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トピックマップによる ブックマーク情報の共有

07TA569D 貫井 英泉. トピックマップによる ブックマーク情報の共有. ( NUKUI Hidemoto ). 目次. 研究の背景 研究の目的 トピックマップ技術 オントロジーとの相違点 XTM ( XML Topic Maps )形式への変換 XTM 形式でのマップ表示 まとめ 今後の課題. 研究の背景 ①. インターネット検索サイトでの検索結果では、列挙されている(上位ランクの) Web サイトに欲しい情報が記載されているとは限らない。

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トピックマップによる ブックマーク情報の共有

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Presentation Transcript


  1. 07TA569D 貫井 英泉 トピックマップによるブックマーク情報の共有 ( NUKUI Hidemoto )

  2. 目次 • 研究の背景 • 研究の目的 • トピックマップ技術 • オントロジーとの相違点 • XTM(XML Topic Maps)形式への変換 • XTM形式でのマップ表示 • まとめ • 今後の課題 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  3. 研究の背景 ① • インターネット検索サイトでの検索結果では、列挙されている(上位ランクの)Web サイトに欲しい情報が記載されているとは限らない。 • インターネット検索の効率を高める情報源として、ブックマーク情報(お気に入り)は有用な知識集合のひとつと考えられるが、現状のブックマーク情報は個人の範囲内で利用される場合がほとんどである。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  4. 研究の背景 ② • 近年はソーシャルブックマーク(SBM)といったブックマーク情報の共有によって、効率的に欲しい情報へアクセスできるサービスも存在する。 • しかし現在、これらサービスであっても、自らのブックマークと他人のブックマークとでマージを行ったり、視覚的なマップ表示で判り易くさせることは未だ行われていない。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  5. 研究の目的 ① • 現状のブックマーク情報が共有されるレベルは、自らのブックマークを公開したり、他者のブックマークを参照できるまでである。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  6. 研究の目的 ② • 他者のブックマーク情報とのマージ、つまり同じURLのブックマーク情報を重複なく共有できれば、検索効率が向上すると考えた。 → 問題点1 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  7. 研究の目的 ③ • ブックマーク情報を視覚的にマップ表示させるサービスは未だ無く、各ブックマーク間の関係を直感で理解するため有用と考えた。 • 各ブックマーク情報の間には、明記されず暗黙知となってしまっているコンテキスト(文脈)が存在する。それらを形式知としてメタデータ化する手法は、未だ確立されていない。 → 問題点2 → 問題点3 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  8. 研究の目的 ④ • 問題点1~3を実現させて、一般利用が可能となるようにインターフェース設計されたソーシャルブックマークサービスは未だ存在しない。 • 現状のソーシャルブックマークの主な機能 • ブックマーク情報をネットワークストレージへ保存させて、分類や検索ができる。 • 同じ目的を持つグループにてブックマーク情報を共有でき、不特定多数への一般公開もできる。 • 或るブックマーク情報の登録数を知ることや、ブックマーク情報が示すコンテンツへの意見を共有できる。 → 問題点4 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  9. 研究の目的 ⑤ • 問題点1~4の全てを実現できる手段を調査して、トピックマップ(Topic Maps)技術の利用を検討した。 • 本研究ではまず、問題点1~2の解決を目的として、既存ブラウザでのブックマーク情報をトピックマップへ変換させ、既存ツールでの表示を確認していくこととした。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  10. トピックマップ技術 ① • トピックマップ(Topic Maps) は、利用者のもつ概念体系に合わせて情報を分類し、整理するためのISO標準規格であり、情報の“ 見つけやすさ” の実現に重点を置いている。 • トピックマップの中心的な概念は、本の索引の概念に基づいて、コンピュータネットワーク上の情報空間に対する索引の一種に例えることができる。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  11. トピックマップ技術 ② • 本の本体と索引のように、コンテンツの集合と知識マップから成る、二層の構造を考え、それぞれを情報層、知識層とする。 知識マップ (本の索引に相当) 知識層 情報層 コンテンツの集合 (本の本体に相当) 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  12. トピックマップ技術 ③ 知識層 情報層 現在 (膨大な情報が孤立して 存在している状態) トピックマップは情報層から独立し、 共有、交換、流通が可能。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  13. トピックマップ技術 ④ • 知識層には、3つの要素がある。 • トピック(主題、任意の概念) • 関連(トピック間の関係) • 出現(トピックと情報リソース間の関係) • トピックマップはXMLベースでも記述が可能。 • XTM(XML Topic Maps) • その他の形式 LTM(Linear Topic Map Notation)、など 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  14. トピックマップ技術 ⑤ トピック “ナガノ革命638日” トピック“ヤッシー” トピック “田中康夫” トピック “長野県知事” 関連“著す” トピック “なんとなく、クリスタル” 出現 関連“愛称” 関連“著す” 関連“前任する” 知識層 情報層 出現 出現 出現 出現 WEB サイト WEB サイト 本 html 新聞 html WEB サイト 写真 jpg 写真 jpg 本 html 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  15. オントロジーとの相違点 ① • オントロジーについて • 「概念」の集合 • 概念のis-a関係による階層化 • is-a関係以外で必要となる概念間の関係 上位概念 全体 概念 概念 is-a part-of instance-of attribute-of 下位概念 部分 具体 属性 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  16. オントロジーとの相違点 ② • コンテキストについて • 概念間の関係、文脈 「IT用語」コンテキスト 「警備用語」コンテキスト IT用語 警備用語 is-a is-a is-a is-a パソコン セキュリティ セキュリティ 防犯カメラ 「セキュリティ」は、IT用語であると同時に警備用語でもある 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  17. オントロジーとの相違点 ③ • トピックマップはオントロジーの構造をそのまま表現できる。 • 概念間の関係を「関連」として記述できる。 概念 概念間の関係 概念 トピック 関連 トピック 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  18. オントロジーとの相違点 ④ 「IT用語」コンテキスト IT用語 警備用語 パソコン セキュリティ 防犯カメラ 「警備用語」コンテキスト 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  19. XTM形式への変換 ① • XTM(XML Topic Maps)とは、XML形式にてトピックマップを記述するための構文で、ISO規格化されている。 • ブックマーク形式(NETSCAPE-Bookmark-file-1)を、XTM形式へ変換するためのバッチプログラムをAWKにて制作し、その結果をOKS(Ontopia Knowledge Suite)評価版にてマップ表示した。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  20. XTM形式への変換 ② • 前提条件 • ブックマーク形式での階層構造は想定しない。 • XTM形式への変換方針は表1のとおり。 表1.XTM変換方針 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  21. XTM形式でのマップ表示 ① • OKS(Ontopia Knowledge Suite)トップ画面 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  22. XTM形式でのマップ表示 ② • XTMファイル管理画面 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  23. XTM形式でのマップ表示 ③ • XTMファイル内容の参照画面 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  24. XTM形式でのマップ表示 ④ • マップ表示画面(XTMファイル1種のみ) 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  25. XTM形式でのマップ表示 ⑤ • XTMファイルのマージ(併合) 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  26. XTM形式でのマップ表示 ⑥ • マップ表示画面(XTMファイル2種をマージ) 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  27. XTM形式でのマップ表示 ⑦ • 問い合わせ入力画面(tolog) 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  28. XTM形式でのマップ表示 ⑧ • 問い合わせ結果表示(tolog) 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  29. まとめ ① • トピックマップ技術を利用することで、自らと他者とのブックマーク情報において、マージされた上での共有が可能となって、視覚的なマップ表示や検索も可能となることを示すことができた。 • ただし本研究では、2つのXTMファイルを対象に、1個や2個程度のトピックがマージされた状態までの確認に留まった。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  30. まとめ ② 数多くのブックマーク情報が共有され、 検索効率が更に向上されることが理想。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  31. 今後の課題 ① • XTM変換に関する課題(→問題点3) • 通常のブックマークはフォルダで階層化されて整理されている。 • ブックマークのコンテキスト情報が未だ暗黙知となったままになっている。 ⇒ブックマークのフォルダ階層はトピックマップの   スコープ属性を利用することを検討。 ⇒ブックマークのコンテキスト情報を、少しでも   形式知へ変換させたい。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  32. オープンソースのトピックマップアプリケーション開発用ミドルウェアなどを使用し、独自にインターフェース設計したブックマークシステムを構築し、精度ある評価を行っていきたい。オープンソースのトピックマップアプリケーション開発用ミドルウェアなどを使用し、独自にインターフェース設計したブックマークシステムを構築し、精度ある評価を行っていきたい。 今後の課題 ② • インターフェースに関する課題(→問題点4) • OKS評価版を使用したが、実際のブックマーク情報の共有に適うインターフェースではない。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  33. 今後の課題 ③ • インターフェースの改善点 • 他のブックマーク形式からのXTM変換ではなく、直接にXTM形式で保存できるようにする。 • ブラウザ上で快適にアクセスできるよう、軽量にトピックマップのグラフ図をマップ表示する。 • マップ上のトピックをマウスでクリックすると、設定されたURLへ直接アクセスできるようにする。 • トピック自体や、トピック間のコンテキストについて、入力や変更削除が可能となるよう配慮する。 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

  34. 以 上 信州大学大学院工学系研究科情報工学専攻

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