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平成 26年10月2日・ 3 日

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平成 26年10月2日・ 3 日 - PowerPoint PPT Presentation


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サービス管理責任者研修テキスト 演習 「支援提供プロセスの         管理 に関する演習」 < 児童発達支援管理責任者>. 平成 26年10月2日・ 3 日. 支援提供 プロセスの管理の実際 (演習 ). (目 次) 1 演習のねらい 2 演習の概要 3 演習の展開イメージ 4 演習の実施方法  (1)「支援提供プロセスの管理の実際 :事例研究①」      (アセスメント及び個別支援計画の作成)  (2)「支援提供プロセスの管理の実際 :事例研究②」    (モニタリングと個別支援計画の修正・変更)

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Presentation Transcript
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サービス管理責任者研修テキスト

演習

「支援提供プロセスの

        管理に関する演習」

<児童発達支援管理責任者>

平成26年10月2日・3日

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支援提供プロセスの管理の実際(演習)

(目 次)

1 演習のねらい

2 演習の概要

3 演習の展開イメージ

4 演習の実施方法

 (1)「支援提供プロセスの管理の実際 :事例研究①」

     (アセスメント及び個別支援計画の作成)

 (2)「支援提供プロセスの管理の実際 :事例研究②」

   (モニタリングと個別支援計画の修正・変更)

 (3)「支援内容のチェックとマネジメントの実際:模擬会議」

     (支援会議等を想定した児童発達支援管理責任者の役割についての体験的  理解及び児童発達支援管理責任者の観点から支援内容を発展的に検証)

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1.演習のねらい

・支援提供プロセス全般の流れ(手順)について、事例を活用しながら検証する。

・アセスメント、目標設定、個別支援計画の作成、モニタリングや評価による支援方針 の変更などに関する具体的な技術を習得する。

・児童の支援に従事する職員への助言や指導のあり方を理解し、助言・指導の方法を学ぶ。

(1) 研修受講者全員が主体的に参加する。

(2) 多様な職種の受講者間での意見交換により、幅広い視点を持つ。

(3) グループごとの結論を導くための協働作業を展開する。

(4) 司会進行、記録、発表等の役割を分担して担う。

(5) 効果的なプレゼンテーション技術を学ぶ。

(6) 他者への助言をする者としての配慮や深い洞察力を養う。

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2.演習の概要
  • 1.「支援提供プロセスの管理の実際 :事例研究①」
  • ※ 事例に基づき、以下の項目に重点を置いて演習を展開。
  • ・利用者像の適切な把握のために必要なアセスメントの実施
    •    ・時間軸に配慮した支援目標を含む個別支援計画の作成
    •    ・短期目標や到達すべき目標(ゴール)などの段階的な目標設定の必要性
    • 2.「支援提供プロセスの管理の実際:事例研究②」
  • ※ 事例に基づき、以下の項目に重点を置いて演習を展開。
  •    ・モニタリングによる支援の管理及び効果等の確認
  •        ・利用者像の適切な把握のために必要な再アセスメントの実施
  •        ・アセスメント結果に基づく個別支援計画の変更・修正
  •        ・次のステージへの移行を想定した終了時評価の実施
  • 3.「支援内容のチェックとマネジメントの実際:模擬会議」
  • ※ 事例に基づき、以下の項目に重点を置いてロールプレイを実施。
    •    ・支援会議の場面を想定した会議の運営方法
  •       ・個別支援計画作成(修正)に際しての連携の持ち方
  • ※ 演習を通じて、児童発達支援管理責任者の役割、視点を振り返り、確認する。
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児童発達支援管理責任者研修のポイント

  • (アセスメント等)
  • ○ 適切な発達支援を行うために必要な発達評価(成育歴を含む)について認識を深める必要がある。  → 発達の評価方法、活用等について理解を深める。
  • (発達障害支援に関する知識)
  • ○ 増加する発達障害児の療育ニーズに対応できるよう発達障害のアセスメント、支援等について、事例を通じながら認識を深める必要がある。  → 発達障害に関する知識(チェックリスト等を活用した評価・支援方法を含む)について、理解を深める。
  • (家族支援)
    • ○ 療育は、子ども支援だけでなく家族支援が重要である。障害受容等保護者の心情に寄り添ったサポートについて認識を深める必要がある。  → 障害受容など家族の心理機制について学習するとともに、家族のエンパワメント支援について理解を深める。
  • (関係機関との連携)
  • ○ 児童期は、短期間でライフステージが交代し、関係機関も多岐にわたる。切れ目のない継続的な支援を行うためには、相談支援専門員をはじめ医療・保健・教育などの多くの関係機関との連携が必要である。  → 切れ目のない継続した支援の必要について、理解を深める。また、連携のカギとなる個別支援会議(移行会議等)の開催・運営について認識を深める。また、地域の発達支援システム構築について検討する自立支援協議会への参画の重要性について認識を深める。
  • ○ 必要に応じて、児童相談所との連携が必要である。 → 被虐待児童の支援に当たって共通認識を持って児童の権利擁護を図ることの重要性について認識を深める。
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3 演 習 の 展 開 イ メ ー ジ

・演習では、事例を用いて支援提供プロセスの全般を扱う。

・個別支援計画の作成プロセス、中間評価と修正プログラムの必要性、効果を学ぶ。

・これらの演習を通して、事業所が組織的に取り組むべき課題に対するマネジメント(児童発達支援管理責任者の役割)について学ぶ。

一連の支援提供プロセス

  個別支援計画作成のアセスメントや到達目標の設定などに重点

事例検討

2日目午後

演習1

3時間

2日目午後

演習2

 模擬支援会議により、サービス内容のチェック及び連携などに重点

模範支援会議 

1時間

  モニタリング、再アセスメント後の個別支援計画の変更・修正に重点

3日目午前

演習3

事例検討

2時間

3日目午前

グループ討議

児童発達支援管理責任者の役割、視点を確認することに重点

グループ討議

2時間

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注:国研修では企画運営についても学ぶため、講義時間が短く設定されています。本スライドは都道府県研修用に作成した都道府県スタッフ向けのものです。都道府県研修の資料からは外して下さい。注:国研修では企画運営についても学ぶため、講義時間が短く設定されています。本スライドは都道府県研修用に作成した都道府県スタッフ向けのものです。都道府県研修の資料からは外して下さい。
  • 今回のサービス管理責任者(児童発達支援管理責任者)研修指導者養成研修では、全体の研修プログラムに示している通り、特に研修の三日目に「都道府県における分野別研修の情報交換(工夫・課題・対策)」と「研修全体のまとめ 都道府県内の情報交換と研修のまとめ」を設定しており、【共通講義】テキストに示している『「児童発達管理責任者研修」標準カリキュラム』の時間の設定とは違ったものになっています。標準カリキュラムを確認した上で、特に演習等、時間設定は変更する必要がありますので、ご注意ください。
  • 研修実施要綱に示してある通り、研修カリキュラムは、「時間数を延長することや必要な科目を追加することは差し支えない」としています。児童期におけるスキルアップ研修も含めて、可能な限り児童における研修について、改めて検討してみましょう。
  • 分野別講義における設定されている「アセスメントとサービス提供の基本姿勢」は、標準では3時間です。(今回の指導者養成研修では、2時間半となっています。)
  • 分野別演習については、標準では10時間です。それを今回の研修では7時間で実施しています。都道府県研修では、演習①として、サービス提供のプロセスを理解し、初期の個別支援計画の作成を実施していく演習を4時間、演習②として、モニタリングの重要性を理解し、個別支援計画の変更・修正を実施していく演習を3時間、演習③として、模擬支援会議を実施し、児童発達支援管理責任者の役割を体験的に学習した後に、事業所と地域におけるマネジメントの方法を考えていく演習を3時間と考えてください。
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注:国研修では企画運営についても学ぶため、講義時間が短く設定されています。本スライドは都道府県研修用に作成した都道府県スタッフ向けのものです。都道府県研修の資料からは外して下さい。注:国研修では企画運営についても学ぶため、講義時間が短く設定されています。本スライドは都道府県研修用に作成した都道府県スタッフ向けのものです。都道府県研修の資料からは外して下さい。

  • 但し、児童分野においては、模擬支援会議を初期の個別支援計画を作成した演習の後に設定しています。全体としては、児童発達管理責任者としての役割をしっかりと理解するための研修ですから、研修のまとめに入る前の演習③で実施することは、前述の通り本来は大切なのですが、あえて中間評価と個別支援計画の修正の演習をスムースに行う上で、今回のような設定をしています。
  • 以上のことをもとに、国研修の流れで児童の都道府県研修を実施した場合、研修二日目は、午前中の三時間は講義。午後は13:10開始の場合、4時間+20分休憩で、初期の個別支援計画の作成の演習①とし、17:30終了。三日目は、9:00開始の場合、模擬支援会議にかかる演習(国の標準カリキュラムでは演習③の部分になります。それを、80分ここに前倒しと考えてください。)を10:20まで実施し、休憩をはさんで、10:30から12:00までと昼休憩をはさんで、13:00~14:30までに中間評価と個別支援計画の修正の演習②と考えてください。14:40~16:20までは、午前の模擬支援会議と合わせ、管理責任者の役割検討の演習③と理解してください。
  • 上記については、国の示す標準プログラムとの相関性を説明するためのものです。却って分かりにくくなったかもしれません。要は、昨年まで実施した都道府県における研修プログラムの変更は必要ないということです。繰り返しますが、都道府県研修のテキストを作成する際に、国のテキストの研修プログラムの時間設定部分は変更してください。
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4.演 習 の 実 施 方 法

(1)演習の方式

研修参加者全員が参加意識をもち、相互の意見交換により効率的に研修効果を挙げるよう小グループで検討するバズセッション方式を基本とする。

(2)グループ構成と役割分担

受講者7~8名程度のグループに分けて実施。

また、各グループでは、演習ごとに司会進行、記録、発表の担当者を決める。3つの演習と討議は同一メンバーで実施する。

(3)演習スタッフ

講師となる演習スタッフは、全体進行と助言を担当する統括する演習リーダー1名、会場内で各グループに対する助言などサポートを担当するファシリテーターを配置する。

(4)プレゼンテーションと全体総括

各演習とも、途中で全体発表(プレゼンテーション)を実施し、グループ間での意見交換と演習リーダーからの助言に基づいて総括を行う。

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演 習 1

「支援提供プロセスの管理の実際:事例研究①」

(アセスメント及び個別支援計画の作成)

