延命措置と延命治療の定義

1. 延命措置と延命治療の定義 作成：　　　赤尾　好夫

2. 治療の定義 • 病気やけがをなおすこと。また、そのために施す種々のてだて。　　　　　　（広辞苑） • 治療とは、特に患者の病態を改善し、健康にするため施す医療行為である。（Wikipedia）

3. 仮の　治療の定義 • 治療とは、（医療従事者）が（患者）の同意の下、患者の病態を改善し、健康な状態にする目的のために施す種々な方法。 ＊同意は、それを得る方法は強制的でない限り問わない。社会通念上、同意と推定出来れば可とする。

4. 措置の定義 • とりはかって始末をつけること。処置。 • 社会福祉施設などの利用を法律に従って決定すること。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（広辞苑）

5. 仮の　措置の定義 医療に於ける措置 医療従事者が、患者の同意の有無に関わらず 病態の悪化を回避する、或いは現状を維持する 目的のために施す種々の一時的な方法。又は 患者を保護する目的のためになされる行為。

6. 延命治療 延命治療（Life-support treatment）　 疾病の根治ではなく延命を目的とした治療のことである。対症治療の1つ。（Wikipedia） 疑問点 • 治療の定義に患者の病態を改善し、健康にするため施す医療行為という定義と疾病の根治でなくという定義とでは矛盾はないだろうか？

7. 延命措置 明確な定義は無いので定義する必要がある 仮の定義 臨死期において、その時の医療水準からして改善することが期待出来ず、且つ施されている医療行為がなければ、死亡する確率が極めて高いことを認識しつつ単に死亡する時を延ばすことが目的でなされる医療行為。