1 / 39

7,8,9 情報の量と質と価値

7,8,9 情報の量と質と価値. 量 受け取ることができる情報が意味する内容の総計 質 情報の受発信、情報の判断を容易にするもの 情報の価値を高めるために貢献するもの 価値 受信者の価値基準で決まる 受信者がその時の特定の目的に必要な情報にのみに価値がある   . 例;交通標識. 情報量 テキストの意味する内容の全て 記号、イメージ、イラスト、標識 質 読みやすさ、わかりやすさ 表示の色(背景青、文字白) 字の大きさ 3m×2m /材質アルミ 価値 受信者が必要な情報 高速道路の入り口で東京方面へ行きたい場合は、→東京. 情報の量と質と価値.

Download Presentation

7,8,9 情報の量と質と価値

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 7,8,9 情報の量と質と価値 • 量 • 受け取ることができる情報が意味する内容の総計 • 質 • 情報の受発信、情報の判断を容易にするもの • 情報の価値を高めるために貢献するもの • 価値 • 受信者の価値基準で決まる • 受信者がその時の特定の目的に必要な情報にのみに価値がある   

  2. 例;交通標識 • 情報量 • テキストの意味する内容の全て • 記号、イメージ、イラスト、標識 • 質 • 読みやすさ、わかりやすさ • 表示の色(背景青、文字白) • 字の大きさ3m×2m/材質アルミ • 価値 • 受信者が必要な情報 • 高速道路の入り口で東京方面へ行きたい場合は、→東京

  3. 情報の量と質と価値 • 量 • 多様性 • 詳細さ • 物理的な量の多さ • 質 • 正確さ、早さ、 • 解りやすさ、表示の大きさや色、 • 普遍性(客観性、体系度) • 信頼性 • 価値 • 受信者がその時の特定の目的に必要な情報

  4. 7情報の量 • 情報の量の多い少ないは相対的なものであって、絶対的なものでないと言われる • 一般に情報処理が困難な量になると情報が多いと言われる • 情報量の増大を、情報の洪水、情報の爆発と表現される

  5. 7-1科学技術情報の増加 • 1950年代の米ソ宇宙開発戦争を契機として、各国とも科学技術関係の研究開発が盛んに行われるようになった • その結果、大量の研究成果が記録・発表されるようになり、特に研究者や技術者が情報を求める場合、すぐに入手できない状況をつくりだした • そのために、これらの情報の中から必要とする情報を容易にしかも迅速に入手することの重要性が増してきた

  6. 7-2オンライン情報検索の発展 • JICST(日本語) 1998/1 96/1 • JOIS 1169万件 1020 70万件/年 • +14% • JMEDICIN 348万件 266 • +30.8% 特に医学分野の伸びが大

  7. 7-3科学技術情報の増加 • (1)技術開発競争 • 技術がビジネスと結び付く • 技術情報の増大 • 問題解決型、回答は複数 • (2)専門分野の細分化 • 日本医学会----癌学会------肺癌学会 • (3)複合分野(学際的分野)の出現 • (4)情報発信メディアの多様化 • 本、雑誌、図書 → CD-ROM, WWW

  8. 7-4ビジネス情報の増加 • 経済的価値の生産に貢献する情報 • 会社情報 • 会社概要(財務情報) • 信用調査 • 取り引き先、調達先情報 • 株式情報 • 市場情報 • 商品の販売情報 • 貿易情報      • 人物情報 • 提携、M&A情報 (会社買収&合併) • 新聞情報

  9. 7-5製造物責任に関する情報 • 電気製品 • 取り扱い説明書 • 食品 • 添加物表示 • 医薬品  • 有効成分・分量、効能・効果、用法・用量、副作用情報

  10. 例;製品の取り扱い説明書 • 携帯電話〔危険〕 • 電池パックを分解しないこと • 電話機、電池パック、ACアダプター、充電器を改造しないこと • 電池パックを火の中に入れないこと • 電話機、電池パックを火のそばストーブのそばなど高温の場所で使用放置しないこと。 • 電話機、電池パックを水中や、海水のかかる場所で使用放置しないこと。 • 電話機、電池パックの近くにコップなど液体の入った容器を置かないこと • 電話機、電池パックに強い衝撃を与えないこと • 電池パックのコネクターコードを引っ張ったり、傷つけたりしなこと

  11. 電話機の電池は付属品または指定の電池パックを使用すること電話機の電池は付属品または指定の電池パックを使用すること • 電池パックはこの電話機だけに使用すること電話機を充電するときは付属のACアダプターと充電器を使用すること • ACアダプターと充電器はこの電話機の充電だけに使用すること • 〔警告〕8項目 • 〔注意〕6項目

  12. 7-6情報の保存量 • DIALOG • テキスト量 330,000,000件(95年) • 7tera bit • deca hecto kilomega giga, tera, peta, exa, zetta, yotta • 10 100  **3  **6 **9 **12 **15 **18 **21 **24 • 7×10**(12ー3)=7,000,000,000(70億文字) • Bit1/0 • Byte8Bit(英語は**-3文字、日本語は-4)