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【獲得目標】

 アセスメントや個別支援計画の作成に関する知識と技術を習得する。

【内 容】

 受講者には、事前課題として、事例の概要を読み込んで演習に臨む。グループ内でその共有を図るとともに、個別支援計画の作成のための演習を行う。

【研修企画運営のポイント】

□ 演習がスムースに進行出来るよう、アイスブレイクも疎かにしない。

□ 事前課題の事例選定等、十分な準備を行い実施する。

□ 演習1の目的・手順を明確にして演習に入る。

□ 本人の状態やニーズの把握というアセスメントと支援の課題整理に演習の力点を置く。

□ 個別支援計画の作成には、十分なアセスメントと支援の課題整理が必要であることを明確にする。

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演習1の進行

第2日目午後

3時 間

15:00

14:10

14:00

12:40

13:00

13:30

15:40

(3)

(2)

(4)

(1)

休憩

(引き続き)

個別支援計画の作成

アイスブレイクと自己紹介

・事例の概要説明

・アセスメントと課題の整理

全体発表と意見交換

個別支援計画の作成

(1)アイスブレイクと自己紹介(20分)

(2)事例の概要説明とアセスメントと課題の整理(30分)

   ①事例の概要を説明する(若干の質疑応答、情報収集を含む)

   ②アセスメント内容の確認と課題についての整理  

(3)個別支援計画の作成(80分)

   ①短期目標、到達目標、長期目標などの目標設定

   ②時間軸(支援提供期間)等の設定

   ③基本的な支援方針の策定

(4)個別支援計画に関する全体発表と意見交換(40分)

①各グループからのプレゼンテーション   

   ②個別支援計画に関する質疑とコメント

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(1)アイスブレイクと自己紹介12:40~13:00(20分)(1)アイスブレイクと自己紹介12:40~13:00(20分)

①演習を進めるにあたって、場の雰囲気を和らげる

②グループ内で、氏名、職場、業務内容等について自己紹介をする

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不安

ドキ、ドキ

緊張

アイスブレイクとは

会議前

カチ、カチ

イチ、ニイ

 イチ、ニイ

会議前のウォーミングアップ

心ほぐし

身体ほぐし

お互いの不安や緊張をほぐし

参加者同士の関係性に変化を生み出す

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お互いの不安や緊張をほぐす

参加者同士の出会いを促進する

参加者の主体性を引き出す

参加者同士の協働関係をつくる

“いま、ここ”に意識を集中する

会議テーマへのモチベーションを高める

【アイスブレイクのねらい】

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他人の発言を受け入れやすくなる

アイディアが出しやすくなる

アイスブレイクの効用

①身体の動きを取り入れると心身の

               リラックスを促す

②お互いに知ることで、相手に対する関心が高まる

前向きなエネルギーを引き出しやすい

③チームの一体感を高める

創造的で学び合える関係、参加者間の持続的な

協働関係をつくることができる

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アイスブレイクは、本編へのつなぎ

楽しいだけではNG!!

スムーズな流れで移行できるように創ること!!

アイスブレイク

あれ?これ?

アイスブレイクが、会議の成功の9割を握る!

本編に関係のあるゴールにする

適切な時間であること

シンプルな内容であること

全員が参加できること

一緒にやろうぜ

   パワー

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(2)事例概要の説明とアセスメントと課題の整理13:00~13:30(30分)(2)事例概要の説明とアセスメントと課題の整理13:00~13:30(30分)

①事例の概要についての説明(10分)

②内容の確認および課題を領域(項目)別に整理(20分)

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情報提供 1

相談受付とプロフィール

*(H26年4月の時点でのプロフィール 8歳時)

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事例の説明

情報提供 2

*小学三年生 8歳、平成24年4月時点の状況を、演習では初回のアセスメントとします。

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項目

状   態

項目

状   態

日常生活の技能

健康

体調

感覚

かなりダイナミックな刺激を入れようとし、トランポリンやブランコではかなり激しい動きになる。重力を感じようとしているように感じる。過敏なところは特にはない。

学校、事業所共にまず休むことはない。1年生になってから突然走り出したりするということで、外出が難しいと考え、受診し服薬することになったが、あまり変わらないとして、2ヶ月で医者と相談し中止。ヘルパー利用とQP事業所の利用をやめたら、落ち着いたということが一昨年にあった。

運動機能

縄跳びは連続十回跳べることがある。水泳では、水中の輪くぐりが幼児期よりできており、息継ぎがうまくいかないものの10メートルは軽く泳ぐ。砲丸投げ(砂入り、1キロ)を楽しむ。自転車にはコロなしで乗れる。

道具の

操作

ハサミを使って、少々雑ではあるが、いろんな形を切り取ることができる。のり付けは、量が多めになる。くぎ打ちをやらせると、かなり痛い目にあっても必死に打ち込む。

読み書き

計算

平仮名の読みは可能。文章になると、読めている時は文を「覚えている」時で、初めての文は一字ずつの拾い読みになる。書く時は字体が整いにくく走り書きのようになる。一桁の計算可。

そばで声をかけていると、交通ルールを理解し、周囲に気をつけるようなこともできているのだが、一人で歩かせるとよそ見は多く、後方からの支援は必要。知っている人がそばにいると、受け身になり易く、本当に一人にさせたら、気をつけることができるとも考えてはいる。

移動

理解の仕方

日常的には言葉で通じていることも多いが、三つ以上の情報になると、特に最初のことばが抜けやすい。(後半の二つには反応)視覚的に手順を示すとできることは多い。

交友関係

友達の中にいることはむしろ好んでいる。話しかけてくれる子がいると、うれしそうな表情。特定の同級の女の子と兄のクラスの子には、よく話しかけている。(会話にはならない。)

ルール

理解

勝ち負けは意識しているが、ジャンケンでは負けてもうれしそう。交代、順番、一番・二番・・・、という理解はできている。上下左右については、混乱しやすいところはある。

興味関心

電車が好きだが、乗り物全般に関心を持っている。父親との外出は、電車を見に行くと決めているだけで、第三者が誘えば、目的を持って出かけることが好きなのだと思う。手品をしてみせると、何度でも繰り返してやってくれと要求する。

好きなタイプ・嫌いなタイプ

話しかけられることは好きなのだが、口うるさい男の子は嫌う。しかし、ふざけ合っている様子は喜んでみている。泣いている子がいると、近づいて「だいじょうぶ」と言っているが、おそらく早く泣き止んでほしいだけで声をかけているように事業所としては感じている。

その他、

特記事項

コミュニケーションをとるときは、このところは筆談を多く取り入れている。メモ用紙と携帯用のホワイトボードを多く使っている。興奮することがあると、ぴょんぴょん跳んで、走り回り出すことは多いが、その際に人を付き押すようなことはしなくなった。

情報提供 3

事例の発達の状態

平成26年4月時点の状況

偏食なく自分で箸を使って食べる。電子レンジを使って温めることもできる。卵割りが上手になった。着衣は、ボタンはめは小さくても可。ズボンのベルトは、装着から助けを求める。アイロンかけに誘うと、よく指示を聞いて取り組む。排泄については大の後のふき取りについては、練習を要す。起床6:30~7:00、床に就くのは、ほぼ21:00。「9になったよ。」と言われるとのを待ち、さっさと寝床に行く。本人なりに時計は見ている。

パターン的には三語文くらいはよく出ており、やりたいことなど表現してくることはある。一方で、何か不安なとき、嫌なことを思い出した時に、同じことを繰り返して言っていることもある。(笑顔を示し、「大丈夫よ」というと安心することは多くなった。)コミュニケーション用のボードは使用。

表現の仕方

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提供情報 4

発達の評価

平成26年4月時点の状況

使用検査:KIDS 乳幼児発達スケール(TYPE T)                        記入日:平成26年4月〇日

「KIDS」について

 スクリーニングタイプで、「母親記入式」であるが、れいんぼうのスタッフが記入している。事業所での姿を見ながら各項目を評価したが、チェックできなかったことについては、母親及び、学校との連携の時に、担任の先生に尋ねている。

その他:補足

学校においては、特別支援学級(情緒障害)を中心に過ごしており、担任1名と市教育委員会の対応で、支援員が一人おり、1年生・本児・5年生二人の4人の児童が在籍。5年生の一人は、この四月に通常の学級から転級してきた子で、Kくんによくちょっかいを出してくるので、Kくんは怒ることが増えているとのこと。昨年までは、交流の機会は多かったが(体育と図工の全てと、「生活科」の一部、給食と清掃の時間も交流、朝・帰りの集いは、ほぼ毎日)、4月に入ってからは、その5年生の対応に大変なのか、授業での交流の機会は当分なさそうで、帰りの会の時に顔を出すくらいとのこと。4月から担任が変わったので、保護者の方は様子を見守っている様子。

学校の長期休暇中は、事業所が開所している平日は、ほぼ毎日利用する。お弁当持参で、朝から夕方まで過ごすことは多い。母親としては、仕事上子どもらが休みの時に忙しくなるところはあり、Kくんにはすまない気持ちを持ちつつ最大限、事業所の協力と対応を求めている。

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        グループ

課題の整理表

記入様式 1

利用者名              さん

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(3)個別支援計画の作成13:30~15:00(80分)*途中休憩10分(3)個別支援計画の作成13:30~15:00(80分)*途中休憩10分

①到達目標の設定

  (長期目標や短期目標等)

