 日本の金融グループの今後 • 日本の金融機関がサブプライムローン関連の損害を被ったのは確かである。          ↓しかし 海外の金融機関に比べればそれほど大きな損害ではない。 海外市場での存在感を増すチャンスである

  18. おわりに • 日本の金融機関にとって今は非常に重要な時期である。 • それぞれの銀行にそれぞれの経営課題はあるが、業界全体として攻めの経営をめざすムードであり、どの銀行にとっても海外戦略は非常に重要である。 • 銀行は経済の血液であり日本経済のこれからに深く関わっている。 • 日本の金融機関は経営体力をつけ海外事業を強化するチャンスである。

  19. 参考文献 • 野崎 浩成「銀行」、日経文庫、2008 • 「金融危機」、日経ビジネス、2008 • ブルース・E・ヘンダーソン&ジョージア・ガイス「サブプライム危機はこうして始まった」2008 • 金融庁 http://www.fsa.go.jp/ • トムソン・ロイター http://jp.reuters.com/ • YOMIURI ONLINE  http://www.yomiuri.co.jp/ • 比較Professionalhttp://www.hikakuprofessional.com/ • みずほフィナンシャルグループhttp://www.mizuho-fg.co.jp/ • 三菱UFJフィナンシャルグループhttp://www.mufg.jp/ • 三井住友フィナンシャルグループhttp://www.smfg.co.jp/

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