  13. インターネット www • 155072709頁(Alta Vist、98/11/13)5X10**8**100=4X10**10文字=4X10**13=40tera • 20億ページ • 朝日新聞 180万件(1996/12) • 600MX15year=9giga

  14. 7-7情報量の増大 • 情報の洪水 • 科学技術情報> • 経営情報、ビジネス情報 • 情報量が多くない • 一般(百科辞典, 書誌情報, 書籍案内) • 人文科学・社会科学

  15. 8.情報の質 • 1定量情報 quantitative information)   • 2定性情報 qualitative information • 3定性情報の特徴 • 4質の高い情報、問題がある情報

  16. 定性情報と定量情報 • 定性情報 • 新潟←(左) (右)→東京 • 冬期通行止め • 定量情報 • 東京300Km • 新潟50Km • 最高速度80Km

  17. 8-1定量情報 quantitative information • 1)計量的情報(analogue information) • 2)計数的情報(digital information)

  18. 8-1定量情報8-1-1計量的情報 analogue information • 定量情報 • 数字の頭位から1~2桁の有効精度で評価できる情報 • 10桁でも示すことができるが頭から1~2桁に意味がある • 計量的情報で判定する事が多い

  19. 8-1定量情報8-1-2 計数的情報 digital information • 定量情報 • 必要な場合には10桁以上の精度でも提供しうる数字で表わされた情報 • 経理や財務部問で取り扱う企業会計 • 生産・販売部門の業務上 • 官公庁・金融機関などの各種統計資料 • 利用する側でも10桁以上の有効桁数を使用 • 桁数の多さが信頼性につながるという保証はない • 有効数字の扱い

  20. 8-2 定性情報 qualitative information • 定量化できない、定量化する必要のない情報 • まだ計量化されるにいたらない情報。 • 人文社会科学分野 • 定性情報を主として論理的体系化が進み学問が進歩する • 社会科学分野 • 統計、社会調査などの定量情報の重要性が高い • 定量情報は参考情報であり自然科学分野に比べると重要度は低い • 自然科学/応用科学分野 • 学問の進歩 • 定性的情報→定量的情報と体系化が進む

  21. 8-3 定性情報の特徴 • 定性情報は主観的で、定量情報は客観的 • 数は多いが、次元の低い情報も多い • 客観的に計量化するよりそのまま使用した方が役立つ重要な情報も多い • 政治・外交・軍事・経済などに関連した情報はほとんどが定性情報 • 企業の経営は、不完全情報下のゲーム • 主観的情報で、重要な判断 • 定量情報のほうが価値があるとは限らない • だれもが知っている定量情報より、みんなが知らない定性情報のほうが重要な場合も多い

  22. 8-3客観的な定性情報1 • 定量情報 新しくできた食堂のまえに11月9~13日の正午に車が3台以上止まっていた • 客観的定性情報 新しくできた食堂のまえに昼はいつも車が止まっている • 主観的定性情報 新しくできた食堂のまえに昼はいつも車が止まっているので経営は順調のようだ。

  23. 客観的な定性情報2 • 定量情報 • 今年の成長率(GNPの伸び)はー2%である • 客観的定性情報 • 今年の経済成長はマイナスである。 • 主観的定性情報 • 政府の景気対策も来年まで効果は期待できない。

  24. 客観的な定性情報3 • 定量情報 • 融資条件を緩和したら申し込みが618件になった • 客観的定性情報 • 融資条件を緩和したら申し込みが倍近くになった • 主観的定性情報 • 資金繰に苦しんでいる企業が多い。

  25. 客観的な定性情報4 • 中国の経済自由化問題(日本経済新聞1996/10/26) • 客観的定性情報 • 9月半ば、中国の国会にあたる全人大(全国人民代表会議)の一部代表が対日抗議声明の発表を計画。9月18日前後の抗議声明に、共産党の首脳部から待ったがかかる。中国政府は抗議運動に理解を示すが、過激な行動には賛成しないとの内部方針を固めた。 • 主観的定性情報 • 全人大と政協の反発を覚悟で声明を抑えたのは大陸で一気に抗議デモが広がると判断したため。日本からの投資や円借款は中国の経済に欠かせないため、尖閣問題を先鋭化させたくないため。中国の抑制した対応は、日本への寛容さを示すものではなく、中国内部の政治情勢と、日中の相互依存の深まりを反映している。 • 新聞なので、客観的定性情報の形をとっているが主観的定性情報が含まれる。

  26. 8-4 質の高い情報 • 情報の質とは • 情報の信頼    正確さ • 早さ         解りやすさ • 客観性       論理性(体系的) • 目的により求められる質はことなる • 一般社会(ビジネス)で、質の高い情報とは信頼性の高い情報。 • 学問的には、新しい(発見、新しい学説)、体系的な情報である