②支援内容の設定

〈時間軸(支援提供期間)等を考慮〉

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        グループ

個別支援計画

記入様式 2

利用者名              作成年月日:    年  月  日  

○到達目標

総合的な支援方針

平成   年   月   日   利用者氏名                  印   児童発達支援管理責任者印           

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計画作成のポイント

  • 子どもの(障害児)支援利用計画に基づき個別支援計画を作成
  • 本人や家族のニーズがきちんと反映されているか?
  • 支援者側の押し付けになっていないか?
  • 本人や家族を中心とした計画を、本人、家族と一緒に作っていく過程こそが大切
  •     → 自分たちの支援計画をラフスケッチする力をつける
  •     → 自分たちの人生に(子ども自身や家族が)責任を持つという視点
  • 家族が(場合によっては子ども自身も)分かりやすい言葉で書く
  • 支援内容を抽象的な言葉でごまかさない
  •     (例 : 安定した生活、楽しい暮らし、薬がちゃんと飲めるように・・・etc。但し、特に母親の精神状態から判断して、意図的に支援目標の表現をあえて抽象的にしていくことも必要になることはあります。)
  • 具体的な目標、期間を設定する。数量化出来るように努める。
  •     → 定期的に評価を行う
  • 小さなステップを踏むような計画になっているか
  •     →成長というものは、 常にスモールステップで着実に進むものではなく、「停滞」「立ち止まり」「休憩」も時には必要です。あえて「向上」を目指さずに、子どもと家族の気持ちを和らげる時期も意識できるといいですね。
  • 本人や家族が出来ることは、やらない
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計画作成のポイント~今回の演習に関しての補足計画作成のポイント~今回の演習に関しての補足

  • 子どもの支援利用計画については、子どもの支援についてあまり経験のない相談支援専門員が作成していることが、現実的には多いのですが、目指すべき方向としては、参考になる情報がある利用計画が作成されるべきです。子どもの発達支援としての視点と、ストレングスモデルの手法を意識した利用計画を示していますので、今回の演習では、事業所の評価としての情報提供だけでなく、利用計画の内容も十分に検討してください。
  • 個別支援計画の書き方については、児童期の場合は、基本的に家族が読み、家族が納得できる内容であるべきです。家族とは保護者が中心となりますが、父親・兄弟・祖父母それぞれを意識した文章表現、支援目標の設定も考えてみましょう。
  • 子どものためにはこうするべきということがあっても、それを実施する人が前向きな気持ちでできないと、課題等の継続は難しいものです。この支援目標だと、誰が元気になるのか、誰が積極的に取り組めるのかという視点で、見直していくことは大切です。
  • 総合的な支援方針とは、その子どもの発達のペースにもよりますが、この演習ではおよそ一年後の目指すべき姿と考えて下さい。そのためには、小学校を卒業するときや、中学校を卒業するときの姿をイメージすることも必要かと思います。
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ロールプレイ 今回のケースにおける想定資料(参考)ロールプレイ 今回のケースにおける想定資料(参考)

・児童デイサービスれいんぼう児童発達支援管理責任者  (会議の司会者・進行役。)

・児童デイサービスれいんぼう 担任   (れいんぼうでの様子を報告する。)

・相談支援専門員 (対象となる子どもについて、在宅福祉サービスの利用や利用計画の内容を説明する。)

・市の教育委員会 (放課後子ども教室での様子を報告し、今後のその教室での方針、できることなどを話していく。また、学校での支援員の配置などについての今後の方針等の意見を言う。)

・特別支援教育コーディネーター (学校における特別支援教育の体制、交流の在り方、親学級での対応、個別支援計画に関しての連携について等の意見を述べる)

・学校の特別支援学級担任(学校での様子について話をする。)

・市の福祉課担当者 (対象となる子どもについて、在宅福祉サービスの利用に関してどれだけの支給が可能か、または相談支援専門員や児童発達支援管理責任者からの提案に対して答えていく)

・E居宅介護事業所 サービス提供責任者  (事業所としてどのようなサービスの提供ができるかを話す。または、今はヘルパーの利用をしていないケースだけに、事業所が実施していることを紹介していく)

・H居宅介護事業所 サービス提供責任者  (基本的には上記Sさんと同じではあるが、E事業所と違って、ドライブに連れていけるであるとか、別のメニューを提案していく。)

・短期入所事業所  Y園  サービス管理責任者  (短期入所のサービスを勧める役割。)

・PP園 園長  (対象となる子どもが幼児期に通っていた児童発達支援センターの園長。園の様子や、今でも母親の相談にのってきたことなどを報告する。)

・市社会福祉協議会  地域福祉課  (社会福祉協議会のヘルパーを派遣していくことについて、どんなことができるのかの提案をしていく。)

・民生委員 ・主任児童委員  (地域の中で行っている子育て支援についての説明を行う。)

・市の本ケースを担当していた保健師 (今は直接かかわってはいないが、本児が幼いころにっは親と多く話を重ねてきた立場として、母親の気持ちを代弁していく役割。)

15 00 15 40 40
(4)個別支援計画に関する全体発表と意見交換15:00~15:40(40分)(4)個別支援計画に関する全体発表と意見交換15:00~15:40(40分)

①作成した個別支援計画を各グループから発表

②各グループの個別支援計画に関する発表に対する意見交換、質疑

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演習2

「模範支援会議」

(児童発達支援管理責任者の役割の体験的理解)

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【獲得目標】

 演習を通して、個別支援会議の運営、支援提供プロセス全般における児童の支援に従事する者への指導助言などマネジメント方法に関する知識と技術を習得する。更に関係機関との連携(地域自立支援協議会への参画)等、児童発達支援管理責任者の業務と役割について再確認する。

【内 容】

 演習を通して、児童発達支援管理責任者が行うべき業務と役割について、建設的・発展的に検証する。その際、(1)支援プロセスの管理、(2)児童の支援に従事する職員への指導助言、(3)関係機関との連携の3つのポイントにより行う。

【研修企画運営のポイント】

□ 演習の目的・手順を明確にして演習に入る。

□ 模擬会議演習の意味づけ(時間軸とストーリーの確認)を明確にし、支援者へのマネジメントのポイントも確認する。

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演習2の進行

第2日目午後

1時 間40分

15:50

17:00

17:30

(5)

(6)

ガイダンス・中間評価に関する概要説明

模擬支援会議

(5)模擬支援会議(70分)

(6)ガイダンス・中間評価に関する概要説明(30分)

15 50 17 00 70
(1) 模擬支援会議(ロールプレイ)15:50~17:00(70分)

本人及び家族に生じている新たな課題について確認し、今後の支援の方向性について検討する。

・ロールプレイに関する説明(10分)

・グループごとに場面を確認し、目的を明確にし、役割を決定する(10分)

・ロールプレイの実施(30分)

・ロールプレイが終了した後のフィードバック(20分)

*児童発達支援管理責任者の役割や機能、本人の気持ちなどについて、児童発達支援管理責任者役、本人役、観察者などから意見や感想を述べてもらいグループとしてフィードバックする。

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個別の支援会議の種類

(1) 支援者会議 【深める支援会議】

       事業所内で行われる児童の支援に当たる職員等が出席する会議。支援利用計画の作成・変更・修正のために、発達状況や家族のニーズ等の確認を行うとともに、支援方針等について検討する。中間評価では、支援計画の達成状況の確認を行うとともに、達成されない場合の原因の分析及び今後の対応について検討する。また、新たな発達ニーズ、家族のニーズなども確認する。

(2) 連携会議 【つながる支援会議】

  ① 複数機関の支援担当者会議

        保育所や移動支援など、同時に複数のサービスを利用している場合の対応等の情報共有、役割分担等について確認する会議

  ② 移行支援会議

       保育所や学校等への移行を円滑に実施するための会議

  ③ 新たなニーズに対する支援検討会議

        本人及び家族に生じている新たな課題について確認し、今後の支援の方向性について検討する。

  ④ 支援利用計画(トータルプラン)のための会議

       生活全体を支援する支援利用計画作成のための会議

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ロールプレイの設定

目的: 個別支援計画の作成・実施後に発生した課題に対応するための個別支援会議(家族支援のための地域連携会議)

内容:  本人及び家族に生じている新たな課題について確認し、今後の支援の方向性について検討する会議とする。

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ロールプレイについて(概要)

1.ロールプレイとは

  ・ 現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。

  ・ 学習者は、役割を演じなければならないが、演じ方はたいてい演者の自由である。

  ・ 対人関係や態度・行動を通して行われる学習に用いられる。

2.ロールプレイのメリット

・ 意志決定過程にみられるような物事のプロセスについて学ぶ可能性が高くなる。

3.ロールプレイの方法

1)事前準備 

   ・ シナリオ:準備の段階でシナリオを作成するか、役割だけを決めて自由に行うか、目的 によって決定する。

   ・ 時間:決まっているわけではない

   ・ オリエンテーション:実施する前に学習者にその目的を十分に説明する。

2)実施

   ・ 実施中にロールプレイをビデオに録画しておけば、後で見直すことができる。

3)フィードバック

   ・ ロールプレイ終了後、気づきや学びを話し合うことで、学習を深め、広げることが大切

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ロールプレイ(ロールプレイイング)の目的

  日常生活の中で、人は必ず様々な役割を背負って暮らしていることを考えますと、人生はまさにドラマと言えます。その中で、常に同じような役割ばかりをこなしていますと、新たな人間関係を作り出すことは大変難しくなります。

  ロールプレイとは、参加者が自由な雰囲気の中で、あるテーマについて即興的に役割を演じ、協同して、役割行動の変容を図るもので、日常生活におけるそれぞれの役割を見直し、新しい状況に応じられるようになることを目的としています。

(1) 日常生活における自分の役割を見直し、日常生活での課題を解決する手がかりを得る。

(2) 参加者全員が、感情の解放をします。

(3) 新しい、突発的な状況に応ずることができます。

  したがって、ロールプレイは日常生活のリハーサルとも言えるでしょう。参加者はうまく演ずる必要はありません。大切なのは、いかに自分なりに自発性を発揮して演ずるかです。

  自発性が回復されれば、ロールプレイでの新鮮な役割体験は、新しい役割を日常生活に取り入れる原動力となります。  自発性とは、新しい状況においても、周囲と自分自身にとって、より適切な、望ましい対応ができるということです。一般に、人は、新しい状況に対しては、他人の意見や自分の既有の体験をよりどころとして対応してしまいがちです。自発性は、そのような自分の外側から規制してしまうのではなく、自然に自分の中から自分を動かしていくことです。

  自発性は、まず役割をとること(役割取得)から、自発的に個性的に演ずること(役割演技)、さらに、新しい役割を創造すること(役割創造)へと段階的に高まっていきます。

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ロールプレイを行う上での注意1) ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置することロールプレイを行う上での注意1) ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置すること

2) 事前準備(オリエンテーション):参加者が主体的に関われるように情報や知識の整理

3) 役割別の準備:各役割ごとに自分たちの役作りを行い,場面設定を話し合う

4) 役割演技・討議:役になりきって演ずる。時間内で場面を変えて複数回実施しても良い

5) 誰か一人が時間を占領しないこと

6) 振り返り(フィードバック):必ず自分の役やほかの役について感じたこと、考えたこと

  を振り返る時間をとり、ロールプレイの後,他の人へ感情・しこりが残らないよう配慮

〈時間配分の参考例〉1) 知識の整理(5分)

2) ロールプレイの実施

   ①役割別の準備(5分)

   ②1回目の演技(15分):個別支援会議の準備の支援者だけの話し合い

        振り返り(5分)

   ③2回目の演技(15分):本人や家族も含めた関係者が参加した個別支援会議

           振り返り(5分)

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ロールプレイ(役割演技)演習の手順

1 変更要因、課題、会議の目的の確認

2 会議参加者(役割)の選定

3 配役(キャスティング)

4 配置・席順の決定

5 ロールプレイ(役割演技)の実施

6 振り返り(フィードバック)

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ロールプレイの配役

 何のために会議を開催するのかを明確にする。

   (→ 今回は、家族状況の変化に伴う関係機関との連携が必要になり、解決に向けた検討会議とします。)

 どういう関係機関、関係者を招集するかについては、問題の所在や目的を明確にした上で、児童発達支援管理責任者を中心に選定する。

児童発達支援管理責任者

児童指導員

保育士

行政職員・児相等

管理者

相談支援専門員

母親

Aさん本人

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 一定期間ごとの見直しはもちろんだが、支援をしていく中で計画を見直す必要が出てくる場合があります。 一定期間ごとの見直しはもちろんだが、支援をしていく中で計画を見直す必要が出てくる場合があります。

 ロールプレイを実施するにあたり、モニタリング情報、修正した個別支援計画等を提示しておき、変更要因等に関して、事前に受講者の皆さんで検討してもらうようにすると、様々な意見も出やすく、ロールプレイに入っていく上で、よりリアリィーのある演習が行えるようになります。

 発達状況や家族状況を確認し、どういう課題が発生したのか、その課題を解決するには、どのような連携が必要であるのかを、テーマを絞った上で、ロールプレイ演習を通して体験してもらいます。                            

ロールプレイ演習に入る前の課題の検討-支援計画の中間評価や変更時の修正のポイント-ロールプレイ演習に入る前の課題の検討-支援計画の中間評価や変更時の修正のポイント-

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ロールプレイ 今回のケースにおける想定資料(参考)ロールプレイ 今回のケースにおける想定資料(参考)

・児童デイサービスれいんぼう児童発達支援管理責任者  (会議の司会者・進行役。)

・児童デイサービスれいんぼう 担任   (れいんぼうでの様子を報告する。)

・相談支援専門員 (対象となる子どもについて、在宅福祉サービスの利用や利用計画の内容を説明する。)

・市の教育委員会 (放課後子ども教室での様子を報告し、今後のその教室での方針、できることなどを話していく。また、学校での支援員の配置などについての今後の方針等の意見を言う。)

・特別支援教育コーディネーター (学校における特別支援教育の体制、交流の在り方、親学級での対応、個別支援計画に関しての連携について等の意見を述べる)

・学校の特別支援学級担任(学校での様子について話をする。)

・市の福祉課担当者 (対象となる子どもについて、在宅福祉サービスの利用に関してどれだけの支給が可能か、または相談支援専門員や児童発達支援管理責任者からの提案に対して答えていく)

・E居宅介護事業所 サービス提供責任者  (事業所としてどのようなサービスの提供ができるかを話す。または、今はヘルパーの利用をしていないケースだけに、事業所が実施していることを紹介していく)

・H居宅介護事業所 サービス提供責任者  (基本的には上記Sさんと同じではあるが、E事業所と違って、ドライブに連れていけるであるとか、別のメニューを提案していく。)

・短期入所事業所  Y園  サービス管理責任者  (短期入所のサービスを勧める役割。)

・PP園 園長  (対象となる子どもが幼児期に通っていた児童発達支援センターの園長。園の様子や、今でも母親の相談にのってきたことなどを報告する。)

・市社会福祉協議会  地域福祉課  (社会福祉協議会のヘルパーを派遣していくことについて、どんなことができるのかの提案をしていく。)

・民生委員 ・主任児童委員  (地域の中で行っている子育て支援についての説明を行う。)

・市の本ケースを担当していた保健師 (今は直接かかわってはいないが、本児が幼いころにっは親と多く話を重ねてきた立場として、母親の気持ちを代弁していく役割。)

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振り返り(フィードバック)

16:40~17:00(20分)

役割を演じて体験したこと考えたことを全員が言葉にして分かち合う。

…例えば

 ・ ○○役として、自分自身が感じたこと…

 ・ ○○役として、他者の役について、いつもの自分とは感じ方、見方、考え方が違ったところ…

 ・ ○○役として、△△役に言動に抱いた感情……等

⇒演技であっても、思ったより内面が動かされることを経験する。その内面のざわつき、揺れ、感情的な反応を表現し共有することでロールプレイによる気付きは深くなる。その気付きが会議の機能を上げていく。

⇒分かち合うことで、役から離れられる(終わることが出来る)効果もあるので時間がなくても必ず最後に行いましょう。

3 17 00 17 30 30
(3)ガイダンスと中間評価に関する概要説明17:00~17:30(30分)(3)ガイダンスと中間評価に関する概要説明17:00~17:30(30分)

①演習3の進め方、留意事項の説明

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演 習 3

「支援提供プロセスの管理の実際」

(課題の整理と個別支援計画の修正)

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【獲得目標】

「演習1」において使用したものと同じ事例を用い、追加情報に基づく中間評価と計画の修正について、模擬支援会議で確認するとともに各グループで討議しながら計画を修正する。(中期及び終期個別支援計画を作成する。)

【内 容】

  • 支援開始後の中間評価(モニタリング)結果を踏まえ、再アセスメントし個別支援計画を適切に修正
  • 終了時の帰結を想定し、終了時評価を作成

【研修企画運営のポイント】

□ 演習1で用いた事例と同様の事例を用い、中間評価結果を提示する

□ モニタリングによる個別支援計画の修正・変更に演習の力点を置く

□ 状況やニーズの変化を捉え、適切な支援内容へ修正が必要なことを学ぶ

□ 中間評価を踏まえ、中期個別支援計画を作成する

□ 事業所として他機関との連携、質の向上に関する手立てにも視点を当てる

□ 事例の帰結を想定し、終了時評価までを作成することで、支援内容の振り返りができるようにする

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演習3の進行

第3日目午前

1時 間30分

9:00

10:30

10:00

(2)

(1)

個別支援計画修正に関する全体発表

課題の整理と個別支援計画の修正

(1)課題の整理と個別支援計画の修正 (60分)

   ① 中間評価に関する概要説明

   ② 発達状況、ニーズの変化、提供してきた支援内容等の確認(中間評価)を行う

   ③ 目標設定や期間設定、支援内容の変更・修正の検討

   ④ 計画の再設定

(3)個別支援計画修正に関する全体発表(30分)

グループからのプレゼンテーション   

9 00 10 00 6 0
(2) 課題の整理(中間評価)と個別支援計画の修正9:00 ~ 10:00(60分)

①課題の整理を行い、支援内容の分析、新たなニーズの確認を行う。

②個別支援計画の変更・修正を行う。

・目標設定や期間設定、支援内容の変更・修正の検討

・計画の再設定

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(参考様式)

個別支援計画の中間評価

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(参考様式)

中間評価のための確認表

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個別支援計画

        グループ

記入様式 3

利用者名              作成年月日:    年  月  日  

○到達目標

総合的な支援方針

平成   年   月   日   利用者氏名                  印   児童発達支援管理責任者印           

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グループ討議

「マネジメントの実際」

(児童発達支援管理責任者の役割と業務の検討)

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【獲得目標】

 演習・討議を通して、個別支援会議の運営、支援提供プロセス全般における児童の支援に従事する者への指導助言などマネジメント方法に関する知識と技術を習得する。更に関係機関との連携(地域自立支援協議会への参画)等、児童発達支援管理責任者の業務と役割について再確認する。

【内 容】

 演習・討議を通して、児童発達支援管理責任者が行うべき業務と役割について、建設的・発展的に検証する。その際、(1)支援プロセスの管理、(2)児童の支援に従事する職員への指導助言、(3)関係機関との連携の3つのポイントにより行う。

【研修企画運営のポイント】

□ 討議の目的・手順を明確にしてグループ討議に入る。

□ 事前課題の事業所評価について、報告を行い、今後の課題について討議を行い、業務と役割を再確認するとともに、今後の参考とする。

□ 各地域での独自の取り組みを情報交換し、今後の参考とする。

□ 研修者自身の今までの仕事を振り返り、今後の仕事に繋げられるよう、児童発達支援管理責任者としての自覚を促す。

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グループ討議の進行

第3日目午前・午後

3時 間30分

11:10

10:40

12:40

11:40

14:10

(3)

(2)

(1)

(4)

児童発達支援管理責任者の役割について検討 

都道府県における分野別研修の情報交換

総括

昼食

(1)児童発達支援管理責任者の役割についての検討(30分)

   ・ ガイダンス(演習の目的、進め方について説明)。各グループで役割決定[進行・記録・発表]

   ・ 「支援内容」と「マネジメント内容」の両面からそれぞれのポイントを確認する

   ・ 事例検討を通してそのプロセスを発展的な観点から検証する

   ・ 児童発達支援管理責任者としての役割として事業のマネジメントを検証する。関係機関との連携、会議運営、人材養成等のあり方について検証する

(2)総括(30分)

  ・ 研修全体を振り返り、講師陣によるコメント

(3)都道府県における分野別研修の情報交換(90分)