  27. 情報の質が高いかどうかは、チェック機能が働いているかで判断する。情報の質が高いかどうかは、チェック機能が働いているかで判断する。 • インターネットのWWW情報の大半はチェックが無い • 作成している組織が確かなものを選別する • 情報の手がかりを得るには有効だが判断材料としては不適当 • 独創性を求める場合は個人が作った情報が適当だが判断資料としては不適当

  28. 8-4質の高い情報8-4-1学位論文 • イ.学位論文 • 研究課程における最高の成果物 • 科学技術分野では優れた研究資料として評価 • 一部の国を除いて一般的に流通するに至っていない • 【日本の博士論文】 • 明治20年の学位令公布 • 大正9年,文部省の認可を経て大学が行う • 昭和28年学位令に代わる学位規則の制定「大学が学位授与を行い.その後文部省に報告すること」となる。 • 現在、日本の博士論文の収集、整理、閲覧は国立国会図書館支部上野図書館が行っており、所蔵数は平成3年3月現在25万件を超える。収集率は95%。年間9千冊を受け入れている

  29. 【米国の博士論文】米国の学位には学士(Bache1or),修士(Master),博士(Doctor)がある。【米国の博士論文】米国の学位には学士(Bache1or),修士(Master),博士(Doctor)がある。 • 米国の最初の博士号はl861年エール大学 • (UMI)University Microfilms International 社 • l938年に博士論文のマイクロ化,販売,複写サービスl861年から現在までに提出された米国博士論文はl00万件を超え,毎年4万件が加わっている

  30. 8-4質の高い情報8-4-2学術雑誌記事 • 著名な学術雑誌記事 • 学術雑誌に掲載されるには、まず著者が投稿しようとする学術雑誌の投稿規定に従って原稿を仕上げる • 各学術雑誌の編集目的に合った内容で、新らしい知見が含まれている必要がある • レフエリー • 一線の研究者による審査 • 掲載の可否の判断を委ねられている • 公平を期するため、氏名は原則非公開 • 1つの投稿論文に2-3人が選任

  31. 質の高い学会誌ほど新らしい知見に対する要求度が高い質の高い学会誌ほど新らしい知見に対する要求度が高い • Nature, • Science • JAMA(Journal of American Medical Association) • JACS(Journal of American Chemical Society) • 複数のレフェリー • 雑誌のプレリリースにより学会自体が情報発信 • 新聞の科学記事は殆どが学術雑誌のプレリリース • 発売日の直前に出る

  32. 8-4質の高い情報8-4-3署名記事 • 日本の新聞では記者名の記述がある場合は少ないが、米国の新聞では記事の先頭に記者名が記述される場合が多い • 署名のある記事は新聞社の責任に加え、記者が個人としての責任を負っているため、内容の信頼性も高い • 署名の無い場合は新聞社としての責任となるため責任の所在が不明確 • 新聞としての論調の統一が図れるメリットもある • 反面、主張が少なくなる傾向が見られる。

  33. 8-4質の高い情報8-4-4複数の情報源の結果が一致する情報8-4質の高い情報8-4-4複数の情報源の結果が一致する情報 • 全く独立した情報源の内容が一致する。 • 別の判断結果が一致する。 • ウラをとる

  34. 9. 情報の価値 • 1)情報の期待価値と実現価値 • 2)価値判断、評価(クライテリア)

  35. 9 情報の価値9-1 情報の期待価値と実現価値 • (1)期待価値 • 情報の経済的価値は一般の商品と同様に期待価値によって決定される • 情報に付けられる価値は行動前の期待効用に付けられた価値である • 情報の経済的価値は、ある情報を得ることにより期待される利潤あるいは所得の増加が情報の持つ価値。(畑中) • 情報の価値は情報受信者の行動目的によって価値付けられる • 同じ情報であっても目的により価値が変わる

  36. (2)実現価値 • 情報を利用したことにより増加した価値が情報の実現価値 • 価値の増加(実現価値)>情報のコスト(情報価値)、であれば情報を使用する価値がある • 行動目的が実現されたときに情報の価値が決定する • 情報を使用することによる価値の増加を測定することは困難(コントロール値不明) • 通常は再取得価格と比較する。

  37. 情報の価格 • 価格の決め方は一定していない。 • 売れそうな最も高い価格がつく。 • 経費から決まる価格。 • 日経テレコン 5ID180万円 • 朝日     1ID10万円  • 再取得価格で決まることも多い。 • 物の価値 • 期待価値、実現価値、再取得価値、 • 流通価値(×3)、生産価値(×10)、希少価値

  38. 9 情報の価値9-2価値判断、評価 • 情報の使用目的が同じでも情報受信者の主観的評価により異なる(価値観による) • 情報発信者は価値を決めることができない • 信頼性の高い、正確な情報でも簡単に入手できるような情報は経済的価値が低い • 価値の客観的評価(クライテリア、Criteria) • 価値判断は尺度や基準に基づいて決まる。 • 価値に客観性をもたせ価値を共有する • 正しいか、良いか悪いか、役に立つか

  39. 価値基準、クライテリア

More Related