10 4 0 11 0 3 0
(1)児童発達支援管理責任者の役割について検討10:40~11:10(30分)(1)児童発達支援管理責任者の役割について検討10:40~11:10(30分)

 事前課題の参加者が作成してきた事業所評価について、グループ内で、報告・検討を行う。

今後の課題を各参加者が報告し、児童発達支援管理責任者の役割について検討を行い、どんな課題と視点が必要かを発展的に検証

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参考様式

今後の課題としていることで、貴事業所が(個人的な思いで可)最も重視していこうとしていることはどんなことでしょうか。優先順位の高い順番で少なくとも3項目以上ご記入してください。

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参考様式

児童発達支援管理責任者の役割(まとめ)グループ児童発達支援管理責任者の役割(まとめ)グループ
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(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表①(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表①

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(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表②(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表②

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(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表③(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表③

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(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表④(参考)児童発達支援管理責任者の業務整理表④

11 10 11 40 30
(2)総括11:10~11:40(30分)

① 講師陣によるコメント 

② 講義や演習を通して、3日間の研修を総括し、  児童発達支援管理責任者の役割について再度確認

講師・参加者相互のエンパワメントにより、今後の活躍を確認

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児童発達支援管理責任者業務の要点整理

「今だって大変なのに、そんな大変なこと自分にできる訳ない…」と思われがちな児童発達支援管理業務。

しかし、利用者への直接支援だけではなく、人材育成、事業所運営、さらに地域社会へと活躍が期待されるとてもやりがいがある仕事です。

管理者となったからには、事業所内部から関係機関へ、そして地域社会へと目を向け足を運びましょう。

児童発達支援管理責任者となる方へ

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児童発達支援管理責任者業務の要点整理

①支援プロセスの管理

●進行管理

  ・支援計画と時間軸はセットで提供

  ・時間軸の妥当性のチェックとタイムキーパー役

  ・ゴール設定(長期目標と短期目標)の妥当性のチェック

●個別支援会議の開催

●支援課題の整理と大方針の設定

●個別支援計画の作成または管理(←最も重要!!)

  ・児童発達支援管理責任者には最終的な責任がある。署名と 

   押印で責任の明確化を!

⇒個別支援の質を担保する役割 

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児童発達支援管理責任者業務の要点整理

②支援に当たる者への指導助言

●適宜のスーパーバイズ

●「個別支援会議(事業所内カンファレンス)」の進行役として、議論を深める

●「支援利用計画書」に基づく、事業所としての「個別支援計画」の作成

●研修等で off the job trainingを行う

●利用者面接、家族面接、見学案内に同席する等

On the Job Trainingを行う

…やってみせ、言って聞かせて、させてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず…。山本五十六 

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児童発達支援管理責任者業務の要点整理

③関係機関との連携(その1)

●「支援担当者会議(支援利用計画作成会義)」への参加

・相談支援専門員と連携し、支援チームによるネットワーク構築に寄与

⇒「障害児支援利用計画書」をもとに「個別支援計画」を作成することで、地域や外部につながる支援になっていく

●必要に応じて、児童相談所と連携

  ・虐待児童の支援に当たって、共通認識を持って対応

顔の見える関係の“顔”になるってことですね!

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児童発達支援管理責任者業務の要点整理

③関係機関との連携(その2)

●自立支援協議会への参画 例えば…

・必要な支援が福祉計画に盛り込まれるように働き掛ける(ボトムアップ)、

・地域の工夫と知恵で、足りない資源を創出する、

・事例検討会を定例化し、地域の課題を地域で解決する仕組みを作る、

・事業所の顔として地域活動や行事に積極的かつまめに参加し、利用者が地域に溶け込む呼び水となる、

・事業の対象や効果を外部に解り易く説明し、PRする…

⇒事業所、利用者、障害者を地域社会へつなげる役割

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児童発達支援管理責任者業務の要点整理

④その他

●利用者満足度調査の実施

・支援者の自己満足に陥らないよう“利用者満足度”に注目して事業所を見直す

●第三者評価の導入

・客観的な評価に基づく質の向上へ

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グループ討議

理想の児童発達支援管理責任者イメージを共有するためにグループ討議…

業務のウエイトを円グラフで表現してみる…

各自治体ではどんな演習を実施しているのかについて情報交換を行う。

意外なご当地ネタが地元での演習企画のヒントになるかも……?

「児童発達支援管理責任者とは?」をテーマにグループ毎に自由にプレゼンテーション…

「チェックリスト」を作成して各自で業務を総括する個人ワーク…

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都道府県研修の企画運営にあたって

-都道府県研修を実施するための事前の準備-

  • 講義と演習の重点ポイントを明確に示す
  • 事前学習会などの実施
    • 講師は教示すべき内容を理解する
    • ロールプレイの事前学習を行う
    • ファシリテーターの役割を確認する
  • 演習事例は自前で準備する
  • 演習の流れを意識したスケジュール(進行表)を作成
  • 受講者が主体的に参加出来る工夫を検討する
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H21年度サービス管理責任者指導者研修資料を一部改編H21年度サービス管理責任者指導者研修資料を一部改編

  • (参考資料)
  • ファシリテーターを担っていただく皆さんへ・・・
  •  参加者の心の動きや状況を見ながら、実際にプログラムを進行して行く人のことをファシリテーター(促進者)と呼びます。ファシリテーターの媒介によって、参加者の本来的な学びが促進され、体験したことを次のステップへと、結びつけることが容易になります。
  • ファシリテーターとして求められること
  •  その人の力、グループの力を引き出すために、ファシリテーターとしては、以下のような視点を持つことが望まれます。
    • 参加者の主体性を引き出すこと
    • 知識と体験を統合できるような素材の提供をすること
    • 体験をより大きな気づきへと導くこと
    • 参加者自らが主体的に考えられるような援助をすること
    • 状況を見ながら適切な“介入”を行うこと
  • ファシリテーターは指導者ではないので、全ての解答を用意している必要はありません。「葛藤を誘う場面を用意すること」と、「主体的な発言を促すこと」ができる促進者の役割です。
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H21年度サービス管理責任者指導者研修資料を一部改編H21年度サービス管理責任者指導者研修資料を一部改編

  • ファシリテーターが介入するということ
  • 介入とは、何等かの意図をもって相手にかかわっていくプロセスのこと。たとえば、ロールプレイが円滑に進行していない時、実施のルールが守られていない時、グループでの課題達成が難しいと判断された時、ふりかえり・わかちあいが進んでいない時、参加者から質問を受けた時、などが考えられます。 介入はあくまでもその立場でおこなわれるものであって、主体的な学びのプロセスを妨げないように配慮してください。ファシリテーターとしては、何らかの目的や意図をもってかかわっているので、つい自分の思いを達成したいあまりに、気づきを押し付けるような、ある種の“操作”をしがちです。その意味では、介入とは「しなくてはならないこと」ではなくて、「必要があった時にあえて行なうもの」と考えていいかもしれません。進行が自然であれば「何もしない介入」もあるという認識が大切です。
  • ファシリテーターの基本姿勢
  •  参加者の主体性を尊重し、操作的な言動はつつしむこと。 どのような過程を経て現在の討議があるのか・・・・・・といったプロセスが見えていること、または理解しようと努めること。 開放的な雰囲気作りを心がけること。 問題の解答を教えるのではなく、解決は参加者自身にまかせること。
  •  良き促進者とは、何でも教えてくれる人ではなくて、迷った時に解決までの道筋を、さりげなく示してくれる人のこと。参加者自身の成長の姿に、陰ながら満足できる人のこと・・・・・・と言うことができます。
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参考資料

児童発達支援管理ワークショップ

支援者の専門性を活かすための協働・連携の推進

(児童発達支援管理責任者のスーパーバイザーとしての役割)

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事業所内にて(ある放課後等ディサービス事業所において)事業所内にて(ある放課後等ディサービス事業所において)

母親

このところ、迎えに行ったAくんが、車に乗ろうとしないんです。事業所についても、機嫌が悪いし、ごろごろ寝そべっているし、体調が悪いのではないですかね?

家ではいつも通りで、夜遅い日がありますが、以前からそうですし…。ご飯はよく食べますし、体調が悪いようには見えません。

Aくん

Aくん担当のJさん

このところよく私の顔をひっ掻いてくるんです。制止すると、足でけってきます。どう対応したらいいですか?

スタッフKの混乱はよくわかるし、スタッフMの気持ちもわかるけど、どう対応したらいいのかしら?

病院に行ってもらってはどうですか?生活リズムが整わないから服薬を昨年からしているようですが、薬の量が足りないのではないですか?

事業所スタッフのKさん

事業所のスタッフMさん

《児童発達管理責任者の悩み》

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児童期における連携の大切さ~ケース1

事業所内にて(ある放課後等ディサービス事業所において)

★取り敢えず、せっかく利用していただいているのだから、何とか頑張っていこう!と声をかけてみたところで、Aくんが落ち着いてこないことには、スタッフの頑張りにも限界があります。

★当然ながら、Aくんの生活全体から、Aくんのことを見つめ直すことが大切です。事業所内での生活は、Aくんにとってはほんの一部です。丁寧に情報をつなぎ合わせていくことが大切です。

★自分たちの支援が役に立っている!という実感がなければ、職員は育ちません。困ったことがある度には、やる気と根性で乗り越えよう!というわけにもいきません。

⇒《児童発達管理責任者としてできること》~Aくんについて、もっと知りたい!どんなことで喜んでいるのかを知りたい。日常的には、子どもの笑顔で支えられているスタッフのために、以前のAくんの笑顔に出会わせてあげたい。

  悩みって、一人で考えて結論を出しても、あまりいい結果に結びつかないことも多いものです。声に出して聴いてもらうことで、頭の中の整理は少し進みます。聞いてくれる人、他の場所でのAくんを語ってくれる人を探していきたいですね。情報を少しでも得て、できることをまずやってみて、それから「考えて」、「悩む」ようにしたいものです。

slide82
児童期における連携の大切さ~ケース2

事業所内にて(ある児童発達支援事業所において)

★注意が移り易い5歳のCくん、支援目標の設定において、いろいろな意見が出ています。

関心のあることはよく集中できているので、そうしたことに取り組む時間をもっと増やしたい。

いや、体の動きがぎこちなく、協調性に欠けるところがまだ目立っている。運動遊びの中に~しながら、~するといったものを多く取り入れるべきだ!

個別療育担当のPさん

作業療法士のQさん

いや、来年から一年生になるのだし、両親は普通級を希望しているのだから、もっと集団の中で対応できるよう、生活の中に多くの役割・当番を設定し、達成感を感じさせるべきだ!

今ひとつ見通しが持てていないから、落ち着かないのじゃないの?視覚支援を強化させ、集中できる環境の設定について、見直すべきだ!

Cくん

担任のRさん

心理判定員のUさん

「どれもやったらいいんじゃない!」と言ってみると、「それは無理でしょう!協力しながら方針は絞ってやらないと準備できない!」と皆に言われしまった!どうやってまとめていこうかな?

児童発達管理責任者Yさん

slide83
児童期における連携の大切さ~ケース3

関連機関との会議において

  ★兄弟で障害を持ち(二人とも自閉症スペクトラム、兄は障害者手帳の中度、弟は軽度の判定、弟は多動性が認められる。)父親は単身赴任中、母親は育児疲れもあり、鬱的な症状が出ており、受診を始めたというケースの連携会議において。兄弟共に園を利用している児童発達支援事業所の児童発達管理責任者が、会議の進行、取りまとめを行うことになった。

子どもの送迎は大丈夫か?

土、日には家から子どもを出せない状態のようです。

B園のMくん

担当のHさん

入所を考える時期に来たのではないか?

相談支援専門員のEさん

母親は入院した方がいいのではないか。

Mくん(兄)

Gくん

家庭内の安全管理と環境の統制について、事業所以外の人に指導を受けてはどうか?

何からどのように対応しようかしら?どの意見にも疑問にも対応してはいきたいけど…

地域の訪問看護

ステーションの

Dさん

保健師のPさん

《児童発達管理責任者の悩み》

児童相談所のSさん

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児童期のおける家族の混乱

▼多くの専門家がいて、相談を受けるごとに異なる価値観での助言を受けることがある。事業所内においても、話をする人によって、違った答えが返ってくることがある。

▼助言の内容については、楽観的な内容と、今あなたが頑張らなければ大変な子どもに育つ!的な内容と両極に分かれることもある。

▼「たくさん声をかけ、関わってあげてください。」と言われても困る。

▼具体的な内容の指導を受けても、その量はたくさんあり、実際に自分にできることが少ないため、自信を失ってしまうことはある。

▼就学、進学のたびに、子どもの人生において、大きな岐路に立たされてしまう気持ちが起こる。親の希望を伝えると、「本当にそれでいいのか?」と言われてしまう。

▼後悔のないように育てましょうと何度も言われてきたが、後悔だらけでここまできた。

▼ここではできるので、家でもできるはずと言われることがある。

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◆児童発達管理責任者の役割として、支援に当たるものへの指導助言、子どもと家族が地域で生活しやすくなるために関係機関と連携を取りながらの支援といったこともあげられます。◆児童発達管理責任者の役割として、支援に当たるものへの指導助言、子どもと家族が地域で生活しやすくなるために関係機関と連携を取りながらの支援といったこともあげられます。

○三つのケースで紹介しましたように、児童発達支援管理責任者は、各分野の支援者の専門性が発揮できるような環境作りが必要です。また、異なる立場や価値観に立つ人と協働し、効果的な支援を実施していくための、おとしどころを見つけ、意見のとりまとめを行う力を持つことが必要です。

○会議の進行のためのテクニック、話し合いの質を深めていくための方法、スタッフをスーパーバイズしていくときの指導・助言のあり方などについて、できるだけ知識を得ておくことは大切です。年齢的な上下関係、経験値の差だけでは人は育ちません。もちろん、スタッフに信頼され、有益なアドバイスができるスーパーバイザーにいきなりなれるわけではありません。

〇スタッフを人を育てていくことができて、ようやく地域に根ざし、必要とされる事業所に育っていくことでしょう。

児童発達管理責任者のスーパーバイザーとしての役割児童発達管理責任者のスーパーバイザーとしての役割
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本項での参考資料としては・・・、

▼ファシリテーションについての資料を紹介します。

▼ファシリテートしていく力とその経験は、児童発達管理責任者としての役割を果たす上で、とても有益なものとなるでしょう。

▼事業所内の会議や地域の関係者による連携会議、都道府県研修でのファシリテーター用の資料としても、ご利用ください。

ここでの資料としては、以下の内容でまとめていますが、十分な量と内容ではありませんので、さらに自己研鑽されていくと良いと思います。

①職員集団・組織として留意したいこと

②ファシリテーションとは?~会議の進め方

③ツールを使った検討会議の例~見える会議を!

④マネジメントに有効なツール

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①職員集団・組織として留意したいこと

▼様々な考えや意見、価値観を上手にくみ取っていくにはどうしたらいいかを考えていく前に、どんなに小規模な事業所であったとしても、一つの組織であり、職員集団であることを改めて意識していただき、集団としての怖さについて、「集団思考」といったテーマでまとめた資料を掲載します。

▼わかりにくいところもあろうかと思いますが、我が身とわが職場を振り返るためのキィーワードがたくさんあるはずです。

▼集団としてまとまりがあることを目指していくと言えば、それはそれでよいことのように思えてしまうのですが、まとまりがあるという根拠が、皆が同じ方向を向かされているためだとしたら、健全な職場だとは言えません。少なくとも、児童期の支援において、様々な価値観のもとで、時には埋もれそうになっている保護者の頭の中を整理整頓し、前を向いて一歩踏み出していくための支援が重要です。様々な療育的な支援とその考え方、支援手法を受け止め、家族はどうしたいのか、子ども本人にとってはどうなのかを、児童発達管理責任者が判断するのではなく、家族が納得して選択していくための過程に寄り添いたいものです。そのためには、様々な考えの職員集団であった方が健全ですし、様々な支援手法に目を向けていける職員集団であった方が、家族への応援はしやすいでしょう。

▼いろんな問題提起が含まれる資料ですので、繰り返し目を通してみてください。

groupthink
集団思考groupthink[(参考・引用)有斐閣 心理学辞典]集団思考groupthink[(参考・引用)有斐閣 心理学辞典]
  •  ジャニスがその著書(Janis, I. L.1972,82)のなかで,ジョージ・オーウェルの著名な小説『1984年』に出てきた二重思考(doublethink)の語をもじって名づけた概念。
  • その定義は、「人々が凝集性の高い内集団に深く関与し、その集団の全員一致傾向が、現実的な代替案の評価に対する動機よりも優先してしまう場合に陥りやすい思考様式(Janis, I. L.1982) 」である。
  • 歴史上の重要な政策決定がしばしば重大な失敗に終わるという諸事例の研究のなかから,なぜ集団の決定の質がしばしば個人の決定の質に勝らないのかを検討することを通じて概念化された。
  • それは,凝集性の高い集団のなかで,そのメンバーが集団の決定にとって重要な情報を適切に処理し損なうことから生じる思考の形態であるとされる。それは集団のなかでの意見の一致追求傾向を中心として,メンバーが個人的な疑問を抑圧し,他メンバーに対してその批判的思考をさえぎり,集団全体として過度の楽観主義,外集団の蔑視や軽視,スローガン的単純思考(ステレオタイプ的思考)などの傾向に陥ることをさし,これらが集団の討議の質を低下させるのである。
  • ジャニスはこの現象を促進する変数として外部のストレスやリーダーシップの問題等をあげている。
  • 歴史的な例としては,アメリカ大統領ケネディの1962年のキューバ・ピッグズ湾侵攻の失敗や,ジョンソン大統領のヴェトナム戦争に対する泥沼的介入拡大がある。またジャニス以外が指摘している事例研究ではスペースシャトルの爆発事故直前の打ち上げの決定過程(1986)の研究などがある。
  • 集団思考概念は広範な議論を引き起こし,また実験的な検討の対象となった。そのなかで,凝集性を集団の課題へのコミットメントや集団のプライドで指標化せずに集団のなかでの対人魅力で指標化した時にのみその効果がみられるという指摘や,凝集性よりは決定ルールが全員一致を要求するとき,また決定に及ぶまでのコストが高い時に誤った選択肢への固執が生じ,それが集団思考を生み出す,といった指摘もみられる。

2007 広島県サービス管理責任者研修テキスト 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」等の 寿波苑 鐙本智昭氏講義資料より抜粋

slide89

先行する条件

C.集団思考の徴候

タイプⅠ 集団への過剰評価や幻想

1.その集団の完全性への幻想、根拠のない過度の楽観

  主義(完全性への幻想)

2.その集団固有の倫理観を無批判的に受け入れ、疑問を

  持たない傾向(倫理性への幻想)

タイプⅡ 閉鎖性

3.不都合な情報や警告を割り引いて解釈して、合理化す

る集合的努力(自己正当化)

4.相手方のリーダーを強くないとか賢くないなどとステレオ

  タイプ(判で押したように同じ考えや態度や見方が、多くの人に共

  有されている状態)化する(共有されたステレオタイプ)

タイプⅢ 意思の斉一化へのプレッシャー

5.集団から逸脱しないように発言の「自己検閲」が起こる

6.満場一致の幻想

7.異議を唱えるものに対して圧力がかかる(同調圧力)

8.不都合な情報から集団を守る「自発的監視人」の出現

観察できる結果

意見の一致を求める傾向(集団思考の傾向)

A.凝集性の高い集団である

B-1 構造的欠陥

 1.集団の孤立化(外部から隔離)

 2.公平無私なリーダーシップ

様式の欠如

 3.メンバーの思想や社会的

   立場・背景の同質性

B-2 誘因となる状況的文脈

 1.外部の脅威・ストレスが強く、

   リーダーの解決策より良い

   案が出そうにない

 2.下記の原因により一時的に

   「自尊感情」が低下する

a. メンバーとしての不適任さを目立た

     せる最近の失敗

b. 意思決定作業の困難さにより、メン

バーが自分の能力を低く感じる

c. 倫理基準を外れた代替案 しかない

ように思われるモラルジレンマの出

D.欠陥意思決定の徴候

1.選択可能な選択肢を不完全にしか検索・検討しない

2.目標を不完全にしか検討・考慮しない

3.乏しい情報

4.手持ちの情報の分析に選択的なバイアスがかかる

5.前に退けた代替案を再考しようとしない

6.選んだ選択肢の持つリスクやコストを検討しない

7.状況に即応した選択肢の実行プランが欠如している

(参考)集団思考の発生条件とその帰結(I.L.Janis,1982)

成功率の低い行動を選択

2007 広島県サービス管理責任者研修テキスト 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」等の 寿波苑 鐙本智昭氏講義資料より抜粋

wikipedia
同調現象 参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  • 同調現象とは、社会心理学の用語で、人々の意見がある方向のみに傾斜する事を指す。
  • 同調現象が起きたら、異論は歓迎されない。ただ、「みんな」の意見を補強する意見のみが歓迎される。そうして、異論に対しては、沈黙を強制される(同調圧力)。
  • 周囲を見回し、自分に異論があっても、他に異論がないようならば、異論の表明を控える(自己検閲)。
  • そうして、「満場一致の幻想」が現れる。同調現象の結果の採決は、「みんな」が賛成あるいは反対していると信じられる。
  • さらに、「自発的監視人」が現れる。異論が現れないように、外部から情報を遮断あるいは異論を述べそうな人物の影響力を削ぐ。
  • 自分が同調を受け入れたら、今度は自分が他者に対する同調源となる(循環ダイナミクス)。
  • 同調現象で、集団の結束を維持しようとするのである。

2007 広島県サービス管理責任者研修テキスト 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」等の 寿波苑 鐙本智昭氏講義資料より抜粋

janis 1982
集団思考の病状を防ぐためのリーダーの心得(Janis,1982)集団思考の病状を防ぐためのリーダーの心得(Janis,1982)
  • 集団思考とは何か、また、その原因と結果についてメンバーに

理解させる。

2  どのような意見に対しても擁護者とならない。

3  批判者をもつ。反論や疑義が出やすい雰囲気をつくる。

4  ひとり以上のメンバーに反対意見の擁護者の役割をさせる。

5  ときどき集団を分割し、別々に会議をさせた後で、全体会議をする機会をもつ。

6  相手集団にかかわる事柄は、十分時間をかけて警戒情報を検討し、相手がこれからなにをしようとしているかをつきとめる。

7  ひとまずある決定までたどり着いたら、第2案を決定する会議を招集する。

8  外部の専門家を会議に出席させて、自分たちの見方を批判させてみる。

9  メンバーに集団の熟考を信頼できる関係者に伝えさせ、どんな反応だったか報告させる。

10 もうひとつの独立した集団をつくって、同じテーマについて平行して検討させる。

2007 広島県サービス管理責任者研修テキスト 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」地域生活(知的・精神)寿波苑 生活支援員 鐙本智昭氏資料より抜粋

slide92
組織風土のチェック(2001岡本浩一)
  • 「鶴の一声」で物事が決まり、ひっくり返る?
  • 組織や集団への忠誠心を重く見る?
  • オーバーワークを期待し、評価する?
  • 些細なことも細かな報告を求めすぎる?
  • 犯人捜しをする傾向が強い?
  • トップが下位者の人間関係を気にしすぎる?
  • 上下関係において公私のけじめが甘い?
  • 「偉業」が強調される?

2007 広島県サービス管理責任者研修テキスト 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」地域生活(知的・精神)寿波苑 生活支援員 鐙本智昭氏資料より抜粋

2005 5 30 1955
【組織不祥事招く 企業風土】 讀賣新聞 2005年5月30日(月) 岡本浩一 東洋英和女学院大教授・リスク社会心理学 1955年大阪生まれ。 著書に「権威主義の正体」「無責任の構造」、共編著に「リスク・マネジメントの心理学」など。
  • 組織風土の「属人思考」を定義し、それが組織的不祥事の原因であると提唱し、実証してきている。
  • 属人思考とは、判断や意志決定過程で「ことがら」よりも「人」の要素を重く扱う思考(対極は「属事思考」)
  • 複雑な事案において、「あいつが提案者なら大丈夫だろう」などと「人」によって自分の意見を決める思考がその典型である。 発言者への好き嫌いによって発言内容への賛否を決めるのも同じだ。
  • 属人思考の強い職場では、対人関係が不適切に濃密、権威主義的、懲罰的になり、セクショナリズムが強くなる。

2007 広島県サービス管理責任者研修テキスト 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」地域生活(知的・精神)寿波苑 生活支援員 鐙本智昭氏資料より抜粋

slide94

②ファシリテーションとは?~会議の進め方

◇ファシリテーションとは・・・。

会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・行為の総称

コミュニケーションスキル以外にも、グランドルールが必要な場合の内容設定や補助、プロセスデザイン、ミーティング自体の進め方や、さらに会議の場所や参加者の選択、日程のデザインなど、オーガナイザー(まとめ役)やリーダーの役割を含む場合もある

会議の場に限定せずとも、日常での組織コミュニケーション全般において、ファシリテーション技術は活用することができる。また、会議の場などでコンテンツ(議論の内容)に対して公平な立場にたち、話し合いのプロセス(流れ)に介入してファシリテーションを行う者のことをファシリテーター(Facilitator)という。

ファシリテーターにはファシリテーション技術もさることながら、参加者または組織に対して良心に基づいた、達成イメージへの情熱と信念も合わせて必要とされる。

★児童分野は、他の障害分野と比べても、ファシリテーションの考えや手法を、職場の中に取り入れきれていない分野だと考えられます。「専門性」といったものが先行しているからでもあります。より専門的な知識を持った人が、管理責任の立場に立ち易い分野でもあるからでしょう。しかしながら、ファシリテートの手法は、ケース検討会にもとても有用です。職員それぞれの力量に合わせた研修の設定が可能なのです。

slide95

効果的な討議の例

できるだけ多くの意見を出し合っていく。職員集団の今の力量に沿ったものから、夢物語だよ!と言われそうなものまで、とにかくたくさん数が出てくることを目指していく。

手順 1 「目的」を明確にする

手順 2 「役割」を決める(全員参加)

手順 3 「テーマ」を設定する

手順 4 「アイデア」を出す

◎(リーダーの役割)→ 気軽で、楽しい、自由な雰囲気作り

       「発言カード」を使う → 「Post-it」カ-ド

手順 5 アイデア(=思いつき)を記録(書記の役割)

      アイデアに「とおし番号」をつける

出されたアイデアを振り返り、「変形」・

      「組み合わせ」

手順 6 時間を決めて、時間内に終わる

(タイムキーパーの役割)

手順 7 アイデアを分類、整理

「親和図法」で「似通ったアイデア(イメージ)」を幾つかに整理

 手順 8 組み合わせ・評価

手順 9 考察する → 目標達成可能な具体案かを検討

⇒「拡散思考」

ばらばらに出た意見をまとめていく作業。自分の意見が入っているので、集中力は途切れにくい!

「拡散思考」から「収束思考」へ

slide96
ケース会議の促進と参加

 司会の機能

会議の促進役

参加メンバーの参画態度

会議の主人公

異職種交流

1、人の話を聴く

全員の話しに注目、相づち、メモ

  目標との関連付け、組み合わせ

*場の雰囲気作り

*参加者への気配り

*全員参加の機会

2、分かりやすく話す

大きめの声、明瞭な言葉使い

  対象の明確化、表情、視覚的道具

*発言内容の確認

*発言の交通整理

*議論の方向性修正

3、積極的に参加する

情報の積極的な提供、理由と根拠

  相手の感情や知識を読む

*目標の計画化

*まとめ

4、目標達成に努力する

進行の流れを読む、進行を助ける

  無駄な論争を避ける、解決策を支持

*時間管理

チームワーク

*参考 千名貴志、高橋誠、野中猛

slide97
ファシリテーターとして求められていること

その人の力、グループの力を引き出すために、ファシリテーターとしては、以下の視点を持つことが望まれます。

  • 参加者の主体性を引き出すこと

例:意見を出すための雰囲気づくり、意見が出た時の「いいね!」などの同調と共感、思い付きの意見を評価し認めていくことなど・・・、

  • 知識と体験を統合できるような素材の提供をすること(会議の目的とメンバー構成に沿って、どのツールを使っていけばいいかを考えていく)   
  • 体験をより大きな気づきへと導くこと(使用していくツールが適切であれば、多くの会議参加者は、自分と違う発想や考えに出会っていくことになる。)
  • 参加者自らが主体的に考えられるような援助をすること(視覚的に整理された意見や情報を眺めながら、テーマに沿った自分なりの考えを持つようになってくる。)
  • 状況を見ながら適切な介入をすること

①会議を進めるためのルールが守られていない時、②意見が滞ってしまった時、  ③設定された会議の時間内に進行しそうにない時、④話し合ったことの振り返りや確認した方が良い時、⑤テーマの確認をした方が良い時、⑥質問が出た際に答えた方が良いと判断した時 などがあげられます。進行は自然であれば、最後まで介入しないということもあります。

slide98

③ツールを使った検討会議の例~見える会議を!③ツールを使った検討会議の例~見える会議を!

子どものケース会議で使用するツール例:子どもの背景・イメージを常に共有しながら検討できる。

誰が何について困っている?訴えの内容は?

ジジババです。

     に在住です。

子育ての応援でできることは、

父です。

休みの日は、

僕の希望は、

困っていることは、

ママです。趣味は、

私の希望は、

困っていることは、

平日の活動の場        休日は、

担任です。

私と  さんは、

私と  さんのママは、

同じクラスの        

           です。

私は  さんのこと、

       と思います。

さんは私のことを

       と思います。

私の名は、      。

  才の女の子。

好きな人は、

好きなことは、 

嫌いなことは、

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子どものケース会議で使用するツール例その2子どものケース会議で使用するツール例その2

子どもの名前

父です

ママよ!

子どもの状態について気になること

心配なこと・困っていること

学校の担任

どんな子どもに育ってほしい?

ぼくってね・・・(興味・関心、できること、

          困っていることなど)

事業所ができること・役割

slide100

子どもの強み

家族の願い・目標

そのために・・・

(子どもにとって価値のある

現実的に実施可能な小さな目標を作る)

現在やっていること、使っているサービスなどを記入

子どもの状態

ストレングスモデル版のツール例

slide101

保護者の気持ちとズレはあるか

発達段階を中心とした評価を考えていく幼児期のケースのツール例

子どもの興味を活かした目標:

つまずきの中心となると考えられることに関する課題:

支援目標

支援者が気になっていること

保護者が気になっていること

好んでいる遊び、普段の姿、表現活動(関心のある造形・音楽あそび)

聴知覚・聴き取る力

人への興味の様子

視知覚について・見分ける力

手の操作

感覚系について:過敏なところ、鈍感なところ、前庭系、ボディーイメージ等々

運動機能

slide102

子どもの支援目標や課題が多く出てきたときに整理していくツール例子どもの支援目標や課題が多く出てきたときに整理していくツール例

取り組みやすい

取組み易さ

急がない

急 ぐ

時      間

難しい

slide103

④マネジメントに有効なツール

★会議や研修は、お互いが切磋琢磨し、「相乗効果」を生み出す「場」です。事業所のスタッフのスキルを上げていくには、座学を繰り返しても、スタッフ全体の向上に結びつかないことも多いものです。話し合いを重ねていくことが何よりも、スタッフ全体のスキルアップにつながっていくことでしょう。

★そのためには、スタッフ皆の意見や考えを引き出していくことが必要です。語り明かすまではいかないにしても、互いを知り、互いを認め合う作業を少しずつでも実施していきたいものです。話し合いを重ねることで、新たな発想、支援方法の糸口が見つかっていくかもしれません。そもそも、一人の子どもを支援していくのに、どんなに優秀な人が接したところで限界は出てきますし、チームで対応していくことでしか、有効な支援は継続できないものです。意見を出し合っては一度は収束させて、実践に移していけるようにしたいものです。

★しかしながら、意見をぶつけ合う文化があまりない風土の中、意識的に反対意見が言いやすい雰囲気づくりや、異なった見解を提示することが大切だと意識する集団づくりのために、仕掛けが必要です。

★誰のための、何のための事業所なのか、誰に向かって支援をしているのかを、頻繁に、しかも真摯に確認していける事業の展開を行っていきましょう。

*以上のような観点から、マネジメントに有効なツールについて、以下の資料を参考にしてください。

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サービスの「改善」・「改良」・「開発」   アイデアが生まれ、具現化するまでのプロセスサービスの「改善」・「改良」・「開発」   アイデアが生まれ、具現化するまでのプロセス

具 体 案 に す る

アイデアを出す視点を得る

育 て る

発 想 のアイデアを出 す

着想のアイデアを出す

・具体案

・実行案

・理論の企画

・実際の物品

・先行した事例

・ヒラメキ

・思いつき

・ヒント

・経験

・組合せ

・拡大・縮小

・修正

・追加発想

・原理

・原則

・現実

アイデアを練りあげる

アイデアの出発点

アイデアの具現化

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ブレーン・ストーミング

1939年にアメリカの広告代理店BBDO社の副社長であったアレックスF.オズボーンが考え出したもの

「まったく制約のないリラックスした状態の中で、自由な反応の中から、自由に空想し、たくさんの奔放なアイデア、代替案を生み出す」こと

「ブレーン(頭脳)で問題にストーム(突撃)する」

「頭の中に嵐を起こす」

(1)人間は個人でアイデアを考えるより、集団で考えた方がお互いを刺激し合うために、よいアイデアが出る

(2)批判のない自由な環境であれば、着想の力は最高度に発揮される

slide106

ブレスト4原則

1.批判厳禁☆良い悪いの評価はしない ☆ けちを付けない

☆評価は次のステップで ☆ ヒントは飛躍しているほどよい

☆ 批判されると言えなくなる

2.自由奔放

☆目的からのはずれ具合が人の頭脳を刺激

☆ アイデアは自由な発想・奇抜な考えから

☆ おもしろいもの、滑稽なもの、奇想天外なもの、とんでもないものこそ大歓迎

☆ 常識を捨てる(既成の概念・固定観念にとらわれない)

① 似た働きをするものがないか           ② 代用品はないか、借りられないか

③ 替えてみたら(発想・着眼点・物品・方法etc) ④ おとぎ話や子供、友人の経験をヒントに

⑤ からだを動かし没入する             ⑥ 現場・現物・現状をよく見る

⑦ 従来のものを組み合わせる           ⑧ まったく新しい発想でアプローチ

3.質より量

☆量は質を生む          ☆ 量を求めると批判のひまがない

☆ 量を求める → 思考が止まらない 目標は100個!

4.アイデア便乗

☆一つの思いつき → 別のアイデアを誘発

☆ メンバーの相乗効果に期待

☆ メンバーのアイデアには「なるほど!」「おもしろい!!」を連発しよう

☆ 遠慮しないで、他人のアイデアに便乗しよう

slide107
K J 法 
  • KJ法は、ブレーンストーミングなどによって得られた発想を整序し、問題解決に結びつけていくための方法です。KJ法という呼び名は、これを考案した文化人類学者、川喜田二郎氏のアルファベット頭文字からとられています。
  • 用意するもの:大きな紙とカード(通常、付箋を使います。)、ペン
  • 手順

  ①意見・アイディアをカードに記入

  ②カードを小グループに分ける

  ③小グループの表題を作る

  ④小グループを大グループ化する

  ⑤大グループの表題をつける

  ⑥大グループ間の関係を線等で結ぶ

http://www2.dwc.doshisha.ac.jp/akatoh/shajoh/shakai04.files/frame.htm#slide0028.htm より

slide108

親和図法

「KJ法」(考案者 川喜多二郎氏)に由来。

将来予測される問題、未経験の問題、これまで解明できなかった課題など、モヤモヤしていてはっきりしない問題や課題に取組むとき、現状レベルや要望レベルがつかみにくい場合に有効な手法。

手順 1 目的を明確にする  何をテーマに、なんのための親和図か

 手順 2 言語データを集め、データカードに記入(たくさん出す)

短い文で簡潔に   2つ以上のことを書かない   泥臭く、本音を大切に

 手順 3 カードを「親和性」で集める

       親和性→親近感のある、同じような、似ているetc

 手順 4 親和カードを作る

  → 寄せたカードをひとくくりするキーワードを作る

 手順 5 親和図を作成

→ グループをまとめる親和カードを作り、枠線で囲む

 手順 6 必要事項を記入

 手順 7 考察する

極めて簡単な解説

通常演習等では、ブレインストーミング+KJ法をよく取り入れて行います。ブレインストーミングによって広げていった発想を、KJ法で収束させていくといったイメージでとらえても良いと思います。また、作業の進め方としては、KJ法と親和図法は同じようなところが多くあります。

slide109
品質管理

品質管理の進め方は、一般に, Plan - Do - Check - Action (PDCA) のサイクルを廻すこと

初歩的な品質管理の手法として良く使われる

QCの7つ道具

新QC7つ道具

パレード図

特性要因図

ヒストグラム

グラフ/管理図

チェックシート

散布図

層別

親和図法

連関図法

系統図法

マトリックス図法

マトリックス・データ解析法

アロー・ダイヤグラム法

PDPC法

http://www.shiojiri.ne.jp/~hnaka/hidehiko/qc-tech/qc.htm より

slide110

問題解決型ストーリー

課題達成型ストーリー

テーマの選定

~できない

~したい

活動計画の作成

悪さ加減

可能性・希望

シンプルに要約

課題の明確化

現状の把握

魔法の言葉

核心を突いたゴール

目標の設定

魔法の言葉

目標の設定

~するため 

   には?

~するため

   には?

~するため

   には?

なぜ?

なぜ?

なぜ?

「ツール」が

異なる

方策の立案

要因の解析

対策の立案

最適策の追求

対策の実施

最適策の実施

効果の確認

歯 止 め

起こる(発生型)問題

創る(形成型)課題

処置する問題(定型業務)

反省と今後の計画

さがす(潜在型)課題

slide111

課題達成型ストーリー

ブレーク・ダウン(課題の掘り下げ)

系統図

目的:ねらいを達成する具体的な手段や方策を

   もれなく求める手法

~するため 

   には?

 ~するため

    には?

  ~するため

    には?

(基本目的)   (1次手段) (2次手段) (3次手段)

基本目的

手 段

~したい

目的

手 段

魔法の言葉

可能性・希望

目的

手 段

手順1   基本目的を明確にする(例:一人でご飯を食べるようになる!)

手順2 1次手段を追求する(そのために、スプーンの使い方が上手になる。)

手順3 2次手段、3次手段を追求する(そのために、手首の廻旋がスムースになっていく。そのために、大きめのねじのついた玩具等、「ひねる」遊びを楽しむ。)

手順4 目的と手段の関係を確認する

手順5 必要事項を記入する

手順6 考察する

slide112

問題解決型ストーリー

特性要因図の作成

Cause-and-Effect Diagram

(作成手順)

  • 特性の決定
    • 問題とする特性を決め、その特性と背骨を書く。
  • 主たる要因を挙げ、大骨を入れる。
    • 要因の原因を挙げ、中骨を入れる。具体的なデータが取れるようになるまで原因を掘り下げ、逐次小骨、孫骨を入れる。  なぜ○○なのか?××だから、を繰り返す。
  • 原因の重み付け
    • 重要な原因を枠で囲む。
  • 原因の確認
    • データが取れる原因まで掘り下げたか。
    • 目的に合った表現か。
    • 特性に関係のない原因が入っていないか。

魔法の言葉

なぜ?

なぜ?

なぜ?

http://leo.aichi-u.ac.jp/~tsaito/N72.html 宮川宏之「どこでどう使うQC手法」ブレーンダイナミックスより

slide113

問題解決型ストーリー

特性要因図例

http://leo.aichi-u.ac.jp/~tsaito/N72.html  宮川宏之「どこでどう使うQC手法」ブレーンダイナミックスより

slide114

課題達成型ストーリー

系統図例

http://leo.aichi-u.ac.jp/~tsaito/N72.html 宮川宏之「どこでどう使うQC手法」ブレーンダイナミックスより